カテゴリ:その他( 483 )

かかあ天下の上州。かつては、自ら離縁状をつきつけた妻もいたとか。そんな上州群馬にどうして女性議員が少ないのでしょう。お気軽においでください。高崎駅東口から早足なら6,7分。

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by bekokuma321 | 2017-04-15 08:52 | その他

71年前の1946年4月10日、日本女性は史上初めての参政権を行使した。その記念すべき日、「推進法政治分野における男女共同参画の推進に関する法律」の成立を願う集まりがあった。

赤松良子Qの会代表は、「71年前、私はテーンエイジャーでした。それで投票はできませんでした。市川房枝先生など先駆者たちのおかけで今日の私たちがある。先駆者たちの苦労を思い出し、なんとしても今国会で推進法案を成立させよう」とあいさつ。Qの会は、クオータ制を推進する会の略称。高齢社会をよくする女性の会や全国フェミニスト議員連盟など61団体が傘下にはいる。

参加者160名以上。拍手で採択された今国会での成立を要望する文書を各党代表議員に届けるアクションに移った。

議員の部屋を回って届けた人たちの報告によると、自民党下村博文議員は「今、法案がいっぱい上がっているので…伝えておきましょう」。公明党井上義久議員は、「いい人がいれば応援したいですが。今国会で通しましょう」。女性たちの思いとかけ離れた熱のない反応にがっかり。

71年前の4月10日。ねんねこを背負った女性や、晴れ着の女性が投票所で一票を投じる当時の写真を見たことがある。この戦後直後の衆議院議員選挙で、秋田の和崎ハルをはじめ39人の女性が当選し、衆議院の議席に座った。

「今、衆議院議員は44人。39人から5人しか増えていません」と言うのは、三浦まり上智大学教授。「政治分野における女性の参画と活躍を推進する議員連盟」顧問として議員立法による法案作成に尽力した。

衆議院に座る女性は70年間で5人増えただけ。時計の針がとまっているかのようだ。この44人という数字は、全衆院議員475人中わずか9.3%にすぎない。女性が9.3%しか国会(第一院)にいない国は、先進諸国では日本だけ。世界中探してもそんなにない。世界193国のうち163位(IPU,2017.1.1)。

目を地方に移すと、地方の女性議員は平均わずか10%程度。しかも、5自治体にひとつは女性議員の誰もいない「女性ゼロ議会」だ。このスキャンダルを変えるには、罰則付きのクオータ制しかないのだが、国会の勢力図からして夢だ。ということで、努力目標とはいえ、候補者の数を男女で均等にすることを明文化した法案にやっとこぎつけた。

参加者は、集会会場の衆議院議員会館から外に出て、永田町駅までマーチ。

イギリスの女性参政権運動家(suffragette)のシンボルカラーは、紫・白・緑だった。10日集まった女性たちは、そのひとつ「尊厳」を表すという紫色のスカーフ、帽子、ジャケット、セーター、パンツなど思い思いのものを身につけて……。友人は、「母の形見なの」と、大粒アメジストのペンダントをしていた。

国会議事堂を背に「パリテ、均等」「おじさんだらけの政治はいらない」とラップのノリで訴えた。

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▲国会議事堂を背に「女性議員を増やそう」(写真提供伊藤正子)

来年こそ「政界への女性推進法」を
女性参政権行使70周年を祝えるのか
日本の政党にクオータを実行する気は見えない




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by bekokuma321 | 2017-04-11 17:08 | その他


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群馬県館林市に女性議員が誕生した。4

2日の市議補選で渋谷理津子候補
(写真)が当選したのである。

館林市は8万人近い住民がいるにもかかわらず、女性議員が誰もいない「女性ゼロ議会」だった。

渋谷候補は、前市長の死去にともなう市長選と市議補選において、市議補選に立候補。市長に当選した須藤和臣元県議の17965票と、ほぼ同じ17142票を獲得した。


渋谷候補は、館林市役所に38年間勤務し、退職後は訪問介護職員。公約は「家庭や職場でフル活動している女性の思いを市政につなげます」。


渋谷候補の選挙事務所を預かるお連れ合いは、当選について「何かが動いたんですね」とうれしそうに私に語った。


「立候補は一人で決めました。僕は反対したのですが、それでも降りない。いさぎよい挑戦でした…」。選挙事務所を実際に回したのは、お連れ合いのようだ。彼の話をまとめると、渋谷さんの立候補の動機は、①風通しのよい市議会にしたい、②次につづく女性のために風穴をあけたい、というものだ。


