小選挙区制は女性の声を捨て去る

12月18日「小選挙区制は女性の声を捨て去る」における円グラフと表の一部を訂正いたします。

自民党の女性当選者は、小選挙区16人、比例区9人です。その数字を逆に記してしまいました。その結果、比例区当選者は実際より多くなりました。全国フェミニスト議員連盟の竹花郁子さんはじめ読者からのご指摘に心から感謝申し上げます。円グラフとそのもとの表の一部を訂正し、心からお詫びいたします。

小選挙区は女性を捨て去るシステムだという主張や根拠に間違いはないため、本文に訂正はありません。(2014.12.21 FEM-NEWS)

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比例区があってよかった。自民党以外のほとんどの政党は、比例区があったために女性の当選者を出すことができた。

小選挙区は、1票でも多く票を集めた人だけを当選させるシステムだ。それ人以外の候補者に入れた票は全部死票になる。1番を決めたら、2番以下はポイと捨て去るというわけだ。

だから、小選挙区制選挙は、民意を反映しないひどいシステムだ。

つくったばかりのグラフを見てほしい。もしも比例区がなかったら、公明党、共産党、維新の党は、女性議員をひとりも誕生させられなかったことを示す。小選挙区制では、多様な民意、とりわけ女性の声が見殺しにされてしまう。

1強多弱は非民主的だと批判する声は多い。なら、それを生み出す小選挙区制を批判すべきだろう。小選挙区制をなくして比例代表制選挙にするしかない。それなのに、国会には、比例区の数を削減したいといっている政党が多いという。自分で自分の首をしめるようなものだと、思う。

今回、衆院選に当選した男女比は91%対9%。女性は1割もいなかった。卒倒しそうなほど惨めな数だ。

しかし、この9%でさえ、もしも比例区がなかったら6%か7%に減っていただろう。女性の多くは、比例区があったおかげで、議席を確保できたのだ。

▼小選挙区全当選者のうち女性は6% (赤:女性、青:男性)
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▼比例区全当選者のうち女性は15% (赤:女性、青:男性)
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▼女性当選者45 人。そ6割は比例区で当選 (赤:比例区、青:小選挙区)
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▼自民党でも女性の4割は比例区で当選 (赤:比例区、青:小選挙区)
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▼民主党では当選した女性の78%が比例区で当選 (赤:比例区、青:小選挙区)
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▼維新・公明・共産の女性当選者はすべて比例区 (赤:比例区)
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日本の今の選挙制度は、「小選挙区比例代表並立制」と呼ばれる。小選挙区と比例区が互角のように聞こえるが、基本は小選挙制だ。

『この国の政治』(石川真澄著、旬報社刊)によると、ドイツでは、第二次大戦後、日本の選挙制度のような小選挙区比例代表並立制が、国会に2度提案され2度とも「否決された」。その理由は、「不公平な選挙制度だから」、だったという。小選挙区制は、「民意をひどく歪めた政党の勢力分布をつくってしまう、非常に悪い制度」(石川真澄)なのだ。多くの国々で比例代表制選挙なのもうなずける。

今回、自民党の比例代表得票率は33.1%にすぎなかった。投票率が53%と低かったが、それを加味すると、17%の人しか自民党を支持していない。そんな自民党が国会の議席の61%(475議席中291議席)を占めた。人口の半分を占める女性はわずか45人で10%にも満たなかった。なるほど、こりゃおかしい。石川真澄は正しい。

小選挙区制、反対! 女性にやさしい比例代表制、賛成!

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by bekokuma321 | 2014-12-18 12:28