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イギリス総選挙と女性

イギリスの総選挙投票日。現在イギリスの女性議員(下院)は、646議席中126人で19.5%だ。IPUの統計では世界で73番目に位置している。

日本の122番目よりはいいが、かなりヤバイ。イギリスの選挙制度が小選挙区制であることが原因だと考えられる。

今日の投票結果で女性議員は増えるだろうか。労働党が議席を減らし、保守党と自由党が伸びることは予測されているが、女性候補者についての報道はほとんど見当たらない。

イギリスの女性団体The Fawcett Societyは、ガーディアン紙に公開状をたたきつけ、「このままでは、国会が男女平等になるには、さらに200年間かかる」と言ったという。また女性と民主主義センターCFWDは、独自調査で女性候補のアピールをしている。

UK election: Women Going Backwards
Women MPs
◆女性と民主主義センターによる女性候補調査 http://www.cfwd.org.uk/uploads/pdfs/WomenCandidatesApril2010.pdf
http://www.cfwd.org.uk/uploads/pdfs/Open%20Primaries.pdf
◆日本187カ国中、堂々122位http://frihet.exblog.jp/13957751/
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by bekokuma321 | 2010-05-07 00:47 | ヨーロッパ

c0166264_1550556.jpg4月27日BBC、28日Gurdianによると、イギリス・バーミンガム市職員約5000人が、同一価値労働同一賃金を求めて市を訴えていた事件で、職員側が市当局に勝利した。イギリスの労働裁判所による判決。

5000人の多くは市に雇用されている女性職員で、掃除、料理、介護補助などいわゆる典型的女性職に従事している。男性も少しいる。

賠償金は6億ポンドに登る。すべての労働者にとって「偉大な勝利です」と、弁護士は述べている。

ソールトレイ学校の洗濯職員として25年勤務するテレサ・ダーリィさんは、BBCにこう語る。
「いやになっていました。長い間、私は男性と同じように一生けん命働いてきました。彼らが私よりも多く支払われているなんて不公平です。すべてがうまく整理され、私たちが何か獲得できることになると、とてもうれしいです」

http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/england/west_midlands/8647072.stm
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/england/west_midlands/8338304.stm
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2010/apr/28/birmingham-council-equal-pay-women
http://www.bbc.co.uk/birmingham/content/articles/2008/02/06/strikers_stories_feature.shtml
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2010/apr/30/equal-pay-fair
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by bekokuma321 | 2010-05-03 13:47 | ヨーロッパ

A Bigoted Woman 頑迷な女

イギリスは、総選挙キャンペーン中だ。

4月28日、イギリス・マンチェスターで、イギリス労働党党首・ブラウン首相は、ある女性を「Bigoted woman(頑迷な女,偏見に満ちた女、偏屈女」とけなした。これが、大々的に報道されたからたまったものではない。低空飛行の労働党支持がさらに下降した。なぜこんなことが起こったか。

ブラウン首相は、外で対話をしたときの襟元のピンマイクを車に入ってから外し忘れたというのだ。30日の最終テレビ討論会では冒頭で「私はすべてのことを正しくできるわけではない」と述べ、得意の経済分野で力づよいスピーチをし、立て直しを図った。しかし・・・。

その女性は年金生活者のGillian Duffyジリアン・ダフィさん。朝の買い物の途中、遊説中のブラウン首相に出会い、労働働党政権下での東欧からの移民急増について不満をぶつけた。

ブラウン首相は、長い労働党支持の彼女に笑顔で応対し、「あなたはいい人だ。あなたは人生を通して地域に貢献した」と慰労。しかし、車に戻ったとたん、同乗していた側近に、ダフィさんを「なんという災難。頑迷な女Bigoted womanだ」と言った。

この発言をオンになったままの民放のマイクがひろい、大騒動となった。オモテとウラを使い分ける二枚舌と非難された。

大衆紙サンは「パンを買いに出ただけなのに、こんがり焼きのトーストが来た」と一面トップに大見出し。こんがり焼きのトーストBrown Toastという英語は、「ブラウン首相を意のままにする」という意味もある。

