カテゴリ:北欧( 89 )

「妊娠中の女性は酒を飲んではいけない」

7月21日、オスロのウルヴォール総合病院のリンデマン教授は、警告した。前日、週に2,3杯ほどの飲酒なら安全だと言ったデンマークの医師に対しての反論だ。

これまでもさまざまな悪影響があるとされてきたが、リンデマン教授は「胎児アルコール症候群FASという一生回復することのない重い病気にかかる危険性がある」と断言する。35年間にわたって妊産婦を診断してきた経験から、「いかに飲酒が子どもに悪影響を及ぼしているか見てきた。ほんの2,3杯が不幸を招くことがある」とも。

ミッドワイフ(産婆)協会は、「FASの子どもの正確な数は掌握してはいないものの、この病気は治癒することがなく一生涯背負わなければならない病気だ」と、その悪影響を追認している。

どのような病気となるか、NRKは子どものイラスト付きのトップ記事で症状を紹介、その後遺症を詳述している。

日本で、どの程度取り組んでいるのか不明だが、子どもたちの健康や未来を考える際、さけて通れない問題ではないだろうか。

http://www.nrk.no/programmer/tv/puls/1.7219837
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by bekokuma321 | 2010-07-23 14:55 | 北欧

世界でもっとも幸せな国はデンマークだそうだ。何をもって幸せの量を測るのか? とても難しいだろうが、ギャロップが2005年から2009年まで155カ国の数千人を調査した。その結果をフォーブズ誌が7月14日発表した。トップには北欧4カ国が並ぶ。日本は81位。下記はトップテン。

1 デンマーク
2 フィンランド
3 ノルウェー
4 スウェーデン
4 オランダ
6 コスタリカ
6 ニュージーランド
8 カナダ
8 イスラエル
8 オーストラリア
8 スイス

http://www.forbes.com/2010/07/14/world-happiest-countries-lifestyle-realestate-gallup-table.html
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by bekokuma321 | 2010-07-20 05:16 | 北欧

フィンランド中央党は、6月12日、党首にマリ・キヴィニエミを選び、同国2番目の女性首相誕生となる。

中央党の前党首マッティ・バンハネン首相率いる第2次連立内閣は、2007年、世界最高の60%の女性入閣率を誇っていた。彼女はその内閣の内務大臣に就任していた。1968年生まれ。ヘルシンキ大学政治学部卒。27歳から国会議員となり、9歳、12歳の子どもがいる。

閣僚の任命にあたるのは大統領だが、大統領はこれまた女性のタルヤ・ハロネン。同国では大統領と首相が女性となる。

http://www.nrk.no/nyheter/verden/1.7165277
http://www.marikiviniemi.net/

フィンランドの女性の地位については『ママは大臣パパ育児~ヨーロッパをゆさぶる男女平等の政治』参照
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by bekokuma321 | 2010-06-14 01:49 | 北欧

クオータ制世界地図

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国際女性デーを記念して、クオータ制の広報推進機関「クオータ・プロジェクトQuota Project」が、会議を開いた。今、世界で、クオータ制の現状がどうなっているかが一目でわかる地図が披露された。

http://www.quotaproject.org/

国の名前をクリックすると、どのようなクオータ制をとっているかが出てくる。しかし、日本の名はない。法律も、政党の自主的制度も、クオータ制を採用していないからだ。
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by bekokuma321 | 2010-03-09 14:06 | 北欧

ノルウェーで「取締役クオータ制」が実行されて以来、世界中で、経済界の中枢に女性を入れる方策が議論になってきた。フィンランドは、会社取締役会の新規約が施行され、2010年から、「取締役会に女性を含むこと」とされた。女性がいない場合には、その理由書を提出しなければいけない。

「女性は1人いればいいというトークニズムのように見えるが、両性がバランスよく参画することを奨励につながると思う」と、新規約作成にかかわったLeena Linnainmaa(ヨーロッパ女性弁護士協会代表)は言う。

http://www.cgfinland.fi/images/stories/pdf/corporate%20governance%20review%20october%202009.pdf
http://www.europeanpwn.net/index.php?article_id=713

