「家はないけどおいしい料理はつくれる」

女たちへの暴力は後をたたない。
女たちはシェルターに駆けこんだり、ホームレスになったり。

新たな人生をとりもどすには・・・そう経済力がいる
料理なら得意だ
料理をつくって、フリーマーケット、街角、お祭りに持っていったら・・・

ホームレスの女たちの自立プロジェクトが動き出した
料理はおいしく、どんどん売れた

うれしい、たのしい、何より自信がでてきた
そして次の新たな計画が生まれた。
街に小さなビストロをつくるのはどうだろう。

ビストロができたら、もっとたくさんの料理をつくれる、
それにもっと多くのホームレスの女たちに働く場を提供できる
少し資金が足りないけど、ガンバロー。

これは、チェコのプラハで誕生した実話だ。
クロアチアのラダ・ボリッチRada Boricの友人から届いた
女性のホームレスに焦点をあてた世界初のプロジェクトらしい。

短い紹介ビデオがYoutubeで見られる。英語版。写真をクリックしてどうぞ。

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Cooks Without Homes
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by bekokuma321 | 2016-06-28 17:41 | ヨーロッパ

c0166264_055927.jpg 6月27日、アメリカ連邦最高裁判所は、妊娠中絶施術をきわめて難しくしていたテキサスの法律は「違憲である」として退けた。5対3(1人空席)。

最高裁判決は、妊娠中絶の権利を求めてきた女性運動家たちに勝利をもたらした。よかった、よかった!

テキサス州は知事も州議会の多数派も共和党。2013年、「女性の健康を保護するため」という理由で成立した。同法施行後、テキサス州内のクリニックは49から19に激減していた。

Supreme Court strikes down restrictive Texas abortion law
How restrictive are abortion regulations in your state?
Whole Womans Health
TRAP Laws
ポーランド妊娠中絶禁止の新法上程

【写真:Sisterhood is powerful and international の絵葉書。ふじみつこ作】
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by bekokuma321 | 2016-06-28 00:08 | USA

EU国民投票と女性

c0166264_13413464.jpg6月24日、イギリスは、国民投票で「EUから抜ける」という決定をくだした。結果は52%対48%。投票率は72%。

この結果に、世界のメディアは世も末と叫んでいる。イギリスのメディアには、離脱したら経済がめちゃめちゃになる、関税やビザ検閲が復活し物や人の移動が不自由になる、海外企業が逃げて行き雇用が減る、とする危機感があふれている。

そんななか、イギリス国旗を背景にして、「Great, Britain!」と掲げたのは、ノルウェーの市民団体「EUに反対(Nei til EU)」(↓)。EU加盟に反対する超党派の組織だ。イギリスに対して、「心配ご無用、世界はEUより大きい」と励ます。

ノルウェーでは、EUに加盟したい政府の決定に反して、国民は、国民投票で2度にわたってEU加盟反対を選んだ。現在、国民の7割はEU加盟反対である。とりわけ、男性よりも女性にEU反対派が多く、非加盟世論を先導してきたのは女性たちである。Nei til EUの代表もずっと女性だ。

2回目の国民投票を現地ノルウェーで取材した。当時の加盟反対派代表は、女性の雇用とむすびつけて、こう論陣をはった。拙著「第3章 EU加盟に『ノー!』」(『ママは大臣パパ育児』明石書店、1995)から引用する。

「EU諸国の失業率はノルウェーの2倍です。貧富の差もノルウェーよりはるかに大きい。ノルウェーは人々の間の不公平をなくすことに社会の富を使ってきました。とりわけ公的分野の充実は、女性の雇用の拡大に2つの重要な役割をはたしてきました。

ひとつには保育者、教員、福祉職員など、公的サービス部門が増えた結果、女性の職場そのものが増えました。

ふたつにはそうした公的サービスによって保育、介護など家の中でやっていた仕事が代行され、女性が無理なく働き続けられるようになりました。

ところが、EUの経済優先政策は、こうした福祉分野へ市場原理を導入させようとしています。それは公的部門の縮小につながっていきます。その結果、女性の雇用の場は減らされ、社会福祉が低下します。これでは、お金のあるひとしか必要なサービスを受けられなくなるのは明らかです」