ブラウン首相は、28日ただちにダフィさんの自宅を訪ね、40分間にわたり謝罪した。投票日は5月6日。さて。

◆ガーディアン・選挙特集
http://www.guardian.co.uk/politics/general-election-2010
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by bekokuma321 | 2010-05-03 12:01 | ヨーロッパ

イギリスの詩人キャロル・アン・ダフィーCarol Ann Duffy が、341年間の英国史上、女性として初めてPoet Laureateに選ばれた。

Poet Laureateは、桂冠(けいかん)詩人、イギリス国王が任命する王室付き詩人と訳されている。Poet Laureateに選ばれたことによって、今後、10 年間、年5,750 ポンドの報酬が与えられるという。

ゴードン・ブラウン首相は「彼女は、多様な人間の経験を感情のひだに染み入る言葉で表し、われわれの想像性を限りなく広げてくれる」と褒め称えた。

彼女はフェミニストだ。詩集『世界の妻』に代表されるように、女性の視点で世界を見直すという野心的な詩を書いている。

その代表作The World's Wife(世界の妻)は、キング・コングではなくクイーン・コング、シナトラ(といっても男性ではなく女性の)、ファウストの妻(いたのか?)、フロイドの妻、サムソンとデリラのデリラなど、あらゆる女たちの気持が描写されているものだという。まだ読んでいないが、ウーン、面白そう!  

http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/8027767.stm
http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/8029388.stm
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by bekokuma321 | 2009-05-02 17:45 | ヨーロッパ

日本でも、格差解消やワーキングプアがようやく社会問題となったが、政府の具体策はない。イギリスでは、政府が、政治課題として取り組み、法案をつくり、議会に提案し、その解消政策に着手しようとしている。

鍵となるのは、平等法 (Equalities Bill)。

この平等法案は、昨年末イギリスの国会に提出され、現在も審議中だ。提案した平等大臣ハリエット・ハーマンは、「平等法」こそ、公平な経済社会をつくり未来の発展につながる、と成立に意欲を見せる。

平等法は、性や年齢、肌の色による差別を禁止するための包括的法律だ。その特徴は、250人以上の従業員を雇用する会社はすべて、男女別の賃金格差がわかるような報告書を提出させることや、自治体や病院・福祉・教育などの公的機関に、女性やマイノリティを優先的に雇用することを奨励させるなど。

法案提出の理由は、わずか6歳で、優秀な子どもでも貧しい家庭に育つと、金持ちの家の優秀でない子どもに追い越されてしまうという事実や、貧しい地域に育った子どもは病気に苦しむ傾向が高いという事実が、調査によって明らかになったことから、具体的改善は社会の責務だからというものだ。

一方、保守党は、「法的権利があるよと告げたところで、人間の生活がよくなるものではない」と反対している。経済界代表は、「平等法が施行されると、さらに不況脱出が遅れ、会社は、従業員の雇用を控えることになる」と否定的だ。しかし、平等大臣は、「不況を不平等社会の弁解にすることは許されない」と応酬する。

これまで数多くの差別禁止法があったが、この法律にまとめることで、お役所の縦割り解消もめざすという。この法案を提出したのは平等省だ。これは日本の少子化・男女共同参画省にあたる。そう、小渕大臣、あなたです。頑張って!


http://www.idea.gov.uk/idk/core/page.do?pageId=8890195 
http://www.equalities.gov.uk/PDF/FrameworkforaFairerFuture.pdf(男女平等法に関する概要、40ページ)
http://www.ofmdfmni.gov.uk/index/equality/gender-equality/gender-cartoons/gender-cartoons-thirteen.htm (1人親家庭の賃金を、シングルマザーとシングルファーザーにわけるとこんなに格差があるという漫画。一見して男女差別がわかる)
http://www.equalityhumanrights.com/en/Pages/default.aspx
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by bekokuma321 | 2009-04-27 16:20 | ヨーロッパ

