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BBCによる。

「7月22日の襲撃事件の実行犯アンナス・B・ブライヴィックは、妄想性統合失調症paranoid schizophreniaにあった。

2度の襲撃時、彼の精神は異常だった。さらに、13回にわたる調査時も精神が冒されている状態だった。彼は、己の妄想の世界に住み、その中で、彼の妄想が彼の考えと行動を引き起こした」

11月29日、ノルウェー法医学審議会から提出された243ページにわたる報告書は、以上のように結論づけた。

襲撃で77人が死亡した。ほとんどは10代の政治活動家で、半数は女性だった。ウトヤ島での労働党青年部恒例の夏合宿での突然の事件だった。負傷者は151人に上る。

逮捕されたブレイヴィックは、殺人を認め、イスラム化するヨーロッパを守るために必要だったと述べている。彼が精神の病だとなると、監獄ではなく精神病院でケアされることになる。

http://www.bbc.co.uk/news/world-15936276
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by bekokuma321 | 2011-11-30 01:19 | ノルウェー

またノルウェーのエジプト選挙報道から、簡単に和訳する。

「私は、ここに自分の声が何か今回は役だつような気がしてやってきました。こんなことはこれまでなかったことです。この国が、民主主義に向かって、一歩前に進むように」(ベールをかぶった中年の女性)

「投票のボイコットには反対です。初めての選挙ですから完璧ではありません。でも、よりよい選択をしなければ。選挙の方法は評論家たち言うようには、複雑ではないです。投票することで、民主主義への重要な一歩を踏みだすのです」(26歳の女性活動家)

イスラム社会ではなかなか表に出ない女性の姿や意見を、丁寧に取材する報道姿勢に心から敬意を表する。

■Egyptisk velger: - En historisk dag
http://www.aftenposten.no/nyheter/uriks/Egyptisk-velger---En-historisk-dag-6708664.html

【参考】
■NRKとNHK:報道と女性
http://frihet.exblog.jp/17018798/
■エジプト市民革命と女性たち
http://frihet.exblog.jp/15857242/
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by bekokuma321 | 2011-11-29 11:32 | 中東

エジプト国政選挙

エジプトの国会議員選挙がはじまった。比例代表制と小選挙区の2本立てだ。

政党は多いものの、イスラム原理主義組織「ムスリム兄弟愛」を母体とした「自由公正党」という政党がもっとも勢力が強いとみられている。

30年にわたる独裁政権が崩壊したあと、初の自由選挙だ。市民革命にも加わった女性たちは、どう投票日を迎えたのか。日本の報道にはない女性たちの様子をノルウェー国営放送NRKから見る。

首都カイロの投票所に、女性たちは、朝から長い列を作って並んでいる。しかし写真をよく見るとと女性は女性だけの列だ。女性が並んでいる列には男性はひとりもいない。

とはいえ、さすがに首都カイロだ。黒いチャドルにすっぽり覆われた女性は少なく、カラフルなスカーフを頭にかぶっている女性やスカーフすらかぶらないサングラスの女性などさまざまだ。

ムバラク政権下で長期にわたって弾圧されてきたイスラム原理主義の「ムスリム兄弟愛 the Muslim Brotherhood」は、日本では「ムスリム同胞団」と訳されている。この政党が、前回紹介したように、女性候補者の顔を載せずに「花」を載せた政党だろう。独裁政権が倒れると、イスラム原理主義が台頭し女性の抑圧は解決されないというジレンマがあるーーエジプトも例外ではないようだ。

投票結果は来年1月13日。約4000万人が投票するという。女性たちは2000万人はいるだろう。数年前、やっと女性の性器切除の慣行を廃止した国だ。今度、イスラム勢力が台頭することで、バックラッシュが起きないとは限らない。

女性の人権を踏みにじらない時代へーーーその幕開けになってほしい。

■Det første frie valget i vår historie
http://www.nrk.no/nyheter/verden/1.7893625
■エジプト革命後の女性の権利
http://frihet.exblog.jp/17144469/
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by bekokuma321 | 2011-11-29 03:51 | 中東

