ノルウェー、性自認を自己決定できる新法可決

6月6日、ノルウェー国会で、法的に女性であるか男性であるか、あるいはその中間の性であるかは、自らの性自認だけで決めることができるとする法律が成立した。これまでは、精神科医の診断や不妊手術などが必要とされていた。

79対13の圧倒的多数。保健省が3月に提出しており、議論が続けられていた。保健相のベント・ホイヤBent Høie(保守党)は、ゲイであることを公表している(注)。

ノルウェーは、デンマーク、アイルランド、マルタに続いてヨーロッパで4番目の“性自認自由国”となる。驚いたのは、アルゼンチン、コロンビア、ネパールはすでに、性別を変更する際、性転換手術など、いかなる身体的な性別変更も不要という法律ができていると報道されている。

このたびの新法は、昨年、ノルウェー教会が教会での同性婚挙式を認める決定をしたが、それに次ぐものだ。ノルウェーは2008年に同性による結婚を認めていたのだが、ノルウェー国教会は、教会での同性婚挙式を認めなかった。その教会総会の決定を不服として、「教会での挙式を認めないなら、私を破門してください」と幹部につきつけるなど激しい運動を展開していた友人の牧師を思い出す。

日本の政界はどうだ。こうした人権問題をおきざりにして、議員の不祥事ばかりに時間を使っている。

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ルーロス(Røros)の教会

Dispatches: Norway’s Transgender Rights Transformation
Norway set to allow gender change without medical intervention
Norway: Historic breakthrough for transgender rights
FTPN(Norwegian Association of Transgenders)
More marriages between same sex couples_Norway

【注:ノルウェー保健大臣ベント・ホイヤは、2014年、「ソチオリンピックに同性婚をしたパートナーをともなって参加する、ロシアの反同性愛主義に抗議の意味を示す」と報道されていた】
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by bekokuma321 | 2016-06-15 21:46 | ノルウェー