ハーガ石油エネルギー大臣、辞任

6月19日、ノルウェー中央党のハーガ党首は、石油エネルギー大臣を辞任した。ハーガ大臣は、女性が男性よりも多い「女性過半数内閣」の一角を占めていた。現在ノルウェーは、労働党、左派社会党、中央党の3党連立政権。

辞任に至ったきっかけは、建築許可申請をせずにウオーターフロントへの桟橋を広げたとして15万円ほどの罰金を支払っていたことが明らかになったからだった。罰金報道は6月10日。

ノルウェーは、厳しい環境保護制度の下、こうした建築には厳格なルールがある。そのため、オスロ・フィヨルドに家を持っている人の中には、水辺まで建て増し申請をしても許可が下りないことにいらついている人が多い。しかも、彼女がリーダーである中央党はかねてから環境政策を優先課題としている。

その後、彼女の夫が、新しく建てた小屋(stabbur )を他人に貸し、それを法的許可を得てなかったことが新聞で報道された。非難は高まった。

オースラウグ・ハーガ大臣は、12日の記者会見で、ミスを認めたものの厳しい報道関係者の質問にうまく対応できなかった。16日、高血圧による病気休業―ノルウェーでは大臣でも育児休業や病気休業は珍しくない―をとった。そして19日付けで大臣辞任を表明した。実は、彼女は数年前も、高血圧で病欠をとったことがあり、厳しい取材攻勢は辞任を決意するほど強烈なダメージを与えたのだろう。

この間わずか9日。「法律はどんな人にでも平等に存在している。大臣だからと傲慢だ」という厳しい報道が続いた。政治権力への容赦ない批判記事が、政治の腐敗を防いでいるといえそうだ。でも、日本の政治家のデカすぎるスキャンダルに慣れている私は、あまりのマイナーケースに、何か政治的なものがありはしないかと考えてしまった。

http://www.aftenposten.no/english/local/article2492666.ece
http://www.aftenposten.no/english/local/article1438299.ece
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by bekokuma321 | 2008-07-19 23:40 | ノルウェー