では、イギリスの女性たちはどう動いたのだろう。

そもそもEU離脱(または残留)によって女性の生活や仕事はどう変わるのかについて主要メディアの報道は見つからなかった。イギリス国内でもそうだったらしく、危機感を抱いた女性団体は、EUに入っていることで、いかに男女平等政策が進んだかを示すため、EUの制度を解説したパンフを発行し広報した。読んだ国民がどの程度いたかは、疑問だ。

投票日が近づくと、「賛否どちらも論陣をはるのは男性ばかり。もっと討論会に女性を登場させて、女性の関心を高めろ」(フォーセット協会)とアピールを出した。もとになったのは、次のような世論調査結果だ。

「女性は、EUをめぐる討論は男性主導であると思っている」

「女性は、どちらに投票すべきか判断するための情報を得ていないと思っている」

「残留派は、離脱派に比べ、個人的な問題と結びつけることに成功していない」

「女性は男性よりも『よくわからない』と答えている」

こうした女性側の空きポケットに、離脱派の威勢のいい言葉ははいりやすかったに違いない。

たとえば、離脱派の急先鋒ファラージ独立党党首(右派)は、ドイツ・ケルン市での暴動をとりあげ、「EUにとどまる限り移民難民が増えて女性が性暴力にあう」というような“脅迫的アピール”をした。保守党のボリス・ジョンソン前ロンドン市長は、EUに納める重い負担金(100億㍀)がなくなれば、それを国内で使える、EUにいる限り移民・難民に仕事が奪われ社会保障を食いつぶされる、と唱えた。
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というわけで、同じEU懐疑派といっても、ノルウェーとイギリスでは、だいぶ考え方が異なる。

2国は、人口も歴史も主産業も違う。イギリスもノルウェー方式で、は難しいだろう。

しかし、ノルウェーの市民団体Nei til EU代表Kathrine Klevelandのイギリス国民投票へのコメントは、傾聴に値する。要旨を和訳する。

「イギリスは離脱したら300万の仕事が失われると言っている。これはノルウェーの国民投票でも同じだった。EUに加盟しないと10万の仕事がなくなる、と言っていた。実際は逆で、ノルウェーの失業率は、1994年以来、EU加盟国の失業率よりも少ない。

EUの外にいると、国際競争力がそがれて、経済が干上がるというのもそうだ。実際は正反対だ。ノルウェーは孤立していない。独立国家であり、20年間経済は順調であり、EU加盟国よりも高い成長率をほこる。

さらに、男女平等、社会福祉などの国際指標で、ノルウェーはEU加盟国よりも高いランキングにある。幸福度の国際ランキングでも、ノルウェーはEU諸国より高い。

ノルウェーは、主権国家であり、民主主義国家だからこそ、EU加盟に反対した。ブラッセル(EU官僚機構がある)は民主主義とはあいいれない。ノルウェーは、決定する権利は人々により近くになければならないと考えている、つまり、自国のことは、地方自治体、県、自国の政府が決定すべきであり、ブラッセルに決定させたくない」

Vote Remain
Vote Leave
Pressemelding fra Nei til EU:Brexit – a victory for democracy!
Eight reasons Leave won the UK's referendum on the EU
Gender imbalance in the EU referendum debate
The EU Referendum Gender Equality Challenge
民主主義度1位ノルウェー、23位日本
レガタム繁栄指2015
世界で母親がもっともハッピーな国ノルウェー
最も再犯率の少ない国ノルウェーで今
再犯率の最も少ない国の刑務所
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by bekokuma321 | 2016-06-27 14:13 | ヨーロッパ

c0166264_131365.jpg『バックラッシュの生贄』(三井マリ子・浅倉むつ子編、旬報社)を読んだ。フェミニスト館長を雇止めしたバックラッシュ勢力を相手に裁判をして、最高裁で勝つまでの記録である。

私が著者の三井マリ子さんに初めて会ったのは、2001年8月に高知市で開かれた「全国フェミニスト議員連盟」の夏合宿だった。ボーイッシュでカッコいい女性という印象だった。

同年の春に愛媛県のある町の町議になった私は、4年に満たない町議時代に、三井さんを愛媛県知事にという運動が沸き起こり、私も様々な場所で三井さんと会う機会があった。私はその後、合併後の新町長選に立候補して落選。次に新町議選にも落選した。三井さんが大阪府豊中市の男女共同参画センター「すてっぷ」館長をしていた時期と私が町議をしていた時期は、だいたい一致している。

