ノルウェーの難民・移民政策

c0166264_1253133.jpg金曜日、ノルウェーの国会で、難民・移民に関する法改正案が記者発表された。

昨秋の国会議員選挙で、ノルウェーは、中道左派政権から“生粋の保守政権”に変わった。とくに、厳しい移民規制を求めてきた進歩党が政権にはいったことで、どう変わるか注目されていた。

報道によると、政権を握る保守党と進歩党、そして、協力関係にある自由党とキリスト教民主党の4党の痛み分けだったようだ。妥協案となったのは、現政権は少数与党だからだ。政策が近い自由党とキリスト教民主党の賛成を得なければ、法案が成立しない。交渉は長引いた。

結果、進歩党は、亡命センターの施設内への出入りを制限することに成功した。一方、寛容な移民政策を標榜する自由党とキリスト教民主党は、たとえ親が移民申請を拒否された後でも、子どもたちはノルウェーにとどまることができることを勝ち取った。

さて、ノルウェーから届いた写真には驚いた。国会の代表は全て女性だったのだ。並んで左から、キリスト教民主党副党首、進歩党党首(財務相)、保守党党首(首相)、自由党党首。

最左のダグルン・エリックシェンは、もと保育園の先生。保育士から小学校の非常勤職員、そして地方議員になり(地方議員はボランティア)、国会の代理議員をつとめ国会議員になった。最右のトリネ・グランデは、フリーの記者、中学教員、学生連合組合秘書などを経て国会議員になった。首相アーナ・ソールバルグは、「私は、普通の働く女性のひとり」と言っていた。財務相シーヴ・イェンセンは、タカ派で知られているが、離婚後女手ひとつで家族を支えてきた働く母を見ながら育った。

国の政策に、ごく普通の労働者だった女性たちが関与できる社会なのだなぁ・・・日本も、いつか、こういう社会にしたい、と今日もまた思う。

http://www.aftenposten.no/nyheter/iriks/politikk/Dette-er-asylavtalen-de-borgerlige-er-blitt-enige-om-7486882.html#.UxFGc1JWHGg

[PR]
by bekokuma321 | 2014-03-01 12:54 | ノルウェー