「小選挙区制だから来るものは拒まず」

甘利大臣が辞任した。口利き収賄疑惑報道の結果の辞任だ。

昨夜、自分の信念が政権とあいいれないからと大臣のいすをけったフランスの司法大臣(女性)を紹介したが、雲泥の差だ。

記者会見でおもしろかったのは、小選挙区制について甘利大臣がこう言ったこと。

「良い人とだけ付き合ってたら選挙落ちちゃう、小選挙区制だから。来るものは拒まずってしないと当選しない」

小選挙区制だから、グレーゾーンとわかっていても拒めません、と白状したのだ。小選挙区制で勝ち抜くには、虎屋の羊羹に50万円入っていても、拒めないらしい。彼は、安倍政権の重要閣僚の有名人、しかも親の三バンを引き継いだ世襲議員、当選11回。その人にして、これだ。

小選挙区制は、阪上順夫学芸大学名誉教授によれば、
「まさに勝つか負けるか、食うか食われるかのきわめてシビアな選挙戦が繰り広げられる」(『小選挙区制が日本をもっと悪くする』)。

選挙にカネがかかるから政治が腐敗する。選挙にカネがかかるのは中選挙区制だからだ。こんな理屈で小選挙区制に変わったのは、20年前だった。それがまったくの間違いだったことは、無数の「政治とカネ」事件からよくわかる。

小選挙区制では、女性など社会的弱者の当選はきわめて厳しい。いや当選どころか、候補者となることさえ難しい。それは、こうした事件がよく証明している。

あ~あ、今夜は寝つきが悪い。

Japan's economy minister resigns over bribery allegations (甘利大臣の写真がすばらしい)
女性議員増めざして制度改善を
小選挙区制は女性の声を捨て去る
比例代表制は女性や弱者が当選しやすい
女性の衆議院議員は1割に満たず
政治は男のものではない
日本の女性国会議員、189カ国中163位
比例区削減案に反対します!
日本の男女平等度、世界101位
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by bekokuma321 | 2016-01-28 23:53 | その他