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アフガニスタンの首都カブールにある女性刑務所には、「性格の悪さ」のたため、たくさんの女性が収監されている。

性格が悪いのは「道徳に対する罪」なのだという。ボーイフレンドが自宅までやってきて話をしているところを警察に密告された少女、夫から逃亡した女性・・・。ごく自然な女性の行動が犯罪行為として罰せられているのだ。

BBCが、カブールの女性専用刑務所から、アフガニスタン女性の生の声を報道する。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/programmes/newsnight/8771605.stm
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by bekokuma321 | 2010-06-30 16:45 | アジア・アフリカ

岡田啓子書評 (Iアイ女のしんぶん 2010.6.10)

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読んでみたい方は 『ノルウェーを変えた髭のノラ』(明石書店)
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by bekokuma321 | 2010-06-30 13:21 | ノルウェー

世界がサッカーに熱狂している。日本のテレビも同じ。ほぼすべてのチャンネルが、サッカー、サッカー、サッカー。

さて、会場となっている南アフリカは、男尊女卑の際立った国のひとつだ。南アの性暴力撤廃団体と協力関係にあるノルウェーのクライシスセンター(女性の避難所)によると、「平和時において、女性に対する暴力が最も高い国である」

スポーツにセックスはつきもの――という考えは、古今東西ごく一般的だ。そうした中、大統領までが一夫多妻の国、南アフリカで何が起こりうるか。想像に難くない。現に、南アでは、女性の人身売買、売買春、HIVエイズ、強姦、女性や少女への虐待が、実に深刻だ。もっと世界の報道は、この問題に敏感であるべきではないか。

2010年ワールド・カップにおいて、最も性的に弱者とされる若い女性たちや少女たちへの対策に必死なのは、女性支援センターMasimanyane。

世界の少女・女性をとりまく現実は悲惨である。ユニフェムやWHOによれば、30秒に1人の少女・女性が強姦され、3人に1人の女性が一生涯で一度は強姦被害にあい、6人に1人が虐待被害にあい、毎週1人が殺害されている。子どもへの性的虐待は、日に100件報告され、その97%は少女である。子どもへの性的虐待は、すなわち少女への虐待なのだ。さらに強姦後殺害される件数が世界で最も高い国が南アフリカだ。そして、南アでは性的虐待の後、毎日1500人がHIV/エイズに感染している。最も被害にあいやすいのは、若い女性たちである。

http://www.masimanyane.org.za/
http://www.krisesenter.com/
http://www.krisesenter.com/internasjonalt/pdf/ExperiencingSouthAfrica.pdf
■関連記事
スポーツとセックスhttp://frihet.exblog.jp/14598285/
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by bekokuma321 | 2010-06-24 10:22 | アジア・アフリカ

6月16日のBBCによると、アシャ―Asha(19歳) とヨ―ゲシュYogesh の2人の恋人は、インドの首都デリーの北西の村で殺害された。2人は異なるカーストに属していたため、上のカーストに属するアシャ―の親族の手で、2人は縛られ、殴打され、殺害されたという。

殺人者たちは、「カーストの違うものとの結婚は、殺人より罪深いことだ、同じことが起こればまた同じように殺す」などと語っている。現在、政府の女性委員会が、調査に乗り出し、村の警察などから事情を聞いているという。

http://news.bbc.co.uk/2/hi/world/south_asia/10334529.stm
http://ncw.nic.in/frmAboutUS.aspx
http://timesofindia.indiatimes.com/city/delhi/Delhi-honour-killing-NCW-seeks-report/articleshow/6058721.cms
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by bekokuma321 | 2010-06-22 20:29 | アジア・アフリカ

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FEM-NEWSに届いた感想文を、少しずつ紹介していきます。1号は霜田初子さん。群馬県北軽井沢で初めてのデイサービス「デイ・クオーレ」の施設長をしていらっしゃる方です。

■最底辺の女性たちを最強にするための本

ありがとう、三井マリ子さん。『ノルウェーを変えた髭のノラ~男女平等社会はこうしてできた』読みましたよ。赤ペンで本が染まりましたよ。

とくに、ベリット・オースの言う「世界の最底辺女性8グループ」の意味は深いですね。ベリット・オースの言葉「・・・あらゆる層で女性達は最低限の生活を強いられています。これはソーシャル・インジャスティス(不正)です。不正は正さねばなりません。正すべきは政治です。女性が政治権力に入りこんで、国の政策を変えていかなければならない、と至ったのです」が、胸につきささりました。

