2010年1月21日Asiaoneニュースによると、20日(水)、フランス下院は、会社取締役会のクオータ制案を可決した。上院で可決されると、フランスではノルウェーに次いで、私企業の決定機関の男女平等が加速される。

フランスでは、女性は、ブルーチップCAC-40 Index(パリ証券取引所の時価総額ランキング40位までの銘柄)では10%、トップ500社では8%しかはいっていないという。

フランスは、「ノルウェー方式Norway Way」を踏襲したいようだ。しかし、選挙法を改正してパリテ(50%にする制度)を入れ込んだにも関わらず、政党の多くは、守らないで罰金を支払う方を選んだ苦い経験がある。その結果、下院の女性国会議員はわずか18%しかいない。

女性がわずか18%しかいない国会で、取締役クオータ制が通過したことを喜ぶべきかもしれないが。

http://business.asiaone.com/Business/News/Office/Story/A1Story20100121-193346.html

http://www2.kwdi.re.kr/kw_board/skin/news/view.jsp?bp_board=news&bp_bbsNo=287

Fem-News「フランス、取締役クオータに着手」
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by bekokuma321 | 2010-01-28 09:12 | ヨーロッパ

FGM を廃絶しよう!

FGMをなくそう! FGMとは、女性の外性器を取り去る蛮行です。女性に対する究極の抑圧です。

日時:2010年2月13日(土)
時間:13:00~16:00
会場:ユニセフハウス(品川駅より徒歩7分)
入場無料、事前申し込みの必要はありません。

プログラム
13:00  開会      
駐日マリ共和国特命全権大使ギセ・マイムナ・ジアルさんの挨拶
13:25  『黒い苦しみ』(アフリカからフランスへ移住した女性たちをテーマにFGMが含有する問題を伝えるドキュメンタリー番組)上映     
人体模型を使ったFGM の説明
14:40  トーク ~ 国連人口基金東京事務所所長池上清子さんとWAAF の対話      
質疑応答
15:30  ウォンガイ・ガールズ パフォーマンス(アフリカの太鼓や歌、踊り)
15:55  赤松良子日本ユニセフ協会会長挨拶
16:00  閉会

日本ユニセフ協会のホームページにもお知らせが出ています。http://www.unicef.or.jp/partner/index.html#

ご参加をお待ちしております!  
FGM 廃絶を支援する女たちの会    
Women’s Action Against FGM, Japan(WAAF)    
162-0062 東京都新宿区市谷加賀町2-5-26    
電話 03-3235-8266 FAX 03-3235-8267    
E-mail waaf@jca.apc.org    
URL http://www.jca.apc.org/~waaf/

■FGMに関するFem-News記事
http://frihet.exblog.jp/13271286/
http://frihet.exblog.jp/13057971/
http://frihet.exblog.jp/10534467/
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by bekokuma321 | 2010-01-27 18:43 | その他

ノルウェーで「取締役クオータ制」が実行されて以来、世界中で、経済界の中枢に女性を入れる方策が議論になってきた。フィンランドは、会社取締役会の新規約が施行され、2010年から、「取締役会に女性を含むこと」とされた。女性がいない場合には、その理由書を提出しなければいけない。

「女性は1人いればいいというトークニズムのように見えるが、両性がバランスよく参画することを奨励につながると思う」と、新規約作成にかかわったLeena Linnainmaa(ヨーロッパ女性弁護士協会代表)は言う。

http://www.cgfinland.fi/images/stories/pdf/corporate%20governance%20review%20october%202009.pdf
http://www.europeanpwn.net/index.php?article_id=713

昨年、Fem-Newsで報道したフランスは、取締役会の50%を女性にするための法案が下院で可決され、現在、上院で審議中である。

「フランス、取締役クオータに着手」
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by bekokuma321 | 2010-01-27 17:15 | 北欧

c0166264_1832164.jpgノルウェーは、ついに映画産業の男女平等にクオータ制を導入した。監督、脚本、制作など映画の主要ポストに少なくとも40%は女性を入れよという文書が、1月13日、文化大臣から提出された。

2009年、ノルウェー映画館で初演された映画の主要ポストには、女性は20%しか占めてなかったという。政府は、男女平等の映画に近づくために、女性が40%に満たない場合は、映画制作への支援を凍結することなど具体的な提案をした。同時に、昨年末からは2年間の「女性の脚本家メンター計画」を立ち上げ、女性脚本家増にとりかかった。

