町村議会998のうち、女性議員ゼロの議会は383にのぼる。比率にすると、町村議会の約4割に、女性が誰もいない。町村は、女性、とりわけ女性のお年寄りが多い。そうした自治体の政策、すなわち高齢者介護サービス、子育て施策、学校問題などを、男性だけで、話し合っているのだ。

市区議会もいれた全国の自治体の議会を見ると、1804議会中、443議会は、女性議員がゼロ。市区議会には比較的女性議員が多いものの、日本の地方議会の約4分の1に女性がいないことになる。

たびたび紹介しているが、これは、火急の政治課題だ。これを改善せずして “地方自治体は民主主義の学校”などと言えない。今日は選挙の投票日。働く女性へのまなざし、男女平等政策への姿勢で、私は候補者を選ぼうと思う。

全国フェミニスト議員連盟・女性ゼロ議会撲滅キャンペーンによる最新調査
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by bekokuma321 | 2009-08-30 12:56 | その他

主要政党の女性政策

再度ご紹介します。各政党は、女性の人権確立、女性差別撤廃に向けて、どんな政策を掲げているでしょうか。全国フェミニスト議員連盟が調査して公表しています。

「女性政策なし」の2党には、絶句。さらに驚くのは自民党。自民党は、女性政策を「子育て政策」と勘違いしているかのようです。日本は女性差別撤廃条約批准国。政府が女性差別をなくすため、あらゆることを実行する責任を負っていることをご存知ないようです。「責任政党」ってよく口にしてますが、国際条約への責任は?


●自民党 
ほとんど子育て対策。それにしても短文だ
http://www.afer.jp/news/2009/0819/jimin.html

●民主党 
子ども手当が目玉。男女同一価値労働同一賃金
http://www.afer.jp/news/2009/0819/minsyu.html

●公明党 
夫婦別姓、離婚後300日問題解決など民法改正
http://www.afer.jp/news/2009/0819/koumei.html

●共産党
非正規労働改善、夫婦別姓、婚外子差別撤廃、保育所の新増設
http://www.afer.jp/news/2009/0819/kyosan.html

●社民党
男女同一価値労働同一賃金、クオータ制、民法改正
http://www.afer.jp/news/2009/0819/shamin.html

●新党日本
女性医師によるSOHOホームドクター制
http://www.afer.jp/news/2009/0819/shinto.html

●国民新党
女性政策なし
http://www.afer.jp/news/2009/0819/kokumin.html

●改革クラブ
女性政策なし
http://www.afer.jp/news/2009/0819/kaikaku.html
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by bekokuma321 | 2009-08-26 23:20 | その他

たびたびFEM-NEWSで書いてきたが、日本の男女格差のひどさは目をおおうばかりだ。働く女性の7割が、出産を機に仕事をやめている。親の介護で、仕事をやめる女性は、毎年何万人もいる。シングルマザーの年収は、他世帯の3分の1以下しかなく、悲鳴をあげている。

世界の国々を男女格差の少ない順に比べた調査で、日本は98位である。なかでも極端な男女格差は、政治の分野に見られる。世界107位だ。

女性が安心して暮らせる社会をつくるためには、女性の政治進出は欠かせない。支持する政党から女性候補が出ていたら、応援しよう。政党のマニフェストをよく見、どの政党が女性政策に積極的かをチェックしよう。そして、30日には、あの政党のあの人に入れよう・・・。

■日本のジェンダー・ギャップ世界ランキング■

c0166264_17384797.jpg
                                              
               (世界経済フォーラムより筆者作成、デザインMitsuart)
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by bekokuma321 | 2009-08-25 14:31 | その他

ハンガリーで開催されていた世界オリエンテーリング大会女性リレー部門で、ノルウェーが優勝した。森林をかけめぐり、野山に登り、クロスカントリースキーに親しんでいるノルウェー女性の得意分野だ。

日本では、オリエンテーリングは、スポーツというよりレクレーションと考えられているふしがある。筆者も中学時代、オリエンテーリングをしたことがあるが、地図を片手に野山の木々にあるポイントを探しながら、目的地にたどりついた、という記憶があるくらいだ。走るのではなく歩いた気がする。

しかし、オリエンテーリングは、れっきとした激しいスポーツで、世界の関係者は、オリンピック種目にいれるよう運動を続けてきている。

日本のオリエンテーリングはまだまだ、これからかもしれない。とりわけ女性の活躍は今後の課題だ。男性だけで構成されている日本オリエンテーリング協会の理事会などの見直しから始めたら、などと、ノルウェーの知人は言った。

追記:同大会、女性長距離部門でも、ノルウェーは銀メダルに輝いた。 受賞者はマリアンネ・アンネルセンMarianne Andersen 選手。

世界オリエンテーリング大会http://tajfutovb2009.hu/
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by bekokuma321 | 2009-08-24 15:04 | ノルウェー

c0166264_443547.jpgノルウェーも、9月に総選挙がある。1人でも多くの議員を当選させようと政党がやっきとなっている点は同じだ。しかし大きな違いは、選挙の争点だ。ノルウェー選挙の最大の争点は、男女賃金格差の解消なのである。

