最高裁、セクハラにNO!

「彼氏おらへんの」

「結婚もせんで何してんの。親泣くで」

「俺の性欲は、年々増すねん」

「きょうの団体さんのお母さん良かったわ」

これらは、男性社員が、女性派遣社員に対してくりかえしたセクハラ発言だという。うち1人は、女性と2人きりのときに、自分の浮気相手との性的関係について一方的に話したあげく、「夫婦はもう何年もセックスレスやねん」などと言っていたそうだ。

聞かされた女性たちは、どれほど不快だっただろう。

26日、最高裁第1小法廷は、こうしたセクハラ発言で男性社員が降格処分されたのは「妥当」、と大阪高裁の判決を破棄した。

セクハラ発言をくりかえしていたのは、大阪市の水族館「海遊館」の運営会社に勤める男性2人。40代だという。一方、セクハラの被害を受けていた女性は、派遣社員。20代と30代の2人。

加害男性側は上司であり、年上だ。正社員だろう。加害側と被害側の力の差は歴然としている。

会社は、この男性社員2人に、セクハラ行為だったと、10~30日の出勤停止と降格処分をした。当然だ。もっと厳しい処分をすべきだったとさえ思える。

ところが、彼らは反省するどころか、「処分は重すぎる」と会社側を訴えた。高裁では男性側の主張を認め、男性側が勝った。

このたび最高裁は、高裁判決を破棄したのである。本当によかった。

セクハラは、地位の上にいる人が、下の人に対し、「このくらいのことをしたってどうってことない」とたかをくくって行う、卑劣で野蛮な行為だ。上司は男性であることが多い。そうした上下関係のもと、男性には女性を働く同僚と見ず、性の対象と見たりする人が出る。

さらに、正社員には男性、派遣社員など非正規職員には女性が多い。派遣社員はいつ辞めさせられるかわからないきわめて弱い立場に置かれている。だから嫌なことがあっても、ぐっと我慢する。今回の事件でも、セクハラは1年も続いたという。つまり男性側は、女性が派遣だと思うと、さらに軽くみて、卑劣さをエスカレートさせる傾向がある。

セクハラ被害にあってもぐっと我慢してきた女性たちは数えきれない。勇気をふりしぼって裁判に訴えても負けてしまう女性も数えきれない。

だから、最高裁に心から乾杯!

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by bekokuma321 | 2015-02-26 21:29 | その他