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c0166264_23144992.jpgドイツで、女性が最も住みやすい町はドレスデンだそうだ。

働く人の半分以上は女性で、女性の賃金は男性の92%。失業者を調べたら女性は45%しかいない。保育所が充実している。強姦など性暴力が少なく、望まない妊娠をした女性のための妊娠中絶もしやすい。女性の本屋や女性向けのヨガやジムなどリクリエーションが整っている。

「すばらしい! 女性にとっていい町は家族にとっていい町。ということは僕たち男性にとってもいい町ですよ」とは、男性の弁。

この女性にフレンドリーな街づくりの背景には、ドイツ基本法に定められた「男性と女性は同じ権利を持っている」に基づいて、ドレスデン男女平等委員(Equality Officer)が、厳しく目を光らせていることも忘れてはならないだろう。

彼女が代表する男女平等権利局のホームページをのぞくと、もりだくさんの事業に驚かされる。上のロゴ「女の子の日」は、女性のキャリアを広げるキャンペーンのひとつ。

女性の権利のために日夜目を光らせる専任の男女平等委員を持つ自治体は、私の知る限り、日本にはない。

FRAUENFREUNDLICHSTE STADT | Dresden liebt seine Frauen!
Dresden Frauen und Maenner
ベルリン「女の街」が元気
いかれた女よ、臆病者よ・・・
ドイツの町のジェンダー規定
緑の党の全政策に女性の視点を
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by bekokuma321 | 2016-05-30 23:22 | ヨーロッパ

ドイツ女性への暴力事件

FEM-NEWSは、新年早々、残念ながら暗い事件から始めなければならない。

報道によると、大晦日から元日の夜、ドイツのケルンにおいて、アラブ人・北アフリカ人と見られる男性たちによるドイツ女性に対する性暴力・強姦・強盗事件が起こった。事件は379件に上り、容疑者の大半は難民申請者と不法移民が占めていたとされている。

現在捜査中らしいが、警察は、事件の40%は性暴力であり、被害者の多数は10代と20代前半のドイツ女性だったという。

2016年1月5日、女性300名が犯行現場そばのケルン大聖堂前で抗議デモをした。ZDF(ドイツ公共放送)が事件を報道したのは非常に遅く、事件後5日経ってからだった。ZDFは大勢の女性が抗議を行っているにも関わらず事件について速やかに報じなかったことを詫びた。

ケルン初の女性市長ヘンリエッテ・レーカーは緊急会見で、暴力事件と難民を結びつける理由はまだないと述べた。彼女自身、10月の市長選直前、ドイツの難民政策に不満を持つ男性に暗殺されかかったが、当選後も難民受け入れに寛容な姿勢を堅持している。とはいえ、女性の行動を縛るような発言をしたことが、ドイツ女性たちの怒りを買った。

欧米の大晦日は、私の知る限り、親しい人や友人たちが集まって、シャンパンをあけて大騒ぎをする。カウントダウンが終わると、「新年おめでとう!」と、だれかれなく抱き合いキスをしあう。きっと、ドイツのケルンでもそうだったのではないか。

そんな楽しい夜に悪夢は起きた。女性への暴力根絶は、世界中が真剣に取りくまなくてはならない大課題だ。難民問題にさわるかもしれないと、軽視されてはたまったものではない。

こうした女性への暴力事件をうけて、ノルウェーにおける女性への暴力を減らすための難民・移民教育が注目されている。

ノルウェーの女性の多くは、自分の好きな格好をして自分の好きな時間に自由に行動する。異性にも同性に対すると同様、女性のほうから話しかけることも多いし、性にまつわる冗談も軽く言い合う。セックスするかしないかなどと関係なく、知り合った男女が同室に宿泊することもある。