財官の癒着を断ち切る秘策があった!
自分たちの代表を審議会に送り込もう!~

市民の側からの声を行政に届けるはずの審議会が、省庁に都合のよい財界人や御用学者や官僚OBなどで占められていて、本来の審議会の役目をはたしていない。

審議会制度を変えるには、どこをどうすればいいのか。

しかし、英国にはその答えがある。公職任命コミッショナー制度がそれだ。公職任命コミッショナー制度とは、審議会など公職につく人々は公募で選ばれて採用される制度。

作戦会議第2弾。行政の追認機関となっている審議会。魔法の杖を政府から取り上げ、市民のもの、真に意義のあるものにするため「公職任命コミッショナー(制度)」の実現に向けて語り合おう!

主催:ComRights
(コミュニケーションの権利を考えるメディアネットワーク)

日隅一雄弁護士著『審議会革命―英国の公職任命コミッショナー制度に学ぶ』発刊を機に立教大学で開かれた。

◆日時:2009年2月21日(土)14時~

◆会場:立教大学8号館8201教室 最寄り駅JR池袋駅

◆問題提起::日隅一雄(弁護士・NPJ代表) 「政財官を断ち切る秘策・英国任命コミッショナー制度とは」(仮)

◆ パネリスト:青山貞一(武蔵工業大学・大学院教授)
        醍醐 聰(東京大学教授)
        中野真紀子(デモクラシーナウ!日本代表)
        服部孝章(立教大学教授)
        三井マリ子(女性政策研究家)  

http://eritokyo.jp/independent/aoyama-co11922.html
■みんなのメディア作戦会議 第2弾参加記  青山貞一http://blog.livedoor.jp/aoyama211111/archives/51760987.html
http://www5.plala.or.jp/Y_YUKI/SABO/KOSYOKUNINMEI.pdf
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by bekokuma321 | 2009-02-24 13:27 | ヨーロッパ

「イギリス政府は、テロに名を借りて人権侵害をしている」。こう政府を公に批判した人物がいる。その人は、MI5と呼ばれるイギリス情報局保安部初の女性長官だったステラ・リミントンDame Stella Rimington。推理作家でもある。

MI5とは、テロに立ち向かうための国家の諜報組織だ。そのトップだった人が、自らの組織がしていることに矢を向けたのだから、話題沸騰。BBCはトップニュースで伝えている。

彼女は、「市民権に制限を与える法律を通すことで、人びとを恐怖に陥れるよりも、テロリズムの目的であっても、それは恐怖の警察国家で生きることになる、こうした危険性があるのだ、と政府が認識したほうがまだいい」とスペインの新聞に語ったという。

さらに、「イギリス情報局保安部は人を殺さないだけまだいいが、アメリカはグアンタナモで見られるように拷問をした。それが自爆テロを増やすことになる」とアメリカを非難した。

同時に、アイルランド初の女性大統領だったメアリー・ロビンソン国際法律家委員会ICJ代表も、「9.11から7年が過ぎた今、近年制定された虐待法や制度を見直し、廃止すべきときだ」と言う。

こうした大物女性の声に喜びを隠せないのは、英国の人権擁護団体リバティ代表だ。「心から感動を覚えた。なぜなら、私たちのプライバシーを侵害するような多くの制度があり、罪のない人間まで罪人扱いできる強大な警察権力がある」とコメントしている。

テーマが国家の安全保障問題で、登場人物が3人とも女性。3人とも人権保障問題の視点から激しい批判している。

http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/7893890.stm
http://www.mi5.gov.uk/
http://www.liberty-human-rights.org.uk/
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/1532221.stm
http://www.icj.org/sommaire.php3?lang=en
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by bekokuma321 | 2009-02-17 20:22 | ヨーロッパ