脚本家・漫画家のエイリック・イダール(Eirik Ildahl 男)のこの問題へのコメントは首肯に値する。

「男性の作品だからいい映画だということはないのです。映画撮影・制作において主要な人物にジェンダー不平等が目立っており、男女平等の責任あるポストにつくべきだということに反対する人は、この国にはいないはずです」

c0166264_1844132.jpg「にもかかわらず映画産業に女性が極端に少ないという現実があります。何らかの理由で、映画デビュー前に多くの女性はあきらめてしまいます。脚本家、監督、プロデューサーとして教育・訓練をつんだ女性たちの才能が無駄になっています。なぜか? 理由は複雑です。しかし、この現実に対処すべきだということははっきりしています」

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by bekokuma321 | 2010-01-24 18:32 | ノルウェー

c0166264_1735466.jpgノルウェーをモデルに、フランスが会社取締役にクオータ制を導入するかもという記事「フランス、取締役クオータに着手」を書いた。今度は、イタリアである。

イタリアの内閣は、男尊女卑のベルスコーニ首相率いる右派が政権をとっている。そこがノルウェーモデル導入を言い出すはずがない。言い出したのは、EUとの共同プロジェクト「ジェンダー化」というサイト。

イタリアの女性の国会議員率は、上院21.3%、下院18%だ。EU加盟国の中では、かなり低い。これまでも、EU選挙前に、「民主主義。男性形は間違っている Democrazio. Al maschile ́e un errore」というポスターをローマ、カタニア、パレルモ、ミラノの飛行場にはりめぐらして、意識変革を試みた。

c0166264_1994613.jpgDemocrazia(女性形)が正しいスペルだ。それをDemocrazio(男性形)と書いて、Oを赤字で消している。

「ジェンダー化」は、今年にはいり、「100ポスト中13地域のトップが女性となった。ノルウェーのように、取締役クオータ制をしくべきではないか。でも、クオータ制に従わなかったら、会社が閉鎖されると知ったら、社長はどう思うだろうか。」と、挑発している。

イタリアでは、クオータ制を「ピンク・クオータle quote rosa」と呼んでいる。女性割り当てという意味だ。この名前自身、女性蔑視的だという反論もあるようだ。

http://www.ingenere.it/
http://www.arcidonna.org/
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by bekokuma321 | 2010-01-23 17:07 | ヨーロッパ

ハイチ女性解放運動家

ハイチは世界最貧国のひとつであり、「失敗国家ランキング」12位の国だ。その国が地震の被害にあった。人々の命はひとたまりもない。

CNNは、ハイチ地震によって死亡した3人の女性解放運動家の生前の活動と信念を報道している。

Myriam Merlet は、ハイチ女性の権利省のチーフスタッフとして働き、その後、EnfofamnというNGOを創設し、女性の意識変革に尽くした。

Anne Marie Coriolanは、Solidarite Fanm Ayisyen (ハイチ女性の連帯)という女性解放運動組織を創設し、女性の地位向上にとりくんだ。

Magalie Marcelinは、弁護士で女優。Kay Fanmを創設し、女性への暴力の撤廃と、女性の起業を支援した。

欧米大国の植民地であった長い歴史、その後の独裁政権、暴動・・・と、経済的にも政治的にも最も底辺にあった国ハイチで、女性の人権のために闘い続けた女性3人を知った。

合掌

■CNNhttp://www.cnn.com/2010/LIVING/01/20/haitian.womens.movement.mourns/index.html?hpt=C2
■世界失敗国家ランキングhttp://www.fundforpeace.org/web/index.php?option=com_content&task=view&id=99&Itemid=140
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by bekokuma321 | 2010-01-23 10:41 | 中南米

c0166264_1221080.jpg1月12日、ノルウェーの経済紙Dagens Næringslivは、父親の育児休業の影響について発表した。家庭と仕事の間にはさまれた際、どちらをとるかについて、育児休業をとった男性のほうが、家庭に重きを置く結果となった。

スタヴァンゲル大学の調査によると、男性でパパ・クオータをとった社員は、その後、仕事よりも家庭を優先する傾向が高いと出た。調査にあたったIngeborg Foldøy SolliとMari Regeは、こう述べる。