昨年、Fem-Newsで報道したフランスは、取締役会の50%を女性にするための法案が下院で可決され、現在、上院で審議中である。

「フランス、取締役クオータに着手」
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by bekokuma321 | 2010-01-27 17:15 | 北欧

6月16日(火)、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン4カ国の警察は、共同で、「子どもポルノ大捜査戦」を実行した。コードネームは「ヴァイキング・オペレーション」。

早朝の一斉捜査で、捜査子どもポルノを収集していたり、保管していたり、回していたりする容疑者81人を逮捕した。

子どもポルノのほかに、警察は、スカンジナビアの子どもたちが、ポルノや性的虐待の対象者となる疑いとなるようなケースも調査している。

一方、日本はどうか。

先月、日本の会社Illusion Softwareが、抗議に屈して自主的に「強姦コンピューターゲームソフト」の販売をやめたというニュースがあった。販売はアマゾンがやっていた。内容は、12歳の少女が、繰り返し強姦されるというものだ。アメリカの女性団体Equality Nowなどから抗議が流れ、世界中に怒りの声が広がったため、しぶしぶやめたというのが本音だろう。

おぞましいことに、このようなDVDは、ネットカフェに行くと、所狭しと並んでいる。当局の規制・取締が大甘だからだ。

日本の警察よ、コードネーム「サムライ・オペレーション」を創設し、少女への性暴力や虐待を題材とするビデオやゲームソフトを一掃すべきだ。女性差別撤廃条約批准国なのだから、政府にやる気がありさえすれば、できる。


http://www.norwaypost.no/content/view/22151/26/
http://www.equalitynow.org/english/actions/action_3301_en.html
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601101&sid=a3gBfeGzd9aE&refer=japan
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by bekokuma321 | 2009-06-21 02:01 | 北欧

5月15日、ヘルビ・シピラさんが亡くなった。94歳。

潘基文国連事務総長は、「あらゆる分野の政策決定の場に女性が男性と平等に参加するため、どんなささいな努力も見逃してはならない。これが、彼女の遺産です」とお悔みの言葉をささげた。

ヘルビ・シピラさんは、フィンランドの法律家で女性解放運動家。1940年代という女性弁護士が希少だった時代、自分の法律事務所を開設し、後、国際女性弁護士連盟会長となった。女性初の国連事務局次長、女性の地位委員会委員長。1975年、メキシコで開催された第1回国連世界女性会議の事務局長。この女性会議が、UNIFEM創設につながってゆく。

国際舞台で卓越した業績を上げてきたヘルビ・シピラさんだが、1982年、フィンランドで、女性として初めて大統領選挙に立候補した。

1994年、私はフィンランドを初めて訪問した。ヘルビ・シピラさんもかつて代表を務めていたというフィンランド女性会議の事務所を訪問し、女性の政治進出について取材した。そのときに会った女性たちは、その少し前にあった大統領選のことを話してくれた。女性大統領誕生かというエキサイティングな選挙だったというのだ。その後、2000年、タルヤ・ハロネンさんがフィンランドで初めて女性の大統領となった。ここに到る道も、もとはと言えば、80年代初め女性として初めて大統領に挑戦したヘルビ・シピラさんによってこじ開けられた、と思う。

女性のために道なき道を進んだ偉大な政治家だ。

実は、1975年以降のこと、、大学を卒業したばかりの私は、国際会議で来日していたヘルビ・シピラさんのお世話をしたことがある。それ以来、フィンランド人というと彼女を想起するようになっていた。気品と威厳に満ちた表情、金髪、ぬけるように白い肌を記憶している。

