2015年 01月 08日
私もシャルリ― Je suis Charlie
シャルリー・エブドの最新号はイスラム教の預言者ムハンマドを風刺漫画にしていた。同誌は、過去にも、同じようにムハンマドを風刺する漫画を描いて、イスラム国の各地で抗議デモが起きたことがある。
編集長のステファン・シャルボニエ(47)を含む死者は12人にのぼった。編集長の生前の言葉をガーディアン紙から引用する。
「気取って聞こえるかもしれませんが、僕は、ひざまずいて生きているより、立って殺されるほうがいいんです」
「僕は報復など恐れません。僕には家族はないし、車もないし、預金もないんです」
シャルリー・エブドの表紙に描かれた風刺画を見ると、風刺のターゲットはイスラム教の預言者だけでない。ローマ法王、他の宗教指導者、堕落した政治家、権力をかさにきた著名人など、など。
そして忘れてならないのは、同誌は、フェミニストだということだ。
女性の自立に異議を唱えたり、妊娠中絶に反対する、フェミニスト嫌いの連中を、容赦なく風刺画で非難した。一方、ヌードで右翼に抗議を続けるウクライナのフェミニストフェーメンFemenを擁護する漫画が表紙を飾った。
「シャルリー・エブド」よ、永遠なれ! 昨夜から、私の魂は、表現の自由、平等、そしてユーモアに、命をかけて闘ったあなたたがたに哀悼を寄せる世界の人たちと一緒です。
■Charlie Hebdo(黒いバックに『私はシャルリ―です』の文字が・・・)
■Renowned cartoonists among victims of Charlie Hebdo attack
■Charlie Hebdo's spirit will endure, despite this atrocity
■Slik er avisforsidene dagen etter terroren
■ウクライナフェミニスト、右翼に裸で抗議
■イスラム風刺漫画を擁護する女性作家
【写真:ノルウェーの主要紙「アフテンポステン」の表紙。私もシャルリ―という共感の文字が見える】