2017年 10月 31日
愛媛県議会、女性議員2人に
をなくす運動に熱心に取り組んできた無所属の地方議員だ。
これまで愛媛県会議員47人のなかで女性議員はたった1人だった。いわゆる「紅一点議会」を打ち砕いたことに、歴史的意義がある。
とはいうものの、この21世紀に女性議員はわずか2人で、全議員に占める割合は4%にすぎないとは。
武井多佳子候補が胸元につけているのは「ファイトバックの会」のバンダナ。2011年、大阪府豊中市を相手に人格権侵害訴訟をして最高裁で勝利した三井館長雇止め裁判に使われた。
武井さんは、豊中市の男女共同参画推進センター「すてっぷ」に事業活動を視察に来た。初代館長だった三井は数年後、日本会議系議員らからの圧力に屈した豊中市によって首にされた。武井さんは、三井提訴後、最高裁勝利までの長い道を伴走してくれた。「三井裁判に心強められて、今ここにあります。(新聞は)カラー写真なので赤が決まっています」と武井さん。
■今治市に女性議員誕生
■議会に女性をおくる会
■日本会議的政治と闘った裁判の記録:『バックラッシュの生贄』
■読者は二つの怒りを体験する:『バックラッシュの生贄』を読んで
■勝訴から、さらなる民主主義の闘いへ
【2017年11月1日更新】