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今年の国際女性デー、2017年3月8日、横浜地裁で、表現の自由を求める市民側が勝訴する判決があった。
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発端は、2016年2月、海老名駅前の「自由通路」に市民10人が集まって、「アベ政治は許さない」などのプラカードを持ったマネキンフラッシュモブ。マネキンフラッシュモブとは、マネキンのように、あるポーズをとって数分間じっと動かない状態にいるフラッシュモブ(公共の場で突然行うパフォーマンス)だ。インターネットの呼びかけに応えて集まったりする。

そのパフォーマンスに対して、海老名市は、参加者のひとり海老名市議の吉田美菜子(敬称略、以下同じ)を処分。「今後このようなことをしたなら、海老名市の条例に従って5万円以下の罰金を払え」という命令を出した。

この条例は「自由通路条例」だというから、笑っちゃう。しかも、「道路交通法では交通を著しく妨げない限り規制の対象外です。それなのに、海老名市の条例は、デモ、集会、座り込みなどを一切禁止しています」(海老名自由通路を考える会 大治朋子)。

海老名市の命令を受けた吉田美菜子と、フラッシュモブの仕掛け人である市民団体「マネキンフラッシュモブかながわ」の朝倉優子らは、市の命令に疑問を抱いた。そして10人は、市を相手どって裁判に訴えた。「処分は不当だ」「おかしいのは表現の自由を脅かす市の命令のほうだ」と。

3月8日の地裁判決に海老名市は控訴しなかった。よって、海老名駅前自由通路訴訟は、市民側の勝利で確定した。

c0166264_16354154.jpg 日本には、女性議員の1人しかいない「紅一点議会」が多い。その「紅一点議会」で孤軍奮闘する女性議員への想像を絶するハラスメントを私はよく耳にする。

では今回、市長や市議会の標的となった吉田のいる海老名市はどうか。女性議員は6人、22議席中27%にあたり、少ないわけではない。

とはいえ吉田は、2015年11月の市議選で当選したばかりの新人だ。2期目の西田ひろみと初当選した田中裕子、相原志穂で「いちごの会」という女性だけ4人の会派に属している。女性であり、新人であり、与党でもない。やはり”議会むら”の少数派だ。そこに「議会むらの掟やぶりをしたらただじゃすまないぞ」的な脅しのようなものを感じる。

この“脅し”に屈しなかったばかりか、裁判で「市の命令を撤回」させた吉田や、朝倉優子はじめ市民たち。マネキンフラッシュモブに劣らず、ホント、カッコイイ!


【写真上2枚は「海老名自由通路ニュース第3号」。下はマネキンフラッシュモブの様子。Mannequin Flash Mob Kanagawaのフェイスブックより】


「表現の自由」が奪われる!? 海老名市・新人議員に路上パフォーマンス「禁止命令」
表現の自由と男女平等
増やそうよ 女性議員
2016年3月11日海老名市経済建設常任委員会議録(「海老名自由通路条例」についての短い質疑が最後のほうに記載されている。濱田望まちづくり部長が「明らかに条例違反行為」と発言。それに対して吉田議員が抵抗を示す質問をしている)
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by bekokuma321 | 2017-05-02 17:02 | その他

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4月15日、群馬で「議会に女性を増やそう」というシンポジウムが開かれた。

群馬県富岡市にはひとりの女性議員もいない。富岡市にある富岡製糸場は、明治の殖産興業政策のシンボルだ。それを支えたのが群馬県内ばかりか、全国からやってきた若い女性たちだった。

1873(明治6)年、富岡製糸場に、日本の30県から女性たち約1000人がやってきた(今井幹夫「富岡製糸場総合研究センター」所長)。長野からは4日間の長旅だったと、和田英著「富岡日記」は記す。和田英は10代だった。なかには9歳の少女もいたとか。

故郷を離れて寄宿舎に住んで忠実に働き続けた女性たち。彼女らの手で紡がれたのが生糸。それが明治の日本の輸出産業を支え、日本経済を潤した。

144年後の4月15日、30県とはいかないが、北海道、徳島、新潟、宮城、愛知、長野など遠方から女性たちが参加した。「かかあ天下」の上州になんでこれほど女性議員が少ないのかといぶかしく思ってかけつけたという人も。

