2016年 04月 24日
西岡議員、勝訴
2014年8月、西岡議員は、「水道や電気の使用量が少ないので町で生活実態がない。ゆえに被選挙権がない」とされて議員を失職させられたことは不当だ、失職を取り消してほしい、と訴えていた。裁判長は「光熱費が少ないだけでは住んでないとはいえない」と判断した。至極まっとうな決定である。
西岡議員は、「ここまで裁判を続けてこられたのは、私は何も悪いことはしていない!の精神と、私を心配・励まし・支えて頂いた皆様のお陰です」と喜んでいる。
西岡恵子議員の職務を奪い取った議会は、2010年にも、彼女を失職させている。そのときも彼女は裁判に訴えざるを得なかった。徳島地裁では勝訴したが、高裁では敗訴となり、最高裁は上告棄却とした。しかし、彼女は、町民の信を選挙で得ようと、2016年2月の町議会議員選挙に打って出た。そして、苦闘のなか、5回目の当選を勝ち取った。
藍住町議会は“紅一点議会”である。女性は西岡議員ひとり。彼女は町民の半数を占める女性の代表でもある。控訴などせず、町民が選び続けてきた西岡議員にのびのびと仕事をさせてほしい。議会は、本来の職務を全うすべきである。
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