カテゴリ:北欧( 87 )

アイスランドの女たちは、10月24日(月)14時38分、「女性が休む日」を決行した。

今年のテ―マは男女賃金格差の撤廃。国会前に集まって、男女賃金格差に抗議し、男女平等賃金となる政策を「ただちに!」実行せよ、と政府に迫った。

報道によると、「世界一男女平等だと言われる国でも、依然として女性の賃金が男性に比べて低いことがわかるでしょう」と主催者は語っている。

「女性が休む日」を、アイスランド人はKvennafríと呼ぶ。英語で"Women's Day Off“。1975年初めて決行された。アイスランド史だけでなく、「女性のゼネスト」として、世界の女性史に燦然と輝く。

アイスランドの女たちは、2005年10月24日1408に2回目を、2010年10月24日1425に3回目を、そして今年は1438に、いっせいに仕事をストップしたと報道されている。

1年に3分ずつ足している。女たちは、男女同一賃金になるまで続けるという。平等を求めるねばり強い闘いに、心からあ・り・が・と・う!

c0166264_22343641.jpg
▲facebook Kvennafrí (女たちよ! 10月24日月曜1438、外に出よう! 集会はAusturvelliで1515。平等の権利をただちに!)


Women in Iceland Leaving Work Today at 1438
Gender Wage Gap Protest Photos (24日の写真。国会前の広場は女たちでうめつくされている)
Women’s Day Off Well Attended
Konur Hyggjast Ganga Ut i Dag
男女平等ランキング:アイスランド1位、日本111位
アイスランド女性がいっせいに休んだ日
Why Iceland is the best place in the world to be a woman
[PR]
by bekokuma321 | 2016-10-29 22:40 | 北欧

c0166264_1362819.jpg「男女平等ランキング、日本は過去最低111位」
「男女格差 フィリピン7位 日本111位」
「日本の男女格差、111位に悪化 G7で最下位」

メディアは、こんな見出しで、2016年の「ジャンダー・ギャップ指数」を報じた。ダボス会議で知られる世界経済フォーラム(World Economic Forum)が、毎年、経済、教育、政治、健康の4分野で、女性と男性の間に格差がどのくらいあるかを調査して、発表している。

1位アイスランド、2位フィンランド、3位ノルウェー、4位スウェーデン、5位ルワンダ。トップファイブには、常連の北欧諸国が並ぶ。例外はルワンダだ。この国は内戦後、新憲法にクオータ制を明記して女性議員を増やし、今では女性国会議員が5割を超える。

さて、この数年、トップに輝き続ける国はアイスランド。北海道ほどの島に人口33万人が住む、北欧の国だ。

アイスランドは、この土曜日、国会議員63人を決める選挙がある。2016年4月、「パナマ文書」で首相の資産隠しが露呈。それに国民の怒りが爆発。首相を辞任に追い込んだ。新首相シグルドゥル・インキ・ヨーハンソン(注)は、改選を約束して政権を発足させた。その結果の総選挙だ。

注目されるのは海賊党。党首はビルギッタ・ヨンスドッティル(Birgitta Jónsdóttir )というフェミニストの運動家だ。最新世論調査は21%の高支持率で、ひょっとすると18人から21人の議席を獲得しそうだ。

その政策は急進的で、完全なる透明性、直接民主主義、商標登録制度反対などだ。既存の政治や政党にうんざりしている国民をひきつける点では、世界で台頭するポピュリスト政党なのだろう。

ビルギッタ党首は、「ネットで意見をつのって新憲法草案をつくるなど、これまでのシステムの根本的変革に同意する政党なら、どの政権とも連立を組む用意がある」と語る。選挙後が楽しみだ。

政治ばかりでなく、文化にも、フェミニストの風が吹いている。ネットで評判になっているのがダンス「少女たちへ」だ(左上写真)。女子中学生自身が作詞作曲をし、振り付けもした。

父権社会のモラルの押しつけや、女性の体のモノ化、など「性のダブルスタンダード」に対して、舞台で怒りまくる。見る人は、少女たちの力強い訴えに圧倒される。Youtube Elsku Stelpur (Dear Girls)で見られる。英語サブタイトル付

