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さあ、一緒に行こう!

深い闇に包まれた白い大理石の像。赤い手書きのNU GÅR VI! は「さあ、行こう!」。下のポスターだ。

1975年に国際女性年を記念して行なわれたスウェーデンのポスターコンテストで優勝した作品だ。

スウェーデン政府(正確には下部機関)が募集・審査した。女性差別撤廃の運動をもりあげるためだった。作者は美術教師のイヴォンヌ・クラソン。

このポスターの作者イヴォンヌ・クラソンの名を、最近のスウェーデン紙で発見した。彼女の記事のタイトルは「首相と外相への公開質問状」。スウェーデンはNATO非加盟なのだが、それにもかかわらずNATO友好国ぶった危ない動きをする政府への痛烈な反論だった。そして、彼女は、1975年のポスターを言及して「さあ、行こう!」と読者に政府への抗議デモを呼びかけていた。

私も、1975年に描かれたポスターを思い出した。それがこのポスターだ。

女性像2体が、ギリシャ神殿の上部を支えている。屋根を支えるために使われた人柱で、カリアティードと呼ばれる。この絵は、アクロポリスの丘に建つエレクティオン神殿の有名な6体の一部だろう。

この続きを読みたい方は「叫ぶ芸術ーーポスターに見る世界の女たち:『さあ、一緒に行こう(スウェーデン)」をどうぞ。

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叫ぶ芸術ーーポスターに見る世界の女たち
Öppet brev till Löfven och Wallström


by bekokuma321 | 2017-02-13 23:28 | 北欧