「市長候補とコンビを組んでいた市議候補は、自民党群馬県の青年部の役員だと聞いています。組織選挙だったと思われます。うちは組織なし。所属する『八木節保存会』のメンバー5人がまず支えてくれました。ええ、全員女性です。それに市役所の元同僚たち5人が加わりました。この10人の女性たちが選挙運動メンバーです」


これまで群馬県は、富岡市と館林市を含む10自治体に、女性議員が誰もいなかった。そんな「嘆かわしい現状を変えたい」と、この4月15日シンポジウムが開かれる。「世界遺産のまち、白鳥のまちに女性議員を! なくそう女性ゼロ議会、増やそう女性議員」。世界遺産のまちは富岡市、白鳥のまちは館林市のことだ。


その準備で忙しくしている真っ最中に、「白鳥のまち館林市」が女性ゼロ議会を脱出して、「女性ゼロ議会」の市は富岡市のみとなった。準備に携わる、かがや富士子群馬県議は「15日、渋谷さんが、ぜひ参加して、みなを励ましてほしい」と語っている(注)。



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【注】群馬県の市で「女性ゼロ議会」は富岡市のみとなった。しかし、まだ8町村が女性ゼロ議会である。それに、女性議員1人の「紅一点議会」は群馬県内10市町村にのぼる。ちなみに、全国の町村議会928のうち「女性ゼロ議会」は299議会、つまり3分の1の町村は、男性議員のみで政治が行われているのである。(全国町村議会議長会、201671日現在)







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by bekokuma321 | 2017-04-03 11:34 | その他

「かかあ天下と空っ風」ーー働き者の女性の多い群馬を象徴することばです。


ところが、群馬県には1人の女性議員もいない「女性ゼロ議会」が10もあります。
白鳥のまちといわれる館林市、世界遺産のまち富岡市の2市。それに、上野村、下仁田町、南牧村、長野原町、草津町、昭和村、明和町、千代田町の8町村。


とくに富岡市は、富岡製糸場で多くの女性たちが働き、外国に絹を輸出して日本経済を支えてきました。女性には選挙権も労働組合もない時代でした。


「女性ゼロ議会」は、群馬だけではありません。全国に約370もあります。人口の半分を占める女性の代表を議会にどう増やすか。これは日本の未来を決する最重要課題です。

1946410日は日本史上初めて女性が投票した日。翌1947年は、第1回統一地方選がありました。今年、2017年はちょうど70周年です。

70
年前、立候補した女性、投票所に向かった女性たちは、どんな思いだったのか。そんな女性史を紐解きつつ、群馬の地で、「女性ゼロ議会」をなくし、女性議員を増やすための戦略を語り合います。お誘いあわせてご参加ください。


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[女性ゼロ議会訪問記]
今治市に女性議員誕生(愛媛県)
「安政の大一揆」から「越中の女一揆」へ (富山県)
女性ゼロ議会「栗原市」を訪問して (宮城県)
女性ゼロ議会訪問記:埼玉県羽生市 (埼玉県)
女性ゼロ議会の背後に夫の嫉妬・理解のなさ (秋田県)
女性ゼロ議会訪問記:長野県筑北村 (長野県)
女性ゼロ議会の阿波市・吉野川市を訪ねて (徳島県)
女性ゼロ議会の直方市訪問 (福岡県)
女性ゼロ議会の今治市に申し入れ (愛媛県)
女性ゼロ議会の愛知県阿久比町、飛島村を訪ねて  (愛知県)
沖縄 市町村議の女性ゼロ率ワーストワン (沖縄県)
1人でもできる「なくせ女性議員ゼロ議会」運動 (長崎県)

