千葉県で、県会議員が、「男女混合名簿をやめるように」と質問。教育長が「検討する」と、答弁しました。

学校現場の名簿は、日々、さまざまな生徒の行動規範となります。男女別名簿は、教員も保護者も、「男の子は・・・、女の子は・・・」と、男女別に物事を判断しがちになります。男女別々の名簿(男が先、女が後となる)に戻ることは、バックラッシュです。そうならない前に、要望しましょう!

以下が要望書です。あなたも簡単に参加できます。しめきり2010年1月10日。参加のしかたは、ブログhttp://byodo.exblog.jp/ を。

県知事 森田健作様
教育長 鬼沢佳弘様

千葉県の人権・男女平等教育に関する要望書

私たちは行政主催の講座などをきっかけに、日本社会の中で重要な課題
となっている男女平等・男女共同参画を実現していくための地道な活動を
してきた団体・個人です。

(略)

日本の学校の名簿は、男女別・男が先・女が後という時代が長く、それが当
然のこととして受け止められてきましたが、世界女性会議などを通して世界の
学校の現状では、男女別名簿は非常に少数であること、義務教育と高校生活
9年間の中で、知らず知らずに男女に分ける考える方や、「男子が女子より先」
の意識を植え付けられてきた側面があることが指摘されるようになりました。

(略)

しかるに、12月県議会の一般質問で「男女混合名簿の使用をやめるように」
という質問が出され、教育長は、総合計画の中で検討すると答弁されました。し
かし、教育長自身がその答弁の中でおっしゃっているように、学校の名簿は男
女共同参画に意識が向くための一つのきっかけとして導入され、ようやく定着し
てきたところです。

民間団体の調査に答え、先生方からも、「教育のあらゆる場面で、教師も子ど
もたちも保護者も、常に男女を分ける意識と習慣がすりこまれ、男子は~、女子
は…と注意したり、男女別に作業分担をしたり、男女に分けて考えがちな意識に
気づかされた」との声が寄せられています。

社会の要請により、導入され、定着しはじめたばかりの男女混合名簿を、廃止
することがないように強く要望いたします。
                               男女共同参画をすすめる会

全文はhttp://byodo.exblog.jp/
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by bekokuma321 | 2009-12-28 08:20 | その他

渡辺さと子さんは高松市選出の香川県議会議員です。4期つとめているベテラン議員です。このたび、香川県知事に挑戦する決意をしました。

いつも社会的弱者の視点で政治に向き合ってきた方です。楽天的で誠実。もしもそのポストについたら、きっと香川県をいい方向に変えてくれるはずです。長年の友人として、彼女を決意を全面的に支持します。

詳しくは、渡辺さと子さんのホームページをごらんください。
http://homepage3.nifty.com/satokonews/

以下は、2008年11月、高松市に行ったとき写した渡辺さと子さんです。

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渡辺さとこさんの活動拠点事務所。香川県内に女性議員を増やすための「女性議員マップ」がはられている(右上)。遊説の必需品であるスピーカーがいくつも置いてある


b0148594_0281785.jpg香川県議会では無所属。一人だけのこじんまりした部屋には、たくさんの書類が。12月議会が始まろうとしている。いつも女性政策は欠かさない。今回も女性の問題、とくに学校のセクシャル・ハラスメント対策をとりあげる予定だ

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by bekokuma321 | 2009-12-25 12:32 | その他

子ども手当

子ども手当への所得制限はしない、と鳩山由紀夫首相が表明した。法案の趣旨からして当然だ。

子どもは社会の宝。子どものケアは未来社会への投資だ。鳩山由紀夫首相が強調する「子どもを社会全体が育てる発想。所得制限を考えないのが基本線」を堅持したことを評価したい。

ただし、注文がある。子育て政策は、女性政策と車の両輪で進めるべきだ。「保育所に入れない」「保育所を増設してほしい」「保育所の保母・保父さんを増やしてほしい」。こんな働く母親の悲鳴に答えるための政策を同時に実行すべきだ。

「結婚しても必ずしも子供を持つ必要はない」と考える人が42.8%にのぼる(内閣府「男女共同参画社会に関する世論調査」)。この驚くべき数字を減らしてゆくには、結婚出産しても無理なく働き続けられる環境つくりしかない。それに必要なもの、それは社会福祉サービスの充実と、男性の家事育児参加だ。

具体的には保育所の増設と中身を充実させ、希望者なら誰もがはいれるようにすべきだ。そして、夫やパートナーの家事育児参加の奨励策を、もっと大胆に情熱的にとりくむべきだ。

こうした家族政策は、すでに1990年代初頭からノルウェーが進めてきたものだ。萌芽は1980年代にあった。子ども手当自体、ノルウェーの子ども手当がモデルだという話もある。問題は、ノルウェーは、子育て環境を男女平等の理念から進めてきたが、その視点が日本には非常にぼやけているということだ。

ゆめゆめ「戦前のような子産み奨励策」に傾かないよう、女性の労働権確立と男性の生活参加という基本線の上に立って政策推進してほしい。
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by bekokuma321 | 2009-12-22 15:41 | その他

