2014年 01月 28日
三井候補秋田追放事件を究明する裁判
開廷後、まず報道陣向けカメラ撮影がありました。松浦大悟さんは、被告席からじっと傍聴席側のカメラに視線を向けていました。
次に、裁判官3人と原告・被告側とで書面を確認しあった後、原告三井マリ子さんの陳述がありました。
三井さんは、だいたい次のように述べました。
民主党新人の当選など絶対ありえなかった一昨年、民主党・松浦大悟議員から度重なる立候補勧誘を受けたこと。
「盤石の支援体制がある」と言われて、秋田の女性が仕事と家庭を両立できるような政治活動をする意義があると、秋田移住をついに決意したこと。
落選後も秋田での活動を表明していたものの落選した5日後に松浦議員らから追い出されたこと。
追放された後、選挙収支内容を知らせてほしいと何度も松浦議員に要求してもなしのつぶてだったこと。
やむなく秋田に通って調査したら、さまざまな疑惑が見つかったこと。
一方、被告松浦さんは、傍聴席にパネルを向けて政党交付金の中味を説明しました。一見落ち着いて話しているようでしたが、原稿を繰る時の手が小刻みに震えるのが見てとれました。
特別傍聴席8席と、一般席19席のほとんどは、原告側の傍聴人で埋まっていました。法廷内に入りきれず、法廷の外で待機していただいた方も数人いました。新聞を見てという方、ホームページを見てという方もいました。
近江直人弁護士は「隠し口座については証拠があります」と、報道陣の質問に答えていました。
秋田地方では、24日午後6時台のテレビニュースで放映されました。翌25日、ほぼ全紙が報道しました。それによると、被告側は、「全面的に争う」ということ。松浦さんの言葉によると「三井さんは誤解されている」とのことです。
この裁判は、ふるさと秋田に平等と福祉を根づかせたいと落選覚悟で立候補した三井さんの心をもてあそび、三井さんに著しい苦痛を負わせた被告らに損害賠償を求めるものだと、私は思います。
なんとしても三井さんに勝ってもらわねばなりません。
次回は4月4日(金)14時、秋田地裁です。
岡田 夫佐子 さみどりの会(注)事務局
(注) 「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」。女性は子どもを産むだけではない、世界を産み出すのだという阿木津 英の短歌です。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいました。三井さんを支援する会の愛称「さみどりの会」の由来です。
【写真:2014年1月24日、秋田市内にて。撮影岡橋時子】
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