群馬で全国女性議員サミット (2009年群馬で開催されたシンポジウム)






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by bekokuma321 | 2017-03-06 10:30 | その他


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2017
224日朝日新聞(上)によると、男性偏重の政治を男女平等にという法律が国会で成立する見込みだ。しかし「努力義務」である。強制ではないため、政党は「女性候補がいないんですよ」と逃れたところで、何のおとがめもない。

だからこそ法制定を機に、政党に「男女同数の候補を」といっそう要求していかなければ。

世界一高額の「政党交付金」が毎年政党に出ている。国民の税金320億円が、健全な政党活動のためと称されて、国会議員の事務所に送金されるのだ。その「政党交付金」を、女性候補発掘や女性候補当選に向けての特別措置に使うべきだろう。ちなみにフランスでは、一定割合の女性候補を出さない政党は政党交付金が減額される。

政党に要求するだけでなく、私たち自身、女性候補発掘に勢を出さなくては。

市民と議員でつくる市民団体「全国フェミニスト議員連盟」は、1992年創設以来、あらゆるレベルの議員の40%を女性に、とする「クオータ制」の実行を政党などに求めて運動してきた。

1990年代後半からは、女性議員がゼロの「女性ゼロ議会」の市町村を訪ね歩いた。日本には、約370もの「女性ゼロ議会」がある。

ただの1人の女性候補者も出ていない自治体がまだたくさんあることがわかった。有権者は、選挙になると、男性だけの選挙ポスターをいつも見させられてきたのだ。


「女性ゼロ議会」のまちで、女性団体、各政党、行政に「女性が出られないわけ」を聞いた。
町内会(寄合)で議員候補にを決める慣習があるところでは、町内会(寄合)参加者は一家の長すなわち男と決まっているので、女性はありえない、と話してくれた。「女は政治に口出すな」的な風潮も強かった。働き盛りの女性は家事育児に手をとられ、選挙に出るなどとても…という実態も浮かび上がった。

それに小選挙区制中心の選挙であることが、大きな障壁となっている(注)。世襲や引退議員の後継候補以外は、当選は難しい。落選するかもしれない選挙に立候補することは、経済的にも人生設計からも大変な決意が要る。候補者の具体的な応援体制や、落選した際の再就職などリハビリも視野に入れたサポート体制が望まれる。

しかし、それでも、女性が立候補しないことには女性議員増は望むべくもない。その意味で、「推進法」は女性の立候補を促す法律といえるかもしれない。


国会議員年収も政党交付金も世界最高額
来年こそ「政界への女性推進法」を来年こそ「政界への女性推進法」を
あざやかな歴史
民主主義度1位ノルウェー、23位日本
女性議員増めざして制度改善を
男性偏重政治が原発政策にもたらす弊害
政治は男のものではない

[女性ゼロ議会訪問記]
「安政の大一揆」から「越中の女一揆」へ (富山県)
女性ゼロ議会「栗原市」を訪問して (宮城県)
女性ゼロ議会訪問記:埼玉県羽生市 (埼玉県)
女性ゼロ議会の背後に夫の嫉妬・理解のなさ (秋田県)
女性ゼロ議会訪問記:長野県筑北村 (長野県)
女性ゼロ議会の阿波市・吉野川市を訪ねて (徳島県)
女性ゼロ議会の直方市訪問 (福岡県)
女性ゼロ議会の今治市に申し入れ (愛媛県)
女性ゼロ議会の愛知県阿久比町、飛島村を訪ねて  (愛知県)

【注:国政選挙は、衆参とも1人を選ぶ小選挙区制が中心だ。しかし、都道府県議会選挙、市町村選挙は異なる。都道府県議会選挙は、定数が市町村で小分けされて1人から複数選ぶようになっていて、小選挙区制の選挙区もある。一方、市町村選挙は、定数ウン十人に候補者が一律に出るいわゆる大選挙区制だ。よって県レベルと市レベルで問題は異なる。選挙制度の専門家阪上順夫教授によると、少なくとも、1人が1人しか投票できない「1人投票制」ではなく、2人、3人に投票できる「連記制」にしたら、今より民意が反映される、つまり女性や新人が当選しやすくなる、と主張する】




