衆院補欠選挙の結果

c0166264_2512817.jpg衆院補選が4月24日投開票され、北海道5区では池田真紀候補の当選はならなかった。

池田候補は、福祉の仕事と子育てをしながら、独学と通信教育で「大検」を取得し、北大大学院修了。「社会福祉士」「精神保健福祉士」などたくさんの資格をとった頑張り屋さん。何より評価したいのは、幼いころの父親のDVを公にした強さである。

彼女のような経験の持ち主が議員になって国会で発言してくれたら、女性政策の重要性がよく見えてくると、期待していた。

北海道の私の友人たちは、早朝から夜までビラ配りやスタンディング、電話かけなどの選挙運動を手伝っていた。無所属なので、選隊車は1台しか出せないなど選挙活動制限が多いなか、シンボルカラーのピンクのウインドブレイカーを着て、「選挙に行こう」と叫び続けたらしい。老若男女、無数の勝手連が動いたものの結果は惜敗。残念だ。

京都は、予想通り民進党公認で前職の泉健太氏が、おおさか維新の新顔らを引き離して当選した。自民党は、妻の妊娠中に別女性との「不適切行為」がばれて辞職した宮崎謙介議員の後ゆえ候補を出せなかった。

投票率は北海道5 区57.63%、京都3区30.12%。参院選の前哨戦と注目されたわりには、投票率はあがらなかった。なかでも京都3区は、3人に1人しか投票していない。衆院補選での戦後最低記録を更新したという。勝者が決まっている選挙は、どうしても投票に行こうという熱がさめる。今回は補選だが、小選挙区制になってから投票率の低下が目立つのも、ここに原因があるに違いない。
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by bekokuma321 | 2016-04-25 02:52 | その他

「平等の国ノルウェーの選挙」の「第22話 むかし魔女、いま大臣」を読みました。

第22話のp3の写真に強く惹かれました。椅子から炎が燃え盛っています。水の刑をくぐり、火あぶりの刑を受けて、殺された女たちを象徴する芸術作品「魔女裁判モニュメントのオブジェ」です。

あの女は魔女だ、とレッテルをはられると引っ立てられて拷問の末に死んでいった、女たち。2011年夏、ノルウェーは、昔の犠牲者を悼んで狂気の歴史を刻むために、国の予算で「魔女裁判モニュメント」を完成させました。モニュメントは、魔女狩りが多くあったノルウェーのフィンマルク県ヴァルドゥーという厳寒の地にあるそうです。

三井さんは2011年2月、この極北の地を訪問。でも未完成でした。夏には完成するというモニュメントが見える所までたどり着き、凍傷になりかけながら撮影に成功。その写真も、p2に掲載されています。

21世紀に生きる私たちですが、魔女狩りと無関係だとは言えません。魔女裁判を生みだした昔の人間の精神と似た精神でなければ起こり得ない事件に、今も遭遇することがあるからです。女性蔑視が根強く残る日本社会は、とくに精神の自由のない国です。不自由な精神は、規格からはずれた自由な女たちに反感を持ち、排除します。

30~40代の頃、魔女が主人公の児童文学を読むのが好きでした。魔女と呼ばれる女性は社会から非難されていても自分を失わず、窮地を乗り切る勇気を持ち、信ずることをやり通す人間として描かれていました。

ジーン・アウル作『大地の子エイラ』は圧巻でした。エイラは魔女のレッテルは貼られていませんが、魔女と言えると思います。時代は紀元前3万年ころ。クロマニヨン人のエイラは、大地震で種属を失いひとりになってしまい、ネアンデルタール人の部族に育てられます。ネアンデルタール人の眼から見れば、エイラは、自分たちとは異なる醜い異端者。差別に苦しみながらも、エイラは薬草の知識を持つ女性(薬師)の手で育てられ、自分も薬師になります。男の仕事だった石つぶてを投げる猟の技術も鍛錬をかさねた結果、並外れて上手くなります。

話をノルウェーに戻します。当時、魔女とされたサーミたちには、エイラのように薬草を使って病気や傷を治す薬師がいました。男性官吏は、このような知識を持つ女たちに驚き、そして憎悪したのではないでしょうか。

