2015年 01月 09日
「シャルリー・エブド」編集長のパートナー
パートナーの名はジャネット・ブーグラJeannette Bougrab。 ステファン・シャルボニエ編集長は、イスラム過激派と見られる男性2人に銃で殺害されたばかりだ。BBCなどの報道から、私流に訳して紹介する。
「私は愛する人を失ないました」
「私たちは宝を失った。フランスには責任があります」
「イスラム教の預言者を風刺するガッツを彼は持っていました。襲撃者は組織的に警察に守られていました。フランスは大量殺人を防げたはずです。しかし、そうしませんでした」
「彼を愛していました、彼に恋する前に尊敬していました。抵抗者である彼を・・・」
「彼は世俗主義を擁護し、そのことで殺害されました。彼の理想ゆえの結果でした。彼は立ったまま、仲間たちとともに亡くなりました。彼を誇りに思います」
「自らの考えに命をかけることのできる人、いるでしょうか。いません。彼はそれで殺害された、それで死んだのです。ヴォルテールVoltaireの魂を守ったのです」
Jeannette Bougrab は、保守政党である国民運動連合(UMP)所属の政治家。男女平等・反差別委員会委員長、サルコジ政権時の閣僚の要職を歴任。弁護士。アルジェリアからの移民の娘だという。
「シャルリー・エブド」編集長がその精神を守ったという、ヴォルテール。世界的に著名なフランスの哲学者だ。
ヴォルテールの言葉――「私はあなたの意見には反対だ、だが、あなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」ーーを、もう一度反すうしてみた。21世紀の世界に、いっそう輝きを放っているような気がする。
■Charlie Hebdo: 'The Republic is guilty' - Charb's partner
■私もシャルリ― Je suis Charlie