働く者の祭典メーデー1981年、2017年

報道によると、4月29日に東京・代々木公園で連合系のメーデーがあった。参加者4万人だったという。

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メーデーは年に1回の労働者の祭典だ。労働組合員が年次有給休暇をとって(とれない人は休暇で)、働くものの権利を守るために集まる。万単位で労働者が集まれる機会は、日本ではめったにない(ところで、いつから、なぜ連合系メーデーが5月1日から4月29日に変わったのか)。

そんな働く者が主役の貴重な場なのだから、ゲスト政治家のスピーチは、労働組合を束ねる連合の友好政党である民進党の蓮舫代表がメインで演説し、報道も彼女を優先すべきだと、私は思う。が、しかし、東京都の小池百合子都知事がやけに目立った。

彼女は「都民ファーストの会」を名乗っているが、自民党を離党したとは聞いていない。しかも彼女は、日本最大の右翼政治集団である日本会議の、国会議員集団「日本会議国会議員懇談会」の副会長だった。

『日本会議・日本会議国会議員懇談会設立十周年記念大会』では、「誇りある国づくりのため、皆様の叡智を結集していただけますよう祈念しています。貴会議の今後益々のご発展と、ご参集の皆様の尚一層のご健勝をお祈り申し上げます」と挨拶している。

日本会議は、改憲や国民の国防義務化の急先鋒であるばかりではない。夫婦別姓反対の署名活動を展開し、「結婚しても元の苗字でいたい」との働く女性たちのささやかな願いをふみにじってきた。さらには、「ジェンダーフリーは、トイレや更衣室を男女一緒にする」などという嘘を流して、ジェンダーによる平等政策をつぶし続けた。とても、働く者の味方とは言えない。

さて、連合の神津実行委員長は、「女も男も仕事と生活を両立できるように労働時間を最適化しなくてはならない。時間外労働の上限規制はその時間まで働かせていいというものではない」などと、訴えていた。

神津委員長の弁を聞きながら、1981年、「行動する女たちの会」にはいって女性差別撤廃運動をしていた私は、仲間と「女のメーデー」をぶちあげたことを思い出した。

当時、私たちがつくったメーデーのスローガンは 「父ちゃん、家事やれ、残業するな! ガンバレ母ちゃん、81メーデー」(注)。今年の連合スローガンと似ているではないか。

都立高校教員だった私は、組合員のひとりとして中央のメーデーに参加したあと、駆け足で場所を移して、この「女のメーデー」に加わった。上の写真は、36年前の記念すべき1枚。

「それにしても、働く母ちゃんの労働条件、あの頃からちっともよくなってないな」と思って腹が立った。


【注】1981年5月1日の中央メーデー・スローガン「父ちゃん 残業 それでも赤字 がんばれ母ちゃん」をもじったもの。「私たちの男女雇用平等法をつくる会」や「行動する女たちの会」は、男性の長時間労働を批判し、職場も家庭も男女で分かち合えるように、と性別役割分業撤廃を唱えた。


ベリット・オース、豊中市、日本会議
大阪市「家庭教育支援条例案」と「教育再生地方議員百人と市民の会」
世界で最も家事をしない男性は日本人
女性が働きやすい国、日本はブービー賞
日本女性の賃金、男性の73%
妊娠した女性が差別される国、されない国
女性の雇用率の高い国は
女性の54%が非正規
企業の4分の1以上「育休より退職を」
男女賃金格差100対37
昭和シェル石油女性差別賃金訴訟
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by bekokuma321 | 2017-05-04 15:59 | その他