UPIによると、ウガンダは、女性器切除FGMを違法と決定した。12月17日(木)、ウガンダ国会で全会一致。以後、女性性器切除をすると、最高10年間の重刑。性的感情を減少させるためのクリトリス切除で死に至らしめた場合は、無期刑となる。

FGM、Female genital mutilationは、女性の外性器一部または全部を鋭い刃物で切除する慣習。多くは、幼少時に麻酔もしないで行われる。FGM施術時の恐怖、出血、激痛、感染症などによって死亡する少女も多い。成長後も、排尿時や性交時の激痛、HIV感染、難産による母子ともの死亡に至らしめることが立証されている。女性は、一生涯にわたって苦しめられる。

国連の調査によると、女性器切除の被害をこうむっている少女・女性は、アフリカ、アジアなどで年間約300万人にのぼる。

ウガンダの決定をまずは大いに喜びたい。しかし、すでに違法とされた国において、その実行性が担保されず、以前と同様FGM施術が続いているというニュースもある。楽観は禁物だ。

■UPI
http://www.upi.com/Health_News/2009/12/12/Uganda-bans-female-genital-mutilation/UPI-25661260646788/
■WAAF FGM廃絶を支援する女たちの会
http://www.jca.apc.org/~waaf/
■Fem-News
http://frihet.exblog.jp/10534467
http://frihet.exblog.jp/13057971
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by bekokuma321 | 2009-12-19 11:24 | アジア・アフリカ

親が離婚した後の子ども

離婚は大変な事件だ。生活、人間関係、経済など、取り巻く環境が大きく変化する。離婚後、生きていけるだろうかと不安にさいなまれる。大人だってそうななのだから、ましてや子どもにとっては、その不安はさらにさらに大きいはずだ。

だから離婚するな、ではかえって事態の悪化を招く。「仮面夫婦」を装っても仮面はいずれはがされる。ではどうすればいいのか? 二人がきっぱり別れても、そのことで子どもにできるだけ悪影響が及ばないようにする方策が必要だ。

ノルウェーは、家族関係をスムーズにし、子どもの権利を守るため、頻繁に法制度を改正している。最近、離婚・別居後の子どもへのアクセスについて、わかりやすいパンフレットが新しく発行された。

ノルウェーでは16歳以下の子どもを持つ親は、どのように子どもにかかわるかを、二人が合意して、協定をむすばないと離婚は認められない。昨日、届いた新パンフレットは、それにいたるまでのルールやプロセスをわかりやすくまとめたもの。

ノルウェーに限らず、先進国のほとんどは共同親権だ。子どもの権利からしても当然だ。単独親権(どちらかが親権を手放す)の国は、先進諸国で日本だけだそうだ。

単独親権は、さまざまな弊害を招く。泥沼の喧嘩、黙って連れ去ったり、相手はDV加害者だと偽っての親権奪い取り、時には殺人事件まで・・・。

日本では多くは協議離婚を選ぶので、取り決めがちゃんとしなくても離婚できる。すると、離婚後の面会などに関しての取り決めもずさんだったりする。それどころか、離婚に際して、子どもに離婚したことを正直に話さなかったり、隠す親もいる。しかし子どもは、いろんなネットワークから離婚の事実を知る。そして、「なんで知らせてくれないのだろう」「わたしのパパはわたしを嫌いになったのだろうか」「わたしのせいで、別れ別れになったのでは」などと自分を責める子どもが出る。

日本の家族に関する法制度は、きわめて古い。女性議員が極端に少なく、政策課題が男性主導であることと関係がある。

とはいえ、子どもの権利条約批准国なのだから、共同親権に向かってダッシュしてほしい。だけどなぁ、世界で158番目と、これ以上遅い国はないほど遅れて批准した国だからなぁ。

■ノルウェー「親の権利と子どもへのアクセス権」
http://www.regjeringen.no/nb/dep/bld/dok/veiledninger_brosjyrer/2009/parental-responsibility-and-right-of-acc.html?id=588162

■日本の動き:「共同親権ネットワーク」
http://kyodosinken.com/
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by bekokuma321 | 2009-12-15 17:36 | その他

12月11日、厚労省の「有期労働契約研究会」が、第9回目の審議を終えた。2009年2月から開催されている。

有期労働に関しては、この問題を扱っている労働法関係の弁護士、提訴中の労働者から実際の話を聞くことが欠かせないはずだ。しかし審議委員は全員大学教員。大学教員でも龍谷大学の脇田滋教授は、この問題の第一人者だがメンバーに入っていない。有期の働き手には、女性や、未組織の労働者が多い。そういう人たちの相談を受け、ともに解決に日夜とりくんでいる「女性ユニオン」などからの代表も、はいっていない。変だ。

■脇田滋教授の「有期労働」関係論文。ドイツの有期労働の法制度や現状も詳しい。
http://fightback.fem.jp/WAKITA_Shigeru_ikensyo.pdf

