カテゴリ:ノルウェー( 575 )

日本は首相に解散権がある。だから衆議院議員選挙がいつあるのか、市民にはわからない。世界で最も高い歳費を受け取る国会議員は日本だという調査があるが、高い収入に高い権限を有する議員を選ぶ選挙日程が、首相の胸三寸にあり、国民は突然知らされるなんて、納得がいかない。

さて、スウェーデン、ノルウェーなど北欧諸国では首相の解散権はあってもないに等しい。

ノルウェーでは憲法で9月第2月曜日と明記されていて、私が知る限り、解散による選挙はなかった。スウェーデンは数年前、現首相のステファン・ロベーンが予算案を否決されたため解散をしたが、なんと「50年ぶり」と報道されていた。

ノルウェーは、この9月11日(月)が国会議員選挙だ。議員は196人。現在、保守党を中心とした中道右派政権で、首相は保守党党首のエルナ・ソルベルグ。ブルントラント以来、ノルウェーで2人目の女性首相だ。

9月に向かって、夏休みが過ぎると選挙運動は終盤に近づく。世論調査がさかんに行われ、定期的に主要9政党の支持率が発表される。それによると次期選挙では、労働党を中心とした左派中道政権に変わりそうだ。これまでひとけた代だった中央党(過去の農民党)の人気が10%代まで伸びていて、さらに票を伸ばそうと、党首トリュグヴェ・マグヌス・スラグスヴォル・ヴェーダ(元農業大臣)は、全国選挙バスツアーを企画しているらしい。

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      ▲市場に設けたテントで全党候補者による討論会。買い物途中の市民が聞く

立候補にお金は1円もかからない。だから18歳以上なら、高校生でも立候補可能だ。貧しい移民家庭の子どももいる。教育がいっさい無料なので、貧しい家庭に生まれても、大学院卒や弁護士などの有資格者も多い、そんな背景もある。

政党内で活発に運動をしていると、まず地方議会議員に選ばれる。そこで頭角を現すと国会議員候補に推薦される。日本と全く異なるのは、北欧の場合、地方議員は基本的に無償のボランティアである点だ。大学で学びながら、または保育士や教員をしながら、“余暇”に地方議員の役目を果たす。つまり、地方議会での経験が評価されるということは、無償ボランティア活動が評価されることだ。

選挙は比例代表制だ。各政党が投票日の1年ほど前から選挙区(県に相当する)の政党会議で候補者について話し合い、およそ半年前の3月、選挙区の選挙管理委員会に、候補者名簿が届けられる。この候補者名簿はリストと呼ばれ、リストはそのまま投票するときの投票用紙になる。

比例代表制は、日本の小選挙区制のように最高得票の候補者1人だけが当選して、ほかはすべて落選という選挙ではない。大政党は大政党なりに、小政党は小政党なりに、その票に比例して当選者を出せる。比例代表制とは、「勝負をつけるのではなく、票数の多い少ないを正確に議席に反映させる。つまり多数派と少数派の双方がその大きさに比例して代表される」。三宅一郎の弁だという。小選挙区制は邪悪だと言いきった、石川真澄(元朝日新聞記者)の本に見つけた。

c0166264_0343662.jpg有権者は、候補者を選ぶのではなく政党を選ぶ。だから、政党は旗幟鮮明が命だ。では、どうやって政党の政策を普通の市民が知りえるのか。政党が作成配布するパンフレットやホームページからだけでなく、マスコミが頻繁に暮らしの課題について政党の意見を聞いては報道する。さらに、 Valgomat がある(右上)。

Valgomatとは、税金、学校教育、道路建設・・・など国民の関心あるテーマが書かれていて、賛否を問うもので、全部に答えると自分の答えともっともマッチする政策を持った政党はどこかがわかる、というしくみだ。主要メディアのWebサイトから誰でも簡単にできる。NRK(日本のNHKあたる)では、24項目の問いがあって、冗談でやってみたら私は「キリスト教民主党」に近いと出た。VGというタブロイド新聞では、5項目で、こちらでは私は「労働党」に近いという。

さて、ノルウェー人だったら、どちらに投票しようか。


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ガーディアン紙が、各国の国会議員の年収(歳費)を英ポンドに換算して比較。日本の国会議員は年2200万円。「日本の国会議員は、わが国(イギリス)の国会議員の2.5倍の収入」と書く(The Guardian 11 July 2013)。


来年9月の選挙候補者が決まるノルウェーの秋
ノルウェーの地方議会選挙
選挙制度しだいでは高校生が議員になれる(田口房雄)
今こそ男中心から男と女で決める政治へ(田口房雄)
北欧からの風を吹かせて日本の議会を変えよう(岡田ふさ子)
国会議員年収も政党交付金も世界最高額
日本のカネまみれ政治家からバルセロナを考える
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by bekokuma321 | 2017-07-25 17:37 | ノルウェー