そのような女性の多い社会に、ベールをかぶっている女性しか知らない国から若い男性が、放り込まれたらどうなるか。

たとえば、ノルウェーには1987年から、難民移民への受け入れセンターとなっているHeroという会社がある。2010年から、北海油田関連産業で働くために移民男性が多くやってくるスタバンゲルにおいて、研修プログラムが行われている。専門機関と連携をとりながら、ノルウェー文化や法律をテーマにセクシュアリティを強調した対話中心のグループ研修を行って、成果をあげてきたとされている。

これについては、さらに調査して、紹介したい。

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                ▲2015年暮れのローマ(上の事件とは関係ありません)


Cologne New Year violence cases up to 379
Germany after the sex attacks: fences are going up and the mood is ugly
Emma:Denn wir sind kölsche Mädchen...
Classes for minority
Norway Offers Migrants a Lesson in How to Treat Women
ノルウェーの強姦対策
夜を取りもどせ「不安から行動へ」
イスラム教生徒の男女別教育は許されるか否か
ノルウェー選挙:性差も肌の色も越えて
ソマリア女性のソマリア移民社会批判
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by bekokuma321 | 2016-01-11 02:01 | ヨーロッパ

ア―ナとアンジェラ

c0166264_0285172.jpg さきほど届いたドイツからのニュース。

9月16日、アンジェラ・メルケル首相は世界から50人以上の女性をドイツに招待した。女性に焦点をあてて、持続的発展と平和・安全保障を話しあうためだ。さすがG7首脳ただ1人の女性アンジェラ・メルケル。女性としての面目躍如だ。

「G7ダイアローグ・フォーラム」と名づけられた、その会議は女性だけの会議で、ベルリンで行われた。今年、ドイツはG7の議長国であり、G7サミットは6月、ドイツのエルマウであった。9月16日の会議は、そのG7に関連して開かれた。

ホストのドイツ連邦国務大臣マリア・べーマーは、1995年の北京会議に参加したという。北京で採択された 「北京行動綱領」の流れをくんで、2000年、国連は、「女性・平和・安全保障に関する国連安全保障理事会決議1325号」を採択した。ベーマーは国連決議1325号をとりあげ、とりわけ、紛争における女性や子どもへの性暴力の防止の重要性を強調した。

1325号は、史上初めて、紛争における女性への暴力は国際安全保障問題であると明記した画期的国際文書である。紛争防止・解決ならびに平和構築に果たす女性の役割は重要であり、平和と安全の促進に女性が平等かつ完全に参画すること、とうたう。あらゆる政策決定のメンバーの30%以上を女性にせよ、とした。

べーマーは、来る11月に国連で採択される予定の"Agenda 2030 for Sustainable Development"では、さらに一層、国々の発展における女性の参加の重要性が指摘されると語った。

ノルウェーの首相アーナ・ソールバルグも、14日の地方選終了後、ドイツに飛び、この女性の会議に参加した。そしてメルケル首相と個別に対談し、難民・移民対策について話し合ったことが報道されている。

「ア―ナとアンジェラ」ーー新聞の見出しだ。それに2人の首相の写真。首脳会談といっても、女ともだちのおしゃべりのようで、「ねぇ、なに話してるの」と気軽にはいっていけそうな感じだ。

日本からは誰が参加したのだろうか。

Minister of State Böhmer opened the G7 forum for dialogue with women from around the world
c0166264_8353298.jpgErna og Angela: – Grensekontrollen er viktig
Transforming our world: the 2030 Agenda for Sustainable Development
(貧困をなくし持続可能な世界にするためのアジェンダ。目標5「男女平等と女性・少女のエンパワーメント」。すべての国の政府は、男女平等とあらゆる分野における女性と少女のエンパワーメントを促進する効力のある法制度をつくれ、と書かれている)
貧乏は性差別だ♪
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by bekokuma321 | 2015-09-18 00:51 | ヨーロッパ

