セクハラ村長事件から秋田の事件を考える

c0166264_17535321.jpg宮城県大衡村村長選に立候補した赤間しづ江さんの記事を読んだ(FEM-NEWS 2015年3月22日)。

赤間さんは、あのセクハラ疑惑で提訴された村長(当時)のいる大衡村の議員だった。

議会で赤間さんは、女性職員へのセクハラ強要で村長が訴えられたことに対し、村民にどう説明するのかと村長に迫ったという。

村長は、提訴されて議会から不信任決議をつきつけられたにもかかわらず、その議会決議をけった。決議を無視しただけでなく、村長権限を使って議会を解散して、自ら村長職を辞職する形にした。1000万円を超える退職金は、「いただく」と。

赤間さんは、村議選に出たら再選されるだろう。しかし義憤にかられた彼女は、村議ではなく村長選に立候補するという。対立候補は、前村長の意をくむ前議員(男性)らしく、赤間さんは苦戦を強いられるだろう。

赤間さんが議員だったころの質問で、このセクハラ疑惑村長は、公金横領事件にかかわって、「書類送検」されていることも知った。

赤間議員は「有印公文書作成、実際の金額より少なく記載、と報道されているが、どういうことか」「村長から説明がなく、村民は報道でのみ知るだけだ」と、村長を追及している。

つまり、赤間議員は、村長は検察に「書類送検」された事を重く受け止めて、村民に真相を説明する責任がある、と村長に迫ったのだ。

c0166264_1748306.jpgここで2012年の衆院選にからんで秋田で起きた2つの事件を思い出す。

ひとつは、民主党秋田県連代表・参議院議員松浦大悟氏秘書が、「有印私文書偽造・同詐欺罪」で書類送検された事件。その秘書は三井マリ子衆院選挙の政治資金を管理していた。三井さんが告発した。

もうひとつは、民主党秋田県連の幹部らが、三井さんの「ポスター貼り」をしなかったのに、貼ったことにして領収書を偽造し選挙資金を横領した事件だ。三井さんの告発ではないが、捜査段階で浮上した。

c0166264_17575161.jpg2件とも、警察署による長い捜査を経て、関係者は秋田地方検察庁に「書類送検」された。

そして「有印私文書」のほうは、残念ながら「起訴」には至らなかった。証拠不十分だそうだ。しかし、「ポスター貼り横領」のほうは、「書類送検」されたままで、起訴か不起訴かの結論は出ていない。

捜査が始まったころ、民主党秋田県連は、「県連としても独自に調査、検証して事実関係を確認したい」と新聞で述べている(朝日新聞2013.11.2)。

では、民主党秋田県連は、その調査をしたのか、検証はしたのか、事実関係を確認したのか。

ポスター貼り横領疑惑は、三井さんの衆院選だけでなく、半年後、松浦大悟氏が立候補した参院選でも起きたという。民主党秋田県連(松浦大悟代表)の幹部が横領で書類送検されたのだ。松浦代表には説明責任がある(毎日新聞 2014.2.7)。

赤間しづ江さんにみならって、「松浦大悟代表、あなたは秋田県民に真相を説明する責任がある」と、私も叫びたい。

岡田ふさこ   さみどりの会(*)事務局

(*)2012年の衆院選で落選した三井候補は、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。「さみどりの会」の由来だ。c0166264_15134969.jpg
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by bekokuma321 | 2015-04-15 18:02 | 秋田