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by bekokuma321 | 2017-02-25 00:36 | その他

「ゴルフコースを女性に開放しないならば、オリンピックのゴルフはやれません」


国際オリンピック委員会IOCの副委員長ジョン・コーツが明快に言った。


「霞ケ関カンツリー倶楽部」のことだ。埼玉県川越市にある。85年を超える歴史を背景とする女性差別の伝統にこだわってきた。


221日付ガーディアン紙によると、コ―ツ副委員長は、「霞ケ関ゴルフコースが、性差別的会員規約を続けるならば、別のゴルフコースを探すまでです」「はっきりしていることは、男女平等でなければならないということです」


オリンピックを開くよりも別のことに予算を使うべきだと考える私は、オリンピック開催に反対だが、ゴルフコースの女人禁制を解くIOCの動きにはもろ手をあげて賛成したい。

Tokyo Olympic golf course must give female members equal rights or lose event, says IOC



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▲「開かれた倶楽部」と書かれた霞ヶ関カンツリー倶楽部のHP表紙。実態は「男性にのみ開かれた倶楽部」


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by bekokuma321 | 2017-02-21 23:06 | その他

113c0166264_11293656.jpg日、受け取ったチラシ(左)は、2017年の「アースデイ」の顔見世への参加を呼び掛けていた。


「後援:名古屋市・第88回愛知県中央メーデー実行委員会」と、「秘宝館」「ストリップ」に強い違和感を持った。私は、すぐ名古屋市に「名古屋市はストリップを後援するんですか?」と問い合わせて、抗議の意思を伝えた。


共産党系「愛知県中央メーデー実行委員会」にも問い合わせた。2団体とも後援している事を否定しただけでなく、ストリップについては「何のことやら?」状態だった。チラシを手に、「後援を中止するか、ストリップを止めるか、どちらかではないでしょうか」と迫った。


相手側の事実確認を待つ間に、「名古屋市男女平等参画推進室」に電話を入れた。チラシの内容と私の抗議意図を伝えて「男女平等」の視点から環境局に働きかけて欲しい、と依頼した。「ストリップを含む内容で名古屋市が後援をすることはあり得ない」との返答に「安心していていいんですね」と念を押した。


その直後、「ストリップ」はすでに2015年に実施されており、動画がインターネットで公開されているという情報がはいった。すぐ視聴した。アースデー会場で、着物の女性が体をくねらせながら徐々に脱いでいく、いわゆるストリップ・ショーそのものだった。


ショックを受けた私は、自分が参加する女性運動のメーリングリストに、動画リンク先を添付して、知恵と助けを求めた。メーリングリストでのすばやい応答に励まされながら、抗議の趣旨説明と交渉のやり直しにかかった。


1
27日、朝日新聞は、社会面でこの件を報道した。翌日には全紙が名古屋市環境局への取材を行ったらしい。テレビのニュース番組でも短時間ではあるが報道され、「ラジオで聞いた」と言う人もいた。さらに朝日新聞は、翌28日、2015年には名古屋市と愛知県の両教育委員会が後援していたという事実も追って報道した。


今回の抗議運動の成果だと思われるが、名古屋市、愛知県、「愛知県中央メーデー実行委員会」は、次のような対応をとった。

1)名義の無断使用、後援の趣旨に反した「ストリップ」の実施とインターネット公開に対しての強い抗議

2)「ストリップ」動画のネット削除要請、今年の後援はしない旨の通告


中日新聞によると、名古屋市は「アースデイを行う予定の公園の使用についても対応を検討する」とまで言っていた。


抗議活動をしてわかったことがある。私の抗議やメディアの取材に対して、主催者や後援者が口にしたのは「公序良俗」であり「公然わいせつ」であり、「環境保全」であり、「教育の振興」であった。そこには、人集めに女性の体を使ってよしとする女性蔑視についての反省はなかった。「
環境保全」を掲げても「女性蔑視」には鈍感な、日本の縮図を見せられた思いだった。