もうひとつ。アイスランドの公式ホームページにある、動画「アイスランドの男女平等」も一見に値する。

初の女性大統領だったフィンボガドッティルを出演させて、「女性のゼネスト」や女性解放運動を紹介する。そうした過去の闘いが男女平等社会につながっていることが浮かび上がる。そしてアイスランドに生まれて幸せだ、と若い女性が語る。

c0166264_1553332.jpg


さて、日本。世界144カ国中111位とは、この国の政策がいかにゆがんでいるかの証拠だ。なかでも「経済」は118位と、前年より12も下げた。日本の女性たちが、不安定で低賃金の非正規労働に押し込められている現状に、政治が見てみぬふりをしてきたことを示す。

人口の半数の人たちが、たまたまその性に生まれたがゆえに、これほど格差ある地位におかれていることは、犯罪的ですらある。

"Dear girls" - The sensational performance translated into English
アイスランドが、今年も世界一平和な国
日本の男女平等度、世界101位
アイスランド女性がいっせいに休んだ日
百田氏よ、恥を知れ!
日本142カ国の中で104位
女性の雇用率の高い国は
男女格差、世界136カ国中105位
1位アイスランド、98位日本
アイスランドが違法ノルウェー人に市民権

【注】この政権の前は、会社員をしながら労働組合運動に従事して政治家となった、ヨハンナ・シグルザルドッティルJóhanna Sigurðardóttirが首相だった。彼女は同性愛であることを公表した世界初の首相といわれた。パートナーは作家。
[PR]
by bekokuma321 | 2016-10-27 02:17 | 北欧

スウェーデン政府の審議会、委員会、財団組織などすべての構成員が、男女半々となった。

報道によると、前年度は49%だったという。ほぼ50%だったにもかかわらず、昨年12月、女性委員を増やしてきっちり50%にして、男女バランスを完成した(実は女性51%)。

スウェーデン政府ホームページは、政府は1980年代から30年以上も、公的委員会、審議会などにおける男女平等を進めてきて、やっと達成されたことを報告している。男女平等大臣は、「男女平等にむかっての絶え間ない働きが、うまく機能したということです」と語った。

スウェーデン政府は、自らを「世界初のフェミニスト政府」と名乗る(↓)。内閣は男女半々、女性国会議員は44%である。首相は「男女平等は社会変革へのカギ」として、「男女平等達成のための政策を実行し、すべての政策に男女平等の視点を入れる」と宣言している。

「フェミニスト政府」の財政に関する政府声明は、こんなふうに始まる。

「経済政策は女性の生活に欠かせない。経済政策が、どのように作成され、どのように財源が分配され、何が重要とされ、何が優先されるべきか、これらは女性の生き方に主たる影響を与える。スウェーデンはフェミニスト政府であり、この政府の男女平等政策の総合的目標とは、社会と私生活を形作っていくにあたって、男女は同等の力を持つ、ということである。--(中略)ーー フェミニスト政府は、単に政策決定がおよぼす結果の分析に満足はしない。決定される前に、確かにその決定が男女平等の視点で行われているかを確認して、分析がなされなければならない」

日本は、どうか。「反フェミニスト内閣」が、ジェンダーや男女平等を嫌って、男女共同参画というわかりにくい名称に変えたのはいつだったか。

今や、その男女共同参画という言葉さえ、閣僚の肩書から消えて、カッコに移された上、少子化の後ろにそっと付記されている。「内閣府特命担当大臣(少子化対策、男女共同参画) 」というわけだ。しかも、その大臣の加藤勝信は、夫婦別姓を目の敵にし、伝統的家族観を押しつける「日本会議」の幹部である。

地方自治体を見れば、男女平等政策をすすめる責任部署が次々に看板をすげかえられてきた。男女平等を市民とともに進める拠点施設ーー男女平等センター、女性センターなどーーは、女性差別撤廃の学習会やセミナーのイベントがなくなり、「お父さんの教養講座」といったものに代わった。

議会で、男女平等を求める女たちの動きをつぶしては快哉を叫んできたバックラッシュ(反動)も、「あがり」に近づいたように見える

だけど、「あがり」には後がない。そう、次はわたしたちフェミニストが進む番だ。

c0166264_2232886.jpg
   ▲スウェーデン政府のホームページ。「フェミニスト政府」とある。これは英文サイト。


A Feminist Government
Könsfördelningen i statliga myndigheters styrelser och insynsråd m.m.
スウェーデンのフェミニスト外相
表現の自由と男女平等
スウェーデン女性の賃金、男性を上回る!
スウェーデン「スポーツからお祭りまで男女平等」
フェミニスト党EU議会に当選
叫ぶ芸術
アバのベニー・アンダーソン、フェミニスト党を支援
[PR]
by bekokuma321 | 2016-09-04 23:32 | 北欧

c0166264_1642632.jpg 6月8日、経済平和研究所(IEP)から、世界平和指数(Global Peace Index)が今年も公表された。

163ヶ国中、第1位は、北欧のアイスランドだ。アイスランドは今年だけでなく、ここ何年間も、トップの座にある。すばらしい!

