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カテゴリ:中東
大統領による市民弾圧がやむことなく続くシリア。8000人が殺害されたという。そうした国民の絶望的日々をよそに、大統領とその妻が贅沢三昧に暮らす様子が暴露された。イギリスのガーディアン紙は、メールアカウントの不正侵入によって関係者が得た大統領夫妻のメールを明らかにした。 そのメールには、内戦が始まってからも、132万円もするキャンドルセット、50万円のハイヒールなど、数々の高級品を買いまくっていることが書かれている。 これまでFEM-NEWSは、死亡直前までの女性や子どもたちの地獄のような日々を報道した女性特派員の記事を紹介した。勇気あるこの女性記者はホムスで死亡。 ミルクもなく死亡してゆく赤ん坊、その一方で、50万円のハイヒール。 ■http://www.guardian.co.uk/world/gallery/2012/mar/14/bashar-asma-assad-shopping-pictures ■http://www.guardian.co.uk/world/2012/mar/14/gilded-lifestyle-assad-coterie-conflict?intcmp=239 ■独裁者の妻 http://frihet.exblog.jp/17427320/ ■シリアで外国特派員死亡 http://frihet.exblog.jp/17522156/ モロッコで、16歳の少女が強姦された。少女はその強姦魔と結婚させられた。少女は耐えきれずに自殺した。
モロッコの刑法475条は、男性が子どもを強姦しても、結婚すれば違法とならないと解釈されている。それを使って刑罰を逃れようととする強姦者が絶えないという。長年、フェミニストたちは刑法改正をもとめてきた。 ■Suicide of Moroccan girl reportedly wed to rapist spurs outrage http://latimesblogs.latimes.com/world_now/2012/03/moroccan-girl-suicide-marry-rapist.html 22日、BBCによれば、英・サンディ・タイムズの戦場記者、メリー・コルビンがシリアのホムスで亡くなった。シリアの内戦は激しさを増し火曜日だけで40人が死亡した。メリー・コルビンは、スリランカで重傷を負い、片目を失ってから黒い眼帯をしていた。マーサ・ゲルホーンの再来といわれる、ガッツと魅力をたたえたジャーナリストだったという。 下は、メリー・コルビン記者の最後の記事。「未亡人の地下」と呼ばれる隠れ家で、戦火の中、からくも生き延びた女性や子どもを、まるで目の前にいるように知らせる。出産した女性もいる。恐怖のあまり母乳は出ない。しかしミルクはない。 ★‘We live in fear of a massacre' http://www.thesundaytimes.co.uk/sto/public/news/article874796.ece ★Journalist Marie Colvin in Homs: 'I saw a baby die today' http://www.bbc.co.uk/news/world-middle-east-17120484 生前のメリー・コルビンの言葉: 〝We always have to ask ourselves whether the level of risk is worth the story. What is bravery, and what is bravado? ” 国際女性メディア・ファンドの「2000年勇気あるジャーナリズム賞」など数々の賞を受章している。http://iwmf.org/ ■Journalists Marie Colvin and Remi Ochlik die in Homs http://www.bbc.co.uk/news/world-middle-east-17124786 ■勇気あるジャーナリズム賞 http://frihet.exblog.jp/11583988/ 2月3日のBBC編集長コラムによると、イラン当局は、BBCイラン支局で働くイラン人記者に執拗に嫌がらせをしている。
最近は、イラン国外で働くイラン人BBC記者の、イラン滞在家族に対して嫌がらせが頻発。先週は、イラン人BBCスタッフの妹が逮捕され、独房に拘留された。現在、釈放されたものの、彼女に対する仕打ちはあまりにひどく、最大級の表現で抗議をする、と編集長は述べる。 イラン当局は、BBC勤務をやめろと脅迫したり、性暴力や麻薬運搬などの冤罪をしたてあげたりする。究極は、イスラム教からキリスト教に転向したという背教罪だ。「背教」はイランでは死刑である。 BBCコラムは、真実を届けるためにジャーナリストが支払わなくてはならない犠牲、そのただならぬ大きさを浮かび上がらせる。 イランの刑法には、「背教、異教、魔術」に罰則を科す条文があるという。昨年末のアルジャジーラによれば、サウジアラビアは、呪術をほどこす女性を魔女だとして処刑した。中世の異端審問を思いおこさせるが、21世紀の話である。 ■The harassment of BBC Persian journalists http://www.bbc.co.uk/blogs/theeditors/2012/02/the_harassment_of_bbc_persian.html ■Apostasy in Iran http://www.religiouswatch.com/thread00105_apostasy_in_iran.htm ■Saudi Arabia beheads woman for 'sorcery' http://www.aljazeera.com/news/middleeast/2011/12/2011121302059182183.html
