カテゴリ:ノルウェー( 587 )

変えなくてもいい日本国憲法を変えたい人が大勢、国会に増えた。

さて、ノルウェー憲法制定200年を迎えた2014年、私はオスロ中央駅の壁に巨大な展示物(下の1枚目)を見つけた。

「ノルウェーの肖像」 と題されたアート・プロジェクト。制作者はトロン・H・ハウゲン。 著名な絵画「1814 年アイツヴォル憲法制定議会」(下の2枚目)を、今風にアレンジして構成されていた。

最大の違いは、200年前の歴史的絵画に女性は一人もいないが、21世紀のポスターには女性が半数いることだ。さらに、労働者57人、失業者2人、学生6人、農業1人、移民13人、サーミ1人、性的マイノリティ6人、妊娠女性1人ーーノルウェー社会の正しい縮図が表現されている。

詳しい背景を知りたいかたは、「叫ぶ芸術 ポスターに見る世界の女たちーーこれぞ民意の反映(ノルウェー)」( I 女のしんぶん)をクリックしてどうぞ。

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▲2014年、オスロ駅に掲げられたポスター「ノルウェーの肖像」(トロン・H・ハウゲン)。憲法制定200年を記念して制作された。1814 年憲法制定会議の代議員 112 人の現代版。写真は本物を接写

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▲「1814 年アイツヴォル憲法制定議会」by Oscar Wergeland。ノルウェー全土から選ばれた112人で憲法をつくった。本物の絵画はノルウェー国会議事堂内に掲げられている。写真は絵葉書

連載「衆院秋田3区の政党交付金」第 24 話 死に票がない比例代表選挙
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by bekokuma321 | 2017-11-20 16:58 | ノルウェー

c0166264_2297100.jpg11月11日、「選挙が変われば政治が変わる 選挙マルシェ」に参加しました。基調講演「民主主義世界一の国ノルウェーの選挙」(三井マリ子) について報告します。

印象に残っている特徴を2つあげます。一つはノルウェーの「選挙法」は、日本の「公職選挙法」とは全く違うということ。二つ目は、高校生による「スクール・エレクション」(政党討論会と模擬投票)が選挙前にいつも行われるということ。

ノルウェーの選挙法には、日本の選挙運動で禁止されている事が、ほとんどないと言えます。「選挙運動期間なし」「戸別訪問OK」「チラシは自由に何枚配ってもOK」「政党同士の公開討論会いつでも何回でもOK」「供託金なし」、など。

選挙は、完全比例代表制です。東京新聞の記事だったかFEM-NEWSだったかによると、「もうじき投票なのに、国会議員候補になっている友人が、選挙区を離れて三井さんを空港に迎えに来た」というのです。それは、比例代表制なので、選挙運動は、候補者個人が宣伝する必要がなく政党の政策PR中心だからのようです。

ノルウェーの投票率はいつも80%近いということです。この高い投票率を実現するために、有権者の立場に立っていると思われる次のような工夫がなされています。

⓵投票日は、9月第1または第2月曜日と法律で決まっている(解散がない) ②事前投票期間は2か月 ③事前投票所が身近に設けられている ⓸住民票のない地域でも事前投票ができ、選挙管理委員会が住民票のある自治体へ投票が済んだ用紙を届ける ⑤小学校から始まる政治教育によって、政治が身近である ⑥投票は、日本のような自書(投票用紙に自分で書くこと)ではない。投票ブースに用意されている全政党の候補者リストから自分の支持政党の1枚をとって投票箱にいれるという簡便さ。

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スクール・エレクションは生徒会主催の学校行事として、ノルウェー全土の高校で行われているそうです。ノルウェーの被選挙権は、選挙権と同じく18才からです。よって、高校生でも議員に立候補します。実際に地方議員に当選した女子高生の映像を見せてくれました。

スクール・エレクションは、強制ではないものの毎回、8割がたの高校が参加しているとのこと。大勢の生徒が、講堂に三々五々集まります。壇上に並んだ政党の代表者が次々に政策を説明し、政策ごとに討論しあいます。生徒たちの目はランランと輝き、関心の強さが映像からはっきりと伝わってきました。政党の討論会が終わると、別室にある政党の選挙ブースで、生徒たちは各自、政党に質問します。