アイスランドが世界で最も平和なのは、軍隊がないことと、民主主義の長い伝統にあると言われている。アルシングと呼ばれる国会が初めて開かれたのは930年だ。驚きもののきの、そんな大昔に、全国から代表が馬に乗ってレイキャビクのシングベールの地に集まって、諸問題を皆で民主的に協議しあって決めたというのだ。

そんなアイスランドの首都レイキャビクに、女性党所属の女性が知事に就任したと聞き、取材に出かけたことがある。20年ほど前だ。アート・ギャラリーで独立50周年記念絵画展を観ていたら、ビグディス・フィンボガドッテル大統領(Vigdís Finnbogadóttir、民主的選挙で選ばれた世界初の女性大統領)がやってきた。自己紹介した私に、気軽に言葉を返してくれた。

写真は、訪問時、女性党から贈られた機関紙「スカートが巻き起こす風」。アイスランド語は不慣れだが、「女の子だからってなめるんじゃない」と言ってるようで気に入っている。詳しくは「レイキャビク発 世界初のフェミニスト市長」(三井マリ子著『ママは大臣 パパ育児』明石書店)を。

なるほど、フェミニストのオノヨーコが、レイキャビクを、イマジン・ピース・タワー(Imagine Peace Tower)の建設地に選んだわけだ。イマジン・ピース・タワーは、世界平和を祈念するモニュメントで、夫ジョン・レノンの67歳の誕生日を記念して、2007年10月9日にオープンした。

では、世界平和指数で日本は? 第9位だ。世界で最も平和な10か国にはいっている。われらが憲法9条のたまものだ。

気になるのは、日本のランクはどんどん落ちていること。2010年3位、2011年3位、2012年4位、2013年5位、2014年7位、2015年5位、そして、今年が9位だ。

Global Peace Index
Imagine Peace Com
日本の男女平等度、世界101位
アイスランド女性がいっせいに休んだ日
百田氏よ、恥を知れ!
1位アイスランド、98位日本

【写真:1990年代のアイスランド女性党機関紙「PilsaÞtur」 (スカートが巻き起こす風)の表紙】
[PR]
by bekokuma321 | 2016-06-23 17:00 | 北欧

c0166264_033838.jpg スウェーデンの外務大臣マーゴット・ヴァルストロムが、北欧理事会大臣に就任した。外務大臣との兼務。

彼女は、外務大臣就任の際、「フェミニスト外交を進める」と述べた。心躍る発言だった。

「今、北欧協力体制に、フェミニストの明快な出番はあるのでしょうか」と聞かれて、マーゴット・ヴァルストロムはこう答えた。

「ええ、もちろん。スウェーデンはフェミニスト政府です。フェミニスト外交は外務省のありとあらゆる施策に浸透していますから」

報道を通じて知った過去の彼女の勇気ある言動から、いくつか―――

サウジアラビアの女性は従属的地位に置かれていると歯に衣着せぬ批判を投げた。

国連軍による子どもたちへの性的虐待を内部告発した国連職員(スウェーデン人)の口封じを図ろうとした国連人事があった。それを知ったマーゴット・ヴァルストロムは、国連に対して強い抗議を表明した。

北欧政策にはどう出るか。楽しみだ。

New Swedish Minister for Nordic Co-operation
国連平和維持軍の蛮行
[PR]
by bekokuma321 | 2016-06-01 21:51 | 北欧

「ハイヒールって、ただただ、ひどいに尽きる」

エミール・アンデルセン(Emil Andersson、25歳)は、スウェーデンの大工。

ある日、エミール・アンデルセンは、フェイスブックでカナダ女性の投稿を見て、なんてことだと思った。彼女の働くレストランは、ハイヒールがドレスコードになっていて、女性従業員たちは苦しんでいる。足から血が出たり、足の指の爪がはがれたりしている同僚もいるという。

そうこうしているうち、カンヌ映画祭に裸足で登場したジュリア・ロバーツの姿が、彼の目に焼き付いた。

職場でハイヒールを強制される女性たちがいることに疑問を抱いていた彼は、一日、ハイヒールをはいて仕事をしてみようと決意。さっそく実行に移した。

初めてはくピンクのハイヒール。痛い! その痛いハイヒールをはいて、車を運転し、工事現場に行き、重い荷を持って階段を上り下りする。ぐらつく足取り、不快感・・・。

彼は、一部始終をYoutbeに。題して「ハイヒールで仕事に挑戦!」。彼の挑戦は世界中に流れた。その反響たるや!