日本の国会や地方議会には、女性議員が余りにも少ない。衆院は1割以下、町村議会に至っては、3分の1が「女性ゼロ」だ。国連からも「是正しなさい」と何度も勧告を受けてきた。

そこで、日本政府は、「政治分野における男女共同参画推進法案」を今国会にかけ、「候補者数を男女均等に」と政党に努力を促す姿勢を見せた。

クオータ制を入れるなど効力のある法文にするべきだと運動してきた女性団体からすれば、生ぬるい法案なのだが、日本会議系の自民党議員らは、この法律そのものに反対の声を上げた。

「法律をつくることで、かえって男女の対立が生じてしまう」(山谷えり子議員)/ 「女性の社会進出で社会全体が豊かになっているとは思えない」(西田昌司議員)

すったもんだの末、与野党案がまとまった。成立するのを、今か今かと待っている。ところが、ここに至って森友・加計事件に加えて共謀罪の強行採決など国をゆるがす難問つづきで、女性の政治参加どころではない雲行きらしい。

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さて、上は、今から20年ほど前、ノルウェー国中に貼られたポスターだ。

1990年代当時、クオータ制の浸透によってノルウェー政界は男女半々に近づいていた。しかし、経済界は別世界だった。そこで、政府の男女平等推進機関は、男の牙城だった大企業をターゲットに“風刺キャンペーン”を開始した。

「さあ、これが我が国の指導者たちです。新時代にふさわしい多様性と多面性を見事にかねそなえていますネ。ガンバッテネ、男性諸君!」

ポスターにはいくつかのバージョンがあり、この1枚ではノルウェー屈指の大企業、ヨートン株式会社の取締役会がやり玉にあげられた。ご覧のとおり、同社CEOと取締役8人は全て男性。皮肉たっぷりのキャプションがついている。

この続きは、「叫ぶ芸術ーーポスターに見る世界の女性たち」(I 女のしんぶん)をどうぞ。
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by bekokuma321 | 2017-06-13 21:41 | ノルウェー

c0166264_134984.jpg衆議院で、共謀罪の強行採決に隠れて、サラリと承認されてしまった協定がある。「日・イスラエル投資協定」。イスラエルへの投資を活発にする約束だ。

イスラエルは、パレスチナを今なお占領し続けている。報道によるとパレスチナ人の3人に1人、中でもガザ地区の2人に1人は、極度の貧困生活にある。

2016年12月には、イスラエルが占領地で進める入植活動の停止を求める国連安保理決議が成立した。オバマ政権下のアメリカが拒否権発動せず、棄権したからだ。しかし、トランプ政権に変わり、決議の行方が案じられる。そんな中での「日・イスラエル投資協定」だ。

ああ、またかとガックリしていたら、これと関係したニュースがノルウェーから届いた。

90万人の組合員を擁するノルウェー最大の労働組合連合LOが、大会でイスラエル製品の完全ボイコットを決定した、というのだ。

LO委員長は、完全ボイコットに反対意思を表明していた。しかしLOメンバーは、委員長の考えとは違う結果を選んだ。賛成197 、反対117 。

ここに至るまでには、1人の女性組合幹部の信念をかけた闘いがあるという。その人の名は、サラ・ベル(40)。

サラ・ベルはLO傘下のベルゲン自治労・一般労働者組合の委員長だ(ノルウェーでは女性の労組委員長は珍しくない。LO前委員長も女性。最近では鉄道労働組合の委員長に女性が就任した)。

サラ・ベルは、LO組合員として何回か現地に飛びパレスチナ人の極限の生活を見、話を聞いてきた。ノルウェーに帰国して報告会を開き、説得を重ねてきた。また、サラ・ベルには、労働組合運動の弱体化と労使の力関係が崩れるとして、非正規雇用に反対する闘いを強め、ベルゲン市が派遣会社から職員を雇うことを中止する契約を勝ちとった実績がある。次はイスラエルの完全ボイコットだった。

LO大会で賛成多数に持ち込んだ彼女は、「議決までは、はらはらドキドキでしたが、結果は完全ボイコットが圧勝しました。まだ喜びに酔いしれています」。そして「パレスチナ人は、余りにも長く苦しみ続けています。この恐るべき不正を許せないというノルウェー一般人の考えが票に反映したのです」(注1)

「LOは国際BDS(boycott, divestment and sanctions)運動を支持し、今後もイスラエル製品のすべてのボイコット運動を国際的に進めます。またボイコットに反対するノルウェー政府に1967年のパレスチナ国家を認め、すべての人々が平等の権利を持てるような、民主的解決を約束させます。私たちの目標はボイコットではなく、イスラエル占領をやめさせることです」と大きな夢を語る。