ドイツは、2年後の2016年から、会社の取締役の30%を女性にしなければならない、と決めた。

昨日のBBC「ドイツ取締役会に女性増を」によると、30%と決めたのは女性クオータ法(Frauenquote law)。

c0166264_10362481.jpg国会で何カ月にもわたって激論が交わされ、その過程でドイツ社会における女性の地位も議論されたという。男女平等を扱う部署である家族省の大臣マヌエラ・シュヴェーズィヒ(社会民主党)はこう語る。

「会社の指導的分野に男女平等がなくて、どうやって会社が男女平等になるでしょう」

「さあ、女性クオータ法はできました。この数週間いや数カ月間にわたって、法について議論してきました。その議論で、いかに法が必要であるかが示されました。そして、いかにすべての文化がまだ男性の手にあるかも示されました」

ドイツの女性クオータ法のモデルになったのはノルウェーだ。

ノルウェーで、会社の取締役に女性40%を義務付けた法律ができたのは、2003年。保守党の産業貿易大臣の発言がきっかけをつくった。「株式上場会社は2008年から、国営会社は2004年から、両方の性の人が少なくとも40%いなければならない」という法律ができた。それ以前は7%だった。

ノルウェーの女性政策を追ってきた私は、産業貿易大臣に何度か直接取材し、記事にしてきた。拙著『ノルウェーを変えた髭のノラ』(明石書店、2010)から要約する。

ノルウェーの保守党はクオータ制に反対だった。その保守党所属の産業貿易大臣が、企業の男女平等にはクオータの法制度しかないと口にした。“クーデター”ともとれる発言はメディアを通じて大々的に広がった。

男女平等をつかさどる子ども・家族大臣(キリスト教民主党)はクオータ制に賛成だった。彼女は、産業貿易大臣のクーデタ―発言に呼応した。彼女は「会社が自主的に取締役の40%を女性にしなければ、クオータ制を導入する」と脅し文句をつけた。結果は明らかだった。自主的に40%は無理だったのだ。

翌年、ノルウェーで取締役クオータ制の法が施行された。世界初のことだった。

当時ノルウェーは、首相こそ男性だったが、内閣の40%、国会議員の約40%は女性だった。すでに政界の女性進出はいい線を行っていた。それに対し、いかにも経済界は見劣りがした。

c0166264_10545883.jpgドイツはどうか。

首相は女性、内閣の40%近くが女性、国会議員の36%が女性だ。政党や女性団体が女性議員増をめざして運動してきた結果だ(写真右)。ノルウェーに比べさほどそん色ない。BBCは、「首相が女性で、内閣の4割が女性であるドイツで、会社の取締役の18.9%しか女性がいないのは驚きである」と書いている。

両国とも、クオータ法の流れは、法律を審議し決定する政界に女性が3割、4割程度進出していて、さあ、次は経済界をどうする、と始まった。

さて、わが日本。衆院に女性は10%もいない。この圧倒的男性偏重を変えずして、女性が輝く社会を唱えてもちゃんちゃらおかしい。

【写真右下:ドイツ社会民主党の女性議員増キャンペーンポスター】

"Viele Frauen werden Tag für Tag unterschätzt"
Germany wants more women in boardroom
アテネ宣言
大臣を訴えて勝った平等コミッショナー
ドイツ新内閣の女性たち
ドイツの町のジェンダー規定
ドイツ誌「シュピーゲル」、ノルウェーのクオータ制を特集
現地ルポ 「ノルウェー民間企業の取締役は4割が女性!!」の背景を見る
ノルウェーで女性重役旋風 私企業にもクオータ制導入の動き
連載「クオータ制」5 クオータ制が生んだ名物教授
連載「クオータ制」4 欧州連合EU議会は35%が女性
連載「クオータ制」3 インドの目標は33%
連載「クオータ制」2 それは政党の候補者リスト作りから始まった
連載「クオータ制」1 あの国でも、この国でもクオータ制  
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by bekokuma321 | 2014-12-23 10:40 | ヨーロッパ

c0166264_10433237.jpg2014年ワールドカップは、ドイツ優勝で終わった。サッカー音痴の私だが、家族につられて見ていた。

ドイツ首相アンゲラ・メルケルは、ブラジルに飛んで熱烈応援をした。

このメルケル首相、だいぶ前のニュースだが、なかなか優勝にたどりつけないドイツ男性チームをこんなふうに励ましたことがあった。

「ドイツの女性サッカーはもう世界一になりました。女にできて男にできないわけなどありません」

さすが女性首相! メルケル首相のこのスピーチは、ドイツ開催が決まっていた2006 年の前年2005年末のことで、ドイツ女性チームが、2003年の女性ワールドカップで優勝したばかりだった。

