秋田のいぶりがっこ

c0166264_2328796.jpg「いぶりがっこ」をつくっている現場を訪問した。

秋田県大仙市太田町にある、この家では、“姑さん”と“お嫁さん”の2世代女性の共同作業だった。

畑から採った大根を、まずは燻製小屋につるして燻製する。「燻製小屋にはダメ、入れません、あなたの上から下まで臭くなってしまう」と笑った。

写真は、燻製し終わった大根の山、山! 

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その後、米ぬかと塩で漬けこむ。「しだいに細~く、小さくなって、お店で売っているような風になるんだよ」と言った。

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秋田県南地方の特産物だ。雪が多く、秋にとれた大根を外で太陽にあてて干せなかった。そこで、家のなかに持ち込み、いろり端にほしたのが、そもそものはじまりだったらしい。

こうしてできたのが、雪国秋田発、人気の保存食だ。薄く切って食べる。

燻製の風味が加わって独特の味がする。でも、いぶりがっこも多種多様。空港や駅のキオスクでもいろんなブランドのものが売られている。私はあまり甘くない方が好きだ。

http://common.pref.akita.lg.jp/genkimura/area/detail.html?cid=32&id=102
http://www.chuokai-akita.or.jp/gakko/index.htm
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by bekokuma321 | 2012-11-28 23:38 | 秋田

c0166264_22184390.jpgNRKニュースによると、トロンハイム市のあるヌール・トロンデラーグ県の中央党は、国会議員候補者リストのトップをマリット・アーンスタッドに決定した。選挙といっても、来年秋の話だ。

アーンスタッドは、ノルウェーの現交通通信大臣。

彼女には、おもしろいエピソードがある。1999年、石油大臣だったころ、独身のまま出産し、4か月の育児休業をとった。しかも大臣職に復帰した翌年、シングルマザーのままゼロ歳の息子をだっこして、サウジアラビアを公式訪問。サウジアラビアの政界には女性が誰もいなかったから、蜂の巣をつっついたような騒ぎとなった。

ノルウェーの次の国会議員選挙は、2013年9月第2週の月曜日。解散がなく、4年に1回、いつも同じ時に行われるから、ゆっくり準備ができる。それに政党中心の比例代表制だから、日本のように個人が死に物狂いの選挙活動をするなどということはない。

11月になると、来年の選挙の政党候補者リストが決まったというニュースがメディアにのりはじめる。来年の秋までの長い選挙期間に、政党討論会や支援者拡大などさまざまな運動をする。

http://www.nrk.no/multimedia/1.8347373
http://www.nrk.no/nyheter/distrikt/nrk_trondelag/1.8422917
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by bekokuma321 | 2012-11-25 22:27 | ノルウェー

はぐぬぐ

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hagu nuguという、靴屋さんの工房を訪問した。

hagu nugu。「はぐぬぐ」と読む。秋田弁で、「靴を履く、脱ぐ」という意味だ。「はぐ」は英語のはぐ(hag抱きしめる)と同じ発音のせいだろうか。あったかい感じがする。

この靴屋さんの名は安倍 陽子さん(写真上)。赤ちゃんが初めの一歩を踏み出す時にはいてもらう手作り皮靴屋さんだ。注文を受けてから、デザインと制作をし、1~2週間ほどかかって仕上げる。

何から何まで自らの手でつくる。皮も、東京浅草に自ら出向いて探してくるのだという。

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皮の柔らかい手触りと、温かい色使い、夢のあるデザイン、手のひらにチョコンと乗ってしまうサイズ――つい手にとって、頬ずりをしたくなる。

この子どもの靴屋さんは、秋田県にかほ市両前寺字阿部堂にある。にかほ市は、秋田県の日本海側のもっとも南側にある。TDKの企業城下町だったが、今年、TDK側が電子部品の製造を行う3工場閉鎖を発表。市は苦境に陥っている。

「うんと注文が殺到したら、たくさんの人を雇えるようになるわよ」と言ったら、「うふふ、そうですね」と笑った。

お子さんやお孫さんが生まれて初めて歩くときの靴にいいな、と思ったら、インターネットからどうぞ。

http://hagunugu.com/
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by bekokuma321 | 2012-11-18 22:31 | 秋田

