世界を変えるのは

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喫茶「フリーク」は、女たちになくてはならない空間だった。

男性上司の無理解に悩む女たちが相談に来た。夫に殴られた女性が駆け込んできた。レズビアンたちの集いの場になった。女性候補者の選挙対策本部にもなった。監督ジュディ・アービングや、反戦運動家レベッカ・ジョンソンもやってきた。

店主は和田明子。70年代初め、自宅を改装して開いた。いったん閉店した後に「女性の喫茶」として再開した。以来4半世紀、2007年に閉店するまで、コーヒー1杯で、女性の人権、食品安全、反原発などが語りあえるオアシスとなった。

梅田から阪急宝塚線で豊中駅へ。5分ほど歩いた小路の角。ドアを開けると、ジョージア・オキーフ、イプセンの女たちなどのポスターが迎えてくれた。なかでも、トイレの横に貼られていた黄色のポスター(写真)が私は好きだった。

アメリカの文化人類学者マーガレット・ミード(1901-1978)の言葉が躍っていた。

 
   世界を変えられるのは、
   思いやりとやる気に満ちた
   小さな市民組織である。
   実際、それ以外のことなど一度もなかった。(訳筆者)

フリークの常連客だった京都精華大学教員三木草子が、80年代初め、サンフランシスコの女の本屋「お婆ちゃんの知恵」 Women’s Bookstore:Old Wives’ Talesで見つけた。20代のころ、田中寿美子訳でミードの著作『男性と女性』に感化された私は、なつかしかった。

(続きは、叫ぶ芸術―世界を変えるのは草の根運動(アメリカ)をどうぞ。やさしく熱かった80年代のアメリカの一コマ、そして日本の女性運動へ)

Carol Seajay, Old Wives Tales and the Feminist Bookstore Network
豊中市のいう「市民とのパートナーシップ」の嘘 (和田明子)
バックラッシュに全国からNOを:「すてっぷ」館長が標的に(三井館長排斥を許さない会・和田明子)
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by bekokuma321 | 2015-02-13 20:56 | USA