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c0166264_1510882.jpgまた、イタリアの女性大臣が侮辱された。

イタリアの政治家のフェイスブックに、同国初の黒人女性大臣セシル・キィェンジェ(Cecile Kyenge)の写真がのった。今度は、なんと猿の顔に入れ替えられて。写真のキャプションは、「誰かわかるか?」

余りといえば余りである。メディアは、その写真はただちに削除されたと報道している。

一方、その写真を載せた政治家は、僕が自分でのせたのではない、などとしらじらしいコメントしている。彼は、イタリア北部同盟党の前国会議員ファビオ・ライ二エ(Fabio Rainieri)。

イタリア北部同盟は、反移民政策を進める。極右といわれる政党だ。同じ政党のロベルト・カルデロリ(Roberto Calderoli)国会議員は、以前、「彼女は、コンゴに帰って働くべきだ。彼女は、オランウータンのようだ」―などという差別発言をしたと報道された。

インテグレーション大臣として、移民と共生できるイタリア社会にしようとしているキィェンジェ大臣。彼女を、いかなる手段を使ってでも排斥しようとしているようだ。その卑劣さに強い怒りを覚える。

次々に押し寄せる侮辱をはねのけて仕事をするセシルの強靭な魂に心から尊敬を表したい。負けるなセシル! 

◆Dirigente Lega Nord pubblica foto di ministro di colore con testa da scimmia
http://www.ilfattoquotidiano.it/2013/10/31/dirigente-lega-nord-pubblica-foto-di-politico-di-colore-con-testa-da-scimmia-indovina/762520/
◆Kyenge-Scimmia su Fb di dirigente Lega
http://247.libero.it/focus/27239574/6/kyenge-scimmia-su-fb-di-dirigente-lega/
◆イタリア黒人大臣攻撃に対する国際的ファイトバック
http://frihet.exblog.jp/20892340/
◆イタリア ボニノ大臣のシスターフッド
http://frihet.exblog.jp/20876500/
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by bekokuma321 | 2013-11-02 17:22 | ヨーロッパ

c0166264_1510882.jpg政治家は人種差別に抗して闘う責務を持つーーーローマに集まった17カ国のEU加盟国代表たちは、こうした内容の「ローマ宣言」を採択した。

イタリア初の黒人の大臣で、コンゴ生まれのセシル・キィェンジェ(Cecile Kyenge)に対して、あからさまな差別・侮蔑発言が続いている。彼女は、間髪をいれずファイトバックしているが、攻撃は終わらない。

ローマ宣言は、彼女に向けられた幾度もの侮辱的な言葉を断固許さないという流れを強くするための緊急国際行動だという。キィェンジェは、大臣就任後5カ月間に投げつけられた軽蔑や脅迫的表現に対する力強く重要な回答となった、と参加者に感謝の意を示した。

ヨーロッパ政治家たちの、国を超えて連帯する心意気に拍手を送りたい。こういう行動こそ、国際平和をもたらす有効な方法だと、思う。

http://www.theguardian.com/world/2013/sep/23/eu-ministers-racism-cecile-kyenge
http://www.joellemilquet.be/IMG/pdf/23092013_de_claration_de_rome.pdf
http://www.theguardian.com/world/2013/sep/08/cecile-kyenge-quest-for-tolerance
◆イタリア ボニノ大臣のシスターフッド
http://frihet.exblog.jp/20876500/
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by bekokuma321 | 2013-10-31 11:17 | ヨーロッパ

c0166264_13331252.jpgイタリアの外務大臣エマ・ボニノ(写真)は、イギリスBBCの番組で、セシル・キィェンジェ(Cecile Kyenge)大臣の勇敢さをたたえた。

キィェンジェ大臣は、イタリア史上初の黒人女性大臣。「彼女は立派な主婦だが、政治家とは思えない」「彼女はオランウータンのようだ」などというような、とんでもない差別語を投げつけられている(FEM-NEWS)。

ボニノ大臣の発言は、そのままではないが、こんなふうだった。

「権力の座にいる女性が安楽な生活のできる世界など、どこにありますか。教えてほしい。キィェンジェ大臣を見てください。なんと勇敢なこと。彼女は毎日、侮辱され続けています。しかし、彼女は反撃しています。彼女は、確実にイタリアの主要な文化を変えています。イタリアが彼女によって変化してきているのです」

