2018年 01月 18日
新内閣は男女半々(ノルウェー)
保守党党首のソルベイグ(大使館ではソールバルグ)内閣は、国王の認証式を終えて、王宮前でラインアップ。恒例とはいえ、外は零下だ。バリバリに凍った地面と、寒い空の下での国民へのあいさつ。動画を見ながら、「さすがバイキングの末裔だなあ」と感心した。
EU関係省がなくなり、新しく高齢者省ができた。
首相を含む閣僚20人の、半数にあたる10人は保守党から、7人は進歩党から、3人は今回初めて連立にはいった自由党から入閣した。
女性は10人、ちょうど半数だ。1986年以来、常に一方の性(ジェンダー)は60%から40%となっていて、最近は男女半々のことが多いようだ。
ジェンダーよりも、この数か月間、セクシュアルに関する問題が注目されている。#MeeToo運動により、性的嫌がらせが告発され続け、政治家の加害事件も公にされたきた。野党の労働党副党首は、過去のセクハラをマスコミで連日取りざたされて、謝罪し、辞任した。
そして、メディアの矛先は、連立政権を組む3党、保守党、進歩党、自由党に属する議員に。
報道によると、文化大臣に就任する自由党党首のトリーネ・シェイ・グランデ(写真)は、王宮に行く直前まで、NRK(日本のNHK)から、「10年前の党内における男性への性的問題の噂」について追及にあっていた。
■政権3与党の党首全て女性(ノルウェー)
■Trine Skei Grande til Aftenposten: – Jeg er ingen overgriper
■Sexual harassment is about masculine power