イタリアの6、70年代の女性たち (2)

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「妊娠中絶の自由を」。大通りいっぱいに横断幕を広げて大デモンストレーション。ローマの女性センターの壁を飾っていた記録写真を撮影したもの

追記:
1970年代の女性運動の最大の課題は、「当時のイタリアでは禁じられていた離婚と中絶の権利要求」であった(早稲田大学出版部『イタリアの社会』 勝田由美「イタリア女性の現在」)。勝田によれば、ヤミ中絶は年間300万件。女性たちは、「自らの身体に関する自己決定権」と、「母性の名のもとに再生産労働を強要する社会構造からの解放」から、中絶の権利を求めて闘った。妊娠中絶が合法となったのは1978年。勝田は、この中絶法は、「法に定められた公立病院や診療所での中絶手術を認め、その費用は国の援助により無料とした」と紹介しつつ、「堕胎罪そのものが廃止されたわけではなく、指定外の医療施設での中絶は、依然として非合法である」と、問題点を指摘している。
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by bekokuma321 | 2007-07-21 00:48 | ヨーロッパ