ボニノ外務大臣に強いシスターフッドを感じた。

◆100 Women: Emma Bonino asks 'Do powerful women ever get an easy life?'
http://www.bbc.co.uk/news/world-24672373
◆イタリア黒人女性大臣、バナナを投げつけられる
http://frihet.exblog.jp/20589246/
◆「彼女は、オランウータンのよう」―イタリア右派政治家
http://frihet.exblog.jp/20505927/
◆イタリア黒人女性大臣、差別にさらされる
http://frihet.exblog.jp/20334907/
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by bekokuma321 | 2013-10-26 13:44 | ヨーロッパ

c0166264_1510882.jpg先週土曜日、イタリア史上初の黒人女性大臣セシル・キィェンジェ(Cecile Kyenge)が、演説中、バナナを投げつけられた。

先月も「彼女は、コンゴに帰って働くべきだ。彼女は、オランウータンのようだ」などという差別語を投げつけられた。

彼女は、移民問題や差別撤廃を扱う包摂省Interguration Ministryの大臣。眼科医。コンゴ生まれの彼女は、イタリア留学後、イタリア人と結婚した。大臣就任以来、侮蔑と侮辱を受け続けながら、果敢にファイトバックしている。

ガーディアン紙によると、ツィッターで、キィェンジェ大臣は、悲しむべき、食物の浪費です、とつぶやき、さらに、こうも言った。

「物事の変革には勇気と楽観主義が必要です。そしてそれは、何よりも草の根から巻き起こり、当局に上がっていかなければなりません」

政治的見識の高さがうかがえる。

下劣な差別的言動は、極右政党の北部同盟党(Lega Nord)所属の人の仕業らしい。彼らの言動に対し、彼女が、さらに彼女の所属する民主党、彼女の任命権者首相エンリコ・レッタ(Enrico Letta)が、どうファイトバックするか、今後も追っていきたい。


◆Cécile Kyenge, Italy's first black minister, targeted with bananas
http://www.theguardian.com/world/2013/jul/28/cecile-kyenge-targeted-bananas-insult
◆「彼女は、オランウータンのよう」―イタリア右派政治家
http://frihet.exblog.jp/20505927/
◆イタリア黒人女性大臣、差別にさらされる
http://frihet.exblog.jp/20334907/
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by bekokuma321 | 2013-08-05 21:32 | ヨーロッパ

c0166264_1510882.jpg「彼女は、コンゴに帰って働くべきだ。彼女は、オランウータンのようだ」――こんな露骨で低劣であきれかえる発言を、女性の大臣に浴びせた男性がいる。

イタリアのロベルト・カルデロリ(Roberto Calderoli)。大臣もしたことのある、北部同盟党(Lega Nord)の国会議員だ。

暴言を浴びせられた女性は、イタリア史上初の黒人の女性大臣セシル・キィェンジェ(Cecile Kyenge)だ。彼女は、移民問題を扱う省の大臣で、眼科医。コンゴ生まれの彼女は、イタリア留学後、イタリア人と結婚した。

4月も「彼女は、立派な主婦には見えるが、大臣には見えない」などとあくどい言葉をあびせられた。

キィェンジェ大臣は、こうした人種差別攻撃に対し、「私にとどめをさすことなどできません」と、果敢にやり返したという。その強さに心から敬服する。しかし、彼女個人のファイトバックだけでは、また繰り返される。

日本にも、卒倒しそうな差別発言をはく右派政治家がいるが、イタリアの右派政治家も相当なものだ。

めげるな、セシル!

http://www.guardian.co.uk/world/2013/jul/14/italian-senator-roberto-calderoli-cecile-kyenge?CMP=EMCNEWEML6619I2
◆イタリア黒人女性大臣、差別にさらされる
http://frihet.exblog.jp/20334907/
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by bekokuma321 | 2013-07-15 17:42 | ヨーロッパ

c0166264_1510882.jpgイタリアは、総選挙後、ナポリターノ大統領がエンリコ・レッタ(Enrico Letta)を首相に任命し、新しい時代にはいった。彼は、新内閣の閣僚21名のうち、7名を女性とした。

なかでも、イタリア史上初の黒人の女性大臣セシル・キィェンジェ(Cecile Kyenge)が、注目をあびている。民主党。眼科医。コンゴ生まれで、イタリア留学後、イタリア人と結婚した。

最近のニュースによると、黒人女性の大臣就任は、極右団体や極右政党から頻繁に攻撃を受けてきた。「コンゴに帰れ」などという人種差別の横断幕も掲げられたりしているという。

