ベルゲンは市長も副市長も女性

c0166264_2204553.jpgノルウェーの大都市ベルゲンの市長がやっと決まった。久しぶりの労働党市長だ。

保守党の強い都市だったが、9月の地方選挙のころ、保守党市長が収賄容疑で捜査の身となり、保守党の票は激減した。選挙に勝利した労働党はキリスト教民主党と自由党と連立を組んで、ベルゲン市の政権をとることになった。市長は、連立を決めた政党間の話し合いで決まる。

市長の名はマーテ・ミョス・ペーシェン(Marte Mjøs Persen)。赤色連合の市議、反EU運動の事務局などを経て、4年前から労働党の市議会議員をしていた。いくつかの市民運動団体のメンバーでもある。ベルゲン市を「市民によりやさしく、より平等なベルゲンにします」と宣言した。

副市長はキリスト教民主党のマリ―タ・モルトゥ(Marita Moltu)。ベルゲンは前市長も女性だったが、今秋から、市長、副市長ともに女性となる。2人とも40代だ。

市長が決まったのは、地方選挙の9月14日からちょうど1カ月過ぎ。日本人の私など、市長のいない期間が1ヵ月もあって大丈夫だったのだろうかと心配になった。

ところが、ノルウェーは、国会同様、地方自治体も、選挙を終えてから、いくつのかの政党で連立を組むのが当たり前。政策や優先課題がそれぞれ異なる複数の政党が合意する共通政策にたどり着くまでには、相当の時間が必要らしい。

ベルゲン市議会議員は67人だ。ベルゲン労働党ホームページによると、労働党は9月の選挙に、候補者を10代から60代までの男女73人擁立した。比例制選挙の結果、票の37.8%を集めて、26人を当選させた。代理議員はその人数分いるから、全体で労働党議員は55人の大所帯となる(写真)。

ちなみに代理議員とは、子どもが病気になったり、育休や教育休暇で休みをとる議員がいたら、ただちにその職務を代行する人だ。どの政党も、議員数と同数の代理議員がスタンバイしているので、議員は無理なく休みをとれる。

さて、首都のオスロは、まだ市長が決まっていないようだ。

こちらも長年、政権を握っていたのは保守党だったが、労働党に僅差で負けてしまった。労働党は、左派社会党と緑の党と連立を組むことを決め、3党で共通政策を協議中だという。

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by bekokuma321 | 2015-10-16 22:22 | ノルウェー