c0166264_982244.jpg今、世界が眉をひそめる、猪瀬都知事の発言。ニューヨークタイムズ記事から紹介する(訳はFEM-NEWS)。

「アスリートにとってベストの国はどこか。インフラや洗練された設備がまだである他の2カ国と比べる。そう、ブラジルのように、初めての開催地ということはプラスである。しかし、イスラム諸国は、お互いが紛争ばかりしていて、共有しているのはただひとつアラー、それに階級差がある」

「貧乏人の子沢山と言われている。しかし、老人増に対応するインフラを整えなければならない。重要なことは年配者がスポーツ選挙のようであること。健康なら、年をとっても、維持コストは下がる。日本は女性85歳、男性80歳。いかに日本がストレスの少ない社会であるかを、示している」

「トルコ人も長生きしたいに違いない。長生きしたいなら、我々日本のような文化を創造すべきである。若者の人口は多いかもしれないが、若くして死んでいるなら無意味である」

トルコを下に見なければ決して出てこない、傲慢で一方的な表現がいならぶ。

しかし、この政治家は、日本文化を何もわかっていない。

日本は、なぜ超少子高齢社会なのか。なぜ女性が子どもを産めないのか。なぜ働く女性の7割が1子出産後に退職するのか。なぜアジア諸国の″慰安婦″たちは体をはって日本を批判するのか。そして、なぜ、自殺率が異常に高いのか。

民主主義度を示すある調査を見よう。トルコは、日本よりずっと上に位置している。IPUによる、国会(一院)における女性議員率だ。トルコは550人中78人で14.2%、日本は480人中38人で7.9%。トルコの女性は、日本の倍以上、国会に進出している。

ともかく、オリンピック招致にとって最大の障害は、旗振り役の東京都知事らしい。

■In Promoting His City for 2020 Games, Tokyo’s Bid Chairman Tweaks Others
http://www.nytimes.com/2013/04/27/sports/in-praising-its-olympic-bid-tokyo-tweaks-the-others.html?pagewanted=all&_r=0
http://frihet.exblog.jp/19247165/
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by bekokuma321 | 2013-04-30 09:09 | 中東

5月6日から、ストックホルムにあるソドラ・ラテン高校でに、自分を男であるとも女であるとも思えない生徒たちが使える第3の更衣室ができる。

スウェーデンからのニュースによれば、その高校の生徒会が話し合って決定した。生徒会代表のカミル・トロンベティCamille Trombettiは「男性用、女性用と分けられていた更衣室では、気分がすぐれない人たちのためです。先生たちにも訴えてきました」と語る。

c0166264_1839724.jpgすでに教員たちは、女性を表すhonでもなく、男性を表すhanでもなく、性に中立なhenを用いるようになったという。

新しい更衣室には、写真のような新しいシンボルがつけられる。オープニングには、同性愛者の権利擁護者で写真家のエリザベス・O・ウオーリンが来校して、記念演説をする。

http://www.dn.se/sthlm/sodra-latin-far-konsneutralt-omkladningsrum
http://www.thelocal.se/47554/20130425/
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by bekokuma321 | 2013-04-29 18:41 | 北欧

c0166264_2345211.jpgバングラデシュで、4月24日、縫製工場がはいっているビルが崩壊した。死者は300人以上、負傷者は2000人以上だという。被害者のほとんどは女性労働者だ。

報道によると、バングラデシュには、「ユニクロ」、イトーヨーカ堂「L& Beautiful」、「Gap」、「ZARA」、「H&M」、「IKEA」など、先進国の有名ブランドの下請け工場が多数ある。聞いたことのあるブランドばかりだ。

バングラデシュは、中国に次いで世界第2位の縫製品輸出国なのだと、いう。バングラデシュの人件費の安さをねらって安価に衣料製品を製造する、海外アパレル会社が進出する。そうした会社に対する批判が高まっている。海外有名ブランド会社は、労働組合の提起する工場労働の環境改善プランに賛意を示さず、抜本的解決とならない監査を強めるという方法をとるだけだったという。