私の赤線で一杯になった『髭のノラ』は、今後、私のバイブルになります。良い本をお書きになりましたね。この本は、「最底辺8グループの女」を最強にする本かも知れません。

何故・・何故・・おかしいと疑問でいっぱいのこういう女性たちを支援しなければならないのではないでしょうか。今、ベリット・オースさんの言葉が、マリ子さんの本によって知らされ、私の満たされない心身のコアに補給されました。

本のまえがきにありましたね。
 「男尊女卑の国から抜け出せないこの日本で
 女性解放を求めて頑張るあなたに、
 女性議員が一人もいない443自治体のどこかで暮すあなたに、
 ノラたちのユーモアあふれる闘いをおすそわけしたい。」

霜田は確かにおすそわけをいただきましたよ。ありがとうございました。平成16年6月、ある一人の子どもを預かりました。その母親から「子どもを虐待している・・」という相談を受け、こころ苑(託児所)創設へとつなげました。その関係で行政と関わりました。保育園は八つ場ダムの予算で創ると「次世代策定委員会」での質問に対しての答えでした。保育園ができるまで・・・と待って待って8年目になりました。平成19年に長野原町に保育園ができました。その時、「・・・こころ苑が早く創らせた・・・」と言われました。0歳~8歳までの10人の子どもがきています。託児所こころ苑は閉館できませんでした。

経済支援は父でしたがその父も3年前に亡くなりました。マリ子さんが書かれていますね、「私の最大の発見の一つは、そんな女性たちを励ましてきた数少ない男性達の存在でした。」と。そうですね。ほんとうに其処を書けるマリ子さんに敬意を表します。

平成16年6月、「私のところが空いてるから…」と6畳を提供してくれた知人がいて、同じ年10月に託児所こころ苑を開所しました。でも、2年後には、諸般の理由で、そこを出なければならなくなりました。その時に自宅開放をしてくれたのが数少ない男性達でした。「北軽井沢の子ども達のためにご苦労をしてくれてありがとう御座います」との言葉を添えて。その時、実は私は夫から「・・・人の子の為にお金は使いたくない。世間が笑う、初子がしなくてもいくらでもいるはずだ、町会議員や郵便局の奥さんとか・・やりつづけるならキャッシュカードを返せ」でした。収入の無かった私でしたので、父は支援してくれました。

「夫婦」でくくられる前に、『人形の家』の主人公ノラのように一人の人間でありたいと、貫いて今日まで生きてきました。でも、日本における男女共同参画は、言葉にならないくらい巧妙に育ち始めると壊されることが多いのです。そして、後に残る言葉は「女は女の足を引っ張る」「群馬県はまとまらない」となります。

この本『髭のノラ』は、こうした日本国の男女共同参画社会実現・・・などと振り回されて迷宮に誘導されている何者かに、風穴を空けると思います。

ありがとう御座います。今後、一緒に出来る事があるかもしれませんね。

霜田初子
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by bekokuma321 | 2010-06-22 11:43 | ノルウェー

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世界一住みやすい国と太鼓判を押された国ノルウェー。北欧諸国の中でも厳しい寒さが特徴のノルウェーが、なぜこれほどまで住みやすい国になったのか。そこには、女性の知恵の活用があった。

ではいったいどのようにして女性が、国の方針決定に進出できるようになったのか。クオータ制について、オンブズマン制度について、教育制度について・・・。ノルウェー社会のユニークな制度とその背景を探る。海老名市役所の学習会にどうぞ! 