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ノルウェー王国大使館のホームページで連載が始まりました。4回シリーズの予定です。関心のあるかた下のサイトをクリックしてどうぞ。

■ノルウェー地方選挙レポート2011 
男女平等と民主主義

「ノルウェーでは自治体議員の約4割を女性が占めるようになったことが、男女平等を推し進めた大きな要因のひとつです。それではノルウェーの地方選挙制度はどのようなもので、そこに男女平等の問題はどのように関わっているのでしょうか? 2011年9月12日、ノルウェーで4年に一度の統一地方選挙が行われました。長い間この問題を研究している三井マリ子さんにシリーズでレポートしていただきます。」

c0166264_14125.jpg第1回 「女のクーデター」再び ――平等・反差別オンブッドは語る
http://www.norway.or.jp/news_events/policy_soc/equality/2011-1/





【写真上:地方自治体職員などで作る組合主催の選挙運動。10代の若者も大勢見える】
【写真下:女性を50%に増やすために“クーデター”が必要と語るオンブッド】
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by bekokuma321 | 2011-11-29 00:05 | ノルウェー

ノルウェー国営放送NRKは、20歳のエジプト女性がヌード写真をネットに載せたことをきっかけに、エジプト社会の女性問題を掘り下げて記事にしている。

それによると、エジプトの女性の実態は都会と地方で大きな格差があり、全体として多くの女性は、依然、目を出すだけのベールで身を包んでいるという。

2009年6月、選挙法が改正され、下院のみ女性クオータ制が導入された。64議席を女性のみに割り当てるという「リザーブ方式」だった。2010年の選挙結果、下院は全512議席中、女性は65議席で13%を占める。

しかし、ムバーラク政権が倒れた後、エジプト軍最高評議会は、女性だけのリザーブ方式を廃止。候補者リストに少なくとも1名の女性を載せるという方式に変えた。

しかし実態はどうか。女性候補はリストの下のほうに載るのが普通で、宗教色が最も強い保守政党は、女性候補を載せたものの女性の顔を表に出すことを禁じているため、女性候補の代わりに花を入れていると、NRKは報道する。

軍政から民政への移行を要求するデモも盛んで、政治状況がどう変わるか不明だ。

おりしも、エジプトの国政選挙が始まった。結果しだいでは、女性の権利がどう新憲法に生かされるのか、女性活動家たちも予想がつかない事態のようだ。

こうしたエジプト社会に、20歳女性のヌード写真による抗議を受け入れる素地があるとは、とても思えない。一方、女性の裸を最大の獲物として狙っているネット社会、社会に蔓延する性の二重基準など…複雑にからみあう。

■Her kaster israelske kvinner klærne til støtte for egyptisk nakenblogger
http://www.nrk.no/nyheter/verden/1.7889485
http://www.quotaproject.org/uid/countryview.cfm?CountryCode=EG
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by bekokuma321 | 2011-11-28 13:10 | 中南米

「これは、暴力、民族差別、性差別、セクシャルハラスメント、欺瞞に満ち溢れている社会に対する私の叫びです」

こうブログに書いて、エジプト批判するのは、女性運動家のエジプト女性Aliaa Magda Elmahdy。アート専攻の大学生だという、この女性は、自分のヌードを自ら撮影した写真を彼女の叫びの表現手段として、ブログに載せた。

たちまち驚異的アクセス数にはねあがった。脅迫や嫌がらせがどっと押し寄せた。さらには、「彼女は売春婦だ」「精神病に冒されている」などなど。

しかし、全世界から支持の声もあがった。敵であるイスラエルの女性40人はイスラエルの服を脱ぎ捨てて、横断幕を掲げた。横断幕は「Aliaa Elmahdy万歳!イスラエルの姉妹より」。ノルウェーのメディアNRKは、11月24日付けで、40人のカラー写真を報道している(下にあるリンク先の最上のサイト)。