1、2週間後、高校生が選挙管理委員となって「模擬選挙」が行われ、その結果は、新聞やテレビで大々的に公表されます。

高校の校内で選挙運動をしていることに驚き、次にノルウェーの政治教育が小学生から始まっていることに感心ました。

小学生が4,5人のグループで、あらかじめ用紙した質問用紙を持って、各政党の選挙事務所(選挙テントと言われる)を回って、政策を調査する様子が映像で紹介されました。これは、学校の授業の一環で、調査票も小学生自らが考えて作成しているということです。

このように、ノルウェーの国民にとって、政治とは、音楽や、芸術やスポーツと同じように、生活と切り離せない一つの分野となっているようです。つまり、「国語」や「算数」と同じく、日本にもある「社会」なのですが、そのなかに「生きた民主主義教育」が組み込まれているのです。

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三井さんの講演後、日本で政治参加について運動している若者グループのパネルデスカッションがありました。ここでも、ノルウェーのスクール・エレクションについて、いくつか質問が出て、関心の高さがうかがわれました。

この集会は、全国フェミニスト議員連盟も協賛団体の「選挙マルシェ」。司会進行は同連盟共同代表の日向美砂子さんで、会員が10人ほど参加していました。また午後からの議員による「若者の政治参加」の様子は、伊藤正子さんによる同連盟フェイスブック投稿を参照してください。

岡田ふさ子(さみどりの会、全国フェミニスト議員連盟)

【写真上:講演する三井さん。中:三井さん作成のパワーポイント「スクール・エレクション」 下:司会の日向美砂子議員、三井マリ子講師、POTETO東京青年会議所ivote日本若者協議会の各代表】(撮影anonymous)

日本&ノルウェー 政治環境の違いを超えて(選挙マルシェ)
「教育を変えなければ」と思った(選挙マルシェ)
市民に優しい選挙制度(ノルウェー)(東京新聞)
スクール・エレクションは民主主義の学校(ノルウェー)
投票者にも候補者にも優しい選挙(ノルウェー)
北欧福祉社会は地方自治体がつくる
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by bekokuma321 | 2017-11-19 02:47 | ノルウェー

10月22日の総選挙で国会(1院)に占める女性は10%になった。だが、世界の女性国会議員率でランクを出しているIPUは9月1日時点のため、日本は依然として165位。このスキャンダラスな数字を決して忘れないためにも、再び下に掲げる。

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もうじき、前回の総選挙の結果にもとづいて、日本のランキングは世界160位から162位ぐらいに上がるだろう。あ~なんとめでたいことよ!

日本の女性国会議員率、世界164番目
女性議員増法案、成立ならず
6月15日「女性議員増やそう法案を成立させよう集会」へ
「身を切る改革」どころか「民意を切る改革」
日本の女性議員率、世界189カ国中161位
日本の女性議員率、世界163位
世界で最も女性議員が多い国ルワンダ
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by bekokuma321 | 2017-11-18 09:16 | ノルウェー

11月11日(土)、シンポジウム「選挙マルシェーー選挙が変われば政治が変わる」に参加しました。

13:00までしか拝聴できなかったのですが 「見てきた! 民主主義世界一の国ノルウェーの選挙」と題した、三井先生のわかりやすいお話にさらにノルウェーを知ってみたくなりました。

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私なりの解釈では、結局根本的に教育を変えていかなければ これ以上何の進歩も望めないのではないかという思いを強く持ちました。そんな中、2部のほうで若い方々が懸命に活動されていることに闇の中に光を見出した思いです。

今ちょうど、『限りなく完璧に近い人々――なぜ北欧の暮らしは世界一幸せなのか? 』 ( マイケル・ブース著)のノルウェー部分を読んでいます。著者は、デンマーク人の妻を持つ、英国人ジャーナリストです。「数世代先を見越した政策を実行していく…」と書かれているところで、唖然としてしまうのは私だけでしょうか?

私は「スカンディナヴィア(ノルウェー)の平等社会のルーツを探る〜ヴァイキング時代のキリスト教受容前の国内において〜」を修論に仕上げて後、暫く北欧から離れていました。

最近は医療少年院や保育所で仕事をする機会を得て、日本の形ばかりの教育に違和感を覚えるようになりました。同時に『男女平等の本』の著者ノルウェーのアウド・ランボーが「私たちの国の教育には哲学があるのです。それは必ずしも数値化されないけれども」と仰っていたことを思い出しました。

そして今日のシンポジウムで、三井先生のお話しくださった「子どものころからの身近な民主主義」が全て頭の中で混ざり合い 、余生に私自身が多少なりとも手掛けられそうなことはないものかと思いました。それは教育に関してです。日本の人に気づいてもらえるような方法で。どんな形になるかわかりませんが ノルウェーに関わっていこうと気持ちを新たにした1日でした。