と き: 6月24日(木) 13:30~
ところ: 海老名市役所 4階会議室
連 絡: 046-235-4568
講 師:三井マリ子(女性政策研究家)
参考書:『ノルウェーを変えた髭のノラ~男女平等社会はこうしてできた』(明石書店)
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by bekokuma321 | 2010-06-22 09:28 | ノルウェー

世界人身売買レポート

6月14日、アメリカのヒラリー・クリントン国務長官は、第10回世界人身売買報告書を発表した。それによると、日本はいぜんとして第2階層(tier)に甘んじている。この階層に位置づけられた国は、人身売買犠牲者保護法Trafficking Victims Protection Act’sの求める対策の遅れについて、努力のあとは見られるが、まだまだ最低限の対策さえ十分に行われていないという国だ。日本はこれで6年連続第2階層だ。

http://www.state.gov/g/tip/rls/tiprpt/2010/index.htm
http://www.state.gov/g/tip/rls/tiprpt/2010/142755.htm
http://www.state.gov/documents/organization/142979.pdf
■第9回報告書はhttp://frihet.exblog.jp/11793552/(日本語)
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by bekokuma321 | 2010-06-22 06:30 | USA

6月8日(火)、女性聖職者任命会議Women's Ordination Conferenceの女性たちが、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂前で、カソリック牧師への女性の任命を求めデモを行った。バチカン年の最終日にあわせたアクションだが、違法とみなされ警官が来たため、わずか1分で終わった。しかし、その写真はAFPなどを通じて世界中に広まった。

http://www.google.com/hostednews/ap/article/ALeqM5jawU9v2arPveo73C2e50zdPQnkvQD9G771RG2?index=0
http://www.cbsnews.com/stories/2010/06/08/world/main6560314.shtml
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by bekokuma321 | 2010-06-22 06:16 | ヨーロッパ

男女共同参画白書

『男女共同参画白書』が公表された。今回の「特集」は、「女性の活躍と経済・社会の活性化」。その中に、企業における「取締役クオータ制」などノルウェーの先例が、何カ所にもわたってあげられている。

■男女共同参画白書の全文はこちら
http://www.gender.go.jp/whitepaper/h22/zentai/top.html

■世界一の男女平等社会ノルウェーについての最新文献はこちら。クオータ制の発祥から最新結果まで詳述されている。
『ノルウェーを変えた髭のノラ~男女平等社会はこうしてできた』
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by bekokuma321 | 2010-06-17 11:07 | ノルウェー

子宮頸がん

子宮頸がん予防が話題になっている。子宮頸がんとはCervical Cancer。原因はヒトパピローマウイルスHPVというウィルスが引き金。性交によって感染する性感染症であるとされている。しかし定期的検診とワクチン接種で予防できる確率が高い。他のがんと比較してとても珍しい。

ところが日本では年15000人が子宮頸がんと診断され、そのうち3500人が死亡している。ちなみに人口が日本の半分のイギリスは、2800人診断で、949人死亡。割合にして日本のが2倍から3倍多い。

その理由は、検診をしない女性が、とくに若い女性に多く、発見が遅れてしまいがちだということにあるという。日本では子宮頸がん検診のインフラが整っているにも関わらず、検診受診率が20%ぐらいで、若い女性だけだと10%以下だという。医師の中には、検診を受けてもらうようなキャンペーンがまず第一だという人が多いのもうなずける。しかし若い女性が体に無頓着なのは、日本だけでないらしく、イギリスでは有名女優のジェード・グッディが、治癒の見込みのない子宮頸がん患者であることをテレビで公にしてから、検査率が21%増となったとの報道がある。彼女は2009年28歳で亡くなった。

さらに日本はワクチンの認可が2009年と先進諸国の中では遅かった。認可されても、ワクチン接種費用が5万円ほどかかり、国民健康保険がきかないため自己負担をしなければならないことがあるようだ。

根本には、自分の体を自分で守るという基本姿勢が、若い女性を中心に欠けていることや、性教育の質・量の充実がなされていないことがある。また、こうした現実の背景には、男性の無理解や根強い男女不平等意識がある。

そんな中、地方議会で女性議員たちが、子宮頸がんワクチンへの公費助成が急浮上したことをきっかけに、女性の自己決定権を含めたすぐれた議論を展開している。ワクチン一辺倒だけでいいのか、と警鐘を鳴らしてもいる。一例は、6月10日行われた山梨県議会の仁ノ平尚子議員の質疑だ。

仁ノ平尚子議員の質疑録画はこちらからhttp://www.pref.yamanashi.jp/gikaisom/H22_6_rokuga.html

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=26722
http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/ed20100401a2.html
http://www.orangeclover.org/
http://www.guardian.co.uk/media/2009/feb/17/cancer-tests-jade-goody
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by bekokuma321 | 2010-06-16 21:36 | その他