■脇田滋教授の論文に関する感想や意見
http://fightback.fem.jp/wakita_kanso_mokuji.html

なお12月11日の第9回研究会における当日配布資料はこちら
http://files.acw2.org/091212.pdf

これまでの審議内容はHPで概要がわかる。http://www.mhlw.go.jp/shingi/other.html#roudou
行き着くには、厚生労働省→ 審議会、研究会(審議会議事録など) →「労働基準局」→ たくさんのテーマがズラリ羅列されている。その下から4番目が「有期労働契約研究会」。忙しい労働者には「読まないでいい」とでも言っているように、非常に検索しにくい。これも大問題。

第9回はまだアップされていないが、いずれここに掲載されるだろう。厚生労働省の「有期労働」のための研究会の成果は、当事者のためのはず。学者ためのものではないのだから、まずは読みやすくしてほしいものだ。
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by bekokuma321 | 2009-12-14 19:25 | その他

12月14日、堂本暁子前千葉県知事たちは、女性たちの要望書を携え、女性をもっと支援してほしい、と首相に要請した。 要望書全文はMoreをクリック

鳩山由紀夫首相は、堂本暁子前千葉県知事、民主党の円より子参院議員らと首相官邸で会談した。堂本さんたちは政府の事業仕分けで、女性研究者への支援など男女共同参画に関する予算が削減されたことについて見直しを求めた。首相は「何とかしたい」と述べたという。

時事ドットコム、
円より子HPなどより

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by bekokuma321 | 2009-12-14 17:30 | その他

世界的ファッション・デザイナーであるラルフ・ローレンのボイコット運動が起きた。彼の使う極端に痩せた女性のイメージは、女性や少女たちが自分の体に自信を持てないようにしているという理由だ。

ポキンと折れそうなほど細い手足と胴の少女たちが飾るファッション雑誌やテレビ、インターネット。こうした、痩せすぎ女性のオンパレードは、多くの女性に、鏡を見ては「もう少しやせなくては」と自分の身体を卑下させがちだ。育ち盛りの少女たちが拒食症を引き起こす引き金にもなっている。運動を起こしたのは映画監督Darryl Roberts。

日本は、表参道のラルフ・ローレンRalph Lauren直営店があるほか、有名デパートにはかならず店舗を構えている。日本女性が、世界有数の顧客であることは間違いない。

http://americathebeautifuldoc.com/2009/12/01/open-letter-to-ralph-lauren/
http://americathebeautifuldoc.com/2009/12/04/boycott-ralph/
http://www.huffingtonpost.com/greg-archer/ralph-lauren-boycott-reta_b_381919.html
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by bekokuma321 | 2009-12-12 10:11 | その他

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オバマ大統領が、ノーベル平和賞受賞記念式典にやってきた。授賞式は、12月10日、オスロ市庁舎ホールで行われた。この市庁舎ホールについて、オバマ大統領にも聞かせたい話がある。

オスロ市庁舎ホールについて、オスロ副市長アウド・クヴァルベインAud Kvalbeinは、こんなエピソードを披露した。

「12月10日に、オスロ市庁舎でノーベル賞受賞式を行います。とても誇りに思っています。それだけではありません。

クリスマスの時、ノーベル平和賞が行われるこのホールに、ホームレスの人たちや売買春婦、アルコールやドラッグ中毒の人たちが招待されるのです。招待するのは国会議員です。私は、このことを誇りに思っています。

今でこそ、ノルウェーは裕福な国に生まれ変わりましたが、私たちはとても貧しい国だったのです。そのことを忘れてはならないと思っているからです」

お正月に、東京都庁舎のホールに、ホームレスや性産業で働く女性たち、麻薬・アルコール中毒の人を招待して、おせち料理をふるまうようなものだ。そう考えると、信じがたい。平等への強い思い、それを実践する強い意志がなくては、とてもこのようなことはできない。

写真上:海側から見たオスロ支庁舎。
写真下:オスロ市庁舎ホールの壁画。注目してほしいのは、オスロ市庁舎内は、こうした労働者やレジスタンスの闘いが、広い壁一面に描かれていることだ。
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by bekokuma321 | 2009-12-11 03:17 | ノルウェー

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ノルウェー選挙の短期ルポが終わりました。ノルウェー王国大使館ホームページのニュース欄にアップされています。

札幌より北に位置する厳寒の地ノルウェーが、なぜ世界一住みやすい国とされているのか、その背景の一端を紹介したものです。9月のノルウェーの国政選挙を舞台に、選挙制度と政党、福祉、地方自治、教育の4テーマを、女性の視点で探ってみました。

■ノルウェー国政選挙レポート2009「選挙と女性」

【1】 赤緑政権の続投
http://www.norway.or.jp/news_events/news/election_report1/

【2】 争点は高齢者サービス―女性が支える福祉社会
http://www.norway.or.jp/news_events/news/election_report2/

【3】 平等を大切にする国民性
http://www.norway.or.jp/news_events/news/election_report3/

【4】 スクール・エレクション―若者と政治
http://www.norway.or.jp/news_events/news/election_report4/

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by bekokuma321 | 2009-12-10 09:23 | ノルウェー