c0166264_1510882.jpg「僕は、キィェンジェを見るとオランウータンを思ってしまう」

キィェンジェとは、セシル・キィェンジェ(Cecile Kyenge)。イタリア初の黒人女性大臣だった。その時、彼女をこう侮辱したのは、右翼の政党「北部同盟」のロベルト・カルデロリだ。

つい先日、このことが上院議会にかけられて、「彼の言ったことばは、人種差別ではない」という結論が出た、という。

彼女の所属する民主党でさえも、それに賛成したというから、残念きわまりない。人種差別的だと抗議した政党は「五つ星運動(M5S)」だけだった。残酷な話だ。

セシル・キィェンジェは眼科医。コンゴ生まれで、イタリア留学後、イタリア人と結婚した。アフリカとイタリアの交流と連帯に力をつくしてきた彼女を、エンリコ・レッタ前首相は、インテグレーション大臣に任命した。

大臣に就任してからというもの、彼女は、極右団体や極右政党から頻繁に攻撃にさらされ、「コンゴに帰れ」などという横断幕を掲げられたり、顔をオランウータンの頭にすげ変えられた写真がフェイスブックで流されたりした。現在、彼女はこうした暴力的言動を民事裁判に訴えているらしい。

このたびの上院の結論に対して、セシル・キィェンジェは、「国の機構に選ばれた人間が、どんな人をも侮辱していいとなると、弱い立場の人を誰が守るのでしょう。危険な前例をつくりました」と語った。

なんと毅然としたファイトバック・・・・。

Kyenge: “Calderoli assolto per avermi detto orango, triste il Pd che lo difende”
イタリア黒人大臣、差別にさらされる
猿に変えられた黒人女性大臣の顔――イタリア
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by bekokuma321 | 2015-02-11 21:19 | ヨーロッパ

c0166264_1510882.jpg政治家は人種差別に抗して闘う責務を持つーーーローマに集まった17カ国のEU加盟国代表たちは、こうした内容の「ローマ宣言」を採択した。

イタリア初の黒人の大臣で、コンゴ生まれのセシル・キィェンジェ(Cecile Kyenge)に対して、あからさまな差別・侮蔑発言が続いている。彼女は、間髪をいれずファイトバックしているが、攻撃は終わらない。

ローマ宣言は、彼女に向けられた幾度もの侮辱的な言葉を断固許さないという流れを強くするための緊急国際行動だという。キィェンジェは、大臣就任後5カ月間に投げつけられた軽蔑や脅迫的表現に対する力強く重要な回答となった、と参加者に感謝の意を示した。

ヨーロッパ政治家たちの、国を超えて連帯する心意気に拍手を送りたい。こういう行動こそ、国際平和をもたらす有効な方法だと、思う。

http://www.theguardian.com/world/2013/sep/23/eu-ministers-racism-cecile-kyenge
http://www.joellemilquet.be/IMG/pdf/23092013_de_claration_de_rome.pdf
http://www.theguardian.com/world/2013/sep/08/cecile-kyenge-quest-for-tolerance
◆イタリア ボニノ大臣のシスターフッド
http://frihet.exblog.jp/20876500/
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by bekokuma321 | 2013-10-31 11:17 | ヨーロッパ