女性はわずか1%。
エジプト市民革命後初めて行われた国政選挙の結果、女性の当選者は全体の1%にすぎなかった。 ワシントンポスト紙によれば、「ムスリム兄弟愛の自由と正義 the Muslim Brotherhood’s Freedom and Justice Party」という名の政党が最も勢力を伸ばし、47%を握った。ムバラク政権下で弾圧されてきたイスラム原理主義の政党だ。 投票は、個人投票とブロック投票があり、3段階にわかれている複雑な方式だという。個人投票で当選した女性候補は皆無。最終集計で、女性はブロック当選者の1%であるとされている。 自身のヌードを自分で撮影して、それをブログに載せ、エジプトの女性差別を告発した女性がいた。肌を見せることすらタブーの国では、命がけともいえる挑発的戦術だった。案の定「彼女はきちがいだ」という攻撃・非難があがった。 しかし、国政選挙の結果は、最大政党の名「兄弟愛」が象徴するように、彼女の告発が正しかったことを示している。 市民革命に、女性たちは体を張ってデモに参加するなど、多大な貢献をしたと報道されている(下記ブログに和訳)。しかし、これでは“市民”のなかに“女性市民”が含まれていないも同然だ。 「ムスリム兄弟愛の自由と正義党」は、女性の基本的人権をどう法律に盛り込むのだろうか。エジプトは、1981年に、国連の女性差別撤廃条約を批准し、女性に対するあらゆる形態の差別を禁止することを世界に約束した。 ■Final results confirm Islamists winners in Egypt’s elections http://www.washingtonpost.com/world/middle_east/final-results-confirms-islamists-winners-in-egypts-elections/2012/01/21/gIQAXpwbGQ_story.html ■EGYPT: VIL IKKE BESKYTTE KVINNERS RETTIGHETER http://www.amnesty.no/aktuelt/flere-nyheter/egypt-vil-ikke-beskytte-kvinners-rettigheter ■エジプト国政選挙 女性の声 http://frihet.exblog.jp/17148109/ ■エジプト国政選挙 http://frihet.exblog.jp/17147345/ ■エジプト革命後の女性の権利 http://frihet.exblog.jp/17144469/ ■自身のヌードでエジプト社会批判 http://frihet.exblog.jp/17143094/ ■エジプト市民革命と女性たち http://frihet.exblog.jp/15857242/ 超正統派ユダヤ教は、性によって行動を厳格に分けていて、女性に対するドレスコードも厳しい。
ガーディアン紙によると、昨年末、イスラエルある地区の20店舗で、女性店員は、長袖を身につけることという契約を結んだという。 また、ある女性がバスに乗った際、運転手に奥に移動するように言われたが、自分自身の人権のためと、混んでいたためもあり、後方に移らなかった。するとその女性は「売春婦」とののしられたという。 イスラエル法廷は、性によるバスの分離は違法であるとの判決が下した。しかし、その後、自主的な分離行動とされ、慣行は続けられているという。 イスラエルは、「中東唯一の民主主義国家」と言われるが、男女平等がその分かれ目になるだろうと、ガーディアン紙はいう。 男女別学の学校に対する激しい抗議デモも起こったという別のニュースもはいってきた。 どんな宗教だろうと、女性の人権や尊厳を踏みつける戒律は許されない。「女性差別撤廃条約」の基本である。宗教の自由で合理化できないはずだ。 ■Israel's treatment of women is hardly that of a democracy http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2011/dec/23/israel-treatment-women-democracy 国連のプレスリリースによると、国際女性芸術家センターInternational Center for Women Artists が、ロゴを公募している。賞金は優勝者は20万円、準優勝者2人に5万円。締め切りは2012年1月31日。 国際女性芸術家センターは、2013年、ヨルダンのアンマンに開館予定。ユネスコの後援で創設され、世界の女性芸術家の才能を顕彰するための展示と教育振興にあてられる。女性や少女たちの力を発展させ、その芸術的文化的伝統を保存するために、知的対話、教育、交流を執り行う。国連で決定されたという。 アンマンのセンターにおける常設展示、世界各国への回覧展示、さらにはオンランによって、平和構築に貢献しようというものだ。ユネスコの責任者は「女性芸術家をサポートすることは、ユネスコの義務である」と語る。 ヨルダンは日本から見るとはるか遠くの国だ。しかし、国連では隣りの国。英語のJapanの次にJordanが来るからだ。“隣国”の女性センターに日本女性のロゴが掲げられるのはちょっと素敵だ。日本女性の応募を期待したい。あなた、トライしてみてください! ■International Center for Women Artists to open in Amman under the auspices of UNESCO http://www.unesco.org/new/en/media-services/single-view/news/international_center_for_women_artists_to_open_in_amman_under_the_auspices_of_unesco/ またノルウェーのエジプト選挙報道から、簡単に和訳する。