しかし、魔女たちを火あぶりの刑にした国で、現代のエイラたちは少数民族ながらも議員や市長となって社会を変えています。こうした女性たちが政治の場にいるからこそ、私が感動した「魔女モニュメント」が、21世紀にできたのだと思います。

ふじみつこ(さみどりの会ホームページ(*)担当
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(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。さみどりの会ホームページは選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイト。裁判は2015年11月和解で終わった

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▲魔女モニュメントのオブジェ(撮影三井マリ子)

ノルウェーの魔女裁判から思うこと
魔女狩り撲滅に資金
ガーナの魔女キャンプ:亡命する寡婦たち
魔女モニュメント、オープン
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by bekokuma321 | 2016-04-24 11:51 | 秋田

西岡議員、勝訴

2016年4月22日、徳島地裁は、西岡恵子議員の訴えを認めた。相手は藍住町議会。

2014年8月、西岡議員は、「水道や電気の使用量が少ないので町で生活実態がない。ゆえに被選挙権がない」とされて議員を失職させられたことは不当だ、失職を取り消してほしい、と訴えていた。裁判長は「光熱費が少ないだけでは住んでないとはいえない」と判断した。至極まっとうな決定である。

西岡議員は、「ここまで裁判を続けてこられたのは、私は何も悪いことはしていない!の精神と、私を心配・励まし・支えて頂いた皆様のお陰です」と喜んでいる。

西岡恵子議員の職務を奪い取った議会は、2010年にも、彼女を失職させている。そのときも彼女は裁判に訴えざるを得なかった。徳島地裁では勝訴したが、高裁では敗訴となり、最高裁は上告棄却とした。しかし、彼女は、町民の信を選挙で得ようと、2016年2月の町議会議員選挙に打って出た。そして、苦闘のなか、5回目の当選を勝ち取った。

藍住町議会は“紅一点議会”である。女性は西岡議員ひとり。彼女は町民の半数を占める女性の代表でもある。控訴などせず、町民が選び続けてきた西岡議員にのびのびと仕事をさせてほしい。議会は、本来の職務を全うすべきである。

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▲毎日新聞 20160423(提供東條恭子)

徳島県女性ゼロ議会減に貢献した藍住町議選
女性ゼロ議会、5議会にひとつ
唯一の女性議員を追放した藍住町議会
まるで魔女狩り――徳島県藍住町の紅一点議員追放事件
I love aizumi.com
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by bekokuma321 | 2016-04-24 11:03 | その他

c0166264_16581527.jpgポーランドは、世界でもっとも妊娠中絶に厳しい国になるかもしれない。

メディアによると、カソリックの国ポーランドは、いまでも妊娠中絶に十分厳しいといわれている。妊娠中絶は原則的に禁止されており、例外的に母体が重篤な場合、強姦や親との性交による妊娠の場合、胎児が極端な奇形状態である場合のみ認められるという。

このたび、母体に危険が及ぶ場合以外のすべての妊娠中絶を禁止するという新法が国会に上程された。これでは、海外に行って中絶するか、違法中絶が増えるばかり。海外に行ける富裕層は限られており、とりわけ若い女性たちの悲劇につながるのは目に見えている。

ヨーロッパからのネットニュースは、新法に抗議するポーランド市民のデモを伝えている。手に手にハンガーを持っている。ハンガーは、女たちが命の危険を顧みずハンガーを使って中絶をした暗黒の歴史を象徴する。

現在ポーランドは、首相が右派の「法と正義 (PiS)」のベアタ・シドゥウォ(女性)。権力の座の女性が、幾多の女性たちの自己決定権を奪おうとしているかのようだ。

彼女は、ポーランドで3人目の女性首相。前首相も女性で、中道左派「市民プラットフォーム」のエヴァ・ボジェナ・コパチ。医師の彼女は、カソリック教会からの破門覚悟で、強姦によって妊娠した14歳の少女の中絶にかかわったという。当たり前だが、女性にもタカ派もいればハト派もいるということだ。