この挑戦物話が、遠い日本にいる私にも届いたのは、ノルウェーのメディアのおかげだ。スウェーデンもノルウェーも世界有数の男女平等先進国。男女の垣根は、ほとんど取り払われている。

しかし、女性の痛みをわがこととして味わったエミールは、言う。

「まだまだ、平等ではない。仕事をするときに、男女でドレスコードが違うのは不公平だ。僕は1日だけ。もう二度とはかなくていい。だが・・・」

エミールのような男性を生み出した北欧社会を尊敬する。

c0166264_10332370.jpg
        ▲クリックしてYoutubeの録画をどうぞ。

Emil (25) brukte høye hæler på jobb: – Det var forjævlig ubehagelig!
Challenge, High heels at work!
Woman shares photo of bleeding feet to highlight 'unfair' work high heels policy
Julia Roberts Goes Barefoot On The Cannes Film Festival Red Carpet
[PR]
by bekokuma321 | 2016-05-30 10:48 | 北欧

表現の自由と男女平等

世界の報道において、女性が登場するのは全体の24%。このジェンダーギャップは、5年前の統計と同じだった。

Global Media Monitoring Project (GMMP)代表は、「このままでは、報道の世界が男女平等となるには75年かかる」と批判した。GMMPは、世界中の報道における男女平等の調査して公表している団体。

5月3日は世界報道の自由の日。ヘルシンキで行われた国際会議のテーマのひとつ「報道の自由と男女平等」で話されたことだ。

世界人権宣言19条は、「すべての人は、意見及び表現の自由を享有する権利を有する。この権利は、干渉を受けることなく自己の意見をもつ自由並びにあらゆる手段により、また、国境を越えると否とにかかわりなく、情報及び思想を求め、受け、及び伝える自由を含む」

c0166264_1625961.jpg

ふと思いだす。亡くなった私の母や叔母たちには、父や叔父たちと同じように意見を言ったり表現したりする自由があったか? 

母たちは、自分の考えや意見は持っていた。が、彼女たちは、それを外に向かって表現はしなかった。父や叔父たちと意見が違っている場合、とくに顕著だった。大正、昭和に戻らなくても、今でも男性中心の通念や慣行によって、女性たちの発言は干渉を受けることが多い。女性はそれを甘受する。女性は、表現の自由を享受しているとはいえないのだ。

メディアは社会を反映するだけでなく、社会をつくる。報道する側や報道される対象に女性が増えないならば、その偏った傾向は是正されないどころか、温存され、助長される。実際、GMMPは、報道する側に女性が多いと、報道番組でとりあげられる人やコメントする側にも女性が増えることを証明している。

表現の自由度について、日本の新聞はランクが下がったと憂いているが、表現の自由と男女平等についてはどうだろうか。取り扱った記事は見ても聞いてもいない。

この国際会議で、スウェーデンのウメオに本社のある新聞社Västerbotten-Kurirenは、報道における男女平等を達成したと発表された。「男女平等を達成した人たちは、なんで他の新聞社ができないのか理解できない」そうだ。日本の報道機関は、同社に取材に行ったらどうか。

GMMPによると、日本の報道における女性と男性の割合は、「登場する人  女21%:男79%」「報道記者  女28%:男72%」

Seminar:Media Coverage must Include More Women
Who Makes the News?_Reports_2015
Swedish Town of Umeå Enjoys Gender Balance in Its Print, TV and Radio Outlets
[PR]
by bekokuma321 | 2016-05-04 16:21 | 北欧

c0166264_10435972.jpg半年の育児休暇を終えて、さっそうと議会に戻ってきた女性党首。彼女が休暇の間、代理だった男性議員は、やる気なさそうに部屋で足をデスクにドンと伸ばして、電話でおしゃべり。その現場に……。

これは、スウェーデンの風刺ビデオ「さあ、彼女が戻ってきた」の話。ただし女性党首の育児休業は実話。

この風刺ビデオ、Youtubeで大人気。さすがスウェーデン政界と、驚くとともに、男性政治家のだらしなさは、日本と似てるな、と苦笑いした。

この風刺ビデオの背景には、女性にやさしい社会制度がある。たとえば、育児休業期間の長さ、個人に負担がかからない比例代表選挙制、議員でも大臣でも代替に代われる代理制度、保育園の充実などなど・・・。どれひとつとっても、日本は遅れすぎていて、リアリティがないから風刺にならない。