このたびのLOの結果に、LO委員長も、LO支持政党である労働党党首も、外務大臣も嘆いた。オスロ駐在イスラエル大使は、LOの決議は不道徳なものだと言い、「深く根付いた、ユダヤ国家に向けての偏見、差別、ダブルスタンダードが反映したものだ」と激しい批判をあびせた(注2)。

サラ・ベルは平気だ。ノルウェーメディアは、サラ・ベルの生い立ちを報道したいるが、それによると彼女は、左翼的信条の親を持ち、幼い頃から政治的デモは日常茶飯事だったという。そのうえ彼女の親は、若者の相談員(Utekontakten)をしていて、その関わりから、貧困や格差や薬漬けの若者たちの非行を見聞きして育った。そんな環境から、平等な人間関係を好み、どんなところで生まれても人間は人間としての尊厳を尊重されて生活すべきだという考えを持つようになったのだという。

新聞に載ったサラ・ベルの写真を見て驚いた。右鼻に小さなピアス、両耳には巨大なイアリング、腕には派手な入れ墨。そのスタイルは、労働組合幹部の常識から大きく外れている。型破りだ。そんな彼女は言うーー「私の信念は、平等を求めて連帯すること。連帯して闘うことです」。ほれぼれするではないか。

一方、わが日本を振り返れば秘密保護法、安全保障法、さらに共謀罪。安倍首相に反論ひとつなく、そろってなびく自民党議員たち。彼女の爪の垢でも煎じて飲ませたい。


【写真】「連帯ーーそんなに難しいことではないでしょ」と書くサラ・ベルのFacebook。
【注1】最大労組LOがイスラエルの完全ボイコットを決議した以前に、トロンハイム、トロムソ、リリハンメルの少なくとも3市が議会で議決したと報道されている。3市に限らず他の市も議決したかもしれないが未確認。ノルウェー地方自治体の自立した決断と、国際問題への敏感な対応に驚かされる。
【注2】1814年のノルウェー憲法にはユダヤ人排除の規定があったが、その規定は1851年削除された。そこには作家ヘンリク・ヴェルゲラン Henrik Wergelandの不屈の闘いがあったとされている(Ervin Kohn)

Nederlag for LO-ledelsen i stemmedrama: LO skal jobbe for full boikott av Israel
Defying leaders, Norway trade unionists endorse Israel boycott
Israel reacts violently to LO boycott decision
En rebell klar til Kamp
民主主義コンテスト 世界1はノルウェー、日本は20位
世界一民主的な国
「パレスチナの女性の声」について書かれた速報
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by bekokuma321 | 2017-06-01 01:33 | ノルウェー

支配者が使う五つの手口

4月22日、ベリット・オース(オスロ大学名誉教授)から封書が届いた。

開けたら『支配者が使う五つの手口』というベリット・オースの名著のミニ本が出てきた。「最近、バルセロナで出版されたカタルーニャ語版です。100冊送られてきたので、1冊マリ子に送ります」。

それで思い出したのが、大阪豊中市男女共同参画推進センターすてっぷの館内を飾った『支配者が使う五つの手口』のポスターだ。

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スウェーデン・ヴェクショー市男女平等委員会が作成した『支配者が使う五つの手口』の冊子とDVDを持っていた私は、その表紙を拡大コピーして、大勢の人の目につくところに飾りたいと思った。

すてっぷ館長だった私は、作成者のスウェーデン・ヴェクショー市男女平等委員会に、長いお願いの手紙を書いた。ほどなくスウェーデンから承諾の返事が来た。小躍りしながら、さっそくパネルにして館内に展示した。

さて、ベリット・オースは、「クオータ制」の産みの親だ。1970年代初め、ノルウェーのミニ政党の党首に就任した。彼女は、さっそく党規約にクオータ制を入れた。彼女の実践したクオータ制は、他党をも動かした。80年代になると、労働党の首相グロ・H・ブルントラントが閣僚人事にクオータ制をいれ、大臣の40%を女性にした。ニュースは世界をかけめぐり、日本にも届いた。

ベリットを世界的に有名にしたのは、実は、クオータ制よりも、ポスターの原典である『支配者が使う五つの手口』だ。ベリットは、自身の体験を社会心理学で分析して、男性が女性から自信を奪うテクニックを5つに分類したのだ。