露骨な差別に驚いた。もっと驚いたのは、イタリアは、アフリカ生まれの移民女性が国会議員選挙に立候補して、当選できる国である、ことだ。

世襲の多い日本の国会議員選挙を考えると、とても信じられない。日本の政党の候補者決定過程、選挙運動、選挙制度に、根本的欠陥があるとしか思えない。

さて、キィェンジェ大臣は、こうした人種差別攻撃に対し、「私にとどめをさすことなどできません」と、やり返したという。たのもしいぞ!

http://www.thelocal.it/20130509/italys-first-black-minister-hit-with-racist-insult
http://world.time.com/2013/05/06/italys-first-black-minister/
http://www.guardian.co.uk/world/2013/apr/28/italy-first-black-minister-attacked
http://www.cecilekyenge.it/
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by bekokuma321 | 2013-06-07 11:47 | ヨーロッパ

イタリアからお見舞いのメールが届いた。返事を書いていたら、イタリアが、今後1年間原発建設を凍結すると決定したニュースがはいってきた。3月24日のニュースだ。明らかに福島原発事故の影響だろう。

しかし、ちょっと変だと思った。イタリアには原発がないと聞いていたからだ。

調べてみると、イタリアは、1987年、国民投票で「脱原子力法」を国民投票で決めたらしい。その後、1990年に最終原子炉が廃棄され、1基も建設していない。nuclear phase-out legislation、直訳すると「原子力段階的廃止法」だ。それなのに、なぜ原発建設が動き出していたのか。

理由は、ベルスコー二首相が率いる右派政権となり、国のエネルギー政策を原発推進に変えたからだ。その原発推進路線が、福島原発の大事故で凍結となったのだ。

福島原発事故を知るにつけ、この地震大国と原発は相いれないと思う。ところが、巨大な原子力発電所を見せつけられると、廃棄も不可能に近いのではと思ったりもする。しかし、イタリアは、原発がなかったのではなく、あった全原子炉を廃棄したことを知り、希望を抱いた。

イタリアが精神病院を全廃したのは知っていた。そのイタリアが原発まで全廃したとは!


■福島原発事故と精神病院の関連ニュース
日刊現代に載った「福島で20人以上の死者を出した、精神科病院、双葉病院」
日刊現代記事.pdf  http://bit.ly/eHKNQr

■精神病院全廃したイタリアの関連記事
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by bekokuma321 | 2011-03-25 18:49 | 紛争・大災害

c0166264_0144365.jpg13日、日曜日 すべての人よ 
今でないなら、いつなのだ?
今だ、今だ、今だ!

イタリアの報道によると、230のイタリアの町、さらに東京、ニューヨーク、ホノルルなど世界50か所で、女たちのデモがいっせいに起こった。デモの目的は、ベルルスコーニ首相の辞任と、女性に対する尊厳の回復。デモは大規模で、何万人単位から何千人単位という。

ベルルスコーニ首相は、女性を侮辱したり、女性とのセックススキャンダルまみれで、その悪名は高い。最近は未成年の売春婦に金銭を支払ったとされている。

バリ、パレルモ、トリエステ、ペスカラ、ナポリでは、日曜の早朝から何万人もが集まった。ローマとミラノでは、朝に始まり、夜まで続き、最も人出の多いイベントとなった。中でおもしろいのは、鍋をスプーンで叩いて「今日のメニュー、それは辞任だ」と叫ぶデモ。動画で報道されているが、ガチャガチャ、ガンガンとうるさいこと。これは、「騒がしいデモ」というもの。まさに、「うるさい女になろう」の集団行動だ。

ミラノではピアッツア・スカラに何千人もが集まった。「イタリアに尊厳を」というスローガンをかかげたデモ。参加者はイタリアの死を意味する白いスカーフをまとった。「チュニジア、エジプト、次はイタリアだ」とも。なお東京は、2月13日(日) 14:00-16:00 イタリア文化会館前で行われたという。

以上は、以下のネット報道をまとめた。

http://digitalgroup.info/wordpress/?p=93002
http://www.corriereadriatico.it/articolo_app.php?id=36131&sez=CRONACHE
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-12442128

■イタリア、首相の女性蔑視発言に怒り爆発
http://frihet.exblog.jp/12774549/
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by bekokuma321 | 2011-02-14 00:17 | ヨーロッパ

汚い衣類は家の中で洗え

I PANNI SPORCHI SI LAVANO IN FAMIGLIA

「汚い衣類は家の中で洗え」。イタリアの慣用句で、家の中の恥ずべき行為は外に出すべきではないという意味だ。

この慣用句を知ったのは、東京都北区で開かれた日本縦断トリエステ精神保健講演会だ。イタリアのマリア・グラッツィア・ジャンニケッダ(バザーリア財団理事長)は、11月の来日講演で日本へのメッセ―ジにこの言葉を使った。