パネリストは群馬県女性7人(注1)。超党派の女性議員に加え、男女平等の運動家や専門家たち。みな女性議員を増やさねば、と発言した。

「人口の半分を占めているのだから、女性がもっと議会にいて当然」
「超少子高齢者社会は女性自身の問題。当事者の女性が決める場にいなくては」
「女性のいない政治風景は、ロールモデルとして議員を選べない女子学生をつくる」
「女性特有の相談や苦情を政治の場に届けられるのは女性」

しかし、壁は厚い。何が議会への女性進出を阻んでいるか。

「群馬県特有の『政治は男のもの』的慣習」
「長いムラ社会のしがらみ」
「育児、家事など無償労働の負担」
「仕事を辞めての立候補はリスキー」
「選挙に打って出る度胸がない」
「嫁が夫をさしおいて出られない」

など、いくつもあがった。実際、群馬県は、自治会会長についている女性が日本で最も少ない(内閣府調べ「自治会長に占める女性の割合」)。

では、その厚い壁をどう突き崩すか。

「女性同士のネットワークを活用する」
「しがらみのないよそ者が出る」
「女性が政治に関心を持つような研修の場を増やす」
「女は男の後でいいとする学校の性別名簿や、公立学校の男女別学が残っている風土を変える」
などが出た。

基本的に議員候補者擁立にかかわるのは政党や政治団体だ。女性議員を増やすには、政党や政党団体が、どれだけ女性候補擁立に本気になるかだ。実際、東京都議選の報道を見ても、主要政党の候補者には女性はきわめて少ないようだ。女性候補がきわめて少なかった場合、政党はどんな具体策をとるのか、つまり女性候補擁立に向けてどう党の制度を変えるかが問われる。そこまで議論が深まらなかったのは残念だった。

最後に採択された「群馬宣言」を次に掲げる(Moreをクリック)。日本の地方議会に占める女性議員は約10%、しかも約350自治体が女性ゼロ議会である。それを考えると群馬宣言と名付けられているものの、全自治体にあてはまりそうだ。

More
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by bekokuma321 | 2017-04-16 17:27 | その他

かかあ天下の上州。かつては、自ら離縁状をつきつけた妻もいたとか。そんな上州群馬にどうして女性議員が少ないのでしょう。お気軽においでください。高崎駅東口から早足なら6,7分。

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by bekokuma321 | 2017-04-15 08:52 | その他

71年前の1946年4月10日、日本女性は史上初めての参政権を行使した。その記念すべき日、「推進法政治分野における男女共同参画の推進に関する法律」の成立を願う集まりがあった。

赤松良子Qの会代表は、「71年前、私はテーンエイジャーでした。それで投票はできませんでした。市川房枝先生など先駆者たちのおかけで今日の私たちがある。先駆者たちの苦労を思い出し、なんとしても今国会で推進法案を成立させよう」とあいさつ。Qの会は、クオータ制を推進する会の略称。高齢社会をよくする女性の会や全国フェミニスト議員連盟など61団体が傘下にはいる。

参加者160名以上。拍手で採択された今国会での成立を要望する文書を各党代表議員に届けるアクションに移った。

議員の部屋を回って届けた人たちの報告によると、自民党下村博文議員は「今、法案がいっぱい上がっているので…伝えておきましょう」。公明党井上義久議員は、「いい人がいれば応援したいですが。今国会で通しましょう」。女性たちの思いとかけ離れた熱のない反応にがっかり。

71年前の4月10日。ねんねこを背負った女性や、晴れ着の女性が投票所で一票を投じる当時の写真を見たことがある。この戦後直後の衆議院議員選挙で、秋田の和崎ハルをはじめ39人の女性が当選し、衆議院の議席に座った。

「今、衆議院議員は44人。39人から5人しか増えていません」と言うのは、三浦まり上智大学教授。「政治分野における女性の参画と活躍を推進する議員連盟」顧問として議員立法による法案作成に尽力した。

衆議院に座る女性は70年間で5人増えただけ。時計の針がとまっているかのようだ。この44人という数字は、全衆院議員475人中わずか9.3%にすぎない。女性が9.3%しか国会(第一院)にいない国は、先進諸国では日本だけ。世界中探してもそんなにない。世界193国のうち163位(IPU,2017.1.1)。