三井先生の息の長いご活動には頭の下がる思いです。新しい物事になかなか着手できない国民性の日本でなさっているのですから・・・。

でも、今日の会で、先生の後に続いて行けそうな若者が育っていこうとしている姿を見て、とても頼もしく映りました。今日は本当に有意義な時間をお与え下さり有難うございました。

原 三枝子

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【写真上:政策論争中心のノルウェー選挙を紹介する三井マリ子講師。写真下:日本の若者が選挙にどう向き合っているかを話すパネルディスカッション。左から、司会の日向美砂子議員、三井マリ子講師、POTETO東京青年会議所ivote日本若者協議会の各代表。撮影anonymous】

【注:筆者は教員時代の三井の教え子だったため「先生」と敬称をつけている。三井は講演では参加者に「できれば~さんと呼んでほしい」と依頼していた】

市民に優しい選挙制度(ノルウェー)(東京新聞)
スクール・エレクションは民主主義の学校(ノルウェー)
投票者にも候補者にも優しい選挙(ノルウェー)
北欧福祉社会は地方自治体がつくる
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by bekokuma321 | 2017-11-13 10:22 | ノルウェー

ノルウェーの親友から「グレーテ・ベルゲがたった今、亡くなった」というメールが届いた。

グレーテ・ベルゲは、1991年、ブルントラント首相から懇願されてノルウェーの子ども・家族大臣に就任した。のちに世界の模範となったノルウェーの男女平等政策の多くは、彼女が陣頭指揮をとって進めたと言える。

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グレーテは乳がんだった。いったん治って職場に復帰したが、またがんが彼女に襲いかかったと聞いていた。再発の知らせが、こんなにも早く死の知らせに変わってしまうとは。63歳だった。遺された夫ペール・リッツラー(ジャーナリスト)と、2人の娘アンネとオッダに心からお悔やみを申し上げる。

グレーテ・ベルゲは、大臣就任以来、矢継ぎ早に家族政策の変革を打ち出した。まず、労働者の休暇などを定めた「労働環境法」を改正して、育休の日数を延長した。給与の8割が補償される育休が、1992年には44週に、93年には52週に延長された。無給なら3年間となった。1970年代はわずか18週だったことを知ると革命的進歩である。

さらに、日本で今ようやく政策のテーブルに載るようになった保育園の増設にも力をこめた。保育園に入りたい子がだれでもはいれるように、ノルウェー全土に6万か所の保育園建設を進めた。

でも、これは序の口だった。今では日本でさえ話題になる「パパ・クオータ」を世界に先駆けて法制化したのも彼女が大臣の時だ。1993年のことだった。

「パパ・クオータ」は、pappapermisjon を私が意訳して紹介したのだが、父親の育休取得率を上げるため、育休を父親のみに1か月割り当てるものだ。父親が会社の都合でとれないからといって母親に代われない。つまり「パパ専用」だ。パパがとれなかったら、その分の育休は無効になるばかりか休業補償もなくなる。グレーテ・ベルゲ大臣は、これを「愛の強制」と呼んでいた。男性が育児休業をとって家事育児の主たる担い手になることによって、男性が子育ての大切さに理解を示すようになる。これこそ究極の愛だと。

その結果は? 1994年まではパパの4%しか育休をとってなかったが、1998年には80%がとるように劇的変化をとげた。そして出生率が1.7から2.0近くにまで回復した。

ところが、第2子誕生が間近になった1993年暮れのこと、「グレーテはすぐ大臣をやめるべきだ」という声があがった。育休が保証されている国だとはいえ、現職の大臣がそれを実行できるかは大問題だった。夫妻は毎晩のように話し合って悩んだ末に、「1月から3月の3か月は母親が、その後9か月は父親がとろう」と決めた。

NRK(日本のNHK)のニュース報道ジャーナリストである夫・リッツラーが、9か月の育休をとったのである。そんな育休中の彼に私は取材を申し込んで、男性の育児・家事の必要性を聞くことができた。一部は「ジャーナリストの育休9か月」(毎日新聞社『男を消せ!ーーノルウェーを変えた女のクーデター』p48~p65)にまとめられている。