「1 無視する」「2 からかう」「3 情報を与えない」「4 どっちに転んでもダメ」「5 罪をきせ恥をかかせる」。

ほとんどの支配層は、あらゆる被支配層にこの5つを使う、とベリットは言っているが、テレビで安倍首相の答弁を聞いていたら、まさしく、と思った。

続きは、「叫ぶ芸術―ポスターに見る世界の女たち―支配者が使う五つの手口(北欧ほか世界各国)」をどうぞ。


叫ぶ芸術 ポスターに見る世界の女たち (I 女のしんぶん)
ベリット・オース、豊中市、日本会議
ベリット・オース「支配者が使う5つの手口」
ベリット・オース、80歳の闘い
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by bekokuma321 | 2017-05-17 15:43 | ノルウェー

c0166264_4291578.jpgオスロには、フリチョフ・ナンセン広場、フリチョフ・ナンセン通りがある。フリチョフ・ナンセンは、探検家、科学者、そして政治家。第一次大戦後は国連難民高等弁務官として、難民を救うために特別の証明書を発行して、何十万もの難民を救済した。

ナンセンのような歴史上の偉人(正確には偉大な男性)の名がつけられた道路は、オスロだけで750あるという。

ところが、さすがノルウェー、女性の名を冠した道路も100あるらしい。「すごいな」と日本人の私なら思うが、ノルウェー女性はそう思わないらしい。

「750対100。これは、過去、女性たちの存在が過小評価されてきた証し」であり、「歴史はすべての人によってつくられるものであり、過小評価されたグループを表に出すことはきわめて重要だ」と考えた。

c0166264_433012.jpg考えただけではない。彼女たちは、「女性史の夜」と名づけた5月8日の夜、今ある男性の道路名のうえに、ノルウェー史に貢献してきた女性の名前をつけるアクションをやってのけた。

アクションは、Women's Front、Feminist Initiatives 、Women's Group Ottarの3女性団体が主体となって企画された。昨年に引き続いて2回目のようだ。

その夜、女たちは、道路名の掲げられた場所まで行って、脚立に登って、自分たちが用意した女性名つき紙をはりつけた(最上の写真)。

女たちが用意した歴史的偉人(偉大な女性)はこういう人たちだ。

中絶した女性を犯罪者とする刑法の改正運動をしたカッティ・アンケル・ムッレル(Katti Anker Møller 注1)、女だからスキージャンプは無理だとされていた時代のスキージャンパーのヒルダ・ブラッシェルド(Hilda Braskerud)、初のサーミの権利大会を開催した運動家エルザ・ラウラ(Elsa Laula、注2)、女性初の映画監督エディス・カ―ルマル(Edith Carlmar)、などなど。

c0166264_418289.jpgノルウェー人で亡くなった人の名しか実際はつけられないが、そこはアクション。今も元気な89歳の女性運動家べリット・オ―スの広場や、サーミの歌手マリ・ボイネの通り、アメリカの黒人運動家アンジェラ・デービスの通りも用意した。

ノルウェーの女たちの工夫と連帯に満ちたアクションに、拍手を送りたい。それに、一夜とはいえ道路標識など公共物の変更を女性運動に認めたオスロ市、記事にして広めたノルウェーメディアにも。

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▲オスロのメインストリート。カールヨハンという国王の名がつけられている


kvinnehistorisk natt 2017
I går ga kvinneaktivister byen en rekke nye gatenavn, oppkalt etter kvinner. Les og se bildene
Kvinnehistorisk overtagelse av Oslos gater
Samisk legende fikk en liten del av Oslo «oppkalt» etter seg
ドイツの町のジェンダー規定

【注1】「自己決定権を初めて主張した女性」(明石書店『ノルウェーを変えた髭のノラ』)
【注2】「サーミ解放運動の先頭に立ったエルサ」(第 22 話 むかし魔女、いま大臣)(さみどりの会ホームページ)
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by bekokuma321 | 2017-05-14 04:41 | ノルウェー

c0166264_2313580.jpg「この賞は、虐待から逃れてきた人たちためのシェルターと、そこで働く人たち――少女のころ闘うことを選び、今、シェルターの職員をしている――それに貧しい家庭に育った子どもたちと分かちあいたい」

今年の「男女平等賞」に輝いたカードラ・ユースフ(36)のことばだ。 さきほどノルウェーから入ってきた報道から要約して紹介する。

男女平等賞は、ノルウェー労働組合連合LOが、困難な道を勇敢に切り開いた女性に対して、4年に1度授与する賞だ。1997年に始まって、今年は20年目。これまで、初の女性首相グロ・ハーレム・ブルントラント、ジェンダーにとらわれない子どもの本作家アンネ・カット・ヴェストリ、女性で初めてノルウェー国教会最高位である監督に就任したローズマリー・クーンなどが受賞した栄えある賞だ。

カードラ・ユースフの名がノルウェーに知れ渡ったのは、2000年のこと。

ノルウェーのイスラム・コミュニティでは、少女たちに性器切除が行われていた。実は、イスラム教のイマム(指導者)が、少女たちに性器切除をするよう指導していたのだ。彼女は、その事実を隠しカメラとレコーダーで録画に成功。それがテレビのドキュメンタリー番組で放映された。大反響を呼んだ。

