2015年 02月 24日
IMFラガルド「経済成長は女性差別撤廃から」
「女性への制約がなくなると、女性の経済参加は進み、経済が成長する。GDPは、米国では5%、日本では9%、アラブ首長国連邦では12%、エジプトでは34%上昇する」
「所有権や雇用が男女平等となっても、男性は犠牲にはならない」
2月23日、IMF専務理事 クリスティーヌ・ラガルドは、、経済界への男女平等について、このような趣旨の調査結果を発表した。
海外の報道によると、クリスティーヌ・ラガルドは、無数の国々でおびただしい法的制約が女性の経済参加を疎外していることを、「陰険きわまりない陰謀」だ、とブログで書いているという。
よくぞ言った!
クリスティーヌ・ラガルドはIMF初の女性専務理事である。フランスの元閣僚(保守党)。2011年、前任者だった、やはりフランスのドミニク・ストロス=カーン(社会党)が強姦容疑で逮捕・起訴されIMF専務理事を辞任したため後任に選ばれた。彼はフランスの次期大統領と目されていた政界の大物だった。彼の女性に対する性暴力が、初の女性専務理事就任につながった。
■「フェアプレー—女性に平等な雇用のための平等な法律を」(Fair Play: More Equal Laws Boost Female Labor Force Participationの和訳)
■Fair Play—Equal Laws for Equal Working Opportunity for Women
■Christine Lagarde says 'conspiracy' against women makes the world poorer
■IMF Publications:Gender Equality
■IMF Publications:Women
■性差に挑む(ラガルド演説和訳2014年5月)