ただ、朝日新聞には、「自治体が後援すれば、『女性蔑視』を推進する側に立つことになる」との私の発言が紹介されていた。また、海外向けの同紙英字版には、「名古屋市が後援するということは、女性の物体化を推進するという意味になる」と
の英訳で私の発言が紹介されていたと聞いた。


岡田ふさ子(市民運動家)

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▲フェイスブックで出回った朝日新聞デジタル記事。写真は2015年アースデーにおける「秘宝館」のストリップショー。Youtubeの動画は現在見ることはできない。


Striptease show may leave eco event without any city support
名古屋市後援イベントでストリップ 動画サイトに投稿




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by bekokuma321 | 2017-02-10 11:51 | その他

今治市に女性議員誕生

今治市議会に女性議員が誕生した。


17万人の暮らしを決める場が男性だけで占められていた。日本で女性議員のいない議会「女性ゼロ議会」370ほどあるが、そのなかで、最も人口の多い自治体のひとつ、それが今治市だった。


その今治市の昨日の市議会議員選挙に女性候補者3人が出て、2人当選した。歴史の変わる音が聞こえるようだ。


愛媛新聞は、「女性は新人3人のうち2人が当選し、12市町村合併による05年の新今治市発足以来3期ぶりに女性議員が誕生」と報道している。


とはいえ女性の割合は32人中2人と、わずか6.25%だ。国連の初期の目標33%にさえまだ届かない。それに投票率が55.44%と低いのが気になる。


女性ゼロ議会を打ち破ったのは、共産党の松田澄子さんと無所属の黒川みきさん。黒川さんは新潟出身で子育て中の現役ママ。原発、安保法制に反対を表明しての当選だという。松田さんは、今治市立保育所で保育士を定年まで勤めた、子育ての専門家。2人の議員の誕生で議会の質問がどう変わるか、楽しみだ。


全国フェミニスト議員連盟の武井多佳子市議(松山市)は、女性ゼロ議会をなくそうと友人たちと「議会に女性をおくる会」を組織して、運動を続けてきた。今回は、黒川さんの応援を買って出た。当選に、喜びもひとしおのようで、「これで『女性ゼロ議会』1つなくせました。女性議員2人の活躍を期待します。まだ女性議員がいない議会があるので、これからもがんばります」


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          ▲女性議員を増やそうとアピールする「議会に女性を送る会」



女性議員ゼロ解消を:愛媛新聞に載りました
女性ゼロ議会の今治市に申し入れ
議会に女性を送る会





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by bekokuma321 | 2017-02-06 18:49 | その他

c0166264_20480636.jpg朗報! 

セクハラの被害を受けて休職していた女性に「公務災害」が認められたのだ。

女性が働いていたのは、トヨタ東日本株式会社のある宮城県大衡村。女性職員は、村長から性的関係を求められたり、大量の嫌がらせメールが送られたりして、心身に不調をきたした。働き続けられなくなってしまった彼女は、
201412月から休暇に。


2016118日付け河北新報は、公務災害の認定をこう報じている。やや旧聞に属するが、働く女性にとって重要なニュースなので紹介したい。

「宮城県大衡村の跡部昌洋前村長(67)50代の村職員の女性にセクハラなどをしたとされる問題で、女性が精神疾患によって休職したのは前村長の行為が原因として、地方公務員災害補償基金宮城県支部が公務災害と認定していたことが、7日分かった」


女性職員には、村の一般会計補正予算から休職期間の数百万円の給料を支払われるという。


これとは別に、女性職員は、跡部昌洋前村長に対して、慰謝料など1000万円の損害賠償を請求する裁判を起こした。こちらは仙台地裁で係争中だ。書面によるやりとりが延々と続いていて、法廷での公開はなされていない。次回は26日(月)だ。


さて、跡部昌洋前村長。彼は、祖父も父も村長の3代続いた“お殿様”。昔、殿様は誰にいつ何をしてもよかった。強姦しても、「お手つき」でおしまい。だけど、21世紀はそうはいかない。さすがに跡部村長は辞職した。

議員時代、村長のセクハラ問題をとりあげて村長に真っ向から抗議した赤間しづ江さんは、「大衡村を変えなくては」と義憤にかられて、村長選に立候補した。村長選は与野党の一騎打ちとなり、赤間さんは惜敗。初の女性村長はならなかった。