70年代、バザーリアやその仲間たちは、精神病院内のすべてを赤裸々に外に放ち、精神病院改革への突破口をつくった。「汚い衣類」を家の外に出して見せたことを、当時、多くの精神科医は非難攻撃した。「汚い衣類は家の中で洗え」と。しかし、とマリア・グラッツィアはこう結んだ。

「このイタリアの慣用句は正しくありません。汚い衣類を家に隠しておいてはならないのです。外に出して、みなで一緒に洗うべきなのです。そうしてはじめて、同じ権利を持つ我々人間誰もが過ごしやすい世界を、作り上げることができるのです」

彼女は、こうして講演を終えた。このフィナーレに、満場の拍手が沸き起こった。

この理屈は、ドメスティック・バイオレンス(DV、家庭内暴力)の防止・根絶に日の光が当たらなかったころ、女性団体が使っていた理屈と同じだな、と思った。

かつて、夫や恋人から暴力を受けてきた女性たちは押し黙って耐えるだけだった。相談したところで、「家の中の喧嘩は犬も食わない」「家の恥を外に出して何になる。(女が)我慢すればいいことだ」と返されるのがオチだった。でも、時代は変わり、泣き寝入りしない女性たちが出てきた。思いきって声をあげた。こうして世界中で、DV問題の深刻さが話し合われた。2001年、日本にもDV防止法ができた。

差別偏見との闘いは、「汚い衣類」を家の外に出すことから始まるのだと思う。「箪笥の骸骨 A skeleton in the closet」という慣用句もある。欧米で広く使われている言葉だ。外に出したらマイナスになると恐れて隠している事柄を指す。バザーリアは、それを外に出そうと呼びかけ、精神病院院長時代に自ら実践した。

日本縦断トリエステ精神保健講演会は、紅葉真っ盛りの京都・真如堂でもミニ・シンポジウムを持った。これは非公開だった。その質疑応答の際、家族会の人が、「学者、ジャーナリストなどインテリは、自分の家族に精神障がい者がいるのにそれを表に出そうとしません。表に出さないのだから、家族会の仲間にも入会してこない」と、言った。怒りがこもっていた。

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by bekokuma321 | 2010-12-06 10:42 | ヨーロッパ

c0166264_18502232.jpg

“chi lotta può perdere, chi non lotta ha già perso”

写真の左上に赤い字で書かれているイタリアの言葉だ。日本語にすると「闘う者は負けるかもしれない。しかし、闘わない者はすでに負けているのだ」。

この力強い言葉は、先週、日本各地で開かれた講演会「精神病院をなくしたイタリアからのメッセージ」会場に乱舞した。精神病院をなくそうにも光が見えず、ともすれば気弱になりがちな、多くの日本人たちを元気づけた。

c0166264_18581283.jpg 英語では、"Those who fight may lose, but those who do not fight have already lost" 。

このT-シャツは何のために作られたのか・・・・。

イタリアはサルデーニャにある塩化ビニール会社で働いていた大勢の労働者が、解雇された。彼らは、闘うことをあきらめなかった。現在使われていない昔の牢獄を占拠し、そこに立てこもって解雇撤回闘争をするというユニークな戦術をとった。

この闘いは、インターネットであっという間に全国に広まり、報道も動き、全国から数えきれないほどの支援が舞い込んだ…。今やイタリアのシンボル的闘争になっているという。その闘いに連帯するTシャツもできた(写真上)。

このイタリア語がプリントされた連帯のTシャツを大熊に贈ったのはイタリアから来日して精神病院閉鎖について講演した女たち。精神保健とは関係ないものの、闘わずして目的達成などできっこない、という点は同じだ。

さっそく身につけた大熊一夫(左から2人目、『精神病を捨てたイタリア捨てない日本』著者)、マリアグラッツィア・ジャンニケッダ(左から3人目。フランコ・バザーリア財団理事長)、ジゼッラ・トリンカス(右端、イタリア家族会連合会長、サルデーニャで精神障がい者のグループホーム経営)。

写真撮影トッマーゾ・ロザーヴィオ(精神科医)。写真名Winning Team(名づけたのはパオラ・ロザーヴィオ)


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by bekokuma321 | 2010-11-30 19:11 | ヨーロッパ