首相メルケルは、2006年1月、ドイツ紙「Bild am Sonntag」のインタビューで、再びこう語った。

「私たちドイツ女性は、サッカーで世界のトップに立ちました。ヨーロッパ女性ワールドカップの最終戦は、ドイツの2つのチームで闘っています。なのにドイツ男性は、夢を見ているだけです」

しかし、2006年、開催国の首相の熱烈観戦にもかかわらず、ドイツ男性サッカーチームは、第3位に終わった。

というわけで、昨日、メルケルがドイツ初の女性首相に就任以来、ドイツ男性は初めて世界チャンピオンとなった。やっと、首相の期待どおり、ドイツ男性は、ドイツ女性の偉業に追いついたのだ。

さて忘れてならないのは、その強豪ドイツ女性チームを破って世界チャンピオンとなったのは日本の女性サッカーチームなでしこだ。世界が驚嘆し、ほめたたえた。一方、日本男性チームの惨めさは国内外の誰もが知っている。

「日本の女性にできて日本の男性にできないことはない」 とつぶやいてるのは、私だけではないだろう。

Neujahrsansprache: Merkel will Optimismus verbreiten
An interview with Theo Zwanziger: the future of football is female
Football interview with Angela Merkel: "Be fully fit at the right time –and anything is possible"
ワールドカップとジェンダー
なでしこ一般席、男子チームはビジネスクラス
日本サッカ―協会を変えるか、日本女性の世界制覇
日本女子サッカー、強豪ドイツを破る
JOC、女子ボクシング出場機会奪う
女子サッカー選手を「オンナ」と呼ぶ週刊朝日
日本女子サッカ―、世界の頂点に
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by bekokuma321 | 2014-07-14 10:51 | ヨーロッパ

5月8日、ドイツで、度肝を抜かれるような裁判があった。

c0166264_1435414.jpgドイツ連邦行政裁判所第5法廷は、省内の行政トップの任命をする際に、大臣は、前もって平等コミッショナーに相談すべし、という判定を下したのだ。

日本の裁判体系と違い、ドイツでは、地方自治法、選挙法、警察法、公務員法、交通法、教育法、建築法等の公法関係の事件は行政裁判所で扱われるという。ベルリンにある連邦行政裁判所は最終審なので、この事件はこれで終わりだ。

訴えていたのは、クリスティン・ローズ・メーリング(59)という家族省の平等コミッショナー。

誰を訴えたのか? 驚くなかれ、自らの最高任命権者である家族省大臣を訴えたのだ。

訴えの内容は、家族省の3つの重要ポストが男性で占められているが、その任命前に平等コミッショナーに相談しなかったというもの。提訴は2012年。

日本人の私は、つい心配してしまう――大臣を“敵に回して”、自らの首は大丈夫だったのか、省内でいじめはなかったか、左遷覚悟の決死的行動ではなかったか。

でも、そんな心配はまとはずれらしい。彼女は2001年からずっと平等コミッショナーだ。

ドイツ誌によると、彼女のポストは、省内職員による投票制で決まる。投票権は、男性職員にはなく女性職員だけ。彼女は連続3回当選している。国家公務員の人事が投票で決まるなんて、これまた驚きだ。

