紙幣の顔

1万円札から福沢諭吉を引退させようという全国運動がある。Web誌「現代の理論」で黒田貴史編集者が書いていた

福沢は、「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」と言った人として知られている。

ところが、ところが、福沢は、「アメリカ独立宣言には、天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと言っているが・・・」と紹介しただけで、福沢自身はそのような考え方に同意するどころか、アジア蔑視の先導者だったらしい。安川寿之輔名古屋大学名誉教授の講演をIWJ録画で視聴して学んだ。

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」という福沢の「学問のすゝめ」を私も無邪気に引用したことがある。「福沢諭吉神話」(安川)に完全に毒されていた。

こんな差別主義者の顔を毎日、見るのは気分が悪い。1万円札から福沢諭吉をなくそうという運動に心から賛同する。

さて、アメリカに、似たような運動がある。

c0166264_134465.jpg


20ドル紙幣のアンドリュー・ジャクソン元大統領の顔に変わって、新札には、ハリエット・タブマン(↑)が登場する。タブマンは19世紀の奴隷だ。彼女は、命がけで、奴隷制のない州に逃亡。その後、奴隷逃亡運動に全精力をつくして、11年間に300人以上の奴隷たちを助けたという。

お札から、奴隷王でもあったジャクソン大統領を追い出して、女性奴隷に変えるとは! 拍手かっさいだ。

そのプロセスは以下をどうぞ。

叫ぶ芸術:ポスターに見る世界の女たち_新ドル札の顔になる19世紀のモーゼ(アメリカ)
オバマ大統領スピーチとタブマン
[PR]
by bekokuma321 | 2016-06-21 13:24 | USA