ノルウェーの男女の平均賃金は、100対85。日本女性からするとうらやましい数字だが、ノルウェー女性にとっては、我慢ならない。

男女賃金格差解消を具体的にどうするか。選挙をひかえ討論会が活発に開かれている。8月18日には、党首を招いて「リーケルン党首討論会」が開かれた。リーケルンとは、男女同一価値労働同一賃金にあたるノルウェー語。

写真は、ネットで公開された18日の党首討論会。労働党代表(男女平等子ども大臣、左から3人目の女性)、保守党党首(左から5人目の女性)、進歩党党首(左から6人目の女性)、左派社会党党首(財務大臣、左から7人目の女性)。それにしても、党首に女性が多いことよ。

「リーケルン闘争」の中心的担い手に、筆者が直接取材したところによると、「あの進歩党までが、選挙後、優先課題としてとりくむと賛成した」と言っていた。進歩党は、ノルウェーでは極右をみなされている政党であり、本気なのかと驚いた。この党は、移民排斥、税負担の縮小、クオータ制反対をかかげていた。前国会で第2党の勢力となり、今も人気が衰えず、反社会主義政党と組んで与党となる可能性もある。

選挙を前に、進歩党党首は、「リーケルンを達成するために、選挙後100日以内にリーケルン達成に向け委員会を立ち上げる」と、たんかをきった。

出典https://www.sykepleierforbundet.no/inter

関連記事 
■ノルウェー総選挙は「男女賃金格差の解消」が最大の争点
http://janjan.voicejapan.org/world/0908/0908178849/1.php
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by bekokuma321 | 2009-08-24 03:55 | ノルウェー

アメリカ女性のニュース2つ。シャンパンをあけて乾杯したくなってしまいました。

カリフォルニア州のシャーリー・コーエン(Shirley Coen)さんは85歳。わずか2ヶ月前に始めたというウェイトリフティングで、記録破りの55ポンド(25キロ)をあげた。80代レベルでは世界初だそうです。

コーエンさんのメッセージ、「年は関係ありません。やりたいことを、やりたいときにやりましょう」。ジーンときますね。

http://engageasyouage.com/blog/
http://wbztv.com/watercooler/bench.press.record.2.1131301.html

もうひとりはニューヨーク州のラスティ・カノコギ(Rusty Kanokogi)さん、74歳。8月21日、50年ぶりに柔道の金メダルを授与されました。

カノコギさんは、日本人の鹿子木さんと結婚後、柔道をはじめました。1959年、怪我をした男性にかわって、州大会の優勝戦に男装して出場。優勝してしまいます。しかし、女性であることがわかり、メダルを剥奪されました。

カノコギさんは、女性であることで認められなかった悔しさを、柔道の道を女性に開くことに移します。私財をなげうって、世界女子柔道選手権(ニューヨーク)の開催にこぎつけます。その後も、女子柔道をオリンピック種目にするため、世界中で署名集めるなど、精力的に運動を続けました。「女子柔道の母」と呼ばれているそうです。脱帽。

http://www.womenssportsfoundation.org/Content/Athletes/K/Kanokogi-Rusty.aspx
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by bekokuma321 | 2009-08-22 23:33 | USA

日本の地方自治体の4分の1に、女性議員が誰もいません。信じられないことですが、本当です。

地方自治体は、人間の誕生から保育、教育、保健、福祉、死にいたるまで、日々の暮らしを支える基礎的行政の場です。その政策や予算を決める場に、女性議員がいない議会が25%近くもあるのです。地方自治体は民主主義の学校といわれることがありますが、人口の半分以上を占める女性の代表がおらずして、民主主義はありえません。

全国フェミニスト議員連盟が長年取り組んできた「女性ゼロ議会をなくそう!」グループの調査でわかりました。(全国フェミ二スト議員連盟

昨年公表された世界経済フォーラムの「ジェンダー・ギャップ指数」によれば、日本の世界ランキングを下げているのは、政治経済への女性進出の遅れです。2008年では、政治が107位、経済が102位と、見るも無残な低さです。しかも、これは国レベルだけを比較したものです。地方自治体を含めたら、もっと下がるのではないでしょうか。

日本女性は長寿世界一ともてはやされ、健康分野だけはトップでした。しかしそうした調査とは異なり、このジェンダー・ギャップに注目した健康調査は、2008年世界で38位。かならずしも高いわけではありません。その理由は原典によれば、女の子の出生数が少ないことがあげられています。

女性が安心して暮らせる社会をつくるためにも、女性の政治進出は欠かせません。とくに地方議会に女性議員を増やすために、大運動をする必要があります。


■日本のジェンダー・ギャップ世界ランキング■

c0166264_17384797.jpg


出典 
世界経済フォーラムhttp://www.weforum.org/en/index.htm
全国フェミニスト議員連盟http://www.afer.jp/
図表デザインは Mitsuart
世界経済フォーラム記事はこちらにもhttp://frihet.exblog.jp/10122349
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by bekokuma321 | 2009-08-22 03:46 | その他

c0166264_10282916.jpg報道によると、2009年、ノルウェーの3月8日女性デーは、リーケルン(男女同一価値労働同一賃金)が目立ったという。

秋の選挙に向けて、リーケルンを焦点にして闘おうと、女性たちが連帯しているようだ。アフテンブラデaftenbladet2009年3月8日配信記事に詳述されている。上の写真の大きな写真がついている。上の写真の赤い横断幕のスローガンは「女性への抑圧反対、すべての女性の解放に向けて」