彼女の調査報道によって、イスラム文化・宗教か人権か、人種差別か女性差別か、家庭のしつけか個人の尊厳か、伝統か自己決定権か・・・・などのテーマで議論が広がっていった。そして、議論はノルウェーの女性器切除禁止法の制定にまで進んだ。

その後、彼女はいくつかのメディアで社会評論を担当するようになり、現在は、ノルウェー主要紙の専属コラムニストだ。 女性運動家であり、3人の母親でもある。

カードラ・ユースフ自身の話も壮絶だ。8歳で戦火のソマリアからノルウェーに逃れてきた。ノルウェーで育ち、ノルウェーの学校で学び・・・やがて「反逆児」に!

カードラ・ユースフは、養親が彼女に女性器切除をさせ、すでに決められていた相手と結婚させると察した。15歳になったとき、彼女は親を捨てる決意をし、家出を決行。ノルウェーの全土にはりめぐらされているシェルターのひとつに飛び込んだ。新しい人生のはじまりだった。

連合LOの会長ゲル・クリスチャンセンは、カードラ・ユースフに「男女平等賞」を授与した理由をこう述べる。

「彼女は現代におけるもっとも重要な意見の持ち主のひとりです。彼女は、多様性と自由への扉を開けて、私たちに再びそれを考えるように促しました。それだけではない。彼女は、抑圧された女たちに光をあて、正義のために立ち上がろうとするひとたちすべてに感銘をあたえています。これこそ、世界が求める、男女平等そのものなのです」

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     ▲アムネスティの女性器切除廃止キャンペーン・ポスタ―

LOs likestillingspris 2017 går til Kadra Yusuf
Kadra fikk LOs likestillingspris
Dagsavisen_Nye Meninger:Kadra Yusuf
女性性器切除被害者は2億人
ソマリア女性にナンセン難民賞
ノルウェーの「ベスト清掃員賞」
映画『パパ、ママをぶたないで』が生まれた国ノルウェー
イラク移民の少女が国会議員有力候補になれる国
ノルウェーの難民と“児童婚”
難民問題
イスラム教と女性(リングダール裕子「ノルウェーの女たち」より)


【写真上:facebook Kadra Yusufより。 写真下:I 女のしんぶん連載「叫ぶ芸術―ポスターに見る世界の女たち 34 『赤いバラの闘い』
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by bekokuma321 | 2017-05-11 23:22 | ノルウェー

c0166264_114543.jpg国境なき記者団Reporters Without Bordersが発表した報道の自由度ランキング2017年によると、1位はノルウェーだった。日本は72位。

報道の自由インデックスの「よい」「まあまあよい」にランクされた国の数が2.3%減ったと指摘し、その理由を次のように書く。

「メディアに対する攻撃が常套化し、独裁者が台頭する世界を反映している。ポスト真実、プロパガンダ、自由の抑圧の時代に突入した」

報道の自由世界一とされたノルウェー。以下のような特徴が2つあげられている。

ひとつは、Norway’s Media Ownership Actという表現の自由を守る法律の存在だ。それによって、主要メディアグループは、TV局、ラジオ局、新聞社の株の40%以上をシェアしてはならないと定められている。金に任せてTV局を支配しようとする巨大メディア王の台頭にはどめをかけているのだ。ノルウェーでは政治分野で女性は少なくとも40%いなければならないとするクオータ制を定めているが、その精神と似ている。

さらに報道連合#ETTMINUTTという団体が創設され、信頼のおけるニュースや報道には、メディアの複眼性と独立性が大切なのだ、と市民向けに啓発活動をしていることだ。

上の写真は、同ホームページからの接写。子どもたちに、ニュースって何?と聞いている。ある子は「宣伝だと思う」。ある子は「火事のお知らせ」。ある子は「気持ちが悪くなるもの」・・・etc. このほか、報道連合#ETTMINUTTで目についたのは、ナチスドイツ占領下、表現の自由を守ろうとした編集者が逮捕される瞬間の写真。彼はノルウェー労働政権こそ唯一の政権だとしてナチス傀儡政権を認めない記事を掲載した。それを当局に「虚偽報道」とされたのだという(注)。

黙っていては報道の自由は守られない、という強い意志を感じる。


ポルノか歴史的報道写真か
表現の自由と男女平等
報道の自由度、日本は世界61位

【注】新聞 Fremtiden の編集者で、名はHenry Karlsen。彼は1940年10月に逮捕され、1945年5月8日に解放されるまで獄中だったという。彼を含め、ナチスドイツ占領時代のノルウェーで、激しい検閲圧力に屈しなかったジャーナリストたちの勇敢な闘いは、Kampen for Fremtiden i 1940に詳しい。
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by bekokuma321 | 2017-05-08 11:16 | ノルウェー

c0166264_22291350.jpg「ノルウェー科学技術大学NTNUの理系に、女性の教授はわずか25%以下です」

NTNUは、トロンハイムにある。エンジニアや科学者養成が主だが、56学部、約4万人の学生(女性45%)を擁する国立の総合大学である。数年前、ノーベル生理学・医学賞を受賞したのは同大学の夫婦だった。

