ジェレミー・コービン労働党首はフェミニスト

c0166264_231118.jpgイギリス労働党党首にジェレミー・コ―ビンが選ばれた。60%の票をかっさらっての圧勝だった。

さきほど勝利演説が流れてきた。ジェレミー・コービンは、「正義、民主主義、人権、女性の権利の闘いの勝利」だと言った。そして、「不平等はあってはならない。不平等は根絶できる」とも。

コービンは労働内の最左派。反戦運動家で女性解放運動家だ。労働党党首選でのコービンの合言葉は「率直な対話、正直な政治」。

労働党党首選には女性2人、男性2人の4人が立候補していた。ネットで届く報道を見た限り、2人の女性候補よりも、男性コービンのほうが明快な女性政策を掲げていた。おそらく、差別されていることを身をもって感じている労働者階級の女性たちが、コービンの政策づくりに入っていたに違いない(*)。

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 彼の公約を、女性政策パンフレット「Working With Women」(2015年7月28日発行)から、私流にかいつまんで紹介する。

「保育園料の無料化」

「公務員の削減は女性の雇用の削減につながり、福祉の低下につながるから緊縮財政反対」

「会社に男女平等賃金監査レポートを発表させ、女性の低賃金終結を優先課題にする」

「性暴力とセクシャルハラスメント根絶する法律の確実な実行」

「国会議員の半数を女性に。まずは影の内閣の半数は女性に」

『日々の性差別』運動』を評価し、日常的に感じる性的嫌がらせなど文化、慣習の性差別を撤廃」

次の国政選挙で労働党が勝つと、彼が首相に就任する。すると、こうした目をみはるような女性政策が国の制度となる。

日本の野党党首の政策担当者よ、コービンの女性政策を熟読して、貧困と差別に苦しむ女性たちの政策を明快に打ち出してほしい。

Watch highlights of Jeremy Corbyn’s victory speech
Jeremy for labour
Working With Women
Leftist Jeremy Corbyn elected leader of Britain’s Labour Party
Labour leadership race: Contenders ask for YOUR votes as registration deadline looms


(注*)労働者階級の代表が議員になれる背景には、お金のかからない選挙がある。イギリスの国政選挙は、日本と同じ小選挙区制だが、信じられないほどお金がかからないという。阪上順夫学芸大名誉教授の著書によると、「イギリスでは200万円程度の法廷選挙費用で十分に選挙を行える」。日本はウン千万が普通だ。カネがかからない理由のひとつは、「無報酬の運動員が戸別訪問をで選挙運動を展開するからだ」。さらに、「選挙違反に対しては特例的に厳しい処置がとられている」からだ。もうひとつの理由は、北欧と同様に「地方議員は原則として無報酬である」こともあり、政治家は公共の奉仕家という意識が強い、という。政党交付金もイギリスは驚くほど少額で、年に約3億円。日本の320億円の100分の1にすぎない。ちなみに世界最高額という日本の政党交付金は、毎年政党本部に分配され、それが各地の支部に渡り選挙に使われる
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by bekokuma321 | 2015-09-12 23:14 | ヨーロッパ