近所のユニクロに並ぶ衣類を見て、これが1000円で作れるなんて、と思うことがある。その1000円の値札の向こうに、安い賃金と劣悪な環境に長時間働く、おびただしい数のアジア女性の苦悩を思う。

ユニクロで買い物をしたら、レジで、「ところで、バングラデシュ工場の労働組合の要求を聞いて、と社長に伝えてください」と言おうと決めた。

http://news.yahoo.com/big-brands-rejected-bangladesh-factory-safety-plan-122206229.html
https://www.oxfam.org.au/2011/07/zara-european-brands-exploit-workers-in-bangladesh/
http://www.bbc.co.uk/news/business-21007700
http://www.nrk.no/nyheter/verden/1.11001564
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by bekokuma321 | 2013-04-27 23:06 | アジア・アフリカ

赤松良子賞を受賞した。

赤松良子賞の授与は、国際女性の地位協会の活動のひとつである。

その国際女性の地位協会は、国連の世界女性会議で開かれたケニアのナイロビにおける「女子差別撤廃条約を知ろう」というワークショップから生まれたのだという。日本津々浦々に女子差別撤廃条約を広めるために・・・。

女子差別撤廃条約こそ男女平等社会をつくってゆくための最大の武器だ、と私は思ってきた。今もその思いは変わらない。

いつでもどこでも、正確な条文を示せるようにと、縮小版をつくって手帳の表紙裏にはさんで、長年、持ち歩いていた。スマホを使い始めてからはやめた。

その女子差別撤廃条約を日本政府が批准するまでの道は平たんではなかった。その陰に、労働省のトップにいた赤松良子の獅子奮迅の頑張りがあったことを、『均等法をつくる』(赤松良子、勁草書房)で知った。

その赤松が、国際女性の地位協会に創設したのが、赤松良子賞だ。女性差別撤廃条約の精神を体現する活動をしてきた人に授与される。

2012年11月25日、私は授賞式と記念シンポジウムに出席して、賞状(↓)と副賞を受けとった。

私の受賞理由は、鳥居淳子審査委員長によると、クオータ制を初めて日本に紹介したことと、バックラッシュ裁判を闘って勝利したことにあるらしかった。

クオータ制は、1980年代にノルウェーで知って以来、執筆・講演で知らせてきた。さらに全国フェミニスト議員連盟の仲間たちと、国会議員や政党にロビー活動をしてきた。みな、時間がいくらあっても足りないほど忙しい議員をしながら、男女平等の世の中をと頑張ってくれた。全国フェミニスト議員連盟の彼女/彼らの連帯と友情あふれる闘いがなければ、私は、ここまでこれなかった。

バックラッシュとは、女性差別撤廃条約嫌いの反動的動きをさす。大阪府豊中市では、男女共同参画推薦センター館長だった私の首を切る勢いだった。私は解雇されたが、豊中市の女性たちは立ちあがった。裁判を支援する「ファイトバックの会」ができた。あしかけ7年、最高裁勝利までの、あの顔、この顔・・・。

赤松良子賞は、私とともに闘ったこうした人たちへの賞だ。そして、「女性差別撤廃条約、クオータ制をさらにひろめなさい」という激励だと思う。

さあ、これからが本番だ。

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▲村越まり子「三井マリ子さん赤松良子賞を受賞」AFER 2013.2.20(クリックすると拡大されます)

連載「クオータ制」5 クオータ制が生んだ名物教授
連載「クオータ制」4 欧州連合EU議会は35%が女性
連載「クオータ制」3 インドの目標は33%
連載「クオータ制」2 それは政党の候補者リスト作りから始まった
連載「クオータ制」1 あの国でも、この国でもクオータ制
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by bekokuma321 | 2013-04-26 23:16 | ノルウェー

c0166264_9301078.jpg昨日、フランス政府は、性差別賃金禁止法に従わなかった2社に罰金刑を科した。

2010年の「同一労働同一賃金を決めた法律」施行後、初の罰金刑だという。

フランスの女性団体「あえてフェミニズム」のクレメンス・ヘルスターは「すばらしいニュース。男女平等賃金を無視したり、軽視していた会社に大きな信号を送ることになった。こうした制裁こそ、問題を真剣にとらえさせるのです」