こうした社会制度は北欧だって天からふってはこない。つくってきた。つくってきたのは、国会にも地方議会にも女性議員が、4割前後いて、女性のかかえる課題を政治課題にしてきたことがある。

どうしたら、女性議員を3割、4割に増やせるか。日本最大の優先課題だと思う(アッ、この言葉、「男女共同参画社会基本法」に明文化されていたなあ・・・)。

Annie Lööf tillbaka på jobbet
Spoof video proves just how gender equal Swedes are
Baby girl joy for Centre Party leader Lööf
[PR]
by bekokuma321 | 2016-04-02 10:55 | 北欧

選挙における清廉性プロジェクト(Electoral Integrity Project, EIP)による、今年の選挙レポートは、

1位 デンマーク
2位 フィンランド
3位 ノルウェー
4位 スウェーデン
5位 コスタリカ

公平な投票に関して、①報道における公平さ、②選挙運動の資金、③社会的制約などを、調査して数字化したもの。アイスランドは10位とトップ5にはいらなかったものの、北欧諸国は軒並み、上位を独占した。ドイツ6位、オランダ8位。日本は29位だった。

議会制の母国イギリスが39位とふるわない。その理由のひとつが、民意を反映しない小選挙区制にある、と代表のPippa Norrisが分析する。日本も、その小選挙区制を採用しているが、イギリスより10ランク上位なのは、どこに原因があるのだろうか。

昨年の1位はノルウェーだった。

The Electoral Integrity Project’s "The Year in Elections 2015"
UK scores worst in electoral integrity in Western Europe. Here’s why.
Electoral Integrity Project

c0166264_022163.jpg

c0166264_19561380.jpg

【写真上:オスロの国政選挙投票風景。上が投票ブース。中にはいるとすっぽりとカーテンで覆われる。手前にあるのが投票箱。有権者は支持する政党リスト1枚を入れた封筒を投票箱に入れる。
写真下:事前投票所。「ここで事前投票ができます」と書かれた大きな看板。車いすやベビーカ―が入れるようスロープが設営されている。選挙運動期間の制限なし。投票日は憲法で決められた9月第2月曜日。事前投票期間が2か月半もあり、勤務地の近くでも投票ができる】
[PR]
by bekokuma321 | 2016-03-20 22:40 | 北欧

c0166264_2333861.jpgやったぁ!スウェーデン地方公務員管理職の賃金レースにおいて、女性が男性に勝った。

地方政府において、女性管理職・政治家の平均賃金は、同僚男性よりも高額となった。フルタイムの管理職女性は、平均月58925クローネ(日本円にして782,126円)、男性は57,925 クローネ(768,849円)となった。史上初の快挙だという。

2月25日、スウェーデンのDagens Samhälle誌が報じた。Vサインをする女性の手が表紙を飾っている。

女性の賃金が男性より高くなった理由はさまざま。

「地方公務員管理職を募集すると、男性より女性が多く応募します。女性は年配になってから管理職ポストにつくことが多く、賃金がそれだけ高くなる傾向があります」

「民間ではありえないことですが、とてもおもしろい。女性管理職は、賃金交渉が巧みであり、また女性のほうが男性よりも高学歴だからでは」

ストックホルム市長のカリン・ワンゴ―ル(女)は、月125,000クローネ(日本円165万3,240円)。大臣の80%と定めているからだという。「首都を率いており、、市の全予算の責任を持つ身ですから、当然です」と、うれしそう。市議会議員を経て、2014年から市長に(社民党)。ストックホルム議会は、社民党、緑の党、左派党、フェミニスト党の4党で連立を組む。

なお、北欧の地方議会議員は、大都市を除いてほとんど無報酬。別に職業を持っていて、その賃金で生活する。議員は余暇のボランティアといえる。

【写真:1999年のスウェーデンの男女同一賃金を求めるポスター「賃上げには髭だ」】

Kvinnorna tar täten i lönerace
Women managers overtake men in Sweden's wage race
スウェーデン「スポーツからお祭りまで男女平等」
フェミニスト党EU議会に当選
叫ぶ芸術
アバのベニー・アンダーソン、フェミニスト党を支援
[PR]
by bekokuma321 | 2016-02-26 23:20 | 北欧