目を地方に移すと、地方の女性議員は平均わずか10%程度。しかも、5自治体にひとつは女性議員の誰もいない「女性ゼロ議会」だ。このスキャンダルを変えるには、罰則付きのクオータ制しかないのだが、国会の勢力図からして夢だ。ということで、努力目標とはいえ、候補者の数を男女で均等にすることを明文化した法案にやっとこぎつけた。

参加者は、集会会場の衆議院議員会館から外に出て、永田町駅までマーチ。

イギリスの女性参政権運動家(suffragette)のシンボルカラーは、紫・白・緑だった。10日集まった女性たちは、そのひとつ「尊厳」を表すという紫色のスカーフ、帽子、ジャケット、セーター、パンツなど思い思いのものを身につけて……。友人は、「母の形見なの」と、大粒アメジストのペンダントをしていた。

国会議事堂を背に「パリテ、均等」「おじさんだらけの政治はいらない」とラップのノリで訴えた。

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▲国会議事堂を背に「女性議員を増やそう」(写真提供伊藤正子)

来年こそ「政界への女性推進法」を
女性参政権行使70周年を祝えるのか
日本の政党にクオータを実行する気は見えない




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by bekokuma321 | 2017-04-11 17:08 | その他


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群馬県館林市に女性議員が誕生した。4

2日の市議補選で渋谷理津子候補
(写真)が当選したのである。

館林市は8万人近い住民がいるにもかかわらず、女性議員が誰もいない「女性ゼロ議会」だった。

渋谷候補は、前市長の死去にともなう市長選と市議補選において、市議補選に立候補。市長に当選した須藤和臣元県議の17965票と、ほぼ同じ17142票を獲得した。


渋谷候補は、館林市役所に38年間勤務し、退職後は訪問介護職員。公約は「家庭や職場でフル活動している女性の思いを市政につなげます」。


渋谷候補の選挙事務所を預かるお連れ合いは、当選について「何かが動いたんですね」とうれしそうに私に語った。


「立候補は一人で決めました。僕は反対したのですが、それでも降りない。いさぎよい挑戦でした…」。選挙事務所を実際に回したのは、お連れ合いのようだ。彼の話をまとめると、渋谷さんの立候補の動機は、①風通しのよい市議会にしたい、②次につづく女性のために風穴をあけたい、というものだ。


「市長候補とコンビを組んでいた市議候補は、自民党群馬県の青年部の役員だと聞いています。組織選挙だったと思われます。うちは組織なし。所属する『八木節保存会』のメンバー5人がまず支えてくれました。ええ、全員女性です。それに市役所の元同僚たち5人が加わりました。この10人の女性たちが選挙運動メンバーです」


これまで群馬県は、富岡市と館林市を含む10自治体に、女性議員が誰もいなかった。そんな「嘆かわしい現状を変えたい」と、この4月15日シンポジウムが開かれる。「世界遺産のまち、白鳥のまちに女性議員を! なくそう女性ゼロ議会、増やそう女性議員」。世界遺産のまちは富岡市、白鳥のまちは館林市のことだ。


その準備で忙しくしている真っ最中に、「白鳥のまち館林市」が女性ゼロ議会を脱出して、「女性ゼロ議会」の市は富岡市のみとなった。準備に携わる、かがや富士子群馬県議は「15日、渋谷さんが、ぜひ参加して、みなを励ましてほしい」と語っている(注)。



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【注】群馬県の市で「女性ゼロ議会」は富岡市のみとなった。しかし、まだ8町村が女性ゼロ議会である。それに、女性議員1人の「紅一点議会」は群馬県内10市町村にのぼる。ちなみに、全国の町村議会928のうち「女性ゼロ議会」は299議会、つまり3分の1の町村は、男性議員のみで政治が行われているのである。(全国町村議会議長会、201671日現在)







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by bekokuma321 | 2017-04-03 11:34 | その他