ちなみにドイツは、首相も女性、家族省大臣も女性だ。家族省は男女平等を扱う部署であり、現大臣はマヌエラ・シュヴェーズィヒ(社会民主党)。メーリングが訴えた当時のクリスティナ・シュレーダー(キリスト教民主同盟)とは異なり、男女平等推進の切り札である「クオータ制」の推奨者でもある。

現在、同省のトップの51.6%が女性で占められている。

しかし、平等コミッショナーのクリスティン・ローズ・メーリングは、「まだ改善の余地がある」と語ったと、報道されている。

日本の行政機構とシステムがずいぶん違う。どのようにしたら、このようなシステムができるのか、興味津津だ。


Equality tsar wins case against own ministry
Frauenbeauftragte verklagt ihr Frauenministerium
Auch eine Gleichstellungsbeauftragte braucht mal Unterstützung
Frauenministerium benachteiligt Frauen
比例代表制は女性や弱者が当選しやすい
読者は二つの怒りを体験する:『バックラッシュの生贄』を読んで
豊中市のいう「市民とのパートナーシップ」の嘘
一気に読んだ、勉強した、考えた:『バックラッシュの生贄』を読んで
行政職員に読んでもらいたい――『バックラッシュの生贄』を読んで
背後の黒い裏側が見えてきた:『バックラッシュの生贄』を読んで
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by bekokuma321 | 2014-05-14 14:47 | ヨーロッパ

c0166264_16531362.jpg

この20余年、世界の行く先ざきで集めたポスターを、女性紙「I 女のしんぶん」に解説をまじえて紹介している。

世界の女性運動ポスター・シリーズ「叫ぶ芸術」だ。

ポスターは、どれも、それぞれの国で、女性解放運動や男女平等推進に使われたもの。ポスターが貼られた当時、女たちが何に怒り、何を求めていたかが伝わってくる。

今日の1枚は、ドイツのベルリンで見つけた。題して「いかれた女よ、臆病者よ、かわいこちゃんよ、おしゃべり女よ、集まれ!」

ドスのきいた女たちがこちらを睨んでいる。その上に赤字で書かれている「いかれた女、臆病者・・・」という言葉と、なんというミスマッチ。いったい何のために? 女性紙「I 女のしんぶん」のホームページをどうぞ。

「叫ぶ芸術:ポスターに見る世界の女たち」
叫ぶ芸術
ドイツの町のジェンダー規定
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by bekokuma321 | 2014-03-14 17:04 | ヨーロッパ

c0166264_19512429.jpgドイツの家族相は、小さな子どもを持つ親の労働時間を週32時間にする、と発表した。

ドイツメディアによると、家族相マヌエラ・シュヴェーズィヒ(社会民主党)は、先週、こう述べたという。

「3歳以下の子どもを持つ男女はすべて、職場での時間を短縮してほしい。ドイツ経済は、家族のために労働時間を減らして、さらによりよいキャリア機会を持てるよう、フレキシブルになる必要がある」

いいねぇ!これなら仕事と家庭両立が無理なくできる。

ドイツの現行法定労働時間は1日8時間、週40時間を超えてはならないとされている。日本の法律も週40時間だ。しかし、残業が並ではない。朝日新聞によると、週50時間を超える人の割合は、日本28.1%。一方、ドイツはわずか5.3%だ。

日本は、労働組合が弱い、労働組合の要求を政策課題に乗せる議員が少ない――など課題は山積みだ。

32-Stunden-Woche für Eltern
Schwesig fordert 32-Stunden-Woche für Eltern
■ドイツ連立政権、クオータ制を決定http://frihet.exblog.jp/20956758/
■ドイツ新内閣の女性たちhttp://frihet.exblog.jp/21161890/
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by bekokuma321 | 2014-01-13 19:54 | ヨーロッパ

ドイツ新内閣の女性たち

15日、メルケル政権の連立を組む、保守系キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU) と、左派系社会民主党(SPD)は次期内閣を発表した。