ポーランドのこのニュースは、政治権力の姿勢しだいで、女たちの一生が激変することを教えている。

Moves to ban abortion in Poland is dividing opinion
Poland abortion ban would 'aggravate women’s tragedy' say former first ladies
Street protests over abortion law are latest skirmish in battle for Poland’s soul
Thousands React in Outrage Over Poland's Proposed Abortion Ban
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by bekokuma321 | 2016-04-22 17:07 | ヨーロッパ

続・赤いバラの闘い 

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マレーシア・クアラルンプールで、通訳の女性に「あなたの国が抱えている最大の女性問題はなんですか」と尋ねてみた。

彼女は声をひそめ、絶対匿名を条件に「女性器切除の慣習です」。

マレー系女性は、ほぼ全員が性器の一部を切除されるのだという。通訳は中国系マレーシア人だった。

「でも、あなたはしなくていいんですよね」

「実は姉はマレー系男性と結婚したんですが、彼は性器を切除してない女性とは結婚できないと言い張るので、ついに姉は女性器切除をされました。姉のような例はたくさんあるのに、誰にも話せないので、社会問題にならないのです」

女性器切除(FGM)は、アフリカの国々の村で行なわれている伝統的儀式だと知っていた。ところが、高層ビルが立ち並ぶアジアの大都市でも行われていると聞いて、怒りがこみあげてきた。

この後を知りたいかたは、「I 女性会議」の「叫ぶ芸術」 赤いバラの闘いをどうぞ。この素晴らしいポスターが、誰によって作られたかも書かれている。

赤いバラの闘い
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by bekokuma321 | 2016-04-17 21:57 | アジア・アフリカ

c0166264_0231454.jpg「世界一住みやすい」極北の町ノルウェー・フィンマルク県バドソーに乗り込んだ三井マリ子さん。この極寒の町の人々が本当に住みやすいと思っているかを確かめるには極寒の季節だと、2011年2月に出かけた。

その「ルポ:平等の国ノルウェーの選挙」は、ノルウェーと日本の選挙文化の違いを改めて思い知らせてくれた。

2012年12月、秋田で衆院候補となった三井さんが受けたなんとも醜悪で陰惨な「いじめ」。裁判報告や連載で知った後だけに、ノルウェーの選挙の公明性・公開性に、隔絶の感がある。

政党の公認候補は密室の中で、票を集められそうな有名人を国会議員が一本釣りという候補者選びが一般的な日本。三井さんも国会議員から執拗なほどの要請があったものの、選挙区で党員会議らしい会議は開かれなかったという。

対して、ノルウェーの選挙候補は、推薦法という法律に即して、各選挙区の政党の「推薦委員会」で原簿が作られ、「推薦会議」で決定するのだという。

その政党の候補に、現役の高校生も名を連ねて、その高校生が議員に当選したと、三井さんはルポしている。驚き以外の何物でもない。

「第20話 高校生が市議になれる理由」(pdf)は、ノルウェーでは学校教育と政治がいかに共生しているか、「『政治に親しむ教育』がいかに日常的に行われている」かが書かれている。中高校生のスクールエレクション、小学生の政党候補者取材……。

日本では、唐突に選挙権年齢が引き下げられ、18歳から投票できるようになった。では、ノルウェーのように、政治に親しむ教育が行われているか。否。それとは逆の、学校教育から締め出してきた歴史がある。今回も、高校生の政治活動を学校に報告させるという教育委員会もあるらしい。18歳の高校生に政権側に票を入れてもらいたいだけで、主権者として政治的意見など持ってもらいたくない政権側のもくろみが、私には見えてくる。

それに引き換え、全高校の8割以上もの高校が実施するという、ノルウェーのスクールエレクションは垂涎である。実際に学校内で選挙運動や投票を経験することは、高校生の自主性と政治意識をどれほど涵養することだろう。堂々と質問し主張する高校生と、彼・彼女らにしっかりと答える政党代表者や候補者。こうした光景を日本で見られる日がくるのだろうか。

♪世の中のジョウシキ何も知らなくていい
 メイク上手ならいい
 ニュースなんか興味ないし
 大抵のこと 誰かに助けてもらえばいい♪
(「アインシュタインよりディアナ・ロス」作詞・秋元康、歌・KKT48)