NTNUの理系の教授の4人に1人は女性であることに驚かせられたが、同大学副学長カーリ・メルビー(上の写真、右)は、「わずか25%以下」と形容した。その「わずか25%以下」の女性教授を増やすために、次のようなツールがあるという。

「公募に先立って、まず女性の的確な候補を探します。さらに博士課程院生やポスト・ドクの女性のための特別のメンタリング制度があります。こうした男女数のバランスを均等にする事業に、年5600万円の男女平等予算があり、フルタイムの男女平等スタッフがいます」

今年、ノルウェーリサーチカウンシルから「男女平等の向上」予算として、さらに5500万円の新予算を受ける、と喜ぶ。

大学理事会はどうか。女性は40%以上いる。理事会の画像によると14人中、6人が女性だった。これは、国の法律で取締役会の構成員において、一方の性が40%以下とならないとするクオータ制を定めているからだろう。

c0166264_22301976.jpg「そうはいっても」と、同大学教授プリシラ・リングローズ(左写真)は「男女平等のパラドックス」をスピーチ。ノルウェーに住んで20年以上というイギリス生まれの彼女は、「ノルウェー人にとって平等は同じということなので…」と強調した。

平等にあたるノルウェー語likestillingは、同一という意味も持つ。「移民もノルウェー人と同じでなければ平等ではないと考えている」と彼女は批判的に言った。

「ノルウェーでは、異性愛至上主義は疑問視されきて、同性愛も認めるようになってきた。すると、同性愛に寛容である人こそ文化的にすぐれた人々であるとなってくる。それに対して、イスラム教の人々は、性に不寛容な歪んだ民族と考えるようになる」。そうした傾向を「ホモ・ナショナリズム」と呼ぶ、と彼女は言った。

さらに北欧映画「Play」をあげて、北欧にひそむ黒人への偏見を紹介。5人の黒人少年が、3人の中流階層の白人少年(1人はアジア人)をいじめぬくという話で、黒人少年は、社会の反黒人差別意識を利用して白人少年を心理的に追いつめていく。日本なら、こういう設定そのものがありえないと思う。ぜひ観てみたい。

3人目は同大准教授グロ・クリステンセン(右上の写真、左)。彼女の母親世代からすでに、子育て中であっても夫婦ともにフルタイムの仕事を続ける。その背景には、親への長い育児休業(パパへの強制的育休パパ・クオータを含む)、保育園の充実、柔軟な就業時間など、福祉社会のサポート体制がある。

それに加えて近年は、家事(主に掃除)のため移民労働者を雇う傾向が増えているという。この現象に関して、「ジェンダー平等の売買」という研究がなされている。

私が長年知っている元財務大臣で元政党党首のクリスティン・ハルヴォルシェンは、「お手伝いを雇わずに政治家をやり続けたことは、自慢できる」と言っていた。彼女の時代とは違ってきている、と思った。

最後に副学長カーリ・メルビーは、「国民投票をしたら、パパ・クオータも、会社の取締役クオータも、賛成多数をとれなかったと思います。ステイト・フェミニズムのおかげです」。ノルウェーには、ステイト・フェミニズムという”国まるごとフェミニズム”と言える長い伝統がある(注1)。

企画運営をした石井クンツ昌子お茶の水女子大教授は、「日本にはジェンダーという言葉さえ使えないときがあった」と国をおおったジェンダー・バッシングを振り返った。

宗教的原理的な性役割分業文化を押しつける日本会議。その日本会議に安倍首相や多くの閣僚が属している。こうした右翼議員たちに連なる勢力は、夫婦別姓など男女平等を願う人々を邪魔しては快哉を叫ぶ。火の粉が自分の頭上に落ちてこないようにと、国も地方も、女性差別撤廃に逃げ腰である(注2)。