「小さな子どもを持つ男親で、パパ・クオータをとった人は、あまり管理職への野心など持たず、オーバーワークも控え、家庭と仕事を両立できるような仕事の仕方を選んでいるという結果になりました。さらに子どもが病気だった時や、保育園の記念行事がある時など仕事を休んでいるのです」

これらはみな女親が、これまでずっとしてきたことだ。そのたびに女性社員は、社内で「だから女は」と批判されてきた。今、男親がやっと女親に近づいてきたのである。近づいてきた男性は、パパ・クオータ制を取得した男性だというのだ。

さらに、Solliは、「パパ・クオータが意図した成果そのものです」と強調する。

現政権は、リーケルン(男女同一価値労働同一賃金を表すノルウェー語)を掲げ、男女賃金格差解消に動いている。それには、男性の意識変革が最重要である、とされ、その一手段に男親の育児休業取得を奨励している。

1993年に創設された男親だけの育児休業(通称パパ・クオータ)は、当時4週間だった。そして父親のわずか4%しかとっていなかった。それから16年間が過ぎ、少しずつ、パパ・クオータは長くなり、父親の取得率は上がってきた。最新の調査によると、2009年7月から期間は10週間に延びた。そしてなんと父親の90%がとっている。

日本の経済新聞にあたるエコノミスト向け新聞が、「ほらね、パパ・クオータはうまくいった(Se, pappaperm virker)」という見出しをつけて、上記のように報道したことに、ノルウェーらしさを感じた。

■Dagens Næringsliv紙記事(ノルウェー語)http://www.dn.no/forsiden/politikkSamfunn/article1815953.ece

■ノルウェーのパパ・クオータについては
『ママは大臣パパ育児』(三井マリ子著、明石書店刊)

■写真は、育児休業中の財務官僚。IT会社勤務の彼女の夫は、この数週間後にパパ・クオータをとった。(2009年夏、オスロにて)
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by bekokuma321 | 2010-01-20 11:59 | ノルウェー

c0166264_1820211.jpgノルウェーの文化大臣が、『グロ・ハーレム・ブルントラント』という本を出版した。

ブルントラントは、ノルウェー初の女性の首相。1986年、2期目の首相に就任した際、閣僚の40%を女性にした。その後ノルウェーは、政権が変わっても、常に女性閣僚が40%以上を占めるようになった。男女平等の国ノルウェーをつくりあげるために、最も影響力のあった女性の一人だ。ノルウェー首相を退任後は、国連WHO初の女性の事務局長に就任し、WHOの上級幹部に女性を大ぜい登用した。

この本は、いわゆる一般向けの伝記ではなく、子ども向けに書かれた本である点が特徴。

1月18日、Anniken Huitfeldt 大臣は、ノルウェー放送NRKの記事で、本の出版についてこう語る。

「グロの両親は、ナチスドイツにノルウェーが占領されていた時代、レジスタンスの闘士でした。ですから、彼女や兄弟はストックホルムの保育園にいつも入れられていました。さびしく思うこともありました。現在の子どもたちにも受け入れてもらえるお話です」

就学前の子どもの9割近くが保育園に通っている国、大臣と普通の市民との距離が近い国ならでは、のニュースだ。

全文はこちら(ノルウェー語)http://www.nrk.no/nyheter/kultur/1.6951232
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by bekokuma321 | 2010-01-19 18:17 | ノルウェー

福島瑞穂相の講演会報告

レイバーネットが9日の集会を報告しています。

■■■「女も男も生きやすい社会に」地方議員らが集会■■■

「女も男も生きやすい社会に」と呼びかける集会が1月9日、都内であった。今年は「第3次男女共同参画基本計画策定の年」にあたる。連立政権で男女共同参画担当大臣に就任した福島みずほ氏が講演し、全国から集まった地方議員らと意見を交換した。主催は「全国フェミニスト議員連盟」

■「M字雇用を台形に」

福島氏は「私が大臣のうちに、やるだけのことはやりたい」と語り出した。フランスをはじめ、ヨーロッパ各地を訪れた際に知った女性の就労や育児をめぐる制度の充実ぶりを紹介。日本の年齢階層別女性労働力率が示す「M字型雇用」(M字型曲線)を、「台形(逆U字型)にしたい」と繰り返し強調した。

