クオータ制を日本にも

今朝の毎日新聞、加藤登紀子さんの連載「Tokiko's Kiss」に、滋賀県知事だった嘉田由紀子さんがゲストで出ています。

2人の対談ですが、後半はクオータ制について熱弁をふるってます。女性の政治参加には、やっぱりクオータ制ですね。

先月も、毎日新聞は、クオータ制についてわかりやすい記事を書いてました。コラム「発信箱」で、「政府がお手本」というタイトルでした。書いたのは福本容子論説委員。

この記事の後半は、『ノルウェーを変えた髭のノラ』(三井マリ子、明石書店)を参考にしていました。引用します。

◎◎◎
2016年までに上場企業は取締役の3割以上を女性に−−。またヨーロッパの急進的な国かと思ったら、東南アジアのマレーシアで政府が打ち出した目標だった。

強制力はまだないけれど、時間がかかりすぎれば義務化やむなし、という声もあるみたい。

政府が民間の目標に踏み込んだのには、ある成功体験があった。04年、「行政府は管理職の3割以上を女性に」と閣議決定し達成したことだ。決定前に18%だった女性比率が6年で32%である。

日本も同じころ、似たような30%目標を閣議決定した。こっちの期限は20年。だけど、時間があればできる、というものでもない。むしろ逆かも。昨年10月時点の中央省庁平均(課室長職以上の女性比率)は、「過去最高」で3%!

「見える化」とか言って府省ごとの成績も公表しているけれど、見えるのは寒々とした現状だ。10%超は、消費者庁と人事院くらい。15年度の“目標”が「3%程度」で昨年実績0.7%(1人)の金融庁も、特段ひどい感じはしない。

上場企業に「男女とも取締役の40%以上」を法律で義務付け、違反が続けば解散処分という超厳罰で目標を達成したノルウェー。言いだしっぺは男性の産業貿易相だった。その彼が言い切っている。「財界の男女均等なんて、法律で規制でもしなければ、何十年かかってもできない」(三井マリ子著 「ノルウェーを変えた髭(ひげ)のノラ」)

企業の自主性に任せなかったノルウェーと、数値目標さえ各社ご自由に、の日本。政府がお手本になれるか、政権に覚悟があるかが決定的に違う。集団的自衛権で発揮した、あの指導力でなら、「30%」なんてちょろいと思うけど。(2014・10・10)◎◎◎

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みんなの党や民主党が、政党の綱領にクオータ制を入れるというニュースがありました。クオータ制を三井さんが日本に紹介して四半世紀、やっと、日本の政党がクオータ制に本腰を入れ始めたようですね。

おかはしときこ さみどりの会

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by bekokuma321 | 2014-11-03 17:12 | ノルウェー