日本は、ノルウェーと同じく「女性差別撤廃条約」を批准した。しかし、この国は「国まるごとアンチ・フェミニズム」ではないかと思う。

以上のノルウェー学者の来日講演会「最も幸せな国のジェンダー平等」は、4月25日、茗荷谷のお茶の水女子大にて開催された。主催は同大ジェンダー研究所。


【注1】ステイト・フェミニズムState Feminismは、ヘルガ・マリア・ヘルネスHelga Maria Hernesが使った用語だと思われる。クオータ制調査にノルウェーを訪問した1980年代この言葉を知った私は『朝日ジャーナル』(現在廃刊)に紹介した。プリシラ・リングローズは、4月25日レジュメで次のような言葉を紹介している。
「女性が住みやすい国は、女性が男性以上に厳しい選択を迫られたり、性別を理由にした不当な扱いを許したりしない国である。女性が住みやすい国では、女性は子どもを産み、かつ、他の自己実現の道も開かれている。そうした国では、男性に課される以上の自己犠牲を負うような道を、女性が選ぶ必要はない。つまり、ジェンダーによる差別がなく、そしてそのために、他の形での(例えば女性グループ間の)不平等が拡大することもない国である」(発言者として、ヘルガ・マリア・ヘルネスの氏名は記載されてなかったが彼女の顔写真があった)

【注2】「館長雇止めバックラッシュ裁判」における事実認定による。豊中市らが敗訴し三井館長に損害賠償金を支払った裁判。詳しくはHPを。

NTNU in Tokyo
お金がなくても、ノルウェーになら留学できそう
子どもたちがはぐくむ平等と包括教育
難民体験学習をするノルウェーの若者
世界一幸福な国ノルウェーの女性たち
ノルウェーの大学、クオータ制再び提案
大学のクオータ制
ヨーロッパを動かしたノルウェー「取締役クオータ」
オスロ大学、男子への加算点認めず
●連載● クオータ制は平等社会への一里塚 第5回「クオータ制が生んだ名物教授」 
ベリット・オース、豊中市、日本会議
内閣府男女共同参画室との会合 (木村民子)
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by bekokuma321 | 2017-04-26 22:44 | ノルウェー

ノルウェーの裁判所が、「非正規労働者にも正規雇用者と同じ賃金を支払え」という判決をくだした。


43日、労働裁判所から出た画期的な判決だ。さすがノルウェー。エイプリル・フールの話ではない。非正規雇用にも、正規雇用と同一賃金、同一条件でなければならないというのだ。ノルウェー紙には、労働組合の完勝とも書かれている。

判決文は以下のようなもので、ノルウェー労働裁判所の判事7人による全会一致だ。


「合意した産業条約8A条の6、7項は、製造業協定に規定されている派遣会社(staffing agencies) に雇われているいかなる人も、雇う会社(hiring companies)の雇用者と少なくとも同一賃金ならびに同一労働条件に置かれる、と解釈される」

連合傘下にあるフェルスフォーブネ(労働組合のひとつ)の書記クヌート・ウイガールは喜びを隠し切れない。「とてもうれしい。(賃金だけでなく労働条件も同一だから)派遣会社内で労働組合の仕事をしてもいいことに、ほっとしてもいる」


賃金と労働条件に関して、派遣会社は、20164月から施行の新関税期間における産業協定に規定される、または、昨年改正された労働環境法の特別条項に規定されているように各々で結ばれる団体協定に規定される、そのどちらかである、とすることに、ノルウェー経営者連盟(経団連のような機構)は、異議を唱えていた。

わかりにくいが、要するに、「非正規は正規職より低賃金でも合法だ」と、経営者側は主張していた。

規則は、EUからの雇用会社指令に関連して提出されていたもので、労使でその規則の解釈がまったく異なっていたため、労働裁判所に提訴されていた。

このたび労働裁判所は、いかなる場合であっても労働者法が適用されるという2012年の双方の合意があり、それは疑う余地がないと結論づけた。


経営者連盟の関税と会員サービス部部長のニーナ・メルソンは、「協定をどのように理解すべきかを理解した」とコメントしている。

ニュースにある労働裁判所だが、労働に関する紛争を扱う特別の裁判所のこと。労働事件はとくにスピーディさを求められるからといわれている。ノルウェーだけでなくヨーロッパの多くの国にある。日本にはこのような裁判所はなく、労働事件であっても通常の裁判所でダラダラと扱われる。そのため日本では、働く場を奪われた労働者は、弁護士費用や交通費など経費だけはかさみ、給与は支払われない事態におかれることが多い。


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 ▲オスロの繁華街にある裁判所

Temporary workers to have the same salaries as employees – full victory in court

判決文(saken gjelder:Likebehandlingsreglene ved fra bemanningsforetak bundet av Industrioverenskomsten ノルウェー語)
Fikk fullt medhold i Arbeidsretten

Vikarer skal ha samme lønn som ansatte
世界一幸福な国ノルウェーの女性たち
LGBTが最も幸せに働けるのはノルウェー
ハンディをハンディと感じさせない社会へ
ノルウェーの「ベスト清掃員賞」
ダウン症の人には「何でもやれる能力がある
女性や若者を非正規にしないためにゼネスト

