三井裁判にかかわって

c0166264_10132834.jpg11月30日、三井マリ子さんの裁判の報告会と懇親会に参加しました。

三井さんの裁判にかかわった私が、最も心に残ったことは、還暦を過ぎているのに、私は何と無知だったかということでした。政党交付金? 供託金? 選挙収支報告書? 政党本部? 政党支部? ―――三井さんの裁判にかかわらなければ、ほとんどわかりませんでした。

三井さんは、2012年、秋田県でも保守が強いと言われる秋田3区から衆院選に立候補しました。だから、当選は無理だとみな思っていたはずです。ましてや民主党は大逆風のときでした。

でも、がんばって供託金を没収されない票をとりました。供託金は立候補するとき政党が出すはずなのに、三井さんの選挙をやった人たちは、三井さん個人のおカネから出しました。その上、選挙後に供託金が戻ってきても、三井さんには返しませんでした。裁判をやって初めて三井さんに戻ったのです。

c0166264_1018899.jpg報告会では、担当した弁護士さんから、和解の文章にはこうあると説明がありました。

 「松浦被告から要請されたとはいえ、三井さんは、女性議員の増加という使命感のもと『当選の見通しがない』なかで立候補を決意したものであり、女性議員の増加は一朝一夕に実現するものでないにしても、三井さんの立候補はその一里塚となった、と書かれています。そして、男女平等社会の実現をライフワークとして活動することを三井さんに勧めています。 」

c0166264_10202618.jpg「女性が声を上げることができる社会を」という三井さんの気持は、裁判長に伝わったのだと思います。そして、三井さんは、裁判長の言うように、またそういう社会に向けて、がんばると思います。私も、そういう社会に少しずつでも近づけますようにと願っています。

秋田市で裁判のチラシまきを1度やりました。受け取ろうとしない人がほとんどでした。「私は関係ありません」と言う女性たちもいました。

今、そう言った女性たちに「政党交付金は私たちの税金だよ。三井さんは、私たちの税金が変に使われてはいけないと闘っているんだよ」と言ってやりたい衝動にかられています。

三井さん、またお会いできますように。

認知症の母親を心配する日々のなかで  佐藤 夕子(元看護師、さみどりの会*


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▲2015年11月30日プログラム。作成ふじみつこ
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(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に出た。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイトさみどりの会ホームページには裁判情報が掲載されている。

【写真:岡橋時子撮影】
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by bekokuma321 | 2015-12-05 10:31 | 秋田