ペールのような男性が増え、現在ノルウェーは、男性の家事時間は世界で最も長く母親が世界で最も幸せな社会となった。

とはいえ、政権が変わり、現政権の子ども家族大臣は、「クオータ制反対です」と公言する進歩党(極右と言われている)出身のソルベーグ・ホルネだ。パパ・クオータも14週まで伸びることが予定されていたが、10週に戻された。2014年、グレーテ・ベルゲは、この政策変更をこう厳しく批判した。

「パパ・クオータが4週間減る、というだけの問題ではないのです。育児休業の根底が崩れようとしているのです。20年間、苦闘しつつ作り上げてきた政策であり、男女平等への道すじをつくる最強のツール、それがパパ・クオータなのです。この国の精神がゆらごうとしています。男女平等へのバックラッシュといえます。とても残念です」

しかし、グレーテ・ベルゲよ、あなたの掲げた炎は、世界中の多くのランナーに手渡されている。その証拠に最も近くであなたの男女平等政策を実践したペール・リッツラーはこう言っている(『男を消せ!』p65)。

「20世紀の家族革命は、19世紀の産業革命に匹敵するものです。21世紀には、男の領分が女に侵される恐怖感とか、罪の意識に悩む女とか、育休をとった僕がスポットライトを浴びるとかーーこういったことをあなたと話したことも笑い話になる日がくるはずですよ。きっとね!」

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【写真上:2011年、オスロの平等・反差別オンブッド事務所で執務中のグレーテ・ベルゲ元大臣。 下:1995年、グレーテ・ベルゲとペール・リッツラー宅の朝食テーブル。現職大臣グレーテ・ベルゲの朝食も子ども2人の世話もすべて夫だった。玄関にかかっていた表札は夫婦別姓、子ども家族省への通勤は大臣でも黒塗りの車ではなく公共の乗り物だった…】

世界一幸福な国ノルウェーの女性たち
World Happiness Report 2017
ノルウェーのワーキング・マザー
「ノルウェーが幸運なのはノルウェー女性がいるからだ」―首相
シングル・マザー、107倍の難関に合格
民主主義コンテスト 世界1はノルウェー、日本は20位
世界で母親がもっともハッピーな国ノルウェー
パパ・クオータ、7月1日から14週間に
父の日に
女性が働きやすい国、日本はブービー賞
ノルウェー、父親の育休14週間に
パパにもっと時間ができた!
ほらね、パパ・クオータはうまくいった!
■グレーテ・ベルゲ大臣やその男女平等政策について関心のある方は、以下をどうぞ。
「ママは大臣、パパ育児休業」(明石書店、1995『ママは大臣パパ育児』p232~246)、「ジャーナリストの育休九か月」(毎日新聞社、1999『男を消せ!--ノルウェーを変えた女のクーデター』p48~p64)
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by bekokuma321 | 2017-11-10 02:08 | ノルウェー

日本の選挙には課題が山積しています。一票の格差、女性議員の少なさ、死票の多さ、立候補の供託金の高さ、選挙運動の規制の多さ、投票率の低さ…。先月の衆院選で問題点はさらに明らかになりました。

11月11日、第2回選挙マルシェで話し合いませんか。元東京都議会議員三井マリ子さんの講演「見てきた! 民主主義度世界一の国ノルウェーの選挙」、次いで「自由な選挙、若者の参加する政治」について、若者たち、各政党の代表によるデスカッションをします。どなたでもお気軽にどうぞ!

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●選挙が変われば政治がかわる 選挙マルシェ
●自由な選挙、若者の参加する政治
●2017年11月11日(土)11:00から15:30まで
●恵泉バプテスト教会(中目黒駅徒歩8分)
●プログラム 
①海外報告と若者の応答対論 11:00-13:00 
「見てきた!民主主義度世界一の国ノルウェーの選挙:スクール・エレクション、クオータ制、比例代表制」by 三井マリ子(元都議)
「ワタシたちも選挙運動してみたい!」別木萌果(学生団体ivote代表)、芦刈深紗(高校生団体Women’s Innovation代表)、青年会議所(予定) ほか
②協賛団体によるリレートーク 約30団体代表者 13:00-13:30
③全会派議員によるシンポジウム 国会議員・地方議会議員 14:00-15:30
小松大祐都議(自民)、 高橋昭彦世田谷区議(公明)、 荻野稔大田区議(維新)、 落合貴之衆院議員(立憲民主党)、 音喜多駿都議(都民ファ)、 伊地智恭子多摩市議(社民)、坂井えつ子小金井市議(緑の党)、鳴海ゆり八王子市議(生活者ネットワーク)、司会:日向美砂子(小平市議)【共産党・希望の党交渉中】

