2014年 05月 12日
女は使い捨ての駒か
が、開廷間もなく、裁判官と弁護士さんで何やら書類不備の訂正等があって、次に始まるかと思いきや、非公開で行うから今日はこれまで、とのこと。えっ! なんじゃこれは~。遠くは札幌や関西から集まった三井さんの支援者たちにとって肩すかしを食わされた感じ。
でも、考えれば裁判は傍聴者のためにあるのではなく当事者の争いを解決するためにあるのだから、こういうこともあるのだなと再認識した次第。不勉強でした。反省!
後ほど場所を変えて記者会見が始まり、弁護士さんより非公開協議の内容を説明していただきました。選挙のカネの流れが図表化された資料を見て、知らないことがいっぱいで、ただただ驚きました。
供託金については裁判長から三井さんに返還することを協議したらどうかと提案されたと弁護士さんから聞き、参加してよかったと思いました。
4月13日に民主党秋田の県連会長になっている松浦大悟さんは、来春の統一選挙に向けて、民主党秋田県の活動方針を決定して、新聞で発表していました。
その活動方針に「女性の積極登用」を打ち出していることを知りました。女性の地位向上に向けて喜ばしい言葉ではありますが、女性をまた人気集めに利用して、ことが済んだら使い捨ての駒にするのではないか、と腹立たしい限りです。
松浦さんは、三井さんの経歴や人柄などから、この人に出ていただき国政で頑張ってもらいたいと決めたうえで、三井さんに説得をしたと思います。
民主党へのあの逆風のなか、三井さんはよく決意したものだと感心しましたが、松浦さんの猛烈なアタックがあったからでしょう。そうやって出てもらったのに、選挙が終わって落選したら手のひらを返すように三井さんを人格否定して追い出すとは。
三井さんの人格否定は、三井さんにつながる人たちの否定でもあります。嘘も方便と言いますが、だまされた三井さんが悪いのよ、と言うのでしょうか。いいえ、やっぱりだましたあなたが悪い、と思います。
私は、三井さんから年内に秋田を出て行かなければならなくなったと聞き、引越を手伝いました。あの時は詳しくは話してくれませんでしたが、なんとなくわかって、心の中で憤慨しました。決してあの時の思いは忘れられないです。
2014年4月20日
大倉由紀子 さみどりの会(注)
(注)さみどりの会とは、三井候補秋田追放事件を究明する裁判を支える会の愛称。裁判は、おととしの衆院選で落選した三井候補が民主党県連の松浦大悟代表らに不明朗な会計処理をされたと提訴したもの。上記は4月4日開かれた秋田地裁での裁判傍聴者から寄せられた投稿。詳細は以下を。
■5月10日のNHK、11日の朝日、読売、魁
■供託金、もどった
■秋田おばこのデモクラシー
■4月15日の毎日新聞
■裁判長提案「供託金戻したら」は当然
■お金の流れがよくわかった
■NHK 「選挙資金裁判 争点絞られる」
■供託金は戻したらどうか、と裁判長提言
■ワーキング・ウーマン、三井裁判を女性の視点で見る
■今朝の毎日新聞
■女性記者の目
■秋田衆参両選挙で4人書類送検
■秋田衆参両選挙で関係者送検
■三井候補秋田追放事件を究明する裁判 3
■三井候補秋田追放事件を究明する裁判 2
■三井候補秋田追放事件を究明する裁判
【写真:裁判説明会で質問に答える森田弁護士、三井原告、近江弁護士、澤入弁護士。4月4日秋田市。岡橋ときこ撮影】