英断を下した女性の権利省大臣ナジャ・ヴァロー=ベルカセムは、語る。

「この4カ月で、135の会社が違反でファイルされています。法による制裁は最後の砦です。でもやってはいけない、もっともだ、という効果があります。すると、会社が自ら『罰金は痛い、リスクをさけよう』となります」

今回、罰金刑を受けた2社のうち1社はパリにある会社で、性差別賃金が解消するまで毎月5000ユーロ(約65万円)が科される。

女性の権利省の大臣ナジャ・ヴァロー=ベルカセムは、モロッコ生まれの移民。まだ30代だ。フランスは、昨年、ひさびさの社会党政権に戻り、閣僚はきっちり男女半々となった。その目玉の1人が彼女。

ナジャは、貧しい家庭に生まれ育ったといわれている。世襲の多い日本の政界を考えると、想像だにできない人事だった。しかし、彼女のような人物こそ、人権・平等を扱う省にふさわしい。それ行け、それ行け、ナジャ!

http://www.thelocal.fr/page/view/france-prepares-first-fines-over-unequal-pay-for-women
http://www.najat-vallaud-belkacem.com/2013/04/25/inegalites-salariales-femmeshommes-2-entreprises-sanctionnees-une-premiere/
■フランス「パリテ内閣」、「女性の権利省」誕生
http://frihet.exblog.jp/17975910/
■仏デモ、「性差別よ出て行け、女性よ祝おう」
http://frihet.exblog.jp/16368056/
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by bekokuma321 | 2013-04-26 09:32 | ヨーロッパ

フランス国会は、同性婚法を賛成多数で通した。賛否は321対225。現政権による、社会変革推進の1公約だった。

同性婚に関する世論調査は、賛否が拮抗していて、賛成が反対をやや上回る程度。1月、パリでは警察発表34万人という猛烈な反対デモがあった。反対運動は今もつづく。

フランスの決定で、同性婚を認めた国は、14カ国に増えた。アメリカは、国としては合法化していないものの、合法化した州がある。カソリックの国フランスが同性婚に踏み切ったことで、また世界が少し動くだろう。

同性婚の歴史
•オランダ(2001)
•ベルギー (2003)
•スペイン (2005)
•カナダ(2005)
•南ア (2006)
•ノルウェー(2009)
•スウェーデン (2009)
•ポルトガル(2010)
•アイスランド(2010)
•アルゼンチン(2010)
•デンマーク (2012)
•ウルグアイ (2013)
•ニュージーランド(2013)
•フランス(2013)
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■Same-sex marriage: French parliament approves new law
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-22261494
■In French gay marriage debate, a political star is born
http://www.france24.com/en/20130211-france-gay-marriage-adoption-christiane-taubira
■ノルウェー新婚姻法
http://frihet.exblog.jp/10573646/
■世界初の同性婚から10年
http://frihet.exblog.jp/16137905/

【写真は、フランス国会http://frihet.exblog.jp/10271551/
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by bekokuma321 | 2013-04-24 10:55 | ヨーロッパ

c0166264_17244948.jpg4月18日、ドイツ下院は、会社取締役にクオータ制を入れる与党法案を否決した。320対277、棄権1だった。2018年から20%でスタートし、段階的に女性を増やしていくという法案も日の目をみなかった。

アンゲラ・ドロテア・メルケル首相が出した法案は、2023年から取締役の40%を女性にするというもの。ドイツ経済界は、「外国企業は逃げてゆく。市場は混乱する」と猛反対を続けていた。

メルケル首相は、当初、強制的クオータではなく、自主的に女性を増やす方法を準備していた。しかし、党内の激しい議論を経て、40%クオ―タ制の法案となった。

労働社会問題相ウルスラ・フォン・デア・レイエンUrsula von der Leyenは、強固なクオータ制賛成派だ。高い人気を誇り、キリスト教民主党CDUの副党首でもある。メルケル首相の煮え切らない態度に、彼女は、「この重要なテーマに断固たる態度を」とけん制した。