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選挙マルシェ実行委員会(主催)
連絡先:03-3424-3287 (事務局 城倉啓)
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by bekokuma321 | 2017-11-07 09:09 | ノルウェー

c0166264_2394327.jpgノルウェーに、女性初の外務大臣が誕生した。イネ・エリクセン・スールアイデ(Ine Eriksen Søreide)だ。これまで防衛大臣だった。

9月の総選挙で、保守中道政権の続投と決まり、アーナ・ソールバルグ(またはエルナ・ソルベルグ)内閣にほとんど変更なさそうだ。スールアイデの外務大臣就任で、首相、財務大臣、外務大臣というトップ3が全て女性となった。

ノルウェーに、女性初という冠がまだ存在していたことに驚いた。首相や財務大臣などには女性が就任してきたが、外務大臣はなぜかこれまで男性だった。現外務大臣ボルゲ・ブレンデは、世界経済フォーラム(World Economic Forum)事務局長に任命されたため、次の外務大臣は誰か話題になっていた。

イネ・エリクセン・スールアイデは、オスロ選挙区から選出されている保守党の政治家。夫も保守党の政治家。2人の息子から花束を贈られたと報道されている。

【写真:Ine Eriksen Søreideのfacebookより】
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by bekokuma321 | 2017-10-20 23:18 | ノルウェー

【衆院選まっただなか、「選挙マルシェ実行委員会」からお知らせです】

日本選挙にはさまざまな課題があります。一票の格差、女性議員の少なさ、死票の多さ、立候補の供託金の高さ、選挙運動の規制の多さ…。

まずは、この重要問題について関心を持つ団体・個人の交流と語り合いをとイベントを企画しました。「選挙が変われば、政治が変わる 選挙マルシェ」。

第1回は、3月、坂井豊貴慶應義塾大学教授による講演と、各政党と無所属の9議員らによるシンポジウムを行いました。

衆院選後の11月11日、第2回選挙マルシェを開きます。元東京都議会議員三井マリ子さんの講演「見てきた! 民主主義度世界一の国ノルウェーの選挙」、次いで「自由な選挙、若者の参加する政治」について、若者たち、各政党の代表によるデスカッションをします。どなたでもお気軽にどうぞ!

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●選挙が変われば政治がかわる 選挙マルシェ
●自由な選挙、若者の参加する政治
●2017年11月11日(土)11:00から15:30まで
●恵泉バプテスト教会(中目黒駅徒歩8分)
●プログラム 
①海外報告と若者の応答対論 11:00-13:00 
「見てきた!民主主義度世界一の国ノルウェーの選挙:スクール・エレクション、クオータ制、比例代表制」by 三井マリ子(元都議)
「ワタシたちも選挙運動してみたい!」別木萌果(学生団体ivote代表)、芦刈深紗(高校生団体Women’s Innovation代表)、青年会議所(予定) ほか
②協賛団体によるリレートーク 約30団体代表者 13:00-13:30
③全会派議員によるシンポジウム 国会議員・地方議会議員 14:00-15:30
小松大祐都議(自民)、 高橋昭彦世田谷区議(公明)、 荻野稔大田区議(維新)、 落合貴之衆院議員(立憲民主党)、 音喜多駿都議(都民ファ)、 伊地智恭子多摩市議(社民)、坂井えつ子小金井市議(緑の党)、鳴海ゆり八王子市議(生活者ネットワーク)、共産党・希望の党交渉中。司会:日向美沙子(小平市議)

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by bekokuma321 | 2017-10-18 14:27 | ノルウェー

カナダの首相ジャスティン・トルドーは、なんとクール!

「男の子をフェミニストにしよう。男の子には、この性差別文化を変える責任があるし、その力もある」と寄稿の中で言っていた。昨日の英紙ガーディアンの報道。

今日は、カナダではなくノルウェー。ノルウェーには、こんな男性フェミニストがいるよ、というニュース。

ノルウェーのサッカーチームは、来年から男女給与差を撤廃する。その方法がなんともクールだ。男子の給料を下げて、その分を女子の給料に上乗せするのだという。これまで、女性の給与は男性の約半分だった。

ノルウェーサッカー男子代表主将ステファン・ヨハンセン(26)の言葉が最高にクール。NRK(日本のNHK)のニュースから訳してみる。

「大きな格差があり、女性たちの給与を今より2倍にできるか問題でしたが、私は、そうしたいのです。それがあるべき姿です。彼女たちに励みになります。私たちは、ノルウェーのサッカーチームを前に進めたいのです。女子も男子と同じく重要です」

男性の給与を減らしても男女同一給与にすることが、「あるべき姿」だと言うのだ。それに引退したサッカー選手のエギル・オステンスタッドもすぐツィッターした。

「今週の最高の数学だね」

さて、日本のサッカー界はどうだ?