『バックラッシュの生贄』のあとがきで、三井さんは、提訴を決意した時に、かねてから気になっていたドイツのラーフェンスブリュックにある女性だけの強制収容所を訪ねたことを書いている。虐殺された女性たちの無念の場所に立った三井さんは、彼女たちから勇気と励ましを与えられたに違いない。

しかし、提訴までどれだけ三井さんが苦しんだか、身体中に湿疹ができ、それがアザのように残ったという事実が如実に物語る。人間は弱い動物だ。でも、どんなに弱い動物でも、闘わなければならないときはある。時代を覆う不正で理不尽な同調圧力に屈してしまっては、計り知れないほど大きな禍根を残すことになる。

三井さんを首にしようと画策した市議会議員やその後援会会長は、日本会議系列の人物だったという。日本会議まで視野に入れて闘ったことに、深い敬意と感謝の気持ちを表したい。

岩崎 美枝子(元地方議会議員)


「日本会議」に向かって闘いを挑んだ本(加島康博)
読者は二つの怒りを体験する:『バックラッシュの生贄』を読んで(高坂明奈)
標的は憲法9,24条: 『バックラッシュの生贄』を読んで(高開千代子)
インパクションに『バックラッシュの生贄』(田中玲)
一気に読んだ、勉強した、考えた:『バックラッシュの生贄』を読んで(小枝すみ子)
バックラッシュ思想は女性のあらゆる権利を奪う(森崎里美)
豊中バックラッシュは国家的プロジェクトの一環だった:『バックラッシュの生贄』を読んで(伊藤由子)
今も続く右翼的攻撃の楯となる本:『バックラッシュの生贄』を読んで(岡田ふさ子)
男女平等を嫌う反動勢力の実像~日本にはびこるバックラッシュ現象~(三井マリ子)
ファイトバックの会(館長雇止めバックラッシュ裁判)
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by bekokuma321 | 2016-06-26 15:19 | その他

c0166264_1642632.jpg 6月8日、経済平和研究所(IEP)から、世界平和指数(Global Peace Index)が今年も公表された。

163ヶ国中、第1位は、北欧のアイスランドだ。アイスランドは今年だけでなく、ここ何年間も、トップの座にある。すばらしい!

アイスランドが世界で最も平和なのは、軍隊がないことと、民主主義の長い伝統にあると言われている。アルシングと呼ばれる国会が初めて開かれたのは930年だ。驚きもののきの、そんな大昔に、全国から代表が馬に乗ってレイキャビクのシングベールの地に集まって、諸問題を皆で民主的に協議しあって決めたというのだ。

そんなアイスランドの首都レイキャビクに、女性党所属の女性が知事に就任したと聞き、取材に出かけたことがある。20年ほど前だ。アート・ギャラリーで独立50周年記念絵画展を観ていたら、ビグディス・フィンボガドッテル大統領(Vigdís Finnbogadóttir、民主的選挙で選ばれた世界初の女性大統領)がやってきた。自己紹介した私に、気軽に言葉を返してくれた。

写真は、訪問時、女性党から贈られた機関紙「スカートが巻き起こす風」。アイスランド語は不慣れだが、「女の子だからってなめるんじゃない」と言ってるようで気に入っている。詳しくは「レイキャビク発 世界初のフェミニスト市長」(三井マリ子著『ママは大臣 パパ育児』明石書店)を。

なるほど、フェミニストのオノヨーコが、レイキャビクを、イマジン・ピース・タワー(Imagine Peace Tower)の建設地に選んだわけだ。イマジン・ピース・タワーは、世界平和を祈念するモニュメントで、夫ジョン・レノンの67歳の誕生日を記念して、2007年10月9日にオープンした。

では、世界平和指数で日本は? 第9位だ。世界で最も平和な10か国にはいっている。われらが憲法9条のたまものだ。

気になるのは、日本のランクはどんどん落ちていること。2010年3位、2011年3位、2012年4位、2013年5位、2014年7位、2015年5位、そして、今年が9位だ。

Global Peace Index
Imagine Peace Com
日本の男女平等度、世界101位
アイスランド女性がいっせいに休んだ日
百田氏よ、恥を知れ!
1位アイスランド、98位日本

【写真:1990年代のアイスランド女性党機関紙「PilsaÞtur」 (スカートが巻き起こす風)の表紙】
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by bekokuma321 | 2016-06-23 17:00 | 北欧

”あの生活”の後の人生

c0166264_10472391.jpg「人身取引(Human trafficking)に解決はあるか、ですが、長年、人身取引の根絶をめざして闘ってきた私が学んだなかでは、北欧モデルが最善の策である、と思います」