おもしろいことに、クオータ制をめぐっての激しい党内討論を経、CDUは、次の国政選挙のマニフェストに30%の取締役クオータを入れることになったという。

取締役クオータの元祖は、ノルウェーだ。ノルウェーで、会社の取締役に女性40%を義務づけた法律ができたのは、2003年。「株式上場会社は2008年から、国営会社は2004年から、両方の性の人が少なくとも40%いなければならない」という法律だ。

ノルウェー・メディアは、「ノルウェーから見ると、ノスタルジックな議論をしているようだ」とドイツを評している。

さて、わが日本。ドイツ下院にあたる衆院には、7%ちょっとしか女性がいない。クオータ制法案を議論しているドイツ国会中継見たが、なんと女性が多いこと(左上)。日本と大違いだ。

女性議員が7%ちょっとの国会では、クオータ法案どころの話じゃない。それより、まず北欧やドイツのように、もっと女性議員を増やすことだ。政党が真剣になればできる。国会に男性を送るだけなら、政党交付金を返してほしいと思う女性が大勢いる。

http://www.nrk.no/ytring/merkels-sinte-medsostre-1.10992851
http://www.dw.de/boardroom-quota-for-women-rejected-by-german-bundestag/a-16755599
http://www.spiegel.de/international/germany/germany-rejects-law-requiring-board-quotas-a-895238.html

■ドイツ誌「シュピーゲル」、ノルウェーのクオータ制を特集
http://frihet.exblog.jp/18068588/
■日本の女性議員率、世界161位
http://frihet.exblog.jp/19247165/
■新潟日報「ノルウェー政界の男女平等:クオータ制が後押し」
http://frihet.exblog.jp/15353813/
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by bekokuma321 | 2013-04-22 17:41 | ヨーロッパ

c0166264_11264367.gif朝日新聞は、さきごろ、「女性議員比率、衆院は世界最低レベル IPU調査。世界190カ国中、日本は163位まで落ちた」と報道した。出典はIPU。

あれっ、161位ではなかったか? また2位落ちたのか。よく見たら、朝日の163位は、2013年3月付の記事で、FEM-NEWSの161位は、2012年12月付だった。

ホーッ、3か月で、また2位落ちたわけだ。

クオータ制の導入を提唱して20年以上。1992年創設の全国フェミニスト議員連盟も、政党に対してクオータ制を入れるよう絶え間ぬ努力をしてきた。だけど、どの政党もクオータ制の導入など歯牙にもかけようとしなかった。

c0166264_222117.jpgどんどん落ちて、当たり前。

■日本の女性議員率、世界161位
http://frihet.exblog.jp/19247165/

[上図はIPU,右のロゴマークはEuropean Women's Lobby]
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by bekokuma321 | 2013-04-20 21:10 | その他

サッチャーの影響力

c0166264_10361195.jpg世界の女性の首相・首相経験者たちは、サッチャー元首相をどうとらえているだろうか。海外メディアから要訳する。

ノルウェー初の女性首相グロ・H・ブルントラント(労働党):
「サッチャー元首相から何か学んだことがあるか? ありません。彼女が首相になる前から、私は自分の政治スタイルをもっていました」
「サッチャー首相に、女性の政治参画をどう進めていこうとしているか、を尋ねたことがあります。彼女は、このテーマにほとんど関心を示さず、イギリス議会には有資格の女性が少ないと指摘するだけでした」
「サッチャー首相は、保守党の党首として、先頭に立ってあらゆる分野において平等を進めることができるのだということを、意に介そうとしませんでした」

フランス初の女性首相エディット・クレソン(社会党):
「サッチャーはインスピレーションを与えた人です。何を自分が望んでいるかを知っている、原則を大事にする指導者だと思います」

カナダ初の女性首相キム・キャンベル(保守党):
「他国の女性たちに対して、女性も政治指導者の資格を有するのだ、という世界を切り開いてみせました」
「私たちすべての人間がサッチャーのおかげをこうむっています。彼女の前にはまったくモデルがなかったのです」

