今こそ男中心から男と女で決める政治へ

6月14日、エポック10で開かれたセミナー「今こそクオータ制」の報告です。

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あの名調子の「マリ子節、炸裂!」でした。

とくに女性議員の割合が日本は189か国中161位、と不名誉な数値に吠えたのでした。この閉塞状況をなんとか打破したいと、気迫のこもった語りに圧倒されました。

「ノルウェーはこんなにもすてき!」とだけいわれても「絵に描いた餅」で虚しい。が…しかし、三井マリ子さんの講話は、そのような次元に留まってはいません。三井さんが現地で取材し、撮影したスライドを使っての事実の重みと具体的提案があります。レジメから抜粋して報告します。

先ずノルウェーの根底には「男と女で決める社会」という共通な社会観があります。「国会も地方議会も選挙制度は完全比例代表制」です。

だからこそ、「国会・地方議会とも約40%が女性議員」であり、「男女が半々ずつの閣僚で組閣」、「主要7政党のうち5政党が女性党首」という実態ににつながっていくのです。

各地方議員は昼間、正規の仕事をしています(公務員で議員の人も沢山いる)。「地方議員は無報酬」です。比例代表制ですから、日本のように選挙に個人の持ち出し金は皆無です。

次に公教育場面のスライドでは「小学生が授業で政党の選挙事務所にインタビュー」に行ったり(下の写真)、「政治をタブー視しない学校教育として、公立高校での模擬投票」や、それを大きく報道する地方メディアの話しもありました。

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上記のようなノルウェー流の政治・教育改革を日本でも実行できないものでしょうか。それで初めて女性原理も活かされた社会運営が為されると思います。

未曽有の原発巨大過酷事故を起こした日本、その一因である男中心の政治。14日の講演会のテーマである「今こそクオータ制、今こそ女たちの出番」(ノルウェー王国大使館後援)のかけ声を全国津々浦々に響かせること以外に、日本再生の道は有り得ないと…私は思います。あなたはどう思いますか?

2014年6月17日 田口房雄(緑の党 Greens Japan 会員)


5月17日はノルウェー憲法生誕200年
違憲判決から考える格差なき選挙
比例制選挙がいい
北欧福祉社会は地方自治体がつくる
男性偏重政治が原発政策にもたらす弊害

【写真上:豊島・健康と環境を守る会提供、 下:授業時間に選挙事務所を訪問し質問する小学生。オスロ市内で三井撮影】
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by bekokuma321 | 2014-06-18 17:04 | ノルウェー