「北欧モデルは、性行為を買う人たちや中間搾取する人たち側を罰する法制度です。売春をする個人を罰することをせず、その人たちには立ち直るために支援を与えるというものです」

「この種の支援は非常に少なく、犠牲者たちは、“あの生活”の後に何か別の人生があることなどほとんど考えられないのです。私たちは、アメリカ・サンディエゴで、このようなサービスを確立しようと、がんばっていますが、まだできていません」

ガーディアンに紹介されたクリスタル・アイル(Crystal Isle)の言葉だ。

彼女は、「搾取からの自由(Freedom From Exploitation)」という人身取引根絶団体に属する運動家。今年から、奨学金を得て勉学する大学生でもある。

彼女は、幼いころから性的虐待や強姦、ネグレクトされる毎日だった。薬漬けになってしまった。彼女の夫が金のために彼女に女性との性行為を強制させるようになった。薬がほしいために、彼の言うがままになるしかなかったという。後、逮捕されて投獄。

彼女が大学に入学できたのは奨学金のおかげだ。サンディエゴにあるポイントロマナゼレン大学(Point Loma Nazarene University)の「美しい灰のスカラシップ」に応募して合格した。おめでとう!

このスカラシップは、”現在の奴隷”と呼ばれる人身取引の犠牲者に学びの機会を与えるために特化された奨学制度だという。

人身取引から生き延びた彼女が推薦する北欧制度、そのさきがけとなったノルウェー法とその支援システムは、下の和訳リンク。

I survived human trafficking
beauty-for-ashes-fund
EU買売春禁止モデル国のねじれ
買売春禁止、北欧にならうEU諸国
ノルウェーの買春禁止法の問題
買売春、減らず

【写真:ノルウェーの売春婦たちを支援する組織「プロセンター」年次活動報告書】
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by bekokuma321 | 2016-06-22 10:56 | USA

紙幣の顔

1万円札から福沢諭吉を引退させようという全国運動がある。Web誌「現代の理論」で黒田貴史編集者が書いていた

福沢は、「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」と言った人として知られている。

ところが、ところが、福沢は、「アメリカ独立宣言には、天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと言っているが・・・」と紹介しただけで、福沢自身はそのような考え方に同意するどころか、アジア蔑視の先導者だったらしい。安川寿之輔名古屋大学名誉教授の講演をIWJ録画で視聴して学んだ。

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」という福沢の「学問のすゝめ」を私も無邪気に引用したことがある。「福沢諭吉神話」(安川)に完全に毒されていた。

こんな差別主義者の顔を毎日、見るのは気分が悪い。1万円札から福沢諭吉をなくそうという運動に心から賛同する。

さて、アメリカに、似たような運動がある。

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20ドル紙幣のアンドリュー・ジャクソン元大統領の顔に変わって、新札には、ハリエット・タブマン(↑)が登場する。タブマンは19世紀の奴隷だ。彼女は、命がけで、奴隷制のない州に逃亡。その後、奴隷逃亡運動に全精力をつくして、11年間に300人以上の奴隷たちを助けたという。

お札から、奴隷王でもあったジャクソン大統領を追い出して、女性奴隷に変えるとは! 拍手かっさいだ。

そのプロセスは以下をどうぞ。

叫ぶ芸術:ポスターに見る世界の女たち_新ドル札の顔になる19世紀のモーゼ(アメリカ)
オバマ大統領スピーチとタブマン
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by bekokuma321 | 2016-06-21 13:24 | USA

c0166264_1629445.jpgイギリスのジョー・コックス国会議員が、真昼間、自分の選挙区で殺害された。41歳。2015年5月、労働党から立候補して当選したばかり。

難民保護に力を尽くしてきた。まもなく国民投票を迎えるEU問題については、EU残留側に立ち、運動をしていた。

議員になる前は、貧困と不正を根絶するために活動する運動体「オックスファム」の政策部長。カブールやダルフールなど世界の最も危険な地帯を飛び回っては、そこの地で負傷し困窮している人々を救う活動を続けてきた。2人の幼子の母。