この村長選と同日に村議会議員選挙もあった。村の人に言わせると、「村長選で、もしも赤間が村長になったら大変だ、とばかり、村長のお仲間の男性候補者が村議選告示4日前に立候補しました(議会に反赤間勢力を増やすため:編集部注)。彼は当選しましたよ。裏でどれだけおカネが動いたことかと」

日本の首長や議員は、働く職員にとっては、何ランクも地位が上にいる人たちだ。その権力者が、そばで働く女性職員に「これくらいのこと、どうってことないだろう」と性的に言い寄ったり、触ったり、誘ったり……。女性職員は、たとえ反吐が出るほど不快であっても、ただちに拒否はしづらい。それをいいことに行為はさらにエスカレートする。しだいに体が硬直して通勤できなくなる。食欲不振、睡眠障害、動悸。精神に異常をきたしてしまうことさえある。セクハラは、女性の労働権を奪う、とんでもない違法行為なのである。

赤間しづ江前議員はセクハラ村長を訴えた原告女性について、こう語る。

「長い長い闘いが法廷で続いています。でも、公務災害と認定されたことが大きな励みになって、がんばっているようです。負けないと思いますよ」


【写真】右から、赤間しづ江(前大衡村議会議員、岩佐孝子(山元町議会議員)、三井マリ子(筆者)。2016年夏、仙台市にて


女の出番
セクハラ村長事件から秋田の事件を考える
セクハラ村長退陣後の村長選に女性立候補
Miyagi mayor sued for sexual harassment dissolves village assembly








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by bekokuma321 | 2017-02-03 21:35 | その他

131日、徳島県藍住町の西岡恵子前議員(注)が勝訴した。高松高等裁判所。

西岡前議員は、2012年の町議会選挙で町民から正当に選ばれた。しかし20148月以来、議員の資格を剥奪されていた。今回の判決で、議会に戻れることがほぼ確実となった。

議員資格剥奪決定をしたのは、町議会の「資格審査委員会」。「水道、電気、ガスの使い方が少ないので町内に住んでいないに違いない、だから議員資格はない」などという理由だった。

審査には、西岡さんを支持する人たちが大勢かけつけ傍聴席から見守ったという。
徳島県の女性議員を増やす活動をしてきた諏訪公子さん、高開千代子さんらに、議員剥奪が決定された当時、取材した。

「西岡議員は町長に反対する議員の1人で、多数派から目の敵にされてきたようだ」と話してくれた。意見の違いがあってこそ民主主義。排除などとんでもない話だ。しかし光熱費が余りに少ないこと以外に議員資格剥奪につながる理由がないことを考えると、ありえなくもない。

しかし西岡前議員は、それに泣き寝入りしなかった。そして2015年、議員資格停止取り消しを求めて地裁に提訴。一審は勝訴したが、町は控訴した。

その藍住町に、高裁から敗訴の判決が下った。「自宅は日常生活の中心的な場所であったと認められ、被選挙権の住所要件を欠いているとは言えない」

西岡前議員は、「うれしい。もう上告しないでほしい 。もうこれ以上生産性のないことに議会の労力を費やさないでほしい。まったくの無駄。本来の議会のあるべき姿を望みます」

     


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       ▲読売新聞 20170201(提供東條恭子)


西岡議員、勝訴
まるで魔女狩り――徳島県藍住町の紅一点議員追放事件

【注】2012年に当選した西岡議員は、2014年に議員資格を剥奪された。それを不服とした西岡前議員は、2015年に町を提訴した。裁判とは別に、2016年にまた町議選があり、西岡前議員は、町を相手に法廷で闘いながらも立候補して見事、当選した。つまり、2014年から2016年まで議員資格を剥奪されていたが、高裁の判決によって、「その間も議員だった」と認められた。身分に関しては、提訴時は、西岡前議員だったが、現在は現職議員であり、誤解を招く表現だったことをお詫びする。






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by bekokuma321 | 2017-02-02 23:16 | その他