「家事育児をする男性こそ男らしい」

23日(水)、1人の女性が、イギリスで開かれた働く父親Cityfathersの集会で、講師の男性に向かって発言した。

c0166264_18444327.jpg「ここにはいないと思うが、あそこには、男が家事育児をすると、“男らしくない”と考えている恐竜たちがまだたくさんいます。あなたのような現代の働くパパたちは、声高らかに、さらに誇らしげに、子育てをしていることや子育てに責任があると言い始めました、そういう男たちは、男性ホルモンのレベルが下がってはいません、女性を本当に平等に扱う男性、それこそボール(cojones)の多い人ではないですか」

cojonesとはスペイン語で、男性の下半身についているあのボールを意味する。女性は、演壇でスピーチした男性に、まだ残るジェンダーの偏見に対してどう考えるか、と回答を求めたのだ。

演壇でスピーチを途中でとめられた男性は、ちょっと苦笑しながら、こう言った。

「あなたの言うことにもちろん全面的に賛成です。男が育児休業をとることは大事なことです。育児をするから男らしくない、とは、キャリアを続けると女らしくない、というのと同じです。馬鹿げた考えです。以前なら、男性は看護師を職業とみなさなかった、でも今は看護の職は男性もたくさんいます。時代は変わってきています」

質問した女性は、ミリアム・ゴンザレス・デュランテスMiriam González Durántez(45歳)。スペイン生まれの法律家で、国際法律事務所に勤務する傍ら、女の子の大志を育てるInspiring Women Networkでジェンダー解消に活動する。

実は、彼女はイギリスの副首相ニック・クレッグ(写真)の妻でもある。

この日、彼女が質問した相手は、ほかならぬ彼女の夫ニック・クレッグだった。副首相の妻が、大勢の参加者にまじって参加して、挙手してマイクを握り、副首相に質問したのだ。

この日、副首相は、彼が先頭に立って推し進めた男女ともの育児休業政策の大切さについて語った。3人の男の子がおり、自分たち2人で子育てをしたという。

彼女の発言は、もちろん働く母親から大喝采をあびた。

現在イギリスは、首相が保守党党首デーヴィッド・キャメロン、副首相は、この自民党党首ニック・クレッグだ。同じ保守政権と言っても、日本のそれとはだいぶ質が異なる。ちなみにニック・クレッグは、社会的弱者が当選しやすい比例代表制選挙を推奨する。

Nick Clegg's wife hails 'cojones' of men who do childcare
Miriam González Durántez: the Michelle Obama of the coalition
世界で最も家事をしない男性は日本人
比例代表制は女性や弱者が当選しやすい
イギリスの政党、女性議員増に動く
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by bekokuma321 | 2014-04-26 18:45 | ヨーロッパ