スウェーデン、父親に育休3カ月

スウェーデンは、来年から、16か月の育児休業のうち3か月を父親に強制的に取らせる政策に踏み切った。

スウェーデンには、父母どちらかがとれる親休業は16カ月ある。その2カ月間は父親のみに与えられてきた。父親に育児休業をとらせるために設けられた、いわゆる「パパ月」だ。

この「パパ月」は、1995年に1ヵ月とされ、2002年からは2カ月に延ばされた。ただ、パパ月以外の育児休業の75%は、女性がとっていて、「平等とはいえない」という声が上がっていた。

今回の改正で、3カ月は「パパ月」となり、3カ月は両親がとり、10カ月は父母のどちらかがとってもいいこととなる。「パパ月」は、パパに強制する休業なので、パパが取らなければ、無効となる。

「うちの夫の会社は休めないので、私が代わりに」とママがとることはできない。

「3か月目の父親育児休業は、ずっと待ち望んでいたもので、もっともっと男女平等の社会に向かわせるカギとなります」と 社会保障大臣のアニカ・ストランホ―ルAnnika Viktoria Strandhällは、スウェーデン放送で語った。

北欧諸国は、外交・軍事など一部を除いて政策のすりあわせをしながら共同歩調をとっている。たとえば、ノルウェーでも、育児休業は1年以上あり、父親だけの育休「パパ・クオータ」もある。

ノルウェーで「父親のみの育児休業」が制度化されたのは、スウェーデンより早く1993年だった。当時、ノルウェー政府の男女平等大臣は、パパへの育児休業を「愛のムチ」と称した。そのねらいを「男女ともに、子どもの親となった後も、仕事と家庭を両立できるようにすること」と語っていた(明石書店『ママは大臣 パパ育児ーーヨーロッパをゆさぶる男女平等の政治』)。

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▲イチゴを口の中で小さくほぐしてから子どもにあげるノルウェーのパパ。写真は育休中ではないが、育休で育児経験をたっぷり積んだパパのやることは違う。

Swedish fathers to get third month of paid paternity leave
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by bekokuma321 | 2015-05-29 21:00 | 北欧