ガザ地区、ナイジェリア北部に緊急援助

c0166264_1954239.jpgノルウェーは、世界の危機対応がすばやい。

イスラエル軍の攻撃で、るいるいたる死傷者が出ているガザ地区。各国の利害対立があり、停戦調停はいっこうに進んでいない。

そんななか、先日、ノルウェー政府は、人道的支援金3000万クローネを拠出した。日本円で5億円近い。ブルゲ・ブレンデ外務大臣(保守党)は、病院の新設と救急医療体制の充実に使われると、発表した。

もうひとつ。ノルウェー政府が、ナイジェリア北部に、1000万円クローネ(約2億円)の資金援助を決めたのは、5月中旬だった。

ナイジェリア北部で、イスラム原理主義者「ボコハラムBoko Haram」によって少女たちが200人以上誘拐されたのは、4月だった。ノルウェー政府の支援の目的は、①少女たちが安全に通学できるよう、②少女たちの誘拐によって苦しむ地域社会の助けになるように、というもの。

ブルゲ・ブレンデ外務大臣(写真中央の男性)はこう発表したーー「少女たちを誘拐したボコハラムの残忍な行為を、あらん限りの言葉で非難します。私の心は少女たちとその家族とともにあります」

2つとも、ノルウェー政府のプレスリリースより要訳した。

加えて、7月12日の報道によると、ノルウェー政府は、さらに、ナイジェリア政府に対して1500万ドルの拠出を決めた。日本円にして15億2000万円。

こちらの資金は、ナイジェリアの妊産婦死亡を減らす目的に使われるという。世界の妊娠や分娩後の母体の死亡者は毎年36000人に上ると言われるが、ナイジェリアはその13%を占める。

北海油田を持つノルウェーの資産は豊かだ。それに税金は高い。所得の約半分がなくなってしまう、という。でも、国の資産や税金がこのように使われるのだったら、国民も納得するだろう。

それに、女性が、国会も地方議会も約4割を占めるノルウェー政界ならでは、と思ってしまう。おっと、忘れてならないのは、ノルウェーは首相も財務大臣も女性、閣僚の半分は女性だ。国の方針決定を男性だけに任せてなどいないのだ。

日本政府が、こうした分野で世界貢献をしたという話は、聞かない。自国民の半分を第2級市民にしたまま平気な政府が、他国で苦しむ女性たちや子どもたちへの支援に腰をあげるはずなどないか。

Norway provides NOK 30 million for emergency aid in Gaza
NOK 10 million to girls’ education in northern Nigeria
Norway Offers Nigeria $15m Grant for Maternal, Child Healthcare
「少女らの誘拐は神の意志」 
「世界の母親レポート」、日本32位 
世界一民主的な国
最も再犯率の少ない国ノルウェーで今
「ノルウェーが幸運なのはノルウェー女性がいるからだ」―首相
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by bekokuma321 | 2014-07-21 19:10 | ノルウェー