「子育てビジョン」や「青少年・若者ビジョン」についても言及。全国各地で「お国自慢」などと売り出して成功した実例を挙げ、さまざまな政策について、若い人々が「自分のことだ」と実感できる取り組みの重要性を訴えた。

(中略)

■女性の議員と力を合わせて
政権交代を実現した先の衆院選では、過去最多の女性議員が当選した。それでも全体の11.3%。これは世界187カ国中119位、世界の国会の平均値18.6%に、はるかに及ばない。

「古巣に戻ってきたような、楽しい時間だった。日本の社会をジェンダーの観点から大きく変えていく。いろんなことに挑戦していく」と福島氏は締めくくった。

今年一年をかけて閣議決定される予定の「第3次男女共同参画基本計画」。そこでは「民法改正」や「女性差別撤廃条約選択議定書の批准」、「女性への暴力の根絶」とともに、「2020年までに、指導的地位に女性が占める割合を最低30%」にするよう謳われている。こうした目標を実現するための道は、決して平坦ではない。官民を超えた運動の強化を呼びかけた「集会宣言」が、参加者全員の大きな拍手で採択された。(報道部・Y)


全文を読むには
http://www.labornetjp.org/news/2010/0109hokoku
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by bekokuma321 | 2010-01-11 17:17 | その他

集 会 宣 言 

全国各地から、ここ文京区男女平等センターに集まった私たちは、福島瑞穂男女共同参画担当大臣とともに、男女平等社会に向けて、確かな一歩を踏み出しました。

昨年は、男女共同参画社会基本法制定10年、女性差別撤廃条約採択30年、さらには、衆議院選挙で女性議員が全体の1割以上を占めた歴史的な年、政権交代の実現した記念すべき年でありました。

一方、「政策・方針決定過程への女性の参画の拡大」は、第2次男女共同参画基本計画のイの一番に書かれているにもかかわらず、その歩みの遅さを改めて強く実感させられた年でもありました。

衆院選で過去最多の女性と言っても、全体のわずか11.3%にすぎません。世界の国会(1院)における女性議員率の比較をするIPUによると、2009年11月3日現在、世界の国会における女性議員の平均値は18.6%です。日本の11.3%は、世界の平均にはるかに及ばず、世界187カ国中119位です。アゼルバイジャンやルーマニア(11.4%)と、トーゴ(11.1%)の間に位置しています。

地方議会に目を移すと、町村議会998のうち、女性議員ゼロの議会は383にのぼります。町村は、女性、とりわけ女性の高齢者が多い所にもかかわらず、町村議会の約4割に女性議員がいないのです。市区議会もいれた全国の自治体の議会を見ると、1804議会中443議会は、女性議員がゼロ。日本の地方議会の約4分の1に女性がただのひとりもいません。自治体の政策、すなわち高齢者介護サービス、子育て施策、学校問題などに、女性の視点は絶対に不可欠です。ここにこそ「チェンジ!」が必要なのです。

今年は、第3次男女共同参画基本計画の年です。このままでは、「2020年まで30%」は、夢のまた夢にすぎません。第3次計画には、予算を伴う具体的な実行計画と、女性の政治進出のために実際に運動している民間女性団体と行政との連携プレーが盛り込まれるよう要望します。

そのような中、私たちは、男女共同参画条例が、その地域の女性の貧困解消に本当に役立っているか、また男女共同参画推進拠点施設である女性センターが、真に女性の人権擁護と男女差別撤廃に貢献しているか、点検をしていきましょう。まだ条例のないところは、女性議員と力を合わせて作り上げましょう。

さらに、女性の生活を窮屈にさせている数々の法律の改正、子どもを預ける保育所不足の解消、老親の世話を頼める介護サービスの充実、女性への暴力撤廃、女性差別撤廃条約の選択議定書の批准など、私たちが掲げてきた要求が、福島、千葉両大臣の下で実現されるよう、私たちは、今日からさらに運動を強化させていきましょう。ともに輝く未来のために。

2010年1月9日   「福島瑞穂大臣と語る 女も男も生きやすい社会」参加者一同
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by bekokuma321 | 2010-01-11 15:26 | その他