彼女と同じ空間にいた最後は、1995年の夏だった。私は、北京で行われた第5回世界女性会議の開会式で彼女の名と紹介を耳にする。第1回世界女性会議事務局長として讃えられていた。広いドームの中の私がいた席から、姿は見えなかったが、ヘルビ・シピラさんのような女性と一緒に参加していることに高揚感を覚えた。

http://www.un.org/womenwatch/
http://www.unifem.org/news_events/story_detail.php?StoryID=879
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by bekokuma321 | 2009-05-25 02:36 | 北欧

c0166264_1751251.jpg ノルウェーのマリット・ホーエル所長(写真)は、2009年3月、北欧4カ国の企業における女性の進出の調査結果を発表した。ホーエル所長は、「企業多様性センターCenter for Corporate Diversity」 を2003年創設し、経済界における女性の進出を求めて、調査分析やロビー活動に携わっている。

今回の調査によって、2004年に初めて発表した「北欧の大企業500社」後、4年たってどのように変化したかが明らかになった。

発表によると、デンマークの歩みは遅々としているものの、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドすべて、一方の性に偏らない取締役を持つ会社が増えている。また女性取締役の割合も増えている。ノルウェーは、会社の取締役の構成員の40%を女性にするというクオータ制を法律で強制した世界初の国だ。その効果は現れているものの、CEO(最高経営責任者)への女性の増加は目立っていない。次なるターゲットは最高経営責任者への女性登用のようだ。

マリット・ホーエル所長は、昨年、筆者の取材に次のように語った。
「ノルウェーでは、取締役の少なくとも40%を女性にするというクオータ制が法制化されました。2007年12月まで、株式上場企業ASAは待ったなしに改善をせまられたのです。40%にしないと会社が閉鎖されるのです。しかし、そのため株式上場だった会社が、それ以外に登録を変えたところが増えたというニュースがあります。しかし、あたっていませんね。毎年そういう変化はありましたし、むしろ株式上場会社に変わる会社の数が、今年も多かったのです。とにかく、取締役クオータ制は、株式上場会社が対象です。この数はほんのわずかです。ノルウェー多い中小零細企業には適用されません」

上記の最新データはCCDホームページから
http://www.corporatediversity.no/

参考:
「現地ルポ 『ノルウェー民間企業の取締役は4割が女性!!』の背景を見る」
http://janjan.voicejapan.org/world/0812/0812173697/1.php

「『取締役クオータ制』で女性重役急増のノルウェー経済」(2009年3月6日号『週刊金曜日』) 
web上では読めないので、書店か図書館で
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by bekokuma321 | 2009-05-09 18:15 | 北欧

4月25日、北欧アイスランドの総選挙で、レズビアンを公表している女性が首相に選出された。ヨハンナ・ジグルザルドッティルさん。この1月、世界金融危機の影響で国家経済が破綻し、連立政権が崩壊。前首相が病気で辞任した後、暫定政権の首相をつとめていた。

ヨハンナ・ジグルザルドッティルさんは、連立政権の社会民主同盟所属。政治家の前は、元客室乗務員で労組役員だった。シビル・ユニオンによるパートナーとの間に、2人の子どもを持つ。

BBCによると、社会民主同盟の書記長は、「このたびの内閣が歴史的なのは、ゲイの首相が誕生したことではなく、アイスランド初の男女同数内閣が誕生したことです。同性愛であろうとなかろうと、有権者は気にしていません」という。

アイスランドは、1980年、選挙で世界初の女性の大統領フィンボガドッティルさんを選出した。その背景のひとつに、1975年、アイスランド全土のほとんどの女性が「女性のストライキ」に参加し、国家をマヒ状態にまでもっていったというニュースがある。他の北欧諸国と同様に男女平等と福祉政策が充実している。

また、家の中では靴を脱ぐ習慣や、あちこちにある温泉が社交場となっている点など、日本と似ている点がある。

http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/7862804.stm
http://www.advocate.com/news_detail_ektid80744.asp
http://www.geographia.com/iceland/cultureshe.htm

■アイスランドの男女平等についての日本語の本は
http://www.kanshin.jp/iceland/index.php3?mode=keyword&id=197335
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by bekokuma321 | 2009-04-30 12:33 | 北欧