こんな歌が売れる日本だ。しかし、「この歌詞がひどすぎる!」とネットが炎上した。そこにわずかに望みがあるのかも――と考える私だが、それではあまりに哀しすぎる。
 
木村 昭子(さみどりの会 *)

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▲おそろいのTシャツで、労働党候補を応援する高校生。オスロ市内(撮影三井)

「ルポ:平等の国ノルウェーの選挙」は、連載「衆院秋田3区政党交付金」にはいっている。
■第23話 庶民の足元に根をはる政治
■第22話 むかし魔女、いま大臣
■第21話 酪農をとるか、市長をとるか
■第20話 高校生が市議になれる理由
■第19話 極北の町を見捨てない国
■ルポ:平等の国ノルウェーの選挙
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(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。さみどりの会ホームページは選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイト。裁判は2015年11月和解で終わった
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by bekokuma321 | 2016-04-17 19:57 | ノルウェー

赤いバラの闘い

c0166264_15361495.jpg「 I 女のしんぶん」(2016年4月10日号)を開いて、何よりも最初に「叫ぶ芸術のポスター」に引き寄せられた。

今回のポスターは「赤いバラの闘い(アムネスティ)」だ。

胸の奥にヒリヒリした傷みを感じて非常に辛かった。記事を読み進めていくうちに、傷みとともに怒りが湧き上がってきた。

21世紀の現在で、世界30カ国の少女・女性が犠牲になっていて、毎年300万人が、この危険な目に遭っていると書かれている。にわかには信じがたい数字である。

これほど女性に犠牲を強いている事実を、単に風習・伝統だからと、片づけていいのか。多くの女性が声をあげられないのは理解できる。では、男性は、どのように受け止めているのか。女性器切除の理由・根拠のひとつが、男性の快楽のためであることに、人間として、怒りとやりきれなさを覚える。

出産時に、女性器の一部にハサミを入れられることがある。ハサミと書いている今でさえ、私の胸にズキンと痛みが突き刺さってくる。しかし、それは胎児の安全のためだ。だから、女性たちは縫合などの後々の手当てにも必死で耐える。

しかし、この女性器切除は、本人のためでも胎児のためでもないのだ。ポスターには、小さい字でメッセージが書かれている。

「これは明らかな人権侵害である。
いかなる政府もこの犯罪に目をつむってはならない。
少女・女性への暴力を許さない、このたたかいに力を」

字は小さいが、問題はとてもなく大きい。私もこの闘い(女性器切除反対の闘い)にともに声をあげたい。

伊藤 由子 宮城県加美町町議

【新聞は白黒ですが、近日中「I 女性会議」の「叫ぶ芸術」において、カラーで(!)見ることができます:FEM-NEWS編集部】
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by bekokuma321 | 2016-04-11 16:01 | アジア・アフリカ

c0166264_0231454.jpgさみどりの会ホームページ(*)担当のふじです。

70年前の今日、1946年4月10日は、日本の女たちが初めて投票用紙を手にした日です。

女性に投票を呼びかける当時のポスターには、「新しい日本は何で築く、国民の内から盛り上がる命で築く……下から湧き上がる力は何で現す 国民の正直に書く参政の一票で現す」と。戦争で生き延びた命を一票に託そうという気持が伝わります。

その衆院選に79人の女たちが立候補して、39人が当選。70年経た今、女性衆院議員は45人ですので、ものすごい数です。大選挙区連記制だったからだそうです。

2012年、三井マリ子さんは、衆院選に立候補しました。落選後、違法的事件に遭遇し、
松浦大悟前参議院議員や秘書を提訴しました。裁判は和解で終結。さみどりの会のホームページに、三井さんは、衆院選を振り返る連載を書いてきました。

今、連載は、世界で最も女性の政治参加が進んでいる国のひとつノルウェーの選挙に移りました。

“弱者”を見捨てない政治をつくってきた、女たちの闘いと選挙制度について、足で書いたルポルタージュです。読んでますます「政治は女に任せな、あかん!」と思ってます。

女性参政権70周年、日本でも女性の政治参加をグイッと進めるために、どうぞクリックを。

連載「衆院秋田3区政党交付金」のシリーズにはいっています。ノルウェー編のタイトルは:
■第23話 庶民の足元に根をはる政治
■第22話 むかし魔女、いま大臣
■第21話 酪農をとるか、市長をとるか
■第20話 高校生が市議になれる理由
■第19話 極北の町を見捨てない国
■ルポ:平等の国ノルウェーの選挙