【注】本意ではないがVikarを非正規と訳した。ノルウェー語のVikarは、臨時雇用のことで病欠、産休、育休、教育休暇などで職務免除となる雇用者の代行をする。非常勤雇用は常勤雇用と同一労働同一賃金であるとすでに認められているので、このたびの紛争は人材派遣機関から派遣される臨時的労働者のケースであろう。報道によるとVikarは移民が多くを占めており、今回の判決は移民の人権保障につながり移民格差解消への一歩となるという。






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by bekokuma321 | 2017-04-04 22:47 | ノルウェー

c0166264_1640819.jpg原発事故で避難した子どもたちが、避難先の学校でいじめにあっている。この「原発いじめ」ほど卑劣な行いはあまりないのではないか。

昨日の新聞もいじめにあった高校生の話を掲載していた。彼女は小6の時、福島から千葉に避難した。転校先で「福島に帰れ」「被曝(ひばく)者だろ」「放射能がうつる」などといじめられ、別の小学校に再び転校したという。

2月には、福島から愛知県一宮市に転向した中3の男子が自殺した。彼は、JR大阪駅前の商業施設から飛び降りた。「担任によって人生全てを壊された」などという「遺言」のメモが残されていた。

高校教員だった経験から言うと、韓国人など外国人を親に持つ子ども、成績の芳しくない子、運動神経のにぶい子などが、いじめのターゲットにされた。犠牲者は、集団とは異質である人たち、集団のなかの少数派だった。後を絶たないいじめの現実を見たら、原発避難者がいじめにあうことは予測できる。原発避難者は、究極の社会的弱者であり、少数者なのだから。

しかし、対策はとられなかった。事件が報道されてはじめて、教育関係者がカメラに向かって頭を下げる。何度このシーンを見たことか。しかし何度お辞儀したところで、いじめをなくそうという強い意志と具体的対策がなければ、いじめはなくならない。

「原発いじめ」は日本独特だろうが、いじめは世界中にある。ノルウェーも例外ではない。違いは、ノルウェーは、ニ度と同じようないじめ被害が起きないようにするための専門的制度を設けている点だ。

その名は「いじめオンブッド」ノルウェー語でmobbeombud(モボンブード)。

オンブッドとはオンブズマンのことだ。一方の性に偏らないようにとオンブズマンの「マン」をとった。

北欧では、法制度というものは独立した監視機関がなければ十分に守られないものだとされてきた。その機関は、個人(オンブッドが守るべき社会的弱者の側の人)が、誰でもいつもでも簡単にアクセスできて、無料でなければならない。これがオンブッドだ。

たとえば、女性差別撤廃のために男女平等法ができても、差別された女性労働者が差別企業を相手に提訴することは敷居が高い。しかし、男女平等オンブッドに気軽に相談を持ち込める。男女平等オンブッドは女性の話を聞いて、事実を調査の結果、女性差別だと判断したら、差別企業に対して是正勧告をし、マスコミに公表する。社会的弱者に代わって、男女平等オンブッドという「裁判官」と「大臣」を足して2で割ったような強い権限を持つ国家公務員が動くのだ。

ノルウェーの場合、男女平等オンブッド(現在は平等・反差別オンブッド)だけでなく、子どもオンブッド(下の写真)、兵役拒否オンブッドなど5種のオンブッドがいて、それぞれが事務局に何人ものスタッフを擁して働いている。

さて、「いじめオンブッド」に戻る。先日、誕生した「いじめオンブッド」はオスロ市(県でもある)特別公務員で、保育園や学校のいじめを専門に扱うオンブッドだ。国の機関ではない。数年前、ブスケル―県(Buskerud)にノルウェー初の「いじめオンブッド」が誕生したと聞いた。今回は首都オスロだ。

オスロの「いじめオンブッド」第1号に選ばれたのは、小学校の副校長をしていたシェスティン・オ―レン(33。上の写真)。応募者116人の大激戦だったらしい。ちなみに、ノルウェーでは公的機関のポストはことごとく公募制だ。しかも応募者の名前や履歴は基本的にメディアで公表される。日本の”お友だち人事“や天下りとは大違いで、万人に公平に開かれる。

難関を突破したシェスティン・オ―レンは、やる気満々でこう語る。

「いじめオンブッドに選ばれて、とてもうれしいです。私はまず広報に力を入れます。いじめオンブッドとはどんなもので、誰がいつどんなふうにコンタクトをとれるのか、を広く伝えます。それから、生徒会と連絡をとって、いじめオンブッドがどう働けばいいかについて生徒会の考えを聞きます」

原発事故対策には膨大な予算がある。大手ゼネコンにだけ回さずに、もっと人のケアに投資すべきだ。上述のようなノルウェー「いじめオンブッド」にならって、「原発いじめオンブッド」 のような専門の監視機関設置などどうだろうか。

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by bekokuma321 | 2017-03-27 16:44 | ノルウェー