「かかあ天下と空っ風」ーー働き者の女性の多い群馬を象徴することばです。


ところが、群馬県には1人の女性議員もいない「女性ゼロ議会」が10もあります。
白鳥のまちといわれる館林市、世界遺産のまち富岡市の2市。それに、上野村、下仁田町、南牧村、長野原町、草津町、昭和村、明和町、千代田町の8町村。


とくに富岡市は、富岡製糸場で多くの女性たちが働き、外国に絹を輸出して日本経済を支えてきました。女性には選挙権も労働組合もない時代でした。


「女性ゼロ議会」は、群馬だけではありません。全国に約370もあります。人口の半分を占める女性の代表を議会にどう増やすか。これは日本の未来を決する最重要課題です。

1946410日は日本史上初めて女性が投票した日。翌1947年は、第1回統一地方選がありました。今年、2017年はちょうど70周年です。

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年前、立候補した女性、投票所に向かった女性たちは、どんな思いだったのか。そんな女性史を紐解きつつ、群馬の地で、「女性ゼロ議会」をなくし、女性議員を増やすための戦略を語り合います。お誘いあわせてご参加ください。


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[女性ゼロ議会訪問記]
今治市に女性議員誕生(愛媛県)
「安政の大一揆」から「越中の女一揆」へ (富山県)
女性ゼロ議会「栗原市」を訪問して (宮城県)
女性ゼロ議会訪問記:埼玉県羽生市 (埼玉県)
女性ゼロ議会の背後に夫の嫉妬・理解のなさ (秋田県)
女性ゼロ議会訪問記:長野県筑北村 (長野県)
女性ゼロ議会の阿波市・吉野川市を訪ねて (徳島県)
女性ゼロ議会の直方市訪問 (福岡県)
女性ゼロ議会の今治市に申し入れ (愛媛県)
女性ゼロ議会の愛知県阿久比町、飛島村を訪ねて  (愛知県)
沖縄 市町村議の女性ゼロ率ワーストワン (沖縄県)
1人でもできる「なくせ女性議員ゼロ議会」運動 (長崎県)

群馬で全国女性議員サミット (2009年群馬で開催されたシンポジウム)






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by bekokuma321 | 2017-03-06 10:30 | その他


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2017
224日朝日新聞(上)によると、男性偏重の政治を男女平等にという法律が国会で成立する見込みだ。しかし「努力義務」である。強制ではないため、政党は「女性候補がいないんですよ」と逃れたところで、何のおとがめもない。

だからこそ法制定を機に、政党に「男女同数の候補を」といっそう要求していかなければ。

世界一高額の「政党交付金」が毎年政党に出ている。国民の税金320億円が、健全な政党活動のためと称されて、国会議員の事務所に送金されるのだ。その「政党交付金」を、女性候補発掘や女性候補当選に向けての特別措置に使うべきだろう。ちなみにフランスでは、一定割合の女性候補を出さない政党は政党交付金が減額される。

政党に要求するだけでなく、私たち自身、女性候補発掘に勢を出さなくては。

市民と議員でつくる市民団体「全国フェミニスト議員連盟」は、1992年創設以来、あらゆるレベルの議員の40%を女性に、とする「クオータ制」の実行を政党などに求めて運動してきた。

1990年代後半からは、女性議員がゼロの「女性ゼロ議会」の市町村を訪ね歩いた。日本には、約370もの「女性ゼロ議会」がある。

ただの1人の女性候補者も出ていない自治体がまだたくさんあることがわかった。有権者は、選挙になると、男性だけの選挙ポスターをいつも見させられてきたのだ。


「女性ゼロ議会」のまちで、女性団体、各政党、行政に「女性が出られないわけ」を聞いた。
町内会(寄合)で議員候補にを決める慣習があるところでは、町内会(寄合)参加者は一家の長すなわち男と決まっているので、女性はありえない、と話してくれた。「女は政治に口出すな」的な風潮も強かった。働き盛りの女性は家事育児に手をとられ、選挙に出るなどとても…という実態も浮かび上がった。

それに小選挙区制中心の選挙であることが、大きな障壁となっている(注)。世襲や引退議員の後継候補以外は、当選は難しい。落選するかもしれない選挙に立候補することは、経済的にも人生設計からも大変な決意が要る。候補者の具体的な応援体制や、落選した際の再就職などリハビリも視野に入れたサポート体制が望まれる。

