2014年 10月 18日
きわめて日本的
有印私文書偽造・同行使・詐欺罪という犯罪は、銀行が被害届けを出さないと、立件が難しそうだと予想されていたそうですが、案の定、銀行は被害届を出さなかったんですね。そのことは、きわめて日本的だと私は思います。
地元銀行ですから、地元で名士と扱われがちな政治家とかかわることは、すべて穏便に穏便に、できるならめんどうを起さず、できればなかったことにして時の過ぎてゆくのを待つという対応ーーー日本的です。
そして、検察庁。こちらも、一番の被害者である三井マリ子さんの正しさ、怒りをなかったかのように扱って、起訴すらしない。これまた時の過ぎてゆくのをじっと待つという日本的対応です。
では、民事はというと、多少は被害者側の正当性とか怒りとかが、法の文面に反映されることもあるように思います。
裁判官がこれはいけそうと思ったら非公開のかたちでまとめて、その後に公開というものもあるかもしれません。でも、三井さんの場合、非公開の裁判が続いています。こんなことは許されないことです。
つまり、市民に公開せずに書面のやりとりだけを続けている秋田地裁(写真下)のやり方に疑問を持ちます。
私は原告として長い間裁判(1980年代、日本鉄鋼連盟の女性差別を訴えた裁判:編集部注)をしてきた経験があり、その経験を通して他の裁判も関心を持って見てきました。そうした経験から、私は、どんな裁判でも市民に公開されるべきだと強く思っています。
村松 てる子 さみどりの会(注)
(注)衆院選で落選した三井候補は、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。「さみどりの会」の由来だ。裁判報道は下を。
■私は納得いきません
■許せない!幕引き図った検察
■裁判と人格攻撃
■私も悔しい
■改ざんしたかのように言ってきた
■青天の霹靂
■「政治とカネ」にメスを入れる三井裁判
■政党交付金の残金を国庫に返還
■今朝の読売を読んで 「解散・返還は当たり前」
■澤藤弁護士ブログを読んで
■決定的証拠が裁判長に提出された
■供託金は秋田おばこのデモクラシーに
■秋田おばこのデモクラシーに大賛成
■マラッカ海峡より
■裁判をしなかったら供託金はどこに?
■「供託金もどって一安心」_5.21読売新聞
■女は使い捨ての駒か
■5月10日のNHK、11日の朝日、読売、魁
■供託金、もどった
■秋田おばこのデモクラシー
■4月15日の毎日新聞
■裁判長提案「供託金戻したら」は当然
■お金の流れがよくわかった
■NHK 「選挙資金裁判 争点絞られる」
■供託金は戻したらどうか、と裁判長提言
■ワーキング・ウーマン、三井裁判を女性の視点で見る
■今朝の毎日新聞
■女性記者の目
■秋田衆参両選挙で4人書類送検
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■三井候補秋田追放事件を究明する裁判 3
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