ふじみつこ(アーティスト、さみどりの会

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▲ノルウェーでは選挙権を16歳に引き下げる運動が。話し合うハーマル高校の生徒たち(撮影三井マリ子)

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(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。さみどりの会ホームページは選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイト。裁判は2015年11月和解で終わった
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by bekokuma321 | 2016-04-10 01:03 | 秋田

ノルウェーのキリスト教民主党党首が男性から女性にかわった。

理由は、党首が育児のため父親休業(パパ・クオータ)にはいったからだというから、これまたノルウェーらしい。

ノルウェーは、今回の人事変更で、主要8政党のうち5政党の党首が女性となった。主要政党とは、国会に議席を有する政党。地方議会もいれるとゆうに20は超える。

5政党とは、保守党、進歩党、自由党、緑の党、キリスト教民主党。残る3政党は、労働党、左派社会党、中央党だが、この3党は、すでに何度か女性を党首に冠したことがある。

ついでながらノルウェーは、現在、首相、経団連会長、労働者連合代表、最高裁長官という、政・財・労・法の世界のトップが全て女性である。

5 out of 8 Parties in Norway are Led by Women Now
Eriksen tar over KrF mens Hareide tar pappaperm
Hyller KrF-Hareide for åpenheten
連立の3政党党首全て女性
「ノルウェーが幸運なのはノルウェー女性がいるからだ」―首相

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▲2009年の主要政党党首。当時すでに7政党中4政党が女性。
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by bekokuma321 | 2016-04-06 22:59 | ノルウェー

c0166264_0231454.jpg連載「衆院秋田3区の政党交付金」第18話まで、3月も末になってやっと全文に目を通しました。

三井さんは、選挙や裁判で体験したことを、絡まった糸を解くように平易にくだいて書いています。それでも、見たことも聞いたこともない、選挙の裏側の会計資料や法制度を初めて垣間見たためでしょうが、私は簡単には読めませんでした。これまでの自分の生活に馴染みのない政治や選挙というテーマについてのやり取りや書類の様々……。

三井さん自身、いくども「恥ずかしながら、知らなかった」「私には無知の罪がある」と書いていますが、当初はほとんど知らなかったようです。しかし三井さんは、疑問をそのままにせず、問題の糸口をつかみ、引きちぎられないようにたどってゆきながら、問題の大元にたどり着こうとします。そこで生まれた新たな疑問には、またひとつひとつたどってゆこうとします。

私に分かるのは、ほとんど何も知らなかった困難な問題に果敢に挑んだ三井さんの底力と明快な頭脳です。

完全に理解してはいない私にもこれだけは分かります。それは、今私たちは消費税が上がることを心配していますが、吸い上げられた皆の税金がこういう使われかたをしているが、それでいいのか、と、「政党交付金」を材料に問題提起していることです。

人によっては、問題の本質を矮小化したいために、いろいろと歪曲してとらえる人がいるかもしれません。しかし「公共の利害に深く関わる問題であり、日本国憲法に定められた表現の自由の下での公正な言論である」という三井さんの文章に賛成です。

湖面に投げた石の波紋が広がるように、多くの人々に、政党交付金への関心が広がってゆくことを期待しています。それが、秋田の政治、いや日本の政治をよくする第一歩だと思います。

最後に、三井さんの「連載」を読んで、普通の暮らしの中にとんでもない謀略が仕組まれてもおかしくないと気づかされされました。

加島 康博 (秋田市、さみどりの会*)

連載「衆院秋田3区の政党交付金」_さみどりの会
党として説明責任がある「秋田政党交付金裁判」
三井裁判和解に思うこと
和解調書と裁判長の真意
女であったゆえに踏みつけられた名誉と尊厳

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(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイトさみどりの会ホームページには裁判情報が掲載されている。裁判は2015年11月和解で終わった
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by bekokuma321 | 2016-04-03 17:12 | 秋田