しかし、それでも、女性が立候補しないことには女性議員増は望むべくもない。その意味で、「推進法」は女性の立候補を促す法律といえるかもしれない。


国会議員年収も政党交付金も世界最高額
来年こそ「政界への女性推進法」を来年こそ「政界への女性推進法」を
あざやかな歴史
民主主義度1位ノルウェー、23位日本
女性議員増めざして制度改善を
男性偏重政治が原発政策にもたらす弊害
政治は男のものではない

[女性ゼロ議会訪問記]
「安政の大一揆」から「越中の女一揆」へ (富山県)
女性ゼロ議会「栗原市」を訪問して (宮城県)
女性ゼロ議会訪問記:埼玉県羽生市 (埼玉県)
女性ゼロ議会の背後に夫の嫉妬・理解のなさ (秋田県)
女性ゼロ議会訪問記:長野県筑北村 (長野県)
女性ゼロ議会の阿波市・吉野川市を訪ねて (徳島県)
女性ゼロ議会の直方市訪問 (福岡県)
女性ゼロ議会の今治市に申し入れ (愛媛県)
女性ゼロ議会の愛知県阿久比町、飛島村を訪ねて  (愛知県)

【注:国政選挙は、衆参とも1人を選ぶ小選挙区制が中心だ。しかし、都道府県議会選挙、市町村選挙は異なる。都道府県議会選挙は、定数が市町村で小分けされて1人から複数選ぶようになっていて、小選挙区制の選挙区もある。一方、市町村選挙は、定数ウン十人に候補者が一律に出るいわゆる大選挙区制だ。よって県レベルと市レベルで問題は異なる。選挙制度の専門家阪上順夫教授によると、少なくとも、1人が1人しか投票できない「1人投票制」ではなく、2人、3人に投票できる「連記制」にしたら、今より民意が反映される、つまり女性や新人が当選しやすくなる、と主張する】




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by bekokuma321 | 2017-02-25 00:36 | その他

「ゴルフコースを女性に開放しないならば、オリンピックのゴルフはやれません」


国際オリンピック委員会IOCの副委員長ジョン・コーツが明快に言った。


「霞ケ関カンツリー倶楽部」のことだ。埼玉県川越市にある。85年を超える歴史を背景とする女性差別の伝統にこだわってきた。


221日付ガーディアン紙によると、コ―ツ副委員長は、「霞ケ関ゴルフコースが、性差別的会員規約を続けるならば、別のゴルフコースを探すまでです」「はっきりしていることは、男女平等でなければならないということです」


オリンピックを開くよりも別のことに予算を使うべきだと考える私は、オリンピック開催に反対だが、ゴルフコースの女人禁制を解くIOCの動きにはもろ手をあげて賛成したい。

Tokyo Olympic golf course must give female members equal rights or lose event, says IOC



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▲「開かれた倶楽部」と書かれた霞ヶ関カンツリー倶楽部のHP表紙。実態は「男性にのみ開かれた倶楽部」


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by bekokuma321 | 2017-02-21 23:06 | その他

113c0166264_11293656.jpg日、受け取ったチラシ(左)は、2017年の「アースデイ」の顔見世への参加を呼び掛けていた。


「後援:名古屋市・第88回愛知県中央メーデー実行委員会」と、「秘宝館」「ストリップ」に強い違和感を持った。私は、すぐ名古屋市に「名古屋市はストリップを後援するんですか?」と問い合わせて、抗議の意思を伝えた。


共産党系「愛知県中央メーデー実行委員会」にも問い合わせた。2団体とも後援している事を否定しただけでなく、ストリップについては「何のことやら?」状態だった。チラシを手に、「後援を中止するか、ストリップを止めるか、どちらかではないでしょうか」と迫った。


相手側の事実確認を待つ間に、「名古屋市男女平等参画推進室」に電話を入れた。チラシの内容と私の抗議意図を伝えて「男女平等」の視点から環境局に働きかけて欲しい、と依頼した。「ストリップを含む内容で名古屋市が後援をすることはあり得ない」との返答に「安心していていいんですね」と念を押した。