コーヒー園の女性たち

c0166264_23453915.jpg私の朝は、一杯のカフェオレから始まる。

そのコーヒー豆が、女性によって植えられ、女性によって栽培されていることを、思いながら飲むことはない。

アフリカの家族農園のコーヒーの70%は、女性が管理し、運営しているという。しかし、問題は、その土地と経営の支配はほぼすべて男性の手にあることだ。

今、それを変えようという動きがある。

国際女性コーヒー連盟International Women's Coffee Alliance (IWCA)だ。女性たちに、訓練、ネットワーク、新しい商取引をつくりだチャンスを与え、女性が経営の主体者になれるような力をつけている。

日本の農業もよく似ている。農業の多くは女性たちの手になるが、農地も農家の経済もほぼすべて“ご主人さま”の手のなかにある。

■Meet 4 African Women Who Are Changing The Face Of Coffee
http://www.npr.org/blogs/thesalt/2012/11/07/164347078/meet-four-african-women-who-are-changing-the-face-of-coffee
■International women’s coffee alliance http://womenincoffee.org/
■Women in Coffee in Africa
http://www.intracen.org/women-in-coffee/
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by bekokuma321 | 2012-11-12 23:50 | アジア・アフリカ

赤松良子賞記念シンポジウムがあります。

ちょっとはずかしいのですが、不肖わたくしが、本年度の赤松良子賞に選ばれました。

これまでの活動と、「バックラッシュ裁判」に勝利した不屈の精神による、と、今年7月、選考委員会からお知らせをいただきました。

ご都合のつくかた、ご参加をお待ちしております。一緒に喜んでいただけたら、最高にうれしいです。

■2012年11月25日(日)13:00~
■文京学院大学本郷キャンパス・スカイホール 
http://www.u-bunkyo.ac.jp/about/page/hongo/d/6f.html
〒113-8668 東京都文京区向丘1-19-1

1部 赤松良子賞贈呈式 13:00~13:30
2部 記念シンポジウム「クオータ制で女性の政治参画を!」 13:30~

3部 懇親会 16:00~ (懇親会のみ11月15日まで要申込み 国際女性の地位協会 FAX 03-5905-0365 Email:info@jaiwr.org )

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by bekokuma321 | 2012-11-05 10:49 | その他

c0166264_8141728.jpg金曜日、オッド・ブレットセンが、亡くなった。85歳。

ノルウェーの国民的フォークシンガーだ。いくつになっても、いたずらっ子のような彼の表情が、目にうかぶ。心からお悔やみ申し上げる。

私が彼の歌を知ったのは、2年前、オスロ大学の「ノルウェーの社会と文化」の授業でだった。「アノラック」というその歌は、労働党の首相だったアイナ―ル・ゲルハルセンが唱えた価値を、今のノルウェー人は忘れているんじゃないか、と皮肉っていた。

ノルウェーが大切する連帯・平等について、これほどわかりやすくあらわしている歌を聞いたことがなかった。何度もインターネットで聞いた。日本に帰国してからは、あちこちでこの歌を紹介した。

詩のはじめだけ、英語にすると・・・。

Once upon a time the Prime Minister rode his bike to work, and wore trouser bands. On Sundays he went for a ski trip with an anorakk and knickers, and maybe his wife and kids came along, and they had a camping stove. And the king took the trolley and paid for his own ticket.

■Børretzen/Myhre - Anorakkene
http://www.youtube.com/watch?v=xcT84bdoe4g
■Odd Børretzen (85) er død
http://www.nrk.no/kultur-og-underholdning/1.8383074
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by bekokuma321 | 2012-11-04 08:18 | ノルウェー

ファッションもエコ

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「ファッション業界は、世界をリードしてきました。そこで、持続可能なファッションの発展をリードしていきたい。この世界的競争に、力強い存在感を示し、ユニークな姿を産み出すことができるのは北欧諸国です」

北欧ファッション協会会長エバ・クル―スが言った。

エバ・クル―スは、ファッション界のトレンド「持続可能性」を主唱し、業界を主導する人物だ。「持続可能なファッション」とは、布の生産からドレスの完成までのプロセス全体を、環境にやさしい、持続可能な行程にすることだという。

彼女は、そのファッション・ショ―を、このたび、フィンランド国会で行なった。

国会でファッションショー! 前代未聞ではないだろうか。フィンランド国会は、国会議員200人中女性が85人、43%を占める。内閣閣僚20人中9人、45%だ。それと無縁ではないはずだ。


■Sustainability is the next fashion trend
http://www.norden.org/en/news-and-events/news/sustainability-is-the-next-fashion-trend

■21世紀のマリアンヌ
http://frihet.exblog.jp/10271551

■環境問題に女性の視点を
http://frihet.exblog.jp/18035534/
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by bekokuma321 | 2012-11-01 07:50 | 北欧