女性は首相を含め16人中6人を占めた。なかでも、ドイツ初の女性国防相に決まったCDUのウルズラ・フォン・デア・ライエンが国際的注目をあびている。クオータ制の賛成者で、男女平等推進者。子育てと家事を夫が担う自分の家庭をマスコミに露出させ、ドイツ社会に自らの生き方で範を示してきた。

メルケル後の次期首相はウルズラ・フォン・デア・ライエンだと、書く報道もある。

c0166264_14141039.jpg彼女よりも注目したいのは、労働相になったSPD書記長のアンドレア・ナーレスだ(写真)。彼女は、1970年生まれの43歳。高校生の時からSPD内青年部で頭角を現し、20代で青年部代表に選出された後、国会議員に初当選した。大連合政権をつくるにあたって、全国最低賃金制の実施の条件を譲らなかった立役者だと言われている。労働者の権利拡充のため非常勤労働者増に反対をし、最低賃金増を強く主張してきた。SPD内の最左派に属する。

ドイツ政権が働く者たちの権利をどう守るか、彼女の手腕に期待したい。ドイツの労働政策は、日本にも影響が少なくない。労働者の味方を貫け、アンドレア!

ところで、福島の原発事故の後、いち早く原発廃止を決めたドイツだが、その環境政策を担う環境相もSPDの女性だ。経済・エネルギー相は、SPDの党首ガブリエル(男性)だ。

http://www.theguardian.com/world/2013/dec/15/ursula-von-der-leyen-germany-defence-minister
■ドイツ国会、クオータ制を否決
http://frihet.exblog.jp/19880828/
■ドイツ女性国会議員229人、36.3%
http://frihet.exblog.jp/20816895/
■ドイツ国会、クオータ制を否決
http://frihet.exblog.jp/19880828/
■比例代表制は女性や弱者が当選しやすい
http://frihet.exblog.jp/20789791/
■ドイツの町のジェンダー規定
http://frihet.exblog.jp/20001461/
■恒常的業務である館長職は有期にはできない--脇田滋意見書
http://fightback.fem.jp/wakita_ikensyo-1.html
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by bekokuma321 | 2013-12-17 14:16 | ヨーロッパ

c0166264_13171347.jpgメルケル首相のもと連立を組むことになる2大政党の家族政策担当は、会社取締役におけるクオータ制について結論に達したもようだ。

11月17日(日)、次期政権の主要政策となる取締役会の男女平等のため、「2016年から、上場株式会社の取締役の少なくとも30%は女性にしなければならない」と妥結した。

さらに、「上場株式会社は、2015年から役員、トップ管理職などに女性を増やすための強制的な数値目標を決めて、出版しなければならない」とも決めた。

こうした新制度は、雇用における女性差別をなくし、働きやすい労働界をつくることになるとする。もっともだ。

ドイツのシュピーゲル紙、またローカル紙ドイツによる。

それにつけても、日本の政治は! いま、秘密保護法案というとんでもない法律を通そうしている。市民の権利をしばることにやっきで、市民の権利を広げる家族政策など見るも無残だ。婚外子差別を容認している民法は違憲であるとした最高裁決定さえ、無視するありさま。あ~、なんて国だ。

http://www.spiegel.de/politik/deutschland/koalitionsverhandlungen-einigung-auf-frauenquote-in-aufsichtsraeten-a-934099.html
http://www.thelocal.de/20131118/merkel-and-spd-agree-on-womens-quota-in-coalition-talks-germany-boardroom-company
http://www.thelocal.de/20131030/womens-quotas-closer-in-coalition-talks
■ドイツ女性国会議員229人、36.3%
http://frihet.exblog.jp/20816895/
■ドイツ国会、クオータ制を否決
http://frihet.exblog.jp/19880828/
◆比例代表制は女性や弱者が当選しやすい
http://frihet.exblog.jp/20789791/
◆ドイツの町のジェンダー規定
http://frihet.exblog.jp/20001461/
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by bekokuma321 | 2013-11-20 13:17 | ヨーロッパ