彼女のブログには、現在アクセスはできない。彼女は逮捕される危険性もある。

http://www.nrk.no/nyheter/verden/1.7889485
http://www.nytimes.com/2011/11/18/world/middleeast/aliaa-magda-elmahdy-egypts-nude-blogger-stirs-partisan-waters.html
http://blogs.aljazeera.com/liveblog/%2523NudePhotoRevolutionary
http://edition.cnn.com/2011/11/19/world/meast/nude-blogger-aliaa-magda-elmahdy/
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by bekokuma321 | 2011-11-28 00:14 | 中東

c0166264_22521297.jpgノルウェーでは、強姦事件を契機に女性への暴力撲滅を訴えるデモが続いている。その中に、強姦被害を受けた女性自身がいる。ルイーザ・ロウヒビLouiza Louhibi(21)だ。

ルイーザが強姦されたのは17歳のときだ。今年10月、実名と顔を明らかにして自分は強姦の被害者であると、ツイッターでつぶやいた。

「私は2008年、強姦の被害にあった。しかし、人間は一生被害者でいることはできない。強姦をなくそう!」

彼女は、インターネットTVで語る(写真)。

「強姦の被害者はみなそれぞれ異なる。だから私にアドバイスする力はない。しかし、アドバイスできることは、強姦被害をただちに知らせることです。それをした私はとても楽になりました。強姦被害者が恥ずかしいと思ったりしてダメ。恥ずべきは加害者です」

11月25日、金曜日、オスロで開かれた「強姦根絶対策セミナー」において、法務・警察大臣と政府に対して、彼女は、次の3点を訴えた。

1)被害者が訴え出ることの大切さを、被害者にもっと知らせるべきだ
2)強姦被害の追跡を改善すべきだ
3)若者に対して強姦に対する広範なキャンペーンをすべきだ

ルイーザ・ロウヒビは労働党青年部に所属している政治家でもある。「強姦根絶対策セミナー」は法務省主催の朝食つき集会で8時半から11時まで行われた。メディアも招待された。

11月11日に就任したばかりのグレーテ・ファーレムーGrete Faremo法務・警察相(前防衛相)が出席し、「公的、私的機関、そしてボランティア団体の3者が総合的にたちむかって、強姦をなくしていかなければならない。強姦根絶対策を優先的にとりくむ」などと覚悟を語った。

ルイーザ・ロウヒビLouiza Louhibiは、アルゼンチン系ノルウェー人。ノルウェーではマイノリティに属す。

http://www.regjeringen.no/nb/dep/jd/pressesenter/pressemeldinger/2011/seminar-om-arbeidet-for-a-bekjempe-voldt.html?id=664551
http://www.vg.no/nyheter/innenriks/artikkel.php?artid=10031138
http://www.nrk.no/nyheter/norge/1.7891651
http://www.vg.no/nyheter/innenriks/artikkel.php?artid=10023245
http://www.vg.no/nyheter/innenriks/artikkel.php?artid=10023172

■夜を取りもどせ「不安から行動へ」http://frihet.exblog.jp/17040176/
■ノルウェーの強姦対策http://frihet.exblog.jp/17032223/
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by bekokuma321 | 2011-11-27 22:43 | ノルウェー

c0166264_13262588.jpg11月25日夜、京都タワーが紫色にライトアップされた。女性への暴力をなくすキャンペーンの一環だ。ちょうど京都にいた私は、26日『京都新聞』朝刊1面のカラー写真で知った。

京都新聞にはこう書かれている。

「国連の『女性に対する暴力撤廃国際日』に合わせ、京都府と京都市が昨年に続いて実施。午後5時半すぎ、タワー下部に設置した水銀灯から照らした。鮮やかな紫色に染まったタワーが夜空に浮かび上がると、観光客や帰宅途中の人が見上げたり、しきりにカメラに収めていた。この日は、さっぽろテレビ塔(札幌市)、通天閣(大阪市)、OHK岡山放送電波塔(岡山市)など全国各地でライトアップが行われた。」