■男女同一価値労働同一賃金を目指す女たちの闘い(Kvinnekamp for likeløn)http://www.aftenbladet.no/lokalt/stavanger/article998343.ece
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by bekokuma321 | 2009-08-20 23:22 | ノルウェー

c0166264_211452.jpg9月14日に国政選挙を迎えるノルウェーでは、「男女同一価値労働同一賃金」が選挙の最大の争点になりそうな雲行きです。

ノルウェーの男女賃金格差は100対85。日本は100対66。日本に比べればはるかに男女平等が進んでいるとは言え、ノルウェー女性から見ればまだまだ許しがたい賃金格差です。

これを国政選挙で一挙に縮めようとしています。どうやって? その方法は女性差別のおかしさを広めることです。まずは街中に、怪しげな笑みを浮かべた女性のポスター貼りまくります。なぜか女性は髭をつけています。

つづきはインターネット新聞を(↓)。

■ノルウェー総選挙は「男女賃金格差の解消」が最大の争点
---ノルウェー女性の賃金は同国男性の85%、日本女性は66%!
http://janjan.voicejapan.org/world/0908/0908178849/1.php
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by bekokuma321 | 2009-08-19 13:37 | ノルウェー

国連の女性差別撤廃委員会から、日本政府に向けた勧告が公表されました。

女性差別撤廃条約が、日本でどの程度実行されているかについて、日本政府が国連に提出した報告書にもとづき、委員会審議が行われました。その結果を、「日本に関する総括所見」として公表したものです。

委員会は、日本政府に対して、あらゆる分野において、女性差別撤廃条約を周知徹底するよう強く要請しています。とりわけ、女性の婚姻年齢差別などが含まれる民法の改正、決定の場に女性の参加を促進するための暫定的特別措置(注1)の実行の2点について、2年後まで、実施状況詳細報告を求めています。

全体は、A4版13ページです。その中から、総論部分と、決定の場への女性参加促進の2つについて和訳し紹介します。

■20条 
女性差別撤廃条約は、女性に対する差別をなくしてゆくための、最も適切な法的拘束力を持った国際文書である。

委員会は、日本政府に、ただちに次の方策をとることを要求する:条約が国内の法制度において完全に適用されるようにすること、国の法規に条約の条文が完全に一致するようにすること。その際、必要ならば制裁を含めること。

さらに委員会は、日本政府に勧告する:裁判官、検察官、弁護士が、条約の目的・内容をよく理解し、司法の中で使えるようにするため、条約や委員会勧告の周知徹底に努力をすること。

加えて委員会は、日本政府に勧告する:公務員に、条約と男女平等を周知徹底させ、さらに条約と男女平等についての能力を高める研修を提供するような方策をとること。

繰り返しになるが、委員会は、日本政府が条約の選択議定書を批准するよう勧告する。そして、委員会は、選択議定書批准によって、条約が直接法的に使われるようになり、かつ女性に対する差別への理解を助けることになることを固く信じる。

■28条 
委員会は、日本政府に強く要求する。条約4条1節、ならびに委員会勧告25条にのっとって、あらゆる分野における決定の場に女性の代表が増えるよう、女性の雇用分野、政治的公的分野や学術分野への女性の参画について、達成しようとする数字と年月を明示した暫定措置をとること。

■42条 
委員会は日本政府に要求する:実際に女性が男性と平等になるために、条約4条1節、ならびに委員会勧告25条における特別措置を実行して、政治的・公的分野における女性の代表を増やすこと。

さらに委員会は、女性が政治的公的分野の代表となることは人口の多様性を真に反映させることであると、日本政府が確信するよう奨励する。

加えて委員会は、日本政府に、次期レポートには、マイノリティの女性や移民女性を含め、女性が、政治的公的分野、学術、外交分野にどの程度参画しているかの統計と情報を提供するよう要請する。

委員会は、日本政府に求める:クオータ制や、一定基準、目標、動機づけなどの可能な方策を使うことを考慮にいれ、条約7条、8条、10条、11条、12条、14条の実行を強化すること。

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注1 affirmative action または positive action にあたる。差別をなくすために、差別を受けてきた人たちに特別な方策をとること。議員選挙の際、女性立候補者に有利な条件を与えるなど、いろいろな手法が、諸外国でとられている。

勧告原文はこちらhttp://www2.ohchr.org/english/bodies/cedaw/docs/co/CEDAW.C.JPN.CO.6.pdf
女性差別撤廃委員会はhttp://www2.ohchr.org/english/bodies/cedaw/
女性差別撤廃条約はhttp://www2.ohchr.org/english/law/cedaw.htm
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by bekokuma321 | 2009-08-19 02:46 | その他