国会議員としての初質問の一節を紹介して、彼女に連帯の意を示したい。ご冥福を祈りつつ・・・。

「わたしたちの社会は、移民によって強くなってきました。アイルランドのカソリック教徒であろうと、インドのグジャラート、パキスタン、カシミールからやってきたイスラム教徒であろうと、です。選挙区をまわっていて、なんてさまざまな人たちがいるんだと祝福しながらも、驚かされるのは、私たちを分断しているものよりも、私たちをつなぐもの、私たちに共通のもののほうが、はるかに多いという現実です」(和訳FEM-NEWS)

The Guardian view on Jo Cox: an attack on humanity, idealism and democracy

【写真:Sisterhood is powerful and international の絵葉書。ふじみつこ作】
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by bekokuma321 | 2016-06-17 17:12 | ヨーロッパ

6月6日、ノルウェー国会で、法的に女性であるか男性であるか、あるいはその中間の性であるかは、自らの性自認だけで決めることができるとする法律が成立した。これまでは、精神科医の診断や不妊手術などが必要とされていた。

79対13の圧倒的多数。保健省が3月に提出しており、議論が続けられていた。保健相のベント・ホイヤBent Høie(保守党)は、ゲイであることを公表している(注)。

ノルウェーは、デンマーク、アイルランド、マルタに続いてヨーロッパで4番目の“性自認自由国”となる。驚いたのは、アルゼンチン、コロンビア、ネパールはすでに、性別を変更する際、性転換手術など、いかなる身体的な性別変更も不要という法律ができていると報道されている。

このたびの新法は、昨年、ノルウェー教会が教会での同性婚挙式を認める決定をしたが、それに次ぐものだ。ノルウェーは2008年に同性による結婚を認めていたのだが、ノルウェー国教会は、教会での同性婚挙式を認めなかった。その教会総会の決定を不服として、「教会での挙式を認めないなら、私を破門してください」と幹部につきつけるなど激しい運動を展開していた友人の牧師を思い出す。

日本の政界はどうだ。こうした人権問題をおきざりにして、議員の不祥事ばかりに時間を使っている。

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ルーロス(Røros)の教会

Dispatches: Norway’s Transgender Rights Transformation
Norway set to allow gender change without medical intervention
Norway: Historic breakthrough for transgender rights
FTPN(Norwegian Association of Transgenders)
More marriages between same sex couples_Norway

【注:ノルウェー保健大臣ベント・ホイヤは、2014年、「ソチオリンピックに同性婚をしたパートナーをともなって参加する、ロシアの反同性愛主義に抗議の意味を示す」と報道されていた】
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by bekokuma321 | 2016-06-15 21:46 | ノルウェー

c0166264_94480.jpg6月12日午前2時ごろ、米フロリダ州のオーランドにある同性愛者のナイトクラブ「パルス」で、男が銃を乱射。50人が死亡、53人が重傷を負った。

オバマ大統領は、テレビで「テロであり、ヘイト・クライム(憎悪犯罪)だ」と沈痛な面持ちで語った。彼はかねてから銃規制の法制化に取り組んできたが、全米ライフル協会の政治力や、銃所持・携帯の自由を唱える反対派にあって前に進めないでいる。

オーランド市のパティ・シーハン市議会議員は、こみ上げる涙と憤りを抑えながら、記者団に語った。

「アメリカ最悪の銃殺事件が、ゲイ社会をターゲットにして起きた。心がつぶれるようです」

「私たちは、言いたい。私たちは、愛し合う人間であり、逆境にめげない人間です。私たちは、この流血の惨事を目の前にして、人間として最良の部分を見せます。私たちは、よりよいコミュニティであり、よりよいアメリカ人であることを見せます」

彼女は、同性愛であることをオープンにして、ゲイ社会の権利擁護と環境改善に発言し続けるスポークス・パーソンである。

パティ・シーハン市議会議員のような政治家を選出してきたオーランド市民に敬意を示しつつ、今後彼女を待ち受ける途方もなく困難な闘いに、心から連帯の気持を送りたい。

Florida nightclub shooting: 50 killed and 53 injured in 'act of terror' – latest updates
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ユーロプライド2014
ストックホルムに、第3の更衣室
国際ホロコースト・デーに思う女性強制収容所
世界初の同性婚から10年
保育園の教材に同性愛登場
ノルウェー新婚姻法 追記
ノルウェーで同性同士の婚姻が合法に
黒人射殺事件不起訴から秋田の事件を考える
日本:いじめに遭うLGBTの子どもたち 保護されず

【写真:オーランド市ホームページより】
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by bekokuma321 | 2016-06-13 09:10 | USA