26日夜、京都から東京に戻る新幹線ホームから京都タワーを見た。もういつものオレンジがかった色に戻っていた。

11月25日は、日本では女性への暴力防止の日と紹介されることが多いが、正確には、「女性に対する暴力撤廃国際日 International Day for the Elimination of Violence against Women」

1981年から女性運動家たちによってはじめられた。1994年、国連は、「女性に対する暴力撤廃宣言」を採択。1999年、11月15日を女性への暴力撤廃の日にした。日本政府が取組みだしたのは2009年から。

なぜ11月25日にしたのだろう? 下記サイトによると、女性3人が、ドミニク共和国の独裁者ラファエロ・トルヒーヨ(1930-1961)の手で暗殺された日だという。3人は姉妹で、「ミラバル姉妹」と呼ばれた独裁政権打倒運動家。運動は命がけで、何度か逮捕、投獄、拷問にあった。それでも運動をやめなかった彼女たちは、ついに、1960年11月25日、殺害された。

11月25日の女性への暴力撤廃の日、世界中がなんらかのアクションをした。そのきっかけをつくったドミニク女性3人の勇気ある闘いに思いをはせた。

新聞1面に掲載した京都新聞社の決定に敬意を表したい。

http://www.un.org/ga/search/view_doc.asp?symbol=A/RES/48/104
http://semdom.50megs.com/mirabal_museo.htm
http://www.imdb.com/title/tt0263467/
http://www.womenlobby.org/spip.php?article2664
■全国シェルターネットhttp://nwsnet.or.jp/
http://www.gender.go.jp/main_contents/category/dv_poster_23.pdf

■DV防止法8年、まだまだ遅れてる日本の政策
http://janjan.voicejapan.org/living/0906/0906014350/1.php
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by bekokuma321 | 2011-11-27 13:27 | 中南米

c0166264_112791.jpg12月5日、ボンで開かれる国際会議に向け、アフガニスタンの女性団体「緑の連帯スカーフ」が動いた。

ボン会議は、90カ国の外務大臣を含む1000人規模の参加者が、海外軍のアフガニスタン撤退後の支援について話し合う、、大規模の国際会議だ。

こうした国際会議は、通常、政治家や官僚、またロビー団体を通じて、事前に会議の方針や流れが決定される。会議団への参加者も、すでに決定されている。しかし、そこに女性の権利擁護は反映されるのか? 現在の情勢からは望みが薄い。

そこで、「緑の連帯スカーフ」は、会議の決定のなかに女性の権利擁護を入れるよう、国際署名運動を展開しようとしている。

■As troops plan their exit, ‘Green Scarves’ seek safety – and a voice – for Afghan women
http://www.theglobeandmail.com/news/world/worldview/as-troops-plan-their-exit-green-scarves-seek-safety-and-a-voice-for-afghan-women/article2241270/
■Green Scarves for Solidarity – Photowall
http://ch16.org/afghanwomen/
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by bekokuma321 | 2011-11-22 09:14 | アジア・アフリカ

沖縄タイムスによれば、生徒が自主的に進めていた自衛隊誘致に反対する署名活動の用紙を、校長が無断で没収したという。

署名活動をしていたのは、沖縄の与那国中学校の生徒だ。没収したのは、東迎和芳校長。

中学生は多感な年ごろ。とりわけ沖縄は軍隊には敏感だ。沖縄の中学生が、自衛隊に、いや社会政治に、自分自身の意見や主張を持つのは当然だ。民主主義の言動に“適齢期”などない。

中学生がその考えを表明することは、むしろ教育の成果であり、学校は喜んでいいはずだ。無断で署名用紙を取り上げるなど言語道断だ。

■署名没収「学校にそぐわない」「生徒の権利侵害」
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-11-19_26236/

■ノルウェー選挙:スクール・エレクション
http://frihet.exblog.jp/12283146/
■ノルウェーは今日、スクール・エレクション
http://frihet.exblog.jp/16817311/
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by bekokuma321 | 2011-11-19 22:34 | その他