Herrelandslaget tar lønnskutt for å hjelpe fotballkvinnene


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▲先月、ノルウェーで行われたホームレス・サッカー世界大会。難民や移民の子どもたちのサッカー試合だという。オスロ市庁舎前の広場がサッカー場に早変わり。サッカーにも平等精神が花開く
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by bekokuma321 | 2017-10-14 19:34 | ノルウェー

投票所のバリアフリー

総選挙真っ最中だ。先月、民主主義度世界一の国ノルウェーの総選挙を取材してきた。東京新聞に報道され、今ならWebでも見られる

日本の選挙との余りの違いに驚いたという感想がいくつか届いた。中でも、投票所に行けない人へのケアの充実に驚いたという反響が複数届いた。

10月9日、精神疾患を持つ人たちへの日本の処遇について語り合う会「精神病院のない社会」
に参加した。テーマにはなかったが、精神病院に入院している人たちはどんなふうに投票をしているのかに関心を持った。

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 ▲オスロの某投票所。投票ブースにはカーテンがある。少しでも空いていると外から手の動きが見えるので係りがシュッと閉めてくれる。投票用紙はブースの中に政党ごとに整理されて並んでいる(左側)

ノルウェーでは重い統合失調症でも投票所で投票できるとされている。それを知ったのは、選挙前にNRK(日本のNHKにあたる)Web版を見たからだ。「投票できないのはどんな場合か?」というアンケート形式の記事で、こうあった。

「デアは重い精神病です。違法行為をしても刑務所に入れられることはありません。刑法では、デアの症状を、物事を判断できない状態としています。デアは投票できますか」「ハイ投票できます、イイエ投票できません」

答えは「ハイ」。オスロ大学の選挙専門家アーダール教授が解説する。「ノルウェー選挙法9条4項によると、投票所と投票ブースにおいて、投票手続きの正常な行為を妨害することは禁止されている。そうした場合のみ、選挙委員会委員長または副委員長は、投票権をはく奪することができます。それに当たらないから投票できます」

この報道によると、ノルウェーでは重い統合失調症の人も、投票所に行って投票することが前提のようだ。一方、先日の集会「精神病院のない社会」からすると、日本では世界でもまれなほどおびただしい数の人が精神病院に入院している。そうした入院患者の投票は精神病院内で行われるのだろうが、その際、医師など管理者が「この候補者に」と誘導する選挙違反を防ぐ手立てはどうなっているのだろう。

病院から投票所に行きたいと言ったら、外出できるのだろうか。できたとして、投票所で精神病を抱えた人が選挙権を行使できるようケアする人員は確保されているのだろうか。

知恵遅れの人で、自分で字を書けない場合は、投票所で「選挙公報紙」を見て、候補者を指さす方法があるらしい。別室かパーテーションで区切った投票ブースにして、外から見えないようにしたうえで、行うのだという。

ここまで書いて、日本では候補者名を書く行為が当たり前だと思われているが、この「自書式投票」は、心身に障碍を持つ人にとっては大きなバリアだと気づいた。「自書式」は世界で日本だけらしい。バリアフリー社会をめざすなら、「自書式」はただちにやめるべきだろう。日本以外のほぼすべての国が、政党名や候補者名が印刷された投票用紙を投票者が1枚選び取るという方法をとっているのだ。日本にできないとは言わせない。

それと、日本では投票ブースが、外から見られないようにカーテンを閉めるようになっていない。だから障碍者は、別室かパーテーションで区切った特別仕様の投票ブースで、となる。

でも、すべての投票ブースにカーテンがあれば、障碍者への特別扱いは不要だ。投票する場合の手の動きなどをだれからも見えないようにすることは、バリアフリーであるだけでなく、だれにとっても極めて大事なことだ。これもただちに改正すべきだと思う。

書き忘れたが、ノルウェーの投票所はすべてスロープ付きだった。

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     ▲高校のなかで行われる高校生の模擬投票。ここにもカーテンがちゃんと
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by bekokuma321 | 2017-10-12 19:19 | ノルウェー