その直後、「ストリップ」はすでに2015年に実施されており、動画がインターネットで公開されているという情報がはいった。すぐ視聴した。アースデー会場で、着物の女性が体をくねらせながら徐々に脱いでいく、いわゆるストリップ・ショーそのものだった。


ショックを受けた私は、自分が参加する女性運動のメーリングリストに、動画リンク先を添付して、知恵と助けを求めた。メーリングリストでのすばやい応答に励まされながら、抗議の趣旨説明と交渉のやり直しにかかった。


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27日、朝日新聞は、社会面でこの件を報道した。翌日には全紙が名古屋市環境局への取材を行ったらしい。テレビのニュース番組でも短時間ではあるが報道され、「ラジオで聞いた」と言う人もいた。さらに朝日新聞は、翌28日、2015年には名古屋市と愛知県の両教育委員会が後援していたという事実も追って報道した。


今回の抗議運動の成果だと思われるが、名古屋市、愛知県、「愛知県中央メーデー実行委員会」は、次のような対応をとった。

1)名義の無断使用、後援の趣旨に反した「ストリップ」の実施とインターネット公開に対しての強い抗議

2)「ストリップ」動画のネット削除要請、今年の後援はしない旨の通告


中日新聞によると、名古屋市は「アースデイを行う予定の公園の使用についても対応を検討する」とまで言っていた。


抗議活動をしてわかったことがある。私の抗議やメディアの取材に対して、主催者や後援者が口にしたのは「公序良俗」であり「公然わいせつ」であり、「環境保全」であり、「教育の振興」であった。そこには、人集めに女性の体を使ってよしとする女性蔑視についての反省はなかった。「
環境保全」を掲げても「女性蔑視」には鈍感な、日本の縮図を見せられた思いだった。


ただ、朝日新聞には、「自治体が後援すれば、『女性蔑視』を推進する側に立つことになる」との私の発言が紹介されていた。また、海外向けの同紙英字版には、「名古屋市が後援するということは、女性の物体化を推進するという意味になる」と
の英訳で私の発言が紹介されていたと聞いた。


岡田ふさ子(市民運動家)

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▲フェイスブックで出回った朝日新聞デジタル記事。写真は2015年アースデーにおける「秘宝館」のストリップショー。Youtubeの動画は現在見ることはできない。


Striptease show may leave eco event without any city support
名古屋市後援イベントでストリップ 動画サイトに投稿




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by bekokuma321 | 2017-02-10 11:51 | その他

今治市に女性議員誕生

今治市議会に女性議員が誕生した。


17万人の暮らしを決める場が男性だけで占められていた。日本で女性議員のいない議会「女性ゼロ議会」370ほどあるが、そのなかで、最も人口の多い自治体のひとつ、それが今治市だった。


その今治市の昨日の市議会議員選挙に女性候補者3人が出て、2人当選した。歴史の変わる音が聞こえるようだ。


愛媛新聞は、「女性は新人3人のうち2人が当選し、12市町村合併による05年の新今治市発足以来3期ぶりに女性議員が誕生」と報道している。


とはいえ女性の割合は32人中2人と、わずか6.25%だ。国連の初期の目標33%にさえまだ届かない。それに投票率が55.44%と低いのが気になる。


女性ゼロ議会を打ち破ったのは、共産党の松田澄子さんと無所属の黒川みきさん。黒川さんは新潟出身で子育て中の現役ママ。原発、安保法制に反対を表明しての当選だという。松田さんは、今治市立保育所で保育士を定年まで勤めた、子育ての専門家。2人の議員の誕生で議会の質問がどう変わるか、楽しみだ。


全国フェミニスト議員連盟の武井多佳子市議(松山市)は、女性ゼロ議会をなくそうと友人たちと「議会に女性をおくる会」を組織して、運動を続けてきた。今回は、黒川さんの応援を買って出た。当選に、喜びもひとしおのようで、「これで『女性ゼロ議会』1つなくせました。女性議員2人の活躍を期待します。まだ女性議員がいない議会があるので、これからもがんばります」


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          ▲女性議員を増やそうとアピールする「議会に女性を送る会」



女性議員ゼロ解消を:愛媛新聞に載りました
女性ゼロ議会の今治市に申し入れ
議会に女性を送る会





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by bekokuma321 | 2017-02-06 18:49 | その他