犯罪学者ニルス・クリスティー逝去

c0166264_11164081.jpg5月27日、ノルウェーの犯罪学者ニルス・クリスティーが87歳の生涯をとじた。心から冥福をお祈りする。

彼の主張は、最も再犯率の少ない国と言われるノルウェーや北欧諸国における受刑者の更生制度に、絶大な影響を与えた。

オスロ大学で犯罪学を講じ、2001年表現の自由賞など数々の賞を受賞している。彼の原点は、強制収容所における受刑者について1953年に書いた論文だと言われている。

妻のHedda Giertsenもオスロ大学の教授で犯罪学者。2人は、厳罰主義に反対し、社会復帰を主眼にしたリハビリテーションに重きを置くノルウェー制度の礎を築いたとされる。

元ノルウェー首相で現NATO事務総長のイェンス・ストルテンベルグは、訃報に接して、ノルウェー紙VGに次のようなコメントを寄せた。

「子どものころから彼を知っています。彼は、勇敢かつすばらしい意見を出してノルウェー社会の議論を引っ張ってきました。しかも、常に社会的弱者の側に立つ人でした」

Nils Christie er død
Nils Christie død: – En bauta er borte
再犯率の最も少ない国の刑務所 追記
映画「孤島の島」
最も再犯率の少ない国ノルウェーで今
禁固21年判決とノルウェーの犯罪制度
再犯率の最も少ない国の刑務所
未来への提言「世界一囚人の少ない国からの報告」
Youtube:NHK未来への提言 ニルス・クリスティー / 囚人に優しい国ノルウェー

【写真:ノルウェーのバストイ刑務所の図書館。同ホームーページhttp://www.bastoyfengsel.no/English/より拝借した。このホームページには台所、食堂、技能習得室・・・驚くべき写真が満載。ノルウェー刑務所の質の高い環境から、罪と罰に対するノルウェー人の価値を推察できる】
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by bekokuma321 | 2015-05-29 10:43 | ノルウェー