「私は、ここに自分の声が何か今回は役だつような気がしてやってきました。こんなことはこれまでなかったことです。この国が、民主主義に向かって、一歩前に進むように」(ベールをかぶった中年の女性) 「投票のボイコットには反対です。初めての選挙ですから完璧ではありません。でも、よりよい選択をしなければ。選挙の方法は評論家たち言うようには、複雑ではないです。投票することで、民主主義への重要な一歩を踏みだすのです」(26歳の女性活動家) イスラム社会ではなかなか表に出ない女性の姿や意見を、丁寧に取材する報道姿勢に心から敬意を表する。 ■Egyptisk velger: - En historisk dag http://www.aftenposten.no/nyheter/uriks/Egyptisk-velger---En-historisk-dag-6708664.html 【参考】 ■NRKとNHK:報道と女性 http://frihet.exblog.jp/17018798/ ■エジプト市民革命と女性たち http://frihet.exblog.jp/15857242/
エジプトの国会議員選挙がはじまった。比例代表制と小選挙区の2本立てだ。
政党は多いものの、イスラム原理主義組織「ムスリム兄弟愛」を母体とした「自由公正党」という政党がもっとも勢力が強いとみられている。 30年にわたる独裁政権が崩壊したあと、初の自由選挙だ。市民革命にも加わった女性たちは、どう投票日を迎えたのか。日本の報道にはない女性たちの様子をノルウェー国営放送NRKから見る。 首都カイロの投票所に、女性たちは、朝から長い列を作って並んでいる。しかし写真をよく見るとと女性は女性だけの列だ。女性が並んでいる列には男性はひとりもいない。 とはいえ、さすがに首都カイロだ。黒いチャドルにすっぽり覆われた女性は少なく、カラフルなスカーフを頭にかぶっている女性やスカーフすらかぶらないサングラスの女性などさまざまだ。 ムバラク政権下で長期にわたって弾圧されてきたイスラム原理主義の「ムスリム兄弟愛 the Muslim Brotherhood」は、日本では「ムスリム同胞団」と訳されている。この政党が、前回紹介したように、女性候補者の顔を載せずに「花」を載せた政党だろう。独裁政権が倒れると、イスラム原理主義が台頭し女性の抑圧は解決されないというジレンマがあるーーエジプトも例外ではないようだ。 投票結果は来年1月13日。約4000万人が投票するという。女性たちは2000万人はいるだろう。数年前、やっと女性の性器切除の慣行を廃止した国だ。今度、イスラム勢力が台頭することで、バックラッシュが起きないとは限らない。 女性の人権を踏みにじらない時代へーーーその幕開けになってほしい。 ■Det første frie valget i vår historie http://www.nrk.no/nyheter/verden/1.7893625 ■エジプト革命後の女性の権利 http://frihet.exblog.jp/17144469/
「これは、暴力、民族差別、性差別、セクシャルハラスメント、欺瞞に満ち溢れている社会に対する私の叫びです」
こうブログに書いて、エジプト批判するのは、女性運動家のエジプト女性Aliaa Magda Elmahdy。アート専攻の大学生だという、この女性は、自分のヌードを自ら撮影した写真を彼女の叫びの表現手段として、ブログに載せた。 たちまち驚異的アクセス数にはねあがった。脅迫や嫌がらせがどっと押し寄せた。さらには、「彼女は売春婦だ」「精神病に冒されている」などなど。 しかし、全世界から支持の声もあがった。敵であるイスラエルの女性40人はイスラエルの服を脱ぎ捨てて、横断幕を掲げた。横断幕は「Aliaa Elmahdy万歳!イスラエルの姉妹より」。ノルウェーのメディアNRKは、11月24日付けで、40人のカラー写真を報道している(下にあるリンク先の最上のサイト)。 彼女のブログには、現在アクセスはできない。彼女は逮捕される危険性もある。 ■http://www.nrk.no/nyheter/verden/1.7889485 ■http://www.nytimes.com/2011/11/18/world/middleeast/aliaa-magda-elmahdy-egypts-nude-blogger-stirs-partisan-waters.html ■http://blogs.aljazeera.com/liveblog/%2523NudePhotoRevolutionary ■http://edition.cnn.com/2011/11/19/world/meast/nude-blogger-aliaa-magda-elmahdy/ < 前のページ次のページ >
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大統領による市民弾圧がやむことなく続くシリア。8000人が殺害されたという。そうした国民の絶望的日々をよそに、大統領とその妻が贅沢三昧に暮らす様子が暴露された。
22日、BBCによれば、英・サンディ・タイムズの戦場記者、メリー・コルビンがシリアのホムスで亡くなった。シリアの内戦は激しさを増し火曜日だけで40人が死亡した。
国連のプレスリリースによると、国際女性芸術家センターInternational Center for Women Artists が、ロゴを公募している。