ドイツの現首相アンジェラ・メルケル(キリスト教民主党):
「女性が民主主義制度の頂点に立つことなど考えられなかった時代、彼女は、次に続く大勢の人の先駆者となりました」

オーストラリアの現首相ジュリア・ギラード(労働党):
「女性の歴史を変えた政治家です」

サッチャーの政治歴は、1959年、ロンドンのフィンチリー選挙区の保守党候補に選出されたことから始まる。フィンチリーは典型的な保守党支持選挙区である。ここの保守党候補に選出されること、それはすなわち国会議員に当選することを意味した。イギリスは1選挙区から1人の当選者を選ぶ小選挙区制度をとるからだ。案の定、1959年、彼女は下院議員に初当選する。

フィンチリーという保守的選挙区の保守党が、1950年代に、若い女性候補サッチャーを下院議員候補に公認したのはなぜか。興味深い。

彼女が生まれたのは、フィンチリーではなくリンカンシャーのグランサムという町。イングランド東部にあるカウンティだ。

イギリスは、左派が強い労働者地区と、右派が強い保守党地区に大きく分けられる。議員を目指す人にとって、自らの属する政党基盤の強いところから公認候補になることが最大の近道となる。イギリスには、「落下傘候補」という日本で使われるような表現はないと言われる。サッチャーがそうであるように、多くの候補者が「落下傘候補」ともいえるからだ。

ちなみに、北欧社会民主主義を信奉する筆者は、小選挙区制にも、サッチャーの政策にも反対だ。とはいえ、彼女の語った言葉、とくにジェンダーに関してはなるほどと思わせられる言葉が多い。下記にはおもわず笑ってしまった。拙訳とともに紹介する。

“In politics, If you want anything said, ask a man. If you want anything done, ask a woman.” (政治において、何か言ってもらいたいことがあるなら、男に頼みなさい。何かしてもらいたいなら、女に頼みなさい)

http://www.aftenposten.no/meninger/En-bla-valkyrie-som-endret-historien-7168471.html
http://www.thelocal.no/page/view/thatcher-no-role-model-for-norways-first-female-pm
http://www.huffingtonpost.com/2013/04/10/margaret-thatcher-legacy-debated-among-women-leaders_n_3052214.html

◆サッチャーの人種差別発言
http://frihet.exblog.jp/19818830/
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by bekokuma321 | 2013-04-16 10:30 | ヨーロッパ

c0166264_1043197.jpgイギリス初の女性首相マーガレット・サッチャーが亡くなった。世界は、彼女の断固たる政治統率力を称賛的に報道する。

女性初の首相として苦闘を続けただろうことは想像できる。しかし、彼女の政治イデオロギーや政治手法には賛成できない点が多い。働く女性に対して非常に冷たい政策をとり続けたことも、私はイギリス女性から直接聞いている。

そんなサッチャー元首相がとった政策の底流に流れるとんでもない考えを、オーストラリアの外務大臣が語った。BBCによる。

「サッチャー元首相は、平気で人種差別をする人です」とオーストラリア外務大臣ボブ・カ―は語った。彼の語る元首相の人種差別ぶりは、こうだ。サッチャーが首相を辞任する際にボブ・カ―と交わした会話だという。

サッチャーは、ボブ・カ―に「オーストラリアの国の国民であるヨーロッパ移民は、アジア系移民に乗っ取られてしまう」と、移民反対を進言した。その時、カ―の妻ヘレナ(マレーシア生まれの実業家)がそばにいたのだという。

サッチャーは続けて「フィジーのようになってしまいますよ。シドニーは好きですが、移民を入れてはなりません」。話の流れからこの場合の移民はアジア系移民をさした、という。カ―は「僕は余りに驚いて、的確な返答を思いつきませんでした」と語った。

◆Margaret Thatcher 'unabashedly racist' - Australia FM
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-22087702